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中央区観光協会実施の「中央区観光検定」に合格し、特派員登録をした観光ボランティアメンバーによる中央区の“旬な”情報をご紹介。

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銘菓を日本全国から  ~ 日本橋三越 菓遊庵 ~ ①

[rosemary sea] 2017年3月28日 09:00

『ギフト、そして自分も楽しむ』をポリシーとして取材します、 rosemary sea です。

 

DSC02102b.jpg日本全国の銘菓を一堂に取り揃えた菓遊庵さん

三越さん独自の味覚と感性で厳選した、お菓子のセレクト・ショップです。

日本橋三越本店の本館地下1階のお店にお伺いしました。

三越日本橋本店 菓遊庵 ショップリーダーの伊勢本(いせもと)様にお世話になりました。

 

菓遊庵さんは日本各地の老舗・銘店の逸品、季節の味わい、愛され続ける地元の味など、バラエティーに富んだ自信のお菓子を取り揃えていらっしゃいます。

だから名店ではなく銘店、「銘店の銘菓」として並べられています。

しかもなぜ美味しいの?という質問にも答えられる物語を持ったお菓子だけをセレクトされているそうです。

そして、いつでも味わえる「定番のお菓子」と、季節に合わせた「今月のお菓子」という2つのスタイルも。

お買い求めはセルフサービス形式。好みのお菓子を自由に、お好きな分だけかごに入れることができます。

かごは2種類、お皿サイズとバスケットサイズ。思いっきり買い込むことも可能です。

 

ここから伊勢本ショップリーダーにお願いします。

「お客様に地方を旅をしていただく、というまでいかなくても、東京の近くで朝造られた生菓子と、それと京都の老舗のお菓子が一緒のかごに入って、お客様が好きなように、好きな分だけお選びいただけるというのがお買い物の楽しさだと思います。そこが個人的にもお客様に伝えたい当店の魅力です。」

 

商品のご紹介にまいります。

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京都・満月の阿闍梨餅(あじゃりもち)。

周りがもっちりしていて、中は粒あんがぎっしり入っているお菓子です。

阿闍梨と言いますのは比叡山の高僧、位の高いお坊さん。その阿闍梨のかぶる網代笠というもの。

そこからのネーミングです。都内では購入できるところが限られています。

多い日ですと1日約2000個ぐらい出ます。」

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東京・向島 やまもとの長命寺桜もち(中央、上と中)。

「隅田川近くにお店がある、1年を通して扱っていますが、この時期にお客様の要望も高いです。

江戸っ子のお客様たちが好む、薄い焼き皮でこしあんを包んだものです。

特に今年は桜もち300周年だそうです。それも手伝ってか、例年以上にお客様のご要望も大きくなっています。

毎週木曜・金曜の11時頃入荷します。」

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鎌倉・紅谷(べにや)のクルミッ子

「週3回の入荷ですが、これもベストセラー的な人気があります。

クルミをいっぱい使った自家製キャラメルを、薄いクッキー生地でサンドしているものなんです。

女性のお客様にとても支持されているお菓子で、お電話でのお問い合わせも大変多い人気商品です。

男性のお客様も、周りの女性への気軽なプレゼントとしておすすめです。」

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兵庫・神戸一番館のポームダムール。定番商品です。

「りんごの蜜漬けを、少しビターなチョコでくるんだお菓子です。

当店約400種類のお菓子のなかでも5本の指に入る、人気の高いお菓子です。」

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東京・亀戸 船橋屋のあんみつ

「火・木・土・日の週4回、午後の入荷です。

(取材日時は木曜・午後1時頃でした。まさに船橋屋さんが入荷されて、即売場に並べられました。)

カップサイズのくず餅入りあんみつです。手軽で、今日もお客様お待ちかねのお菓子となっています。」

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全国各地からの茶席菓子のコーナー。

「お抹茶を立てない方でも使われる方が増えてきているように感じます。

いろいろなお店の上生菓子がここで詰め合わせできたり、食べ比べできるという魅力がありますので、おすすめのコーナーです。

1個250円から300円くらいで上生菓子がお選びいただけます。

とても可愛いものから美しい練切りまで、1つから楽しめます。

お客様の好きな組み合わせで決められる、というのが『売り』です。」

 

次回は菓遊庵さんの歴史について語ります。

 

菓遊庵

日本橋室町1-4-1 日本橋三越本店 本館地下1階

03-3241-3311(大代表)

営業時間  10:30~19:30

菓遊庵さんのホームページはこちら ⇒ http://mitsukoshi.mistore.jp/store/common/kayuan/

日本橋三越本店さんの ⇒ http://mitsukoshi.mistore.jp/store/nihombashi/

 

 

「美しい文字」の作品展〔ギャラリー八重洲・東京〕

[ジミニー☆クリケット] 2017年3月27日 18:00

住所で言えば八重洲2丁目、八重洲地下街中1号にある「ギャラリー八重洲・東京」で開催されている「愛(うつく)しきことばとともに -松田圭子作品展-」に行ってきました

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松田圭子氏は、カリグラフィーアーティストです

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これは、カリグラフィー水彩画を組み合わせた作品の展示会です

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そもそもカリグラフィーとは、ギリシャ語で"美しい書きもの"という意味があるそうで、アルファベットの文字手描きで美しく表現していく西洋書道だそうです

手描きの文字柔らかさ温かさが伝わってきます

写実的な水彩画松田氏が描かれたもので、文字には不透明水彩絵の具には透明水彩絵の具が使われているそうです

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文字を美しく見せる書法という点では、日本の書道などと共通しますが、筆記にペンまたはそれに類する道具を用いているため、毛筆を使用する書道とは、作品の印象が全く異なります

ギャラリーで、松田氏からカリグラフィー専用のペンも見せていただきました

特殊です

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今回は「いのちのことば」誌の表紙1年間飾った12回の原画を中心とした展示だそうです

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期間は、3月20日)から26日)までですので、このブログが掲載された時には、この作品展は終わっているかもしれません

中央区内で予定されている松田氏次回の作品展は、銀座1丁目にある「ギャラリー ムサシ」だそうです

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今回のギャラリー内での写真撮影、取材に関しては、当ギャラリーおよび松田氏にご了解をいただき、懇切丁寧なご説明もいただきました

ありがとうございます

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ギャラリー八重洲・東京のHPはこちら ⇒

http://www.yaechika.com/gallery.php

カリグラフィーアーティスト松田圭子氏のHPはこちら ⇒

http://stylo-et-papier.fem.jp/index.html

芸術芸術芸術

 

 

私の「月島物語」Back to 1997@月島

[月島菜々子] 2017年3月27日 16:00

1997年3月27日、私の月島物語が幕を開けました。

今回は私の月島在住20年の節目にあたり、当時の月島界隈の様子を記憶に基づいてご紹介します。書きながら懐かしさで胸がいっぱいになりました。

 

月島・東仲通り

では、月島第一公園から。最近は元気なちびっ子で賑わっていますが、当時は中央にある小高い山から滑り台で降りるアクティブすぎる構造で、子供も少なく、木が生い茂った森のような公園でした。近くにアジの天日干し屋さんがあってその奥には、つきじ入船の工場がありました。年の瀬が近づくと朝早くから蒸気が立ち昇っていました。

近所のよしみで我が家のおせちは入船さんでした。
  

月島・西仲通り

1997年4月に44店が加盟して月島もんじゃ振興会が発足し、既にもんじゃ通りと呼ばれていましたが、まだ、手芸屋さん、おもちゃ屋さんなど小売店が結構がありました。警視庁最古の現役交番のお巡りさんにご挨拶するのも日課でした。今は「西仲通り地域安全センター」になり地域安全活動の拠点になっています。ちなみに当時の清澄通りは都営12号線の工事中で、大江戸線月島駅の開業は2000年12月12日のことです。

 

晴海

1998年に閉店しましたが、東京ホテル浦島の裏手にあった大型シーフードレストラン「ピア晴海」はバブル時代の象徴、ウオーターフロントの先駆けスポットで海に面した大きな水槽が印象的でした。その後、晴海は高層ビル街へ変貌を遂げていきました。毎年5月になるとトリトンスクエアの建設現場に何匹もの鯉のぼりが掲げられ、風に泳ぐ姿が目に焼き付いています。
 

(番外編)明石町1998年5月7日

hideさんのこと。X JAPANのメンバーだった彼の告別式がこの日築地本願寺で行われました。お別れに集まったファンが築地から隅田川、聖路加ガーデン沿いに長蛇の列を作りました。去年の紅白で、歌でゴジラを退治したX JAPANを見てあの時多くの若者を動かしたものは何だったんだろう、と当時を改めて思い起こしました。
 

さて、これから20年後に月島はどうなっているのでしょうか。月島を語るうえで不可欠な名著、「月島物語」の著者、四方田犬彦さんは1990年代の初頭にその後の10年間に起こりうると想定される月島の変貌を危惧されていましたが、それから30年弱、月島の街は時代のうねりを呑み込んで、しぶとく存在しているように私には思えます。西仲通りではまた新たな大規模再開発が始まり、2020年に向け東京自体が動きだそうとしている時代、月島がその流れに中でたとえ姿形を変えても、いつまでも生き残り、人を引き付ける街であってほしいと願っています。

 

参考文献:

アエラ1999.12.20、日経新聞、四方田犬彦「月島物語」集英社

 

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陽光が ユキヤナギ映え 紅白に  築地、明石町 花散歩 2017

[銀造] 2017年3月27日 14:00

 中央区役所の正面玄関の前の「桃の木」が、明るい桃色の花を咲かせて、道行く人々を楽しませてくれています。

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築地本願寺の裏手にある築地川公園の舗道に植えられている「陽光」が鮮やかな桃色で開花しています。奥の柳の木の新芽も柔らかく、そよ風になびいています。

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その築地川公園の中には、ユキヤナギが清楚な白色、レンギョウは少し刈込まれすぎたので、お花の数は少ないですが、それでも存在をアピールしています。

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公園の北側の敷地内には、「ハナノキ(カエデ科)」が小さい蕾を開き、可憐な紅いを咲かせています。

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聖路加国際大学の構内にある桜の木も一本薄紅色の花をつけています。 周囲の枝垂れ桜、ソメイヨシノの開花ももう4,5日でしょう。

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築地、明石町でのお買い物の途中にでも、お立ち寄り下さい。

 

 

2017 春のフラワーガーデン

[サム] 2017年3月27日 12:00

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DSC03985RS'G.jpg 3月24日、ファンケル銀座スクエア(銀座5)10Fテラス付「ロイヤルルームにて、「春のフラワーガーデン」がスタート。

会期 3月24日~3月31日 11:30~18:30

2017年度は年8回開催予定の「季節のガーデンイベント」の第一弾。

「春よ、来い」のテーマで色とりどりの寄せ植えが全国各地から集結。暖かくやわらかな陽射しが降り注ぐ天空のテラスは、趣向を凝らした演出で華やかに咲き誇っています。

期間中、一般応募の寄せ植え作品56点を展示したコンテナガーデンコンテストも併せて開催されています。

フリードリンクも用意され、ガーデンテラスを眺めながら、寛ぎのひとときを過ごせます。

 

 

長崎屋の場所

[O'age] 2017年3月27日 09:00

オランダ商館長一行の定宿長崎屋跡の説明板は日本橋室町4-4-10 に立っている。鎖国政策をとっていた江戸時代、最新の科学技術や外国語を学ぼうと多くの天文学者、医師、蘭学者などが訪ねて交流した重要な史跡である。(「中央区ものしり百科」より)

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長崎屋の建物は正面が南向きで、裏側(北側)は"カ子ツキタウシンミチ"(鐘撞堂新道または鐘突き唐人道(現・時の鐘通り))で、この道を挟んで時の鐘撞堂があったと推定される。上記説明板の立っている位置付近に正面入口があったのではないか。
「石町の鐘は紅毛(オランダ)まで聞こえ」。

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銅鐘石町の鐘・保存先(十思公園内)

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安政六年(1859)六月十四日に"鉄砲洲船松町二丁目(現・中央区湊町 [現・明石町ではないか?筆者O'age] )"に移転。鉄砲洲は江戸の蘭学発祥の地。明和八年(1771)、杉田玄白・中川淳庵らが前野良沢の居所に会して「ターヘル・アナトミア」に打ち向い、「艪舵(ろかじ)なき船の大海に乗り出だせしが如く、茫洋として寄るべきかたなく、ただあきれにあきれて居たるまでなり」と嘆息した地は同じく鉄砲洲。

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オランダ商館長のおこなった江戸参府旅行は、定例化したのが嘉永十年(1633)から年一回で、寛政二年(1790)からは貿易の半減に伴って五年目毎、四年に一回で、嘉永三年(1850)まで百六十六回。この嘉永三年に旅宿の業務はやめて、鉄砲洲移転後は輸入薬種に代表される輸入品取扱商店から輸入書籍や鉄砲その他の雑貨を扱う商店に変わり、長崎屋は"唐人参座"から"江戸長崎会所"へと転換することになった。長崎屋の第十一代目当主の源右衛門が明治八年(1875)本所で亡くなったという。
(片桐一男著「それでも江戸は鎖国だったのか」吉川弘文館、坂内誠一著「長崎屋物語」流通経済大学出版会 より)

 

 
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