[ジミニー☆クリケット]
2016年4月18日 12:00
数寄屋橋公園は、先月末オープンした東急プラザ銀座と高速道路の谷間にあります
晴海通りに面した、約4,400平方メートルの中央区立の公園で、かつては数寄屋橋があったところです。
数寄屋橋は、戦後、ラジオドラマ「君の名は」で有名になり、原作者の菊田一夫の碑「数寄屋橋此処にありき」があります。
今回整備されて、植栽の多い、都心のオアシス的な公園になりました
この公園内にあるサクラ「普賢象」と「関山」は、まだ花が楽しめます
どちらもサトザクラの園芸品種で八重咲き。
上の写真が「普賢象」、下が「関山」です
[みど]
2016年4月18日 09:00
複合施設「京橋エドグラン(KYOBASHI EDOGRAND)」が、中央区京橋
2丁目西地区に今年の秋に開業する予定です。
京橋エドグランは、東京駅より徒歩5分、東京メトロ銀座線の京橋駅に
直結した好立地に建設されるとのこと。
開発コンセプトは、「根ざし、育ち、実を結ぶ - Like A Big Tree.」
京橋エリア最大級・国内最高クラスのスペックを誇る超高層免震オフィス
に加え、「食」をテーマにした低層店舗エリア、歴史的建築物棟である
「明治屋京橋ビル」から構成されます。
高さ約31mの吹き抜けのある開放的なオープンスペースもあり、
日の光や風を感じることが出来るテラスや緑豊かな商業エリアなど
ゆったりとした時間を過ごせそうです。
低層階に主に飲食店30店舗等の商業施設が入居し、その上の層階は
賃貸事務所だそうです。さらには「観光情報センター(仮称)」の開設、
および中央区の帰宅困難者一時滞在施設の指定を受け、
数千人を3日間受入れ可能な施設にもなるようです。
京橋の魅力を更に高める新しいランドマークとなることでしょう。
今から楽しみです。
【施設概要】
京橋エドグラン
オープン:2016年秋予定
階数:地下3階、地上32階、塔屋2階
住所:東京都中央区京橋2-2-27
アクセス:東京メトロ銀座線「京橋」駅直結、JR「東京」駅徒歩5分
[ジミニー☆クリケット]
2016年4月17日 16:00
[CAM]
2016年4月17日 12:00
今年も桜の季節は終わり、初夏を迎えつつある佃公園などを散策した。写真は変わり映えもしないが、老人にとっては、後何回桜を観れるかと思うと、落花の風情もいとおしく感じられる。(以下、写真の撮影は、4月13日、15:30~16:30)
石川島公園には、中央区の手になる「誕生記念樹」が植えられている。小津安二郎監督作品に、「小早川家の秋」という関西を舞台にしたものがあるが、このラストシーンで、火葬場の煉瓦の煙突から出る煙を見ながら、笠智衆と望月優子が、また一人死んだんや、そして人間が死んでも、その後から新しい命が「せんぐり、せんぐり」生まれてくると言って、感慨深い表情をする。私のような老人にとって、このような「誕生記念樹」などを見ると、この「せんぐり、せんぐり」という表現を想起してしまう。
佃公園、桜はほとんど葉桜に変わっている。
住吉神社
以下に、荷風の『断腸亭日乗』で、桜の季節の前後を述べた部分を見てみると
大正7(1918)年4月4日「半陰半晴。桜花将に開かむとす。」
4月16日「靖国神社の桜花半落ちたり。」
大正8(1919)年3月25日「市中処々の桜花既に開くといふ。」
3月28日「・・・墨堤を歩む。桜花既に点々として開くを見る。」
3月30日「築地本願寺の桜花を観る。此寺は堂宇新しく境内に樹木少く市内の寺院中最風致に乏しきものなれば、余
は近巷に来り住むと雖、一たびも杖を曳きしことなし。此の日桜花の咲乱るゝあり、境内の光景平日に比すれ
ば幾分の画趣を添え得たり。」
4月14日「・・・九段社頭の夜桜を観る。」
4月17日「午後散策。日陰町通を過ぎて芝公園を歩む。桜花落盡して満山の新緑滴るが如し。帰途歌舞伎座木戸前を
過るに、花暖簾の色も褪せ路傍に植付し桜も若芽となれり。都門の春は既に盡きぬ。」
大正10(1921)年4月7日「風吹き狂ひて夕方より雨ふる。桜花の候、天気日々行楽に適せず。大正二年『大窪多与里』を
書きける頃、花開きて風寒き日多かりし事ども、何ともつかず憶ひ起しぬ。」
4月13日「花落ちて樹は烟の如く草は蓐の如し。」
[サム]
2016年4月17日 09:00
浜離宮恩賜庭園では、先月末に満開となった「ソメイヨシノ」に続き、主として「潮入りの池(大泉水)」の「御伝い橋」から「横堀」の「海手御伝い橋」までの池畔に植栽されている、所謂「サトザクラ」が見頃を迎えています。
一括して 「山桜」とも称せられる野生種のサクラ(約10種)に対し、サトザクラ(里桜)は、広義には作出された園芸品種、狭義にはオオシマザクラを母種とする園芸品種の総称とされます。
華麗な花を咲かせる品種が多く、八重桜と云われるものの大半はこのグループに属するようです。
一般に非常に微弱な香りのサクラの中で、オオシマザクラやヤマザクラの系統のサクラの中には芳香の強い品種があり、「匂い桜」と呼ばれています。
中でも「駿河台匂」は代表的品種。
江戸時代駿河台の武家屋敷に植えられていたと伝わる種で、ヒヤシンスにも似た清涼感のある香りとされます。
桜葉漬けのクマリンの香りも仄かに感じます。
この他に、純白の一重の大輪「白雪」、純白の八重の大輪「白妙」、「五色の八重桜」と称せられる、"花の中心から葉化した1本の雌しべが突き出る様が名の由来と云われる" 白色~薄桃色の「一葉」、"花の中心から葉化した2本の雌しべが突き出て先端が反り返った様を普賢菩薩の乗る象の鼻(牙)に見立てたと云われる" 薄紅色の「普賢象」、"塩漬けは桜湯として用いられる" 鮮やかな濃桃色の「関山」、"ショウガ科のウコンの根茎から得られる着色料の色に似る" 黄色の「鬱金」、"高貴な貴族の衣装の色のイメージから名付けられたと云われる" 「御衣黄」が楽しめます。
色や咲き方がそれぞれ異なる多様なサトザクラは、ソメイヨシノとはまた違った趣です。
左から、駿河台匂、白雪、白妙、一葉
左から、普賢象、関山、鬱金、御衣黄
[小江戸板橋]
2016年4月16日 18:00
「大丈夫」
えっ。それだけ?
今どこに居て、どういう状況にあるの?
職場にいるのか。帰宅途上なのか。ホテルに戻ったのか?
水は、食料は、電気は、ガスは?
大丈夫だけじゃ、情報不足だ!
4月14日、夜からの熊本・九州地震の群発。
長男は博多に居るものと思って、心配メールをしたら、熊本へ出張中との事。
状況を知らせろと再度メールをしても、応答なし。
やっと返ってきたのが、ひと言だけ。
『ほんとに・・。メールを打てる状況であることだけは分かったけれど・・。』
翌日、書店で防災ブック「東京防災」を購入した。
東京都総務局総合防災部防災管理課が編集・発行。
東京消防庁をはじめとする多彩な協力・出典がある。
本の存在は知っていた。
黄色地に黒文字。
「今やろう。災害から身を守る全てを。東京防災」
以前は、手に取ってみても、「ほぼ知っている内容だ」と元の棚に戻していた。
今、読み返したいという衝動に駆られて、一気にページをめくった。
要旨が分かりやすくまとめてある。
「おさらいクイズ」で、更に知識が体に染み込むように工夫されている。
価格、130円プラス消費税。
これだけ利用価値のある内容が、コンパクトに織り込まれている、優れものだ。
生活再建支援制度や災害対応イエローページには、付箋を付けておいた。
有楽町駅から銀座方面に進むと、数寄屋橋交差点に出る。
とんがり屋根と煉瓦造りの「KOBAN」は、築地警察署数寄屋橋交番。
その歩道の先に、北村西望氏による銅像「燈臺」がある。
兜をかぶり松明を掲げた青年が、獅子を従える力に満ちた作品である。
大正12年の関東大震災から10年後に、記念塔として設置された。
台座に、「不意の地震に不断の用意」の標語が記されている。
寺田寅彦氏の言葉として伝わる、「天災は忘れた頃にやって来る」に通じる。
その時にも、知識をフル稼働させて、体が動くように備えておきたい。