[ゆりかもめ]
2011年12月16日 10:00
前回 ブログにアップしました田中貴金属さんの向かい側に 「つやふきん」で有名な佐々木商店さんがあります。
このお店で 私が一番 紹介したいのは 「佐々木のつやふきん」です。
明治元年に 製作販売をはじめてから140年以上が過ぎました。
ハンカチの大きさの 黄色いタオル地で 布巾のように見えますが 特別の「優れもの」なのです。
タンス 床の間 違い棚 机 筝 三味線 楽器 紫檀 黒檀 唐木細工などの品々を, 軽く拭くだけで 驚く程の輝きが生じ 心地よい気分になります。
真鋳製や銅鉄製の器物も 「つやふきん」で拭けば 錆止めの作用もあり 美しくなります。
この布巾は 洗うと効力がなくなるので 洗う必要はありません。
化学の力でなく 自然を利用した「つやふきん」 1枚 ¥1050・-
イボタノキ、ネズミモチなどの木に寄生するイボタロウカイガラムシのメスの成虫が1センチほどの暗褐色の丸い貝殻を作り中に数千個の卵を産む。6月ごろ孵化したオスの幼虫が7月ごろ小枝に白蝋を分泌して群生し小枝を白蝋の塊で包んでしまう。9月ごろ成虫になるがこの白蝋を集めて精製したイボタ蝋はいろいろ工業用・薬用に用いられる。「つやふきん」はこれを布に浸み込ませて作ったものである。
高価なパイプ類です。
昔の洋画に出てくる場面を思い出します。
タバコを吸わなくてもこのように沢山のパイプを見ているとぞれぞれの特長があり面白いです。
私の父がタバコを特別に好きでもないのにパイプを加えて居た場面を思い出します。
(有)佐々木商店
東京都中央区銀座1-8-17
03-3561-3554
[ゆりかもめ]
2011年12月14日 08:30
銀ブラをしていて 素晴らしいクリスマスツリーを 見つけました。
假屋崎省吾氏プロデュースのゴールドクリスマスツリーです。
ゴールドクリスマスツリー
高さ 約2.4m
純金 約12kg(総重量)
参考価格 約1億5千万円
純金製の胡蝶蘭50個と純金製ハート型プレート計60枚が、純金箔のリボンと共に、クリスマスツリーを飾ります。ツリーのトップに欠かせない星も純金製で、約20cm四方の大きなオブジェです。
黄金色に染められたポインセチアを敷き詰めた中に輝くクリスマスツリーは、イルミネーションで華やぐ銀座の街の中でも、ワンランク上の特別な輝きを放ちます。
GINZA TANAKA
SINCE 1892
東京都中央区銀座1-7-7
TEL 03-3561-0491
[ゆりかもめ]
2011年12月 6日 08:30
12月4日(日)第11回餅つき大会が人形町 蛎殻町、箱崎町等の町内会の参加で行われました。
昔は御正月が近くなる20日過ぎにもっと小さな町内会がそれぞれに行っていた行事です。
なぜこのような事をしていたか????・・・・・・・
昔は今よりもっともっと貧富の差が大きく御正月にお餅が食べられない人が大勢いました。
そのような中でお金持ちの方々がお金を出し合ってそれぞれの町内でお餅をつき御正月を迎えました。
現在ではボランティアの方々に支えられ古いしきたりを受け継いでいます。
餅つきに使う用具は日本橋小学校の地下に保管されています。
新米は美味しいですがお餅や御寿司は古米の方が良いそうです。
大勢のボランティアによって出来上がったお餅は黄な粉と小豆餡を添えてパックに入れられ配られました。
200円券を最初に購入して御一緒させて頂きました。
「おうどん」もあり路上で出来立てのお餅やおうどんを食べるのは一体感があり楽しいです。
上の写真は大変な人出である事が分かります。
各町内会がテントを張り、一箇所で纏めてモチゴメが蒸され出来上がった順に各テントへ配られそれぞれの場所で美味しい餅が出来上がっていました。
大勢の人出の中で少しの隙間を見つけて女の子達が賑やかに縄跳びをしています。
揃いのハッピ姿もありお祭りの気分になりました。
このような集まりにマンションに住む若い方々の参加も多くなっていると聞き大変嬉しくなりました。
[ゆりかもめ]
2011年11月17日 08:30
晴天の続く浜離宮では冬の風物詩である雪吊りが飾られました。
御庭が寂しくなる頃にアクセントを持たせてくれます。3月末頃まで目を楽しませてくれます。
この飾りは本核的な雪を支える事は出来ずあくまで飾りです。
本格的には「兼六園式雪吊り」ですがこれを小さくした物が芝離宮庭園に飾られます。
東京の雪吊りは「北部式」と「南部式」に分かれ「小石川後楽園」「六義園」は北部式で「浜離宮庭園」「日比谷公園」は南部式です。
当時の親方の手法が今も伝承されております。
帆柱の先端はバレンと云われます。
吊り縄を編みこんだ装飾がなされています。
細めの綱を沢山 吊り込んだ装飾 豊なな雪吊りです。
裾の部々分をブチと云いブチはバチ(竹の先端の骨組み)の先端に縄をまわしてそれに吊り縄を結んで行きます。
横に通している竹の事をカンザシと云います。
暖かい地方ではソテツやディゴ等、寒さに弱い植物は冬の間は藁で捲いて冬の寒さから樹木を守ります。
浜離宮の庭園にあるこの写真の中身はソテツではなく竹を地面に差してその上を藁で飾っています。ですから職人さんの間での呼び名は「オバケ・・・・」と云う事になっています。
[ゆりかもめ]
2011年11月17日 08:30
松島神社・・・・日本橋人形町2-15-2
財宝無限、大願成就、霊験あらたかと云われる神社です。
お正月に三越本店を出発する「日本橋七福神めぐり」のコースにも入っています。
明暦の大火(1657年)が起る以前は周囲に芝居小屋が多くあった為に人形細工の職人、呉服商人、歌舞伎役者,芸妓の参拝が多かったようです。
11月の「酉の市」は今も盛大に行われ昔は歓楽街であったようです。
縁起物として鷲が獲物を「掴む」と云うところから熊手が売られるようになり他に「頭の芋」(とうのいも)栗で作った「黄金餅」「山椒餅」が売られます。
冬に向かっての風邪の予防でもありました。
最近では「良夢」の札も売られ若い人の参拝も多いそうです。
熊手は年々「大きな熊手」を買う風習があります。
一つ「参万円」との値段なら「弐万円・・・・にして」って値切れば良いそうです。
「弐万円」で買う事が出来れば壱万円」は「御布施」として収める事を忘れずにね・・・・
一つ、熊手が売れると「三三七拍子」の拍手が起ります。
私も皆と一緒は拍手しました。
※ 昔、お祖母チャマが酉の市で買った「熊手のカンザシ」 を髪に付けていました・・・・
と一緒に行った友人が話してくれました。
[ゆりかもめ]
2011年11月11日 08:30
日本の四季の変化は美しいし また面白いことが沢山あります。
太陽が西に沈む時 丁度富士山頂に乗っかるような姿になるのは中央区では何時見れるでしょう?
中央区でも北の方と南の方とでは 同じ日には見れないでしょうか。
年に2回ある筈ですが ここ勝どき からは秋は11月1日前後だと計算して待っていました。その日は西の空には雲があって駄目かと諦めかけましたが、見た目よりも雲の厚さが薄く 実際に富士山頂に懸かる頃には雲を透してまだ眩しく、光が雲に滲んで 太陽の円い輪郭は 明確ではありませんでした。 まるで富士山が噴火しているように見えました。
そして、ぐんぐん噴火口に吸い込まれるかのように沈んで行きました。それに連れて周辺の雲の色や模様が刻一刻と変化して行きました。中天にある時は動きは感じませんが、山などの比較対象が近くにある時は凄いです。 約2分間で太陽の直径分沈んで行きました。
やがて、夕陽が富士山の後ろにすっかり隠れてしまうと 山の近くは赤い夕焼けに そしてその上は朱色に 更に上は白く その上は淡い空色に 更に上空は まだ昼間のように白い雲を浮かべた青空が広がっていました。 浮世絵の景色の空の色付けと同じ具合です。
春は2月10日頃です。 下の写真は昨年2月9日に写したものです。 まだ1,2日早くて山頂より南側に沈み始めました。翌10日は雲が濃く、11日は夕方雨で撮影出来ませんでした。雲の濃さ、季節による黄砂の飛来状況などによって輪郭と色が変わります。
中央区は北の日本橋馬喰町神田川に掛かる左衛門橋から南の晴海埠頭まで 約5.67㌔あります。 富士山は中央区役所から 約101㌔あります。 富士山から見て 中央区の南北の隔たりは視角3度13分あります。 (角度も1度未満の単位は分・秒を使います。1度が60分、1分が60秒です)
富士山頂の平らな部分は北は白山岳から南の駒ケ岳まで約825㍍あります。この山頂の平らな部分を中央区から見た視角は約28分07秒です。地球から太陽までの平均距離は約1億5000万㌔です。太陽の直径は約139.2万㌔です。視直径は31分59秒です。即ち山頂より太陽の直径の方が約14%大きく見えます。
そして晴海埠頭で 丁度富士山頂に太陽が乗っているように見えている時には 左衛門橋から見ると富士山頂から右側の かなり離れた所の同じ高さで輝いている事になります。 丁度富士山頂に乗っかった姿が見れるのは 中央区の中でも所によって 日にちが異なるとは思ていませんでした。
富士山に沈む夕陽を眺め その余韻に浸っている内に 地上には照明がつき夜の風情になりましたが天空はまだ明るく半月が薄く懸かっていました。