中央区観光協会オフィシャルブログ

中央区観光協会特派員ブログ

中央区観光協会実施の「中央区観光検定」に合格し、特派員登録をした観光ボランティアメンバーによる中央区の“旬な”情報をご紹介。

執筆者一覧

>>このブログについて

最近のブログ記事

東京大茶会 10/22(土)・23(日) 浜離宮恩賜庭園

[ゆりかもめ] 2011年10月13日 08:30

浜離宮恩賜庭園では今年も東京大茶会が予定されております。

新しい体験で東京発の伝統を学びましょう!そして感動を・・・・・・

 

2011_1012 東京大茶会  写真0031.JPG 10月22・23日(土日)はI浜離宮庭園の中にいくつも茶席が出来ます。

 それぞれの方が御自分に合った御茶席で楽しまれる事を願っております。

茶道はじめて体験

茶道に触れたことのない人や子供達の為の茶道教室です。

野点

さまざまな流派による個性豊な野点を楽しめます。

高校生野点

これからの茶文化の担い手である高校生が主体となち運営している野点です。

茶席

「松の茶屋」「中島の茶屋」二つの風情ある空間での本格的な茶席です。

イングリッシュ野点

英語の解説を聞きながら楽しめる外国人の方の為の野点です。

江戸小路

邦楽演奏や日本の伝統品、江戸の昔にも食された軽食の販売と江戸時代にタイムスリップしたような賑やかな小路が庭園内に出現します。

                        浜離宮恩賜庭園 

                        東京都中央区浜離宮1-1

                        TEL  03-3541-0200 

 

 

 

 

 

勝どきの朝 (光と海と船)

[ゆりかもめ] 2011年9月21日 08:30

  澄みきった秋の早朝、太陽光は景色を真横から照らしています。

晴海焼却場の煙突(断面三角形▲)の西側稜線は朝日が当たらない陰なのに、

写真のように眩しく 光っていました。

周囲のビルの側面と比較して見て下さい。 不思議です。 なぜでしょう?

2011_0918 朝日が2度反射して光る晴海焼却場煙突 003.JPG

 ぐるーっと辺りを見渡して探しました。

太陽との方向を考えると、煙突から北北西に約350mほど離れている超高層マンションの

東南面のガラスウォールで反射した光が 煙突の陰の稜線に当たって こちらに反射して来た

ものと考えられます。 太陽が動くため この写真を撮れるのも限られた数分の事です。

地上150~200m上空の光の連続反射の寸劇です。

 

 

同じように 南西から北西方面の中央区や港区に色々な角度で林立するビル群のガラス窓が

次々と朝の太陽光を あっちこっちから反射して来るので これまた見事です。

例えば 西北西 約2600m離れた愛宕のグリーンヒルズのMORIタワーが 朝日を強烈に反射

しました。 下の写真の浜離宮庭園の向こう側中央の眩しく光ったビルです。その光は庭園の

手前の海面にも映りました。

           2011_0918 朝日を反射する愛宕GヒルズMORIタワー 004.JPG

 

こんどは、南西方向の対岸に 縦に一直線の反射光が見えました。 パーク芝浦ビルです。

ビルの壁が平面なら面全体が光るでしょうが 一直線に光るのは  この壁面が茶筒のような

円筒面だからでしょう。

それはいいとして、不思議なのは海面に映った光が直線では ないことです。

当然 海面は水平面です。 小さな波はあっても反射光が滲む程度でしょう。

しかも良~く見て下さい。 海面に反射した形は「逆ハテナ マーク」 になっています。

しかし、何時もこのマークになるとは限らないところが ・・・・・・なんですよ。

      2011_0918 朝日を反射 海面には逆ハテナマーク 001.JPG        (ガラス窓の微妙な、僅かな狂いと、さざなみ等 のいたずらと考えられます)

 

  晴海埠頭の南西側岸壁は官公庁の船用です。 

昼になると 南からの太陽は 船の向こう側を照らして こちら側は 陰になってしまいます。 

ところが、朝 早いと このように太陽光が船のこちら側を照らしてくれるので、美しく見えます。

因みに 左が水産庁の漁業調査船 「照洋丸」 (2,214トン、87,6m, 1998年5月竣工)、

右が 航海訓練所の大型練習船 「青雲丸」 (5,890トン、116m、1997年9月竣工)です。

見ていると、何か 夢がありますね!   手前は臨海消防署の消防艇です。

        2011_0918 朝日を受ける晴海官公庁船埠頭 005.JPG  

こちらは、晴海埠頭の客船ターミナルの総ガラスの建築です。 朝日を受けて輝いています。

船旅に出る方や、東京を訪れた海外からのお客さんをお迎えします。

いろいろなセレモ二ーや会合も開かれます。

レインボーブリッジをくぐるとこれが見えて来て、「あー、東京に帰ってきたなぁ」って感じます。

2011_0918 朝日に輝く晴海客船ターミナル 006.JPG     

 

 

 

 

    

 

 

新しい平和モニュメントと中央区立月島第二児童公園

[ゆりかもめ] 2011年9月20日 08:30

   晴海通りと清澄通りの交差点に勝どきビュータワーが聳えています。

その南側に区立月島第二児童公園が開設されました。

清澄通りの歩道に面した平和の広場に新しい平和モニュメントが設置されています、

 

                      勝どきビュータワー          2011_0918 勝鬨ビュータワー3 0063.JPG

 

中央区平和都市宣言(昭和63年3月15日)の趣旨を踏まえ平和への理解を深める為、新たな平和モニュメントを月島第二公園の「平和の広場」に設置しました。 

中央区立小学校16校(全部)の児童が原画を描き福祉センターに通う障害のある方々が製作に協力したモザイク平板です。

それぞれが平和を願っての力作です。

1枚づつ写真に収めましたが、チャンスを見てアップしたいと思います。

              2011_0918  月島第2児童公園モニュメントと道 0052.JPG 新しくオープンしたこの児童公園はピカピカの遊具が幾つかありました。

休日だった為に 「イクメン」パパの付き添いがほとんどでした。

先日の区会議員の選挙の候補者のページを見ていた夫が「イクメンってな~に???・・・・」

と私に聞いた時・・・・・唖然とすると共に「ず~と知らなくても良い言葉よ・・・・」と答えました。

そして時代は変わり「化石人間になる悲しさ」を知りました。   

     2011_0918 月島第2公園遊具2  0056.JPG

    

 私が一番、気になった遊具です。

「色の付いた玉が埋め込まれている小さな山を梯子で登れば向こうに何があるかしら?・・・・」

  もし私が幼児期の頃ならきっとこのような事を考えて見たと思います。   

このような遊び場を持つ中央区の子供達は幸せですね。    

2011_0918 勝鬨公園遊具 0055.JPG 

            

 

 

幕府に請われて江戸へ 村田眼鏡舗(東都のれん会)

[ゆりかもめ] 2011年9月15日 11:15

   村田眼鏡舗は大坂夏の陣の年(1615年)元和元年に江戸に出て来ました。

江戸に来る前は京都で御所の御用を勤めている鏡師でした。

江戸に来てからも御用鏡師として将軍家に使えて居りましたが皇女和の宮様の御降嫁に際し鏡を上納したのを最後に鏡師を廃業し眼鏡と本格的に取り組みます。

日本で眼鏡が本格的につくられる様になったのは明治からで11代目長兵衛は眼鏡の技術を習得します。  明治5年日本橋室町に眼鏡専門店を開業しました。

        2011_0913  村田眼鏡舗090402までの写真0029.JPG

 伊藤博文 夏目漱石 島崎藤村も御客様でした。

皇室の御用も承っていらっしゃいます。

眼鏡のオーダーメイドが頼める店が少なくなった現在も村田眼鏡舗は職人さんを抱え既製品の他にも皆様の要望に応えて下さいます。

2011_0913 村田眼鏡 江戸時代の眼鏡 写真0008.JPG

 上の写真は江戸時代の眼鏡です。 横に小さな穴を開け紐を通して耳に掛けたそうです。

2011_0913 村田眼鏡 西洋 眼鏡虫眼鏡 写真0004.JPG    1800年代の西洋の眼鏡と拡大鏡です。      

2011_0913 村田眼鏡 鉄製眼鏡 西洋 鉄製 写真0013.JPG 1800年代の西洋の鉄製眼鏡です。

    2011_0913 村田眼鏡 双眼鏡 写真0019.JPG豪華な 双眼鏡です。

     2011_0913村田眼鏡店 ビーズ眼鏡ケース090402までの写真0017.JPG

豪華なビーズの眼鏡ケースです。

眼鏡は良く見える事と共に爽やかに自分の身体にフィットしている事だと思います。

少し贅沢かも知れませんが御自分の身体にフィットした眼鏡を注文して御自分だけの眼鏡ケースを注文してその眼鏡を長く愛用できるとしたら楽しいですね・・・・

ショーウインドウの中には眼鏡の宣伝を伝えているらしい古文書も飾られています。

     東京都中央区日本橋室町 3-3-3  C・Mビル

    電話 03-3241-1913(代)   FAX  03-3241-4627

    

                  村 田 眼 鏡 鏡 舗

 

 

 

雁皮紙(滑らか・光沢・強靭)の榛原(はいばら) 和紙の博物館

[ゆりかもめ] 2011年8月14日 08:30

  2011_0810  榛原 表の暖簾 0044.JPG雁皮紙を江戸で最初に売り出したのは榛原(はいばら)でした。

一筆・墨をのせると柔らかな筆当たりで字が綺麗にかける・・・・・と云う事で文人、墨客は勿論、夫人、子供にまで人気が広まりました。

皇室をはじめ歴代の宰相、文人、画人からもご用達がありました。

明治の文明開花期には榛原が日本で初めて和紙を輸出し洋紙の輸入を致しました。

1873年のウイーン万国博覧会、1878年パリ万国博覧会にも出品し褒状を授与されました。

この間にヨーロッパに渡った榛原型和紙はイギリスのビクトリア・アルバート美術館、グラスゴー美術館、フランスのルーブル美術館に併設されているパリ装飾美術館などに保存されています。

また、1951年のサンフランシスコ条約に署名した巻紙に榛原型の和紙が使用されました。

大正時代には産業の発展と共に新しく外国から計測器が輸入され、それに使用する計測記録紙の製造にも成功しました。     


2011_0810 榛原 酒井抱一達の絵の団扇 0039.JPG 木版摺りうちわ

「はいばら」は江戸期より、夏の風物詩として愛されている団扇に酒井抱一、柴田是真、加藤英舟の作品を木版で手摺りし、柄の部分は屋久島杉を使用しています。


2011_0810 様々な 和紙のデザイン  0020.JPG


2011_0810 haibara090402までの写真0008.JPG

2011_0810 榛原 お祝い事 0030.JPG


2011_0810 榛原の文鎮その他 0034.JPG
2011_0810 榛原 硯石 写真0032.JPG



東京都中央区日本橋2-8-11 旭洋ビル 2F

 電話 03-3272-3801   FAX  03-3281-7992

      http://www.haibara.co.jp/

 日本橋再生の為に現在は仮店舗にいらっしゃいますが平成26年初春に再開発が完了すると再び元の場所に戻られます。 

   

 

 

竹久夢二(1884~1934)港屋ゆかりの地 八重洲1-2-1

[ゆりかもめ] 2011年8月12日 08:30

画家であり詩人である竹久夢二は大きな目の可憐な少女の絵を描く事も得意でした。

呉服橋東詰には「港屋絵草紙店」の跡もみられます。

永代通りの「新呉服橋ビルディング」の前にそれが記されています。

この地は、夢二が暮らしデザインの発信をし、恋人彦乃との思い出の地でもありました。

お江戸日本橋の賑わいや風情も大好きだったようです。

でも大正12年の関東大震災が発生した直後の日記には「江戸はなくなったね・・・」と日記に記されています。


港屋絵草紙店跡地  旧呉服橋東詰2番地

大正3年~5年、夢二のデザインした小間物を売り東京の名物として知られたという。

2階にはギャラリーを併設、若き恩地幸四郎達が集まった。

震災や戦災を経験した街であるが夢二も詠んだ鈴掛(プラタナス)は再び旧店前の永代通りに茂っている。        2011_0810 待てど暮らせどこぬ人を  0054.JPG    待てど暮らせど 来ぬ人を 宵待草のやるせなさ 今宵は月も出ぬそうな・・・・・・


2011_0810 夢二の手紙 2 0010.JPG 上記は「榛原に宛てた夢二の手紙]

下記の封筒の裏には「野州那須温泉 小まつや 竹久夢二」とある。

消印の「3・6・13」は昭和 3年6月13日と思われる。

「はいばらの、どうさのある方を百枚このものにお渡し下され候」とある。

榛原は夢二に封筒や便箋、千代紙、団扇などのデザインを依頼していた。

夢二は自分用に榛原の和紙を好んで使用する「お客様」でもあった。

          2011_0810 夢二よりの封筒 写真0015.JPG 「株式会社 榛原」の取締役会長の中村晴子様にお許し頂き特別に写真を撮らせて頂きました。

                      http://www.haibara.co.jp/


夢二は彦乃と共に日本橋や一石橋、日本銀行本店、三越本店等を歩いた事と思います。

        2011_0810  榛原の絵 0007.JPG榛原は文化3年(1806)創業以来200年・・・・余り・・・

和紙の老舗として東京日本橋本店を中心に和紙及び紙製品を中心に販売をなさって居ります。

「帝国日本東京日本橋之図」(明治20年頃)に描かれています。

雁皮紙榛原」の暖簾が示すように江戸の庶民に最初に雁皮紙を売り出したのが始まりです。

 

 

 

 
<<前のページへ 1234567891011