[ゆりかもめ]
2011年6月25日 08:30
日本橋地区のシャッターに描かれている浮世絵を探して随分歩きました。
御蔭様で知らなかった道を歩いたり・・・・美しく咲く花を観賞したり・・・小さな公園を見つけたり・・・・楽しい時を過ごしました。
今回の「その4」で終わりにしたいと思いますが豆腐屋の「双葉」さんだけは何時いっても暖簾が絵の上にカかっていて写真に収める事が出来ませんでした。
今日は京橋地区と今までに訪ねても写せなかった浮世絵です。
西勘本店 東京都中央区京橋 1-1-10
浮世絵 「東海道五十三次 京都三条大橋」
絵師 歌川広重
ぶよお堂 東京都中央区日本橋 3-8-16 (地図の専門店)
浮世絵 「地方測量之図」
絵師 葛飾北斎
ホテルかずさや 東京都中央区日本橋本町 4-7-15
浮世絵 「本朝名橋之内 江都日本橋略図」
絵師 歌川国芳
上記の絵 左上を詳しく写真に収めました。
一度 上がっていたシャッターを「ホテルかずさや」さんの表でお掃除をしていた方にお話すると、もう一度シャッターを下ろして下さいました。
感謝・・・・・感謝・・・です。
製作者の「福永明子さん」はお若い方で、シャッターの前で一生懸命に絵を仕上げていらした・・・・
と聞き素晴らしい事だと感心すると共に、彼女の御気持が伝わって来ました。
福永明子さんの他にも大勢の若い方々が中央区のシャッターの絵の制作に携わって下さった事と思います。
江戸の歴史と文化を守る若い方々の応援を力強く思いました。
板倉屋 東京都中央区人形町 2-4-2
作品 「人形町平成七福神 大黒様」
原画 橋口 論
秋葉薬局 東京都中央区京橋3丁目6-1
浮世絵 右より
「名所江戸百景 京橋竹がし」
「名所江戸百景 市中繁栄七夕祭」
「名所江戸百景 びくにはし雪中」
[ゆりかもめ]
2011年6月15日 13:30
日本橋高島屋の正面玄関に仙台の七夕飾りの「吹流し」が飾られています。
これは本物で仙台からお借りしている物です。
7月7日まで高島屋正面玄関に飾られていますがその後は仙台にお返しして8月6日(土)から8日(月)には仙台で七夕祭りに飾られます。
仙台七夕祭りの行事が始まったのは仙台藩主、伊達政宗公の時代です。
明治維新となり変革や新暦の採用、第一次大戦後不景気などで「七夕祭り」は全国的に衰退していきますが、昭和二年、商家の有志が集まり華やかは七夕飾りを復活させました。
仙台七夕祭りは400年の伝統に支えられています。
「吹流し」「折鶴」「短冊」「屑籠」「巾着」「投網」「紙衣」と由緒ある七つの飾り物には昔からそれぞれに願いが込められています。
「吹流し」は織姫の織り糸を象徴し機織や技芸の上達をねがったそうです。
華やかなくす玉が最上部に飾られています。
高島屋のマスコットである「ローズちゃん人形」店内の各所に見られますが御客様側から見て左側には、いつも「日の丸の旗」を持ち右側は「時代の反映」を話題として呼びかけています。
「被災地のために 日本のために 復興アクションを応援しよう」・・・とありました。
[ゆりかもめ]
2011年6月 3日 08:30
雨が降ったり止んだりの中・・・・・・
浜離宮の紫陽花の中で真っ先に元気よく咲くのは原種であるブルーの山紫陽花です。
船着場近くに咲いて居ます。
バイカウツギ(梅花空木)
清楚な4弁の花が梅の花に似ているので「梅花空木」と名がついたそうです。
仄かな香りがあります。
※ 梅の花は5弁です。
ヤエザキバイカウツギ(八重咲梅花空木)
船着場付近で咲き山紫陽花と共に美しさを競っています。
桜の実
桜の木の下を注意してみると庭園の中ではこんなに綺麗な「桜の実」を見つける事が出来ます。
葉陰ごしに太陽を受けている「桜の実」が宝石のように見えました。
ヒメタイザンボク(姫泰山木)蕾
この蕾を見つけ、もうすぐ咲くのだと思うとドキドキして写真を撮りました。
北米が原産で「ルイジアナ州」や「ミシシッピー州」の洲花になっています。
アメリカの第18代大統領のグラントさんが公務を離れ家族と共に世界一周の旅をなさった時、
浜離宮の延遼館に2ヶ月滞在し明治天皇にも御会いになった記録が残されています。
その時夫人が植樹した泰山木が今も上野公園に現存し碑が建てられています。
ヒメタイザンボク(姫泰山木)の花
咲いた時は白いのですが少しクリーム色に見えるのは何日か経ってしまったからです。
とても良い芳香があり近づくと「別世界かな???・・・・」と思う程です。
花木園にあるこれは園芸種なので花の直径は10cm程ですが本当の花は15cm~25cmの大きな花を咲かせます。
浜離宮恩賜庭園
東京都中央区浜離宮1-1
電話 03-3541-0200
[ゆりかもめ]
2011年5月27日 10:00
暫く日本を離れて居り久し振りに浜離宮を訪ねましたら心地よい初夏の風が吹いていました。
ヤマボウシ カシワバアジサイ 桑の実等・・・・・・多くの花々が私を迎えてくれました。
山法師(ヤマボウシ)
ヤマボウシの名は中央にある円形の小さな花の部分を僧の頭に見せて、花びらのように見える白い総苞片(ソウホウヘン)を頭巾に見立てて名がつけられました。
街路樹等で多く見られる「ハナミズキ」はヤマボウシ」とよく似ているので「アメリカヤマボウシ」とも云われています。
地方によってはヤマボウシが咲き出したら田植えを始める風習が今も残っています。
10月には実が赤く色づき食べられます。
ハナミヅキの実は食べられません。
柏葉紫陽花(カシワバアジサイ) 北米原産
葉が柏の葉に似ているところから名がつきました。
この葉は秋には真っ赤に紅葉します。
花木園に植えられています。
今が見ごろです。
桑の実
八代将軍吉宗は現在の野外卓広場を実用的に使用し実験の場としました。
甘藷を植えたり薬草を植えたり、刀鍛冶を作ったり狼煙を上げたり塩を作ったり・・・・
桑の木を植え蚕を飼って機織小屋で絹の布を作り桐の箱に入れて大切な御客様の御土産にしたりしました。
その時の名残で今も野外卓広場には桑の木があります。
良く熟れた実を一粒、口に入れてみました。
甘くて美味しい・・・・・懐かしい味です。
他にボケの実 梅の実 モミジの実 ヤマブキの実・・・・等 実とつけた木々が幾つかあります。
ユリノキ
ユリノキは明治初頭に渡来し街路樹として多く植えられています。
原産地は北米で木の高さが50m~60m、直径は3mにも達します。
アメリカインディアンは昔、この木をくり抜いてカヌーを作っていたそうです。
花の形がチューリップに似ているので「チューリップツリー」とも呼ばれます。
葉の形が職人の着る「ハンテン」に似ているので「ハンテンボク」とも云われます。
蕾しか撮る事が出来ませんでしたが黄色い大きな花です。
内堀広場に咲いています。
浜離宮恩賜庭園 東京都中央区浜離宮1-1
サービスセンター 03-3541-0200
[ゆりかもめ]
2011年5月24日 08:30
私が中央区に「こども歌舞伎」があると知ったのは「鉄砲洲稲荷神社例大祭ー御鎮座1171年奉祝大祭」にはじまります。
この由緒正しい例大祭は全国から多くの人々が参拝し、開運安全を祈願します。
古式ゆかしい神楽舞が奉納され、新富座こども歌舞伎も行われる事を知ったからです。
でも東日本大震災の為に神幸祭(御輿渡御、稚児行列等)は自粛となりましたが「新富座こども歌舞伎」は5周年記念として5月1日に京橋築地小学校にて披露されました。
プログラム 一 寿式三番旻(ことぶきしきさんばそう)
二 義経千本桜 吉野山(よしつねせんぼんさくら)
三 白浪五人男 稲瀬川勢揃いの場
(しらなみごにんおとこ いなせがわせいぞろいのば)
下記の写真は受付に飾られていた「へそ展」の時の写真ですがこのようにあどけない可愛い
方々が熱演なさっていました。
私達にとっても未知の世界である歌舞伎のセリフの言い回しや見得を切る所等・・・・・
大変にお上手でした。
中央区にお住まいで義太夫節の重鎮である竹本弥乃太夫様の御協力や15人の小学生である役者の方々や父母達の熱意にも感謝の拍手を贈ると共に中央区で生まれた歌舞伎に対して理解を深め支援の輪を広げて行きたいと思いました。
[ゆりかもめ]
2011年5月 6日 09:00
京橋築地小学校は新大橋通りを挟んで築地本願寺の斜め向かい側にあります。
平成4年4月1日より京橋小学校と築地小学校が合併して京橋築地小学校となりました。
正面玄関にある子供像と二ノ宮金次郎の像に惹かれて昔を思い出しました。
二宮金次郎(1787~1856)像
江戸時代末期に農民の子として生まれ貧しい中で努力して勉学に励み立派な人になったとい云う事で戦前は教育の為に二宮金次郎の像を建てる事が奨励されたようでした。
それらの像が戦火を逃れ今も残っているのですね・・・・・
バブルの頃は「貧しい・・・・」と云う言葉も忘れられてしまい二宮金次郎像が取り去られたりもしたでしょうが又、今になって新しく備える場所もあると思います。
私の通った幼稚園も正門を入り桜並木の坂を登って次の門のがある所に「二宮金次郎像」がありました。
二人の小学生の像が活き活きとして京橋築地小学校を象徴している様でした。
正門の左側に「二宮金次郎像」がありました。