[TAKK...]
2013年2月18日 11:58
まだまだ、寒い日が続きますね。
冬は空気が乾燥している為か、夜景がきれいに見える気がします。
隅田川テラスから、清洲橋の赤くライトアップされた美しい曲線とスカイツリーの輝きを、一度に眺めることができました。
現在の清洲橋は、昭和3年に架橋され、平成19年に国の重要文化財に指定されました。
ドイツのケルン市にあった大吊橋をモデルにしたという美しい橋です。
ところで、同じ場所から後ろに振り向くと......、
今度は永代橋と佃の高層マンション群を眺めることができます。
永代橋と清洲橋は対になるように設計されたそうで、永代橋が男性的、清洲橋が女性的と評されるようですね。
清洲橋とスカイツリー、永代橋と高層マンション、そのどちらも古いものと新しいものが美しい風景を作り出していますね。
[滅紫]
2013年2月17日 15:00
芝居好きと着物好きは重なることが多い。観劇後のお茶の話題は「眼からうろこ」の着付けのコツなど。今月も日生のあとで何故か「腰紐」の話になり、着物歴70年を越すオネエサマから「腰紐は津田家の正絹に限る」との熱烈推奨。腰紐ブランドを気にしたこともなかった身としては「!?」。とはいえあの自信に満ち満ちたオネエサマのオススメを無視するわけにも。・・
というわけで早速お邪魔することにしました。
「津田家」さんは和装小物の専門店として知らない人はない銀座の老舗。大正3年(1914)の創業で今年100周年を迎えます。創業地の牛込区(!)山吹町から銀座に移ったのが戦中の昭和18年、現在のビルになったのが昭和61年(1986)、3代目の津田彰彦社長は高校生まで銀座に住んでいらしたそうです。(ウソ!!)
実は私、津田家さんの前はいつも通っているのですが、足を踏み入れるのは本日初めて。何だか緊張しながら1F売り場の和洋両用のバッグや和装素材の洋服などを眺めながら、目的の和装小物のB1へ。階段を下りると帯揚げ、帯締め、肌襦袢、足袋、ヘアーアクセサリーなどの小物がずらり。サイズは子供用から揃っています。珍しいものを見つけました。舞台用のメーキャップ用品です。「男性のお客様の殆どは化粧品のお客さま」と伺ってまた吃驚。場所柄、役者さんも多いそうです。(誰かに遇えるかも)そういえば創業時は「化粧品小間物店」だったとHPにありました。さあお目当ての腰紐、子供用の短いものからシンプルな無地、ちょっと柄の入った可愛いものまで。ありました!正絹(2,100円也)モスリンのものに比べるとちょっとお高いのですがエイ!ポイントカードを作っていただきました。この「銀粋会」というポイントカード、昭和24年(1949)のスタートだそうで、現在ではどこの業種でもポイントカードがあり、お財布に入りきらなくなるほどですが、その当時としては時代を先取りするマーケテイングセンスだと感嘆しました。よく見るとこのカード、「1000円(現金)で1ポイント、50ポイントで3,000円の買い物券」ということは6%の還元率!!こんなにお得感のあるカードは初めてです。津田家さん、よろしいのでしょうか?おまけに「期限なし」と教えられて「ラッキー」などと思わず口走り。恥ずかし。・・・
もう少しじっくり見たいのですがまた次回ゆっくり。着物好きには楽しいワンダーランド、お財布にはちょっと危険なお店です。
ひとつ耳寄り情報
100周年記念感謝セールを3月22日~28日、また11月にも予定されているそうです。
銀座 津田家 中央区銀座4-6-18 TEL3561-5576 銀座駅から徒歩1分、銀座中央通
http://www.ginza-tsudaya.jp/
[阿舒庵亭主]
2013年2月17日 09:00
人形町を散策していて偶然、古風な店を見つけました。和菓子屋さんかと思ってのぞいてみると暖簾には「香」と書かれていました。なんだろうと思って入ってみたのが香老舗松栄堂さんでした。京都に本店があり大阪から札幌まで全国に七店舗を有するお香の店でした。創業は宝永二年(1705年)の老舗である。お店の方にお話を伺うと、仏事以外にも使うお線香やお香、さらにはお香を楽しむための道具類を売っているとのことで、確かに店内にはふくよかな香りが漂っていました。松栄堂さんは日本橋店の他にも銀座八丁目の銀座店などがあるとのことでした。帰宅後ネットで調べてみると中央区には松栄堂さん以外にも何軒かお香を扱う店があることがわかり、中央区内のお香屋さんを巡ってみました。
鳩居堂と言えば誰もが知っている日本一高い地所にあるお店です。売っているのは創業以来三百年間の和文具店とは知っていましたが、実はお香の世界では九百年間にわたり天皇家の御料として伝えられた名香の秘法を三条実美より親授されたお香の世界でも有名なお店のようです。お店をのぞいてみるとたまたま、香港からの旅行者が買い物をしていました。筆とお香を買ったとのことで、香港でも中国製が入手できるが品質は日本の物には敵わないとのことでした。
御香所香十は鳩居堂のむかい側にある銀座コアの中に店を出しています。このお店も創業天正年間とあるから450年もの歴史があります。喫茶店のようなカウンターに座ってお香を聞いてみることも出来る施設もあります。香十さんは中央区にはコアにある銀座本店の他に銀座ガス灯通り店と八重洲地下街の東京店があります。また、銀座四丁目には香道の香間「香十庵」があり、香道を学ぶ教室が開かれているとのことです。香十の店には、お香や道具類の他にお香を使った季節の装飾品等も展示されていて見ているだけで楽しい。
日本橋高島屋さんの和服売り場の一角に京都山田松香木店があります。創業は寛政年間と言われるから200年以上の歴史がある。このお店にはお香を入れる為の昔の薬種問屋のような箪笥があります。数えてみたら150の引き出しがありました。すべての引き出しにお香の名前が書かれており、その種類の多さには驚かされました。お店には組み紐細工のお香袋のようなものも展示販売されており雅な気分になりました。
お香と言うと仏事のお線香や焼香を思い浮かべますが、お店の方に伺った話では、リラックスするために香りを楽しまれる方が多くなっているとのことです。昔は銀座の夜の世界で働く女性のお客様がかなり多かったが、最近ではOLさんが趣味で買われるケースが多いようです。また、お店によっては男性客にも人気があるようです。自宅で香を聞いてリラックスされたり、名刺入れにお香を忍ばせ名刺に移り香をつけてお洒落に楽しまれているようです。また場所柄、外国人のお客様も増えているとのことです。
どのお店も創業以来数百年間の歴史のある老舗ですが、現代にその歴史を伝える様々な取り組みをされています。見て、香りを聞くのは心和むひと時だと感じました。私もあるお店で「香りでつなぐ支援の輪」と称して会津木綿の香り袋を売っていたので土産に求めて楽しんでいます。皆さんも一度、お香屋さんに足を踏み入れると自分に合った香りが見つけられると思います。
[まぴ★]
2013年2月16日 08:30
銀座2丁目の昭和通りから1本銀座通りに入ったところ、
ブロギアのゴルフショップの向かいにあります。
コンセプトは「心も体も満たすカフェ」
外の看板にも書いてあるとおり、
厨房にはお寿司やさんにいるような出で立ちの板前さんがいました。
この日は食後だったのでお茶だけでいったのですが、
カフェオーレとシフォンケーキのセット(1200円)を注文。
お隣のカップルは美味しそうなランチプレートを食べていましたが、
「本日のパスタ」は1500円でドリンク、デザート、サラダ付きなのでお得ですね!
ここならお一人様でも入りやすい感じです。
店内は天井が高くて、ウッディ調のやさしい雰囲気で、
心身ともにリラックスできる感じです。
土曜日なのに、のんびりした時間が流れていました。
[サム]
2013年2月15日 08:30
厳冬の中、相変わらず野鳥たちが賑わいを見せてくれている。
鳥の体温は一般に40~42℃の範囲にあり、多くの哺乳類より数度高いと云われる。
体の大部分保温性のある羽毛に覆われているが、外気に晒されている脚や嘴を羽毛にしまい込んだり、時折羽毛を膨らませ、空気の層を形成してさらに保温力をあげる「しぐさ」も見せる。
恒温性の動物はエネルギー消費量が多く、それに見合った食糧を必要とするが、体が小さい鳥は相対的に熱放射割合が大きく、それだけ沢山の栄養分を摂る必要があるとされ、採餌の「しぐさ」はよく目にする。
この他、「羽繕い」「休息/睡眠」「頭掻き」「片脚立ち」「箱座り」等々いろいろなユーモラスな「しぐさ」を見せてくれるが、なかでも「欠伸」は何とも云えない"ゆる~い空気感"が伝わってきて、バードウォッチングのひとつの醍醐味。
冒頭の写真は中央大橋橋脚 "陽溜まり" に群れるユリカモメ。
<ヒヨドリ> <ユリカモメ> <ウミネコ>
[織衣舞]
2013年2月14日 08:30
明治座140年記念公演 今月は"かたき同志" ( 2/3~2/28 ) 。 作・橋田壽賀子 演出・石井ふく子 藤山直美・三田佳子 待望の顔合わせです。笑いと涙の下町人情物語です。
川をはさんで両岸の町に暮らしていた、ひさご亭と越後屋。飲み屋、ひさご亭の女将・かめ(藤山直美)は、ひとり息子の清太郎が自慢だった。 蘭学塾に通い、いずれは医者になり母親を楽させてやろうと言っている清太郎に全てを賭けて、仕事に精を出す日々。ところがある日、清太郎は医者にはならず飲み屋を継ぐと言い出した。
一方 呉服問屋、越後屋のお鶴(三田佳子)は、ひとり娘のお袖に旗本三男坊の松下源之助を婿に迎えたいと願っていた。しかしお袖には全くその気がない事を知り問い詰めた結果、ひさご亭のひとり息子清太郎に思いを寄せていることを知る。
ひさご亭に乗り込むお鶴、息子の勝手さに頭に血が上っているかめ、元々生活の違いから反発しあう土地者同士の上、互いのかわいい息子と娘の問題があい重なり、真向からの喧嘩になってしまう・・・
子どもたちの将来・子どもが巣立った後の自分たちの幸せと生きがい・・・今に通じる悩みに藤山直美と三田佳子が演じる「かめ」と「つる」の掛け合い、明るく強く対峙していきます。
明治座140年展がロビーで展開されています 明治・大正・昭和・平成の流れとともに懐かしい写真もありました。