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中央区観光協会実施の「中央区観光検定」に合格し、特派員登録をした観光ボランティアメンバーによる中央区の“旬な”情報をご紹介。

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明治会堂跡

[杏葉牡丹] 2012年6月16日 08:30

銀座松屋から築地に向かう松屋通りの、歌舞伎座の裏あたりは、しょっちゅう通っているのですが、先日、マガジンハウスの先の厚生館ビルの前に『明治会堂跡』という説明板を発見!
「24年3月」となっていたので、比較的最近建てられたものとは言え、全然気が付きませんでした。

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その説明板によると、かつてこの場所にあった「明治会堂」とは、明治14年に福沢諭吉の発案により建てられた、会食もできる演説会場で、東京随一と言われ、その収容人数は何と3000人!食堂は200席もあったそうです。

明治15年には立憲改進党の結党式が、また明治16年には、鹿鳴館に先駆けて、日本初の西洋式舞踏会が開かれたのだとか。
その後、福沢の所有から農商務省の手に渡って「厚生館」と改称され、明治23年に民間に払い下げられましたが、大正12年の関東大震災で消失してしまったのだそうです。

今も残る「厚生館」という名称には、そんな由来があったのですね。


ちなみに、厚生館ビルと隣のビルとのわずかな間には、「専修大学発祥の地」の記念碑があり、反対側の通りの角には、ジョン・レノンがとても贔屓にしていた喫茶店「樹の花」があります。

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中央区は、大通りばかりでなく、ちょっと裏道を歩いただけでも、歴史や由緒のある場所ばかりなので、本当に【タイムスリップ】してみたくなってしまいますね!

 

 

画廊の夜会 2012

[銀造] 2012年6月15日 14:00

画廊の夜会は2004年に始まり、今年で第8回目です。銀座5丁目から 8丁目の画廊による一夜限りのアートイベントです。 

6月8日に、ギャラリー巡りツアーに参加したので、ご報告します。

展示されている絵画、銀座の夜会にロンドンから特別出張かな? お客様同志の薀蓄も披露されていました。

シャンパン、ワインに美味しいカナッペなどを用意してくれていました。

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日動画廊さんでは、長谷川徳七著、「画商の眼力」という本を購入しました。 美術鑑賞に役立つ出版物が沢山有りました。

画家から直接作品についての説明が聞けるのがうれしいですね。


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イデオロギーの闘いを表現したとのことです。


美味しいワインを頂きながら、お話に耳を傾けます。


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銀造が大好きになったのは、この作品。


上品なお嬢さん。 絵に恋してしまいました。


印象に残ったのは、小学生のお子さん連れ。安全、安心な銀座ならではですね。

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小学生のお嬢さんが、岡野博画伯に、お絵かきについて質問しています。 夢は女流画家かな。

こちらの画廊には、マリー・ローランサンの絵もありました。 


野呂洋子著、「銀座の画廊巡り」で、「小学生への美術教育と街づくり」について記述された文章を思い出しました。


なお、中央区観光協会の街巡りツアーが行われますので こちらも、お楽しみ下さい
詳しくは、こちらを。http://www.chuo-kanko.or.jp/machiaruki2012/index.html

 

 

つきじ獅子祭

[ukiuki] 2012年6月15日 08:30

築地の波除稲荷神社のお祭り『つきじ獅子祭』が、6月7日(木)~10日(日)に催されました。

今年は御鎮座350年ということで、記念すべき年にあたります。

9日(土)の奉祝大祭では、本社千貫宮御輿、厄除け天井大獅子、お歯黒黒獅子(女性限定)の三基が担がれました。

三基全てというのは、神社創建以来初だそうです。

この日はあいにくの雨でしたが、沿道に沢山の人が集まりました。

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翌日の日曜日は快晴で、子供御輿の姿も。

暑い中、アイスやラムネの差し入れをいただきながら、大人に負けじと声を張り上げながら、築地の町内や晴海通りを練り歩いていました。


 

 

三越劇場と〝新派〟公演

[下町トム] 2012年6月14日 12:30

中央区は日本の演劇の歴史の中心地でも会ったことは皆さんご存知のとおりです。改築中の〔歌舞伎座〕や〔新橋演舞場〕〔明治座〕などと並んで伝統を誇るのが、〔三越劇場〕です。

三越劇場正面_R.JPG日本橋の三越本店の6階に設置されているこの劇場は、大劇場と言うよりも「こじんまりした高級シアター」という感じがピッタリです。公式ホームページによると、1927(昭和2)年に〔三越ホール〕として開設され、戦時中の閉鎖を経て戦後現名称で再オープンしたそうです。歌舞伎や各種劇団の公演のほか、落語や邦楽の公演も行われ、親しみの深い劇場です。

三越劇場内部1R.JPG 三越劇場内部2_R.JPG造りがまた凝っていて、大理石を用いた壁面やステンドグラスをはめ込んだ天井などは気品と落ち着きを醸しだしています。まるでヨーロッパのオペラハウスのような気取った心持ちにもさせてくれます。中央通路の天井部にも様々な紋様があしらわれていて、戦前の職人の手抜きをしない作業に感心します。中には獅子のような模様もあり、三越のプライドを表現しているようにも思えます。

三越劇場内部3_R.JPG 

 

 

この日は〝劇団新派〟の公演「華岡青洲の妻」がかかっていました。新派の二大巨頭である、水谷八重子と波乃久里子が熱演し、会場の観客を魅了しました。

 

ポスターと花_R.JPGちなみに〝劇団新派〟は1888(明治21)年に大阪で旗揚げされた劇団「大日本壮士改良演劇会」というのが出発点だそうです。士分を離れてやや鬱憤をもった壮士といわれる人たちが、何か新しいものを演劇の世界に求めたのではないかと推察します。何となく、明治の先進的チャレンジ精神が彷彿とするネーミングのように思えます。その後、歌舞伎に代表される伝統演劇を〝旧派〟となぞらえて〝新派〟という名前が与えられたということです。

したがって、〝新派〟は来年で125周年を迎えます。最近は若い有望な役者も増えてきて、この劇団の発展が楽しみです。現在の公演は今月23日まで開演中です。機会があったら、三越劇場の雰囲気も味わいがてら、是非観劇に出かけてみて下さい。

 

続きを読む: 三越劇場と〝新派〟公演

 

松し満 かっては大料亭、今はお気軽にどうぞ

[銀造] 2012年6月14日 08:30

 「松し満」と言えば、新富町にある料亭ですよね。 

湊3丁目に勤務していた頃は、この辺りをよく歩いた事があるので、何回かは前を通ったことはありました。 今日は、京橋税務署と中央都税事務所に用事があったので、12時前に昼食を楽しみに訪問しました。開店の準備で出てきた方に話しかけると、「30年も前なら、料亭の時の佇まいも知ってるわね」とにこやかに出迎えてくれました。

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eye !  週変わり定食、エビフライ定食、ロースカツ定食などが、1,100円とお手頃価格です。

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数量限定の、刺身定食は、新鮮な真鯛、鮪中トロ、ぶり、烏賊のおつくりと冷奴、小鉢、上品な仕立ての味噌汁がつきます。(このメニューと値段は、2012年5月31日現在です)

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所在地は、中央都税事務所裏、東京都中央区新富2-9-1、電話番号は、03-3551-8000 です。

12時5分に、近くで勤務されていると思われる男女が、自転車で元気よく駆けつけていました。

PS.お勘定の時には、私の母親の様な方とお二人で、にっこりと送り出してくれました。また、行きたくなったお店です。 夜は焼酎720ml瓶で¥3,500ですから、お財布にも優しいお店です。  料亭の時の賑わいは、歴史編をお楽しみに。

 

 

飾り巻きずし(パンダ)料理教室に行ってきました。

[kimitaku] 2012年6月13日 14:00

SUSIUKETUKE.jpg5月下旬、月島社会教育会館で、
お寿司の料理教室が開催されました。
会場に行き、受付を済ませて、キッチンへ。


受付の女の子の笑顔が素敵で、パチリ


SUSIKAIJYOU.jpgあたりを見回すと、何と・・・男性は私一人。心細い限りです。


講師の先生が、にこにこして、よくいらっしゃいましたの、一言。
なんとなく安心して、椅子に腰掛けました。


SUSIKOME.jpgまずは、お米の炊き方からの勉強。

時間を省くため、すでに炊きあがったお米を使います。すしの素を使うと、失敗せずにできるということでした。

すし飯のへらでのかき混ぜ方ですが、

「御櫃の半分を使い、混ぜたら、反対に移し替えもう一度・・・。」、何か料理には、算数の要素も、多分に必要みたいです。


SUSIRYUU.jpgはじめは、薔薇の御寿司、・・・(バラ寿司ではありません。)

写真のように、寿司飯と具材を均等に並べます。 

何か 想像するとおもちゃで遊んでいるような、・・・感じですが・・・・・?

慎重にくるくる巻いて、包丁で切ります。


SUSIBARA.jpg御寿司を切るコツは、丹念に水で包丁の刃先を濡らし、一気に切って行くとのこと、素人の私は、躊躇するのか、気合いが無いのか、うまく切れません、さながら、のこぎりで切る、のごとくです。

しかし、出来上がった御寿司は、どうにか花の模様。嬉しい限りです。

皆さんにほめていただきました。


次はパンダ寿司

200グラムの寿司飯を半分にして、その半分を、幾分か一方を多くして、海苔に巻きます。 海苔も巻くご飯の量で海苔の大きさが違います。


結構頭の回転も必要みたいです。

SUSIMAKIKATA.jpgまた、海苔にも、縦目と横目があることを、始めて知りました。・・・目から鱗。それぞれ巻いて、目と耳をつくります。

「パンダの目は、垂れ目ですよ、」で、海苔を敷いた寿司飯の上の真ん中に目を二つ、上を広げておきます。


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これを巻くのは、とっても大変、きつくなく、ゆるくなく、やわらかく巻きます。 物音も聞こえぬように、真剣に巻きました。

黒い大きな海苔巻きを、おそるおそる、包丁を濡らし濡らし、切ります。

開けてみるときの心境は、玉手箱を開ける心境。

陶芸家の釜出しの心境かもしれません。

我が児、パンダは、いかに・・・・?

やったー、できました。 でも失敗、半分顔のパンダ、恥ずかしくて、写真には撮れません。

「うまく作るコツは、端」・・・恥?ではありません。

海苔まきにするには、真中が太くて端が細いのは、NG ・・・・

「そうでないと、端を食べる人に具が行き渡りません。」・・・そうです。

SUSIPANDA.jpg  先生のつくったのは、さすが、

パンダが、春の日差しに ニコニコしている感じです。

できた御寿司は、家に持ち帰り、みんなで試食、おいしかったです。

  

中央区では、 いろいろな料理教室を楽しく開催しています。

みなさんだれでも参加できるそうです。

憩いのひと時を、頭を使って、「飾り巻き寿司」教室も、面白いかもしれません。

  男性は、私一人でしたが、料理不慣れな私にも、立派なパンダさん寿司と、バラの御寿司がつくることができました、次回は6月中旬、「アンパンマン」 だそうです。