『ギフト、そして自分も楽しむ』をライフワークとして取材します、 rosemary sea です。
喜八堂(きはちどう)さん、ひとつの会社でお米の選定から焼き上げまで、一貫して行っている日本中、いいえ世界でも数少ない専門会社組織。そのおせんべいやさん。
喜八堂 東京駅八重洲地下街店 戸塚店長にお世話になりました。
昭和2年(1927年)神田で創業、現在の本店は千葉県野田市にありますが、東京駅八重洲地下街にお店を出してすでに40年以上、老舗です。
おせんべいの喜八堂さんのこだわり、それは無添加。
創業以来、ほとんどの商品に保存料・着色料・添加物・化学調味料を使用していません。
カレーせんべい、種物などは仕方ありませんね。それら以外は無添加。
これが喜八堂さんの『売り』ともなっています。もちろん味も格別ですが。
それに素材の味、自然の味を大切にされています。ということは原材料にもこだわりが。
原材料は・・・お米(うるち米)。それも普通にごはんとして食べ得るもの。
使い勝手の良い輸入米や破砕米、古古米にはお世話になりません。
・・・ここでロズマリ、ひとつ勉強になりました。もち米であられ・おかき、うるち米でおせんべいができるのですね。
商品のご紹介です。せん太郎。
一番人気です。無添加が売りですが喜八堂さん、味も最高です。あとひきまくりです。
焼き上げたあと、熱いうちにわざわざ割って、それからお醤油をつけています。
だからおせんべいの中にもしっかり味がしみ込んでいます。
一番しょっぱく、味が濃い一品ですが、そのしょっぱさがたまらなく美味しい。
このおせんべい、せん太郎の誕生秘話。
20年ほど前に一人の職人さんが自分のために焼いて造っていました。
それを見ていたお得意さん、「私にもそれをください。」と・・・。
いまどき見かけないおせんべい、それがせん太郎。
普通のおせんべいはどこかに甘みがついていたりしています。
こちらのおせんべい、本当に生醤油(きじょうゆ)だけ。シンプル イズ ベスト。
それも「生醤油(なましょうゆ、字はきじょうゆと同じ)」というものを使っています。
※ きじょうゆとは・・・
ダシや調味料を加えていない純粋な醤油。ただし火入れ工程、いわゆる加熱殺菌を行っています。
※ なましょうゆとは・・・
きじょうゆの前段階。もろみを絞ったあとの火入れ工程を行っていないもの。
おせんべいとしては結局焼きますから、なましょうゆですと香りが残され味もまろやか。
お醤油としてはキッコーマンさんが「なましょうゆ」をTVコマーシャルでアピールされていますね。あのなましょうゆ。
ここでロズマリ食リポ隊、せん太郎を試食。
S山さん。「口の中に入れた瞬間、お醤油の香りが鼻から抜け、香ばしさが食欲をそそる味でした。」
F雄さん。「日本茶にマッチするおせんべいの味でした。」
K子さん。「子供の頃を思い出すなつかしい味。もう一枚手を伸ばしたくなる美味しさです。」
S枝さん。「見た目は堅そうですが、噛んだらサクッと噛めて歯が悪くても食べやすかったです。」
I倉さん。「丁度良い堅さで、美味しくいただけました。」
T山さん3号。「生醤油が口の中いっぱいに広がり、歯ごたえとマッチしている。」
F川さん。「お醤油が香ばしく、これぞせんべいという感じでおいしかったです。」
T山さん2号。「濃いしっかりとした味で、食べた後に余韻が残ります。」
Oさん。「オーソドックスな日本の味である醤油のせんべい。」
商品のご紹介、今回は1商品のみです。あとは次回とさせていただきます。
せんべいや 喜八堂 東京駅八重洲地下街店
八重洲2-1 八重洲地下2番通り中3号
詳しくは八重洲地下街に入り、店舗配置図をご覧ください。
03-3281-5240
営業時間 10:00~20:00
年中無休 (1月1・2日除く)
喜八堂さんのホームページはこちら ⇒ http://www.senbei.co.jp/
八重洲地下街さんのホームページはこちら ⇒ http://www.yaechika.com/
なお、この記事につきましては八重洲地下街株式会社 小澤様にご了解をいただきました。