『ギフト、そして自分も楽しむ』のコンセプトに従い取材します、 rosemary sea です。
千疋屋総本店 日本橋本店さん、フルーツの秋、この時期の味覚を求めて再びお伺いしました。
株式会社千疋屋総本店 日本橋本店 販売副部長の吉田さんにお話を伺いました。
なお、こちらでは24日(日)まで「岡山ぶどうフェア」を開催中です。
ぶどうファンの皆様、このフェア、見過ごせませんよ。
早速、商品のご紹介。今回はぶどう・桃・プラムに注目です。
シャインマスカット
最初と2番目の画像では暗い色に写って見えていますが、実際は3番目以降の爽やかな色合いをしています。
安芸津21号と白南の交配種。2006年品種登録。
しっかりとした甘さと爽やかなマスカット香のある、食味の良いぶどう。
10月下旬まで販売の予定です。
「種がなくて皮ごと召し上がれるぶどうですね。
甘さも強くて、ぶどうのなかでも今一番人気がある、主流のぶどうになっております。
現在は『晴王(はれおう)』という岡山県のシャインマスカットのブランドものでご用意しております。」
「海外でも注目されている品種です。
ここ4、5年で輸出する量が増えまして、収穫が始まりましてから、国内で出すよりも輸出にまず行きますので、出荷が始まったときに高値がついてしまってなかなか買えない状態、ここから季節がスタートしているかたちです。
黒い斑点みたいなものは糖分が集まったところですから問題ございません。」
ロズマリ家族の食リポ。「プリンとした食感が良い。とても甘くて美味しい。皮まで食べても気にならない感覚。」
ロズマリ。「吉田さんからのアドバイスはー『常温で、いつ食べられてもいいですよ。』
冷やさなくても良いのかと半信半疑で、でもとても甘く美味でした。」
プレミアムピーチ
甘さはもちろん色や形も良く、粒よりの桃の芳醇な味と香りが楽しめる。
常温で追熟させ、青味が抜け全体的にやわらかくなったら食べ頃。
少し冷やしてお召し上がりください。
「通常の桃のなかでもひとつひとつ糖度センサーにかけて、平均して糖度14度以上のものだけを集めて販売させていただいております。
より自信を持って販売できるお品物になります。
産地は以前は香川、今は山梨です。
こちらは長くても今月いっぱいくらいかなと思います。」
ロズマリ家族の食リポ。「甘味が深い。果肉がしっかりしている。とにかくとても美味しい。」
ロズマリ。「吉田さんからは今回食べ頃のレクチャーをいただいて購入しました。
2日後に食したい場合は、と。見繕っていただき、
ー『これは1日常温で、あと1日冷蔵庫に入れて召し上がってください。』
そのようにして家族に食べてもらいました。
最高の食べ頃チョイスだったみたいです。吉田さん、とても感謝しています。」
プレミアムピーチ・黄桃(おうとう)
淡黄色にほんのり紅をさした美しい果皮、歯触りの良い締まった果肉は濃厚な風味。
常温で保存し、手のひらで持って全体に柔らかくなったら食べ頃。
こちらも少し冷やしてお召し上がりください。
「だいたい桃の旬は6月下旬から8月中旬ぐらいです。黄桃は9月に入ってから量が多くなってきます。
産地は山梨からスタートして山梨のものは8月いっぱいまで、9月に入ってからは岡山産です。」
ルビーロマン
石川県産。
「粒の大きさ、房の重さが特長的なぶどうです。
岡山県が盛大にPRしていまして、大分認知されているかなと思います。
赤いぶどうは基本的に甘味が強いので、酸味・渋味がほとんどないです。
これも種がないですが、皮が少し厚いので。でも簡単に実と皮がはがれます。」
翠峰(すいほう)
ピオーネとセンテニアルの交配から誕生。1996年品種登録。
種はなく、薄い果皮に覆われた果肉は弾けるような歯ごたえがある。
品の良い甘味と香り、後味も爽やかでフレッシュさと上質な食味を兼ね備えたぶどう。
「ぶどうはカタカナ名のものが多く、このように和な感じでお出しできるのが少ないです。」
ピオーネ
巨峰とカノンホールマスカットの交配種。
粒も房も大きく、豊富な甘味とマスカット香があり、ほとんど種なし処理されて食べやすくなっている。
粒を覆う白い粉=ブルームは新鮮さと美味しさの証拠、糖が表皮に出て固まったもの。
「少し酸味があります。巨峰に似たようなぶどうになります。
馴染みのあるかなと思います。白っぽい、紫色ががった果肉です。
11月中旬まで、生産量が多いので長い期間販売できるかたちになっております。」
オーロラブラック
岡山県産。
「出回ったのはここ数年ですね。
岡山県の方が力を入れていただいて作ってもらっているのですが、ピオーネが非常に粒が枝から落ちやすい品種になってきたので、それを改善できるような、より日持ちがするようなぶどうをいろいろ研究していただいて。
ピオーネは持ったときに粒がぼろぼろと落ちてしまうこともあるんです。
この品種はそういったことが非常に少なく、しっかりついています。
肉質もよく締まっていて、食べごたえのあるぶどうになります。
10月上旬までです。
ピオーネに比べてまだ生産量が少ないので、これからもっともっと増やしてもらいたいぶどうです。」
瀬戸ジャイアンツ
グザルカラーとネオマスカットの交配。岡山県で誕生。
翡翠(ひすい)色の大きな粒は種がなく、皮ごと食べられる。
パリッとした歯ごたえとフレッシュな甘味。
「瑞々しいお味のぶどうになっております。
別名『桃太郎ぶどう』と言われているんですけど、粒が特徴のある、丸くないぶどうです。
酸味は少なくパリッとした食感、さっぱりジューシーです。11月下旬までです。」
秋姫
新品種。秋に味わえる晩成の、とても美味しいプラム。
大きな果実、黄色い果肉は緻密でジューシー。
甘味が豊富でほどよい酸味もあり、濃厚な風味と爽やかさが感じられる。
「生産量はあまり多くありません。しかも時期が短いです。
2週間ぐらいしか販売できません。
1週間前ぐらいから、今月いっぱいまでですね。」
更にお伺いしたところによると・・・
お客様から質問の多いのが、食べ頃・冷やし頃、それから日持ちはどれぐらいか、だそうです。
そしてその決め手となるのは、桃で言えば・・・
「一番は見た目の色、そして持ったときの弾力、と、香り。
この3つがだいたい基準です。
でもメロンのときと同様で、日々勉強、です。」
ぶどうは・・・
「どのぶどうも糖度18度でご用意させていただいております。
すぐ召し上がっていただいて構いません。
しかし、中の軸が黒く枯れてきた方が、より甘くなってきますね。
ただ、軸が黒くなったものをお渡しするとフレッシュ感がなくなりあまり好まれないので、なるべく青いものでお渡しするんですけれど、少し置いて召し上がっていただくのがよろしいかと。」
・・・吉田さん、いろいろお教えいただきありがとうございました。
千疋屋総本店 日本橋本店 1F メインストア(果物・花販売部)
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