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中央区観光協会実施の「中央区観光検定」に合格し、特派員登録をした観光ボランティアメンバーによる中央区の“旬な”情報をご紹介。

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SONY Building GINZA & its activity

[銀造] 2013年2月12日 08:30

 ソニープラザ銀座の展示はいつも見る者を楽しませてくれます。夏は、fish 美ら海水族館の魚類たち、今日は、Flower Valentine 2013というように、私たちに夢と文化を発信してくれています。大変立派な社会貢献活動と敬服しています。

今日は、ソニープラザ会員のソニーカードを入手しに来たのです。 4Fに上がり、カードを発行していただくと、カードリーダーの操作方法の説明に加え、早速来店のカードポイントを加点してくれました。ここ4Fでは、新製品の説明会なども行っているので、必見の場所です。 2Fに降りて、新製品の説明をすると、親切に、丁寧に教えてくれました。 今、銀造が新製品で購入しようと思っているのが、ラヂオです。今回の新製品は、録音予約機能があり、録音もSDに出来るので、とっても便利です。

思えば、1976年の初めての海外赴任から、1995年のブラジル、1997年のカリブ海のセント・マーチン島への赴任の時にも、SONY製のラヂオを持っていきました。 銀造の一押しは海外赴任への方へのプレゼントは、NHK日本語放送の聴けるラヂオです。ご参考まで。 DSC00502.jpg http://www.sonybuilding.jp/

 

 

オザミデヴァン銀座本店のランチ

[まぴ★] 2013年2月 9日 09:00

ワインのオザミというくらいなので、ワインと料理に力入れてるお店です。

東京に何店舗かあって、本店は銀座の2丁目です。

ちょっとわかりにくいところにあるけど、店の雰囲気はパリのビストロ。

アコーディオンのBGMもパリっぽい♪


 


この日はゆっくりできなかったので、ワインは飲まず、1575円のランチをチョイス。

前菜はパテかスープが選べます。

飲まないのでスープ。ごぼうのポタージュでした。

主人が選んだパテ(右)。うーん、ポタージュでもワインが飲みたい(笑)


 


そして、メインは羊。羊はあまり好きじゃないのですが、

あれ、これ美味しいぞ(^^; うーん、赤ワインが飲みたい(笑)

いや、時間なくても飲むべきでした。


 


そして、デザートはオレンジのパウンドケーキとキャラメルアイス。

今度はゆっくりと予約して、ワインをたっぷり飲もうっと(*^^*)

40種類ほどのグラスワインがあるお店なんてそうそうありません。


オザミデヴァン本店のホームページ


 

 

"二月喜劇名作公演"~新橋演舞場~

[織衣舞] 2013年2月 8日 09:00

015.JPG今月の出し物は 名作喜劇三本です。

①お種と仙太郎

 息子夫婦の仲の良さを羨む姑と、その姑にいびられても

 ジッと耐える嫁、そして姑を懲らしめようと乗り出す家族。

 笑いの中に様々な形の愛情が盛り込まれています。

 

②大当り高津の富くじ(江戸育ち亀屋伊之助)

 上方落語の名作「高津の富」をヒントに舞台化された作

 品。伊之助は上方和事の"つっころばし"で演じられてい

 ましたが、今回は中村梅雀に当てて江戸育ちに設定を

  変え、江戸前の気前のいい若旦那・伊之助をご覧いただきます。

 

  ③おやじの女

   亡くなった兄の妻と愛人との悶着の間で、弟が右往左往する可笑しみを描いた新派の

   味に近い新喜劇作品。 水谷八重子・波乃久里子・渋谷天外という劇団新派と松竹新

   喜劇の本格的な共演作品にご期待下さい。

 

 

 

  出演者は水谷八重子さんら江戸の新派、 渋谷天外さんら大阪の新喜劇、 中村梅雀さ

  んら元前進座のみなさんです。 それぞれの劇団やお家カラーがあり それらが溶け込ん

  でマーブルのような楽しさが生れていました。 

  ②の中で八重子さんの落としたかんざしを 天外さんがさりげなく拾ってあげていたり、

  ③では八重子さん久里子のかけあいはさすがで、 "憎しみと愛情は背中合わせ"のセリフ

  がきいていました。

 

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  今年は喜劇発祥110年に当たります。曾我廼家五郎・十郎さんが歌舞伎でもなく にわか

  でもない新しい笑える芝居を作ろうと一念発起し、「喜劇」を生み出します。時は明治37年

  2月、 場所は道頓堀の浪花座でした。

 

 

 

◆中央区 ここに歴史あり(49) 五街道今昔(4) ~日本橋から奥州街道を歩く~

[巻渕彰/写楽さい] 2013年2月 7日 10:30

中央区内の五街道をゆく、第4回は奥州街道。江戸期は日本橋から東北へ千住宿を経て陸奥白河までの道中。現在の中央区部分は室町三丁目交差点までは国道17号と重なり、ここを右折して東進すると江戸通りで国道4号、6号となる。さらに昭和通りを左折し北進すると国道4号で、千代田区との区境の地蔵橋跡までである。

 

0913_49_130206oshukaidou.jpg室町三丁目交差点の江戸通り側、JR総武線快速「新日本橋駅」出入り口に「長崎屋跡」の説明板が立っている(写真上左)。鎖国のなかでも海外との窓口になったところで、オランダ商館長の定宿だった。ここに20日間滞在したと狂歌に詠まれている。敷地約540坪といわれるから、付近一帯が旅宿だったのだろう。長崎屋は幕末期、船松町(現明石町付近)に移転して幕を閉じた。

 

江戸通りは関東大震災復興道路のひとつで、当初は「新常盤橋通り」と呼ばれ、のち現称になった。昭和通りと交差する本町交差点は、首都高速を含め、道路標識が交錯したところでもある。

 

国道4号線は昭和通りを北に向かうので、首都高速に沿いながら左折すると宇都宮方面への表示板がみえる(写真上右)。やがて左手に小公園が現れる。地蔵橋公園である。ここには龍閑川が流れ、地蔵橋があったところである。千代田区との境で、両区連記の記念碑が立っている(写真下左)

 

地蔵橋公園の反対側、昭和通りの東側に目を転じると、千代田区設置の「神田八丁堀跡」説明板がある(写真下右)。龍閑川は通称神田八丁堀とも呼ばれたことに由来する。江戸後期、十返舎一九の滑稽本「東海道中膝栗毛」では主人公、弥次郎兵衛と喜多八がこの辺りの住人だったという話からはじまる。一九の墓は勝どき四丁目の東陽院にある。国道4号は上野を経てみちのくへ向かう。●巻渕彰

 

 

 

BookCumu(ブックキューム) 朝日新聞本社店

[杏葉牡丹] 2013年2月 6日 14:00

地下鉄大江戸線の築地市場駅の階段を上がれば、すぐ目の前に見えるのが、朝日新聞社です。
入り口には警備の人が立っていて、関係のない人間は入っては行けないような雰囲気ですが、実はこの建物は、コンサート等がよく催される「浜離宮朝日ホール」への通り道にもなっていて、ホールへ抜けるための2階のコンコースには、レストランやカフェ等一般の人でも利用できる施設が入っています。

その中にある書店が、BookCumu(ブックキューム)です。

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店長の渡邊さんによれば、来店客のほとんどは、やはり朝日新聞の関係ということで、入ってまず目につくのは、政治・経済・時事問題の本。
20坪も無いくらいの狭い店なのに、八重洲ブックセンターのような超大型書店でなければ置いていない、岩波書店・みすず書房・藤原書店などの人文科学系の本がずらっと並んでいます。
さらに、文庫・新書では、近藤書店や旭屋書店が無くなった後の銀座エリアでは、教文館くらいにしかない岩波文庫・新書の他に、日本の古典文学を多く収録する角川ソフィア文庫、講談社学術文庫、ちくま学芸文庫と、知的好奇心をかきたてるような本が平積みされています。


中でも、「マスコミ・ジャーナリズム」というコーナーには、昔の基本的なジャーナリズム論から、IT時代の最新の動きまで、新聞以外の雑誌・テレビ・ネット等の全てのメディアに関する本がずらっと並び、さすがに「新聞社の中の書店」という感じ。
これは、かつてある記者の方から『新聞社の中にある書店なのだから、狭くても、マスコミ・ジャーナリズムのコーナーを作ったら』というアドバイスがあって出来たコーナーだとか。
その記者の方は早逝されてしまったので、謂わばメモリアルのコーナーでもあるのだそうです。


その他、当然ながら、朝日新聞出版の新刊書籍や雑誌は揃っていますし、週刊朝日やアエラ等のバックナンバーも、1ヶ月くらい前まで在庫しています。
(たまたま在庫を切らしていたり、品切れだったりする時もあるので、来店の前には必ず電話で在庫をご確認下さい、との事です。)


営業は月~金曜日の10時~18時なので、昼間に仕事をしている方は難しいかもしれませんが、本好きだけがわかる、今時数少ない『棚が語りかけてくるような本屋』です。
機会がありましたら、是非いらしてみて下さい。


ck1203_1302063.jpgBookCumu(ブックキューム)朝日新聞本社店


中央区築地5-3-2 朝日新聞社2階
電話03(3543)2428

営業時間 月~金曜 10時~18時
定休日 土曜・日曜・祝日


 

 

新しい歌舞伎座

[杏葉牡丹] 2013年2月 5日 14:00

4月2日の開場まで2ヶ月を切った、新しい歌舞伎座。
柿落としの演目も発表になったにも関わらず、昨年の勘三郎さんに続いて団十郎さんまで失うことになってしまい、神様が、厳しい試練を乗り越えなければ大きな花は咲かない、とでもおっしゃっているかの様です。
でも、江戸時代から、様々な危機的状況を乗り越えて、連綿と続いてきた『歌舞伎』。
巨星墜つといえども、それにかわる星々がきっと又出てきてくれるはずです。

そんな歌舞伎の殿堂である、新しい歌舞伎座。
先日は、ついにシートが取り除かれ、その全容を見ることができるようになりました。

ck1203_1302056.jpg 歌舞伎座正面(晴海通りから)


この歌舞伎座は、明治22年(1889年)、演劇改良の動きを背景に、福地桜痴が中心となって建設されたもので、当初は西洋式の外観になっていました。
ところが明治44年に開場した帝国劇場が純洋風で、これに対抗する為もあって、日本式宮殿風に改築されました。
ところが大正10年に漏電の為に焼失、再建中に関東大震災があって一時中断したものの、大正14年1月に、外観を桃山風にして再開場されました。

この時の「新築落成  初春開場興行」のプログラムがあるのですが、表紙にある外観は、現在のものとかなり似ています。
ちなみに、出演者は、徳川家康が五代目中村歌右衛門、連獅子の狂言師右近は十五代目市村羽左衛門です。

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その後、昭和20年(1945年)5月に空襲によって焼失。
昭和26年に復興し、現在に至ります。

ですから、初めて歌舞伎座が建て替えになると聞いた時には「これほど歴史のある建物がどうなってしまうのだろう?」と思った方も多かったことでしょう。
かく言う私もその一人。

変に現代的なデザインで違和感を感じる様になったら、歌舞伎を見る楽しみが半減してしまうと思っていたのですが、さすがに隈研吾さん、ちゃんと「なるべく現状の形を生かします」とのこと。

確かによく考えてみれば、十代の頃でも、ダッシュで駆け上がれば息切れがしてしまう4階の幕見席(特に3階から4階にかけての急角度の階段は、下町の狭い家で育って慣れている筈の私でも、かなりハードでした)をはじめ、バリアフリーとはとても言い難い建物の構造。
昼夜の入れ替え時には、地下鉄の入り口が狭いこともあって、沢山の人で混雑して、道が通れなくなってしまう等々、様々な問題があったのも事実です。
建て替えも仕方ないのかな~と思いつつも、工事が始まってからは、期待と不安で、近くを通る度に必ず見上げずにはいられませんでした。

最初に、劇場に併設されるタワービルが建った時はどうなることかと思いましたが、正面のフェンスが少しずつ低くなるにつれ、あの特徴的な桃山風の屋根の骨組みが見えた時は、本当にワクワクドキドキしました!
文明堂側の方が先に見える様になったのですが、大道具の搬入口が少し変わったものの、ほとんど変わらない姿に、嬉しくなってしまいました。
むしろ、後から継ぎ足した、レストランが入っていた別棟がなくなって、1975年にたまたま父が撮っていた写真とそっくりなくらいです。

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  1975年の歌舞伎座       2013年2月3日現在

 

あとは、建物の中が、大劇場にも関わらず、昔の芝居小屋の様だった独特の雰囲気が、再現されているかどうかですよね。
綺麗になるのは良いのですが、おもちゃ箱をひっくり返したように様々な品物が並んだ売店は、「ああ、歌舞伎座にお芝居を見に来たんだ」と思わずにはいられないワクワクした雰囲気があって、やはり欠かせないものでした。
あんみつにモナカのカッブのアイス、キンツバに人形焼き等懐かしい食べ物の他に、役者さんたちの様々なグッズが並ぶのは勿論ですが、「左団次コロン」なんていうのもありました。

そして、3階の廊下には、亡くなった名優の写真が並んでいて「もっと早く生まれて、絶世の美男子と言われた十五代目羽左衛門を見たかったなぁ~」等と思ったものです。
新しい劇場にも同じようなコーナーが設けられるのだとしたら、勘三郎さん、団十郎さんの写真を見て、やるせなくなるかもしれません。

でも、あんな役者さんは二度と出てこないとしても、二人の息子さん達をはじめ、これからが楽しみな役者さんたちが沢山います。
歌舞伎は、新しい劇場とともに、少しずつ変わっていきつつも、きっと沢山の人達に、素晴らしい感動を与え続けてくれていくことと思います。
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  昭和通り側から      築地側から         築地側横面