[ジミニー☆クリケット]
2015年10月19日 12:00
ぎんけいさろん&ギャラリー(銀座1-16-5銀座三田ビル3階)で、「異色の鉛筆画3人展」と題する作品展が始まりました
下の地図の〇印のところです
ビルの1階は、「くすりの福太郎」です。入口は、下の写真の左側矢印です
3人とは、中井結(むすぶ)、飴屋晶貴、西牧徹の鉛筆画家3名の方々です
中井氏は、「猫耳」をモチーフとした作品、飴屋氏は江戸川乱歩や夢野久作の小説にインスパイアされたという作品など、西牧氏は現在までに描きためたものに「大幅に加筆した」作品などを展示しています
実際に会場で作品を見ると、鉛筆による細かい描き込みに圧倒されます
また、3人3様のスタイルの違いに感動します
以前から、鉛筆画家による超絶技巧の作品(どう見てもモノクロの写真にしか見えない作品)に感動していた私としては、モチーフも作風も違う3名の鉛筆画家の方々の作品を、直に見られてとてもよかったです
期間は、10月14日(水)から10月22日(木)までで、時間は、13時から19時までです
日曜日は休廊日、入場は無料です
[ジミニー☆クリケット]
2015年10月19日 09:00
[ジミニー☆クリケット]
2015年10月17日 12:00
銀座3丁目、松屋銀座の7階和の座ステージで、「小林広司作品展~木で作る懐かしいくるま達~」と題して、木で作られた、ちょっとレトロな車の作品展が開かれています
シトロエン2CVが、アルファロメオ1300GTAが、ジャガーが、ロータス・ヨーロッパが、ロータス・スーパー7が、ランチア・ストラトスが、ビートルが、BMW2002が、ポルシェ356Aがあります
懐かしい記憶の中のアメ車もあります
会場には、小林広司氏がおられ、直接お話をうかがうことができました。
そもそも、この車作りは、まったくの独学で始められたとのこと。使われる材は、ケヤキが多く、ナラや紫檀、神代タモ(土中に1000年以上()埋もれていたタモの埋れ木)など、パーツに合った色や木目の材を使われるそうです。車以外にも、プロペラの飛行機、潜水艦等を作られるとのこと。
なぜレトロな車なのかという質問には、最近の車は、ヘッドライトがボディの曲線と一体化しているからだそうです
小林氏は、私の稚拙な質問にも終始笑顔で丁寧に答えてくださいました
会場に並べられた車は、1台1台すべて、彫り出し、削り、磨きの手作業で、丁寧に作られており、それらはとても温かく、懐かしく、木目が優しかったです
開催期間は、10月14日(水)から10月20日(火)までです。
なお、会場での写真撮影は、ご本人に了解をいただきました
松屋銀座ギャラリーのご紹介のHPはこちら ⇒
http://www.matsuya.com/m_ginza/exhib_gal/details/index.html#gallery02
[ジミニー☆クリケット]
2015年10月17日 09:00
芸術の秋です
10月10日(土)から、日本橋蛎殻町1丁目にある「ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション」で、「パリの四ヵ月」と題して、写真家の秋山庄太郎氏と銅版画家の浜口陽三氏の作品の展覧会が開かれています
今回の展覧会では、秋山庄太郎氏がヨーロッパ外遊で撮影したパリやヴェネチアの写真が公開され、浜口陽三氏の銅版画については、ヴェネチア・ビエンナーレ出品作を中心に約30点が展示されています
秋山庄太郎氏は、日本を代表する写真家で、女性や花の写真が印象に残っていますが、この展覧会に展示されているパリやヴェネチアの写真は、氏が「リフレッシュ休暇」のような形で、パリに滞在した期間に撮ったものだそうです。そのためか、とてもわかりやすい作品が多いように思いました
浜口陽三氏は、カラーメゾチントという技法を開拓して世界的に知られる銅版画家です。作品は、空間を広く取った画面構成に、小さな果物や貝などを配して、立体感のある静寂な世界が表現されています。メゾチントの特徴である微妙な黒の濃淡もすばらしいです
また、会場の「ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション」は、浜口陽三氏の作品を収蔵・展示する美術館として、1998年11月にヤマサ醤油株式会社が開設したものです
これは、浜口陽三氏がヤマサ醤油第10代目社長の三男として生まれたことによります
期間は、2016年の1月24日(日)までです。
「ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション」のHPはこちら ⇒
http://www.yamasa.com/musee/info/
[ジミニー☆クリケット]
2015年10月16日 16:00
銀座2丁目にあるギャラリー銀座で、美濃和紙と美濃紙布(しふ)の魅力に触れられる展示会が開催されています
中央区で和紙と言えば、「小津和紙」さん(日本橋本町3-6-2)ですが、この展示会では、2014年にユネスコ無形文化遺産に登録された美濃和紙と、その手漉き和紙を撚ってつくる美濃紙布で作られた日用品が展示されています。洋服、帽子、クッション、バッグ、座布団、枕、傘等々
和モダンな空間が演出されています
柿渋で染めた紙布には独特の表情があり、時間がたつにつれてそれが革のような風合いになるそうです
また、柿渋には、抗菌・消臭・ホルムアルデヒドの無害化などの効能があるそうで、健康志向の家庭のインテリアには特におすすめしたいとのことです
革のようで革でない、布のようで布でない、美濃和紙、美濃紙布の魅力は、実際に会場で見てもらえば、よくわかると思います
期間は、10月12日(月・祝)から18日(日)までで、時間は、 午前11時から午後7時30分までです。
最終日は、午後4時までとなります。
ギャラリー銀座(銀座2-13-12)
[ジミニー☆クリケット]
2015年10月15日 16:00
東京国立近代美術館フィルムセンター(中央区京橋3-7-6)で、10月6日から11日まで、無声映画上映会「シネマの冒険 闇と音楽2015」が開催されていました
これは、20年以上前から毎年秋口に開催している企画で、今回は同センターが所蔵する外国無声映画の中から、戯曲「蝶々婦人」を映画化した「ハラキリ」、エルンスト・ルビッチ監督の最後のサイレント作品「思ひ出」、「懦夫(だふ)奮起せば」「毆(なぐ)られる彼奴(あいつ)」など6作品を選び、新たに日本語の字幕を付けて上映するものです
私は、11日(日)16:00からの「思ひ出」を鑑賞しました
ストーリーは、ザクセン国の公子がハイデルベルクに遊学して、下宿の娘と恋に落ちる、おなじみの「アルト・ハイデルベルク」です
「弁士付き」「伴奏付き」の上映で、弁士(澤登翠さん)の語りや、音楽の生演奏(ギター;湯浅ジョウイチさん、フルート;鈴木真紀子さん)を楽しみました
私自身、無声映画や弁士が活躍した時代を知らなかったので、大変新鮮に感じました
映画が終わると、ほぼ満員の客席から、映画、弁士、演奏家の方に対して、大きな拍手が贈られていました
「シネマの冒険 闇と音楽2015」のHPはこちら ⇒
http://www.momat.go.jp/fc/exhibition/yami2015-10/