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中央区観光協会実施の「中央区観光検定」に合格し、特派員登録をした観光ボランティアメンバーによる中央区の“旬な”情報をご紹介。

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鎚起銅器の企画展〔ポーラ ミュージアム アネックス〕

[ジミニー☆クリケット] 2016年6月14日 12:00

鎚起銅器の技を継承する玉川堂200周年記念企画、「玉川堂200年展 ~ 打つ。時を打つ。」が、銀座1丁目、中央通りに面したポーラ銀座ビルの3階、ポーラ ミュージアム アネックスで開催されています

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本展では、創業時から今年の最新作に至る玉川堂代表作20余点が展示されています

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暗くした会場には、オイル液体)を張ったテーブル状のものの上に展示された銅器が、スポットライトで浮かび上がるという趣向で、幻想的な雰囲気が漂っています

展示されている銅器はさまざまで、質感も違い、作風も異なっているため、とても一つの素材から作られたものとは思えません

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鎚起銅器作業場も再現されており、道具も極めて特殊で、驚かされます

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期間は、6月4日)から19日)までです。

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期間中、製作実演作品解説小皿製作体験ギャラリートーク等のイベントも開催されています

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ポーラ ミュージアム アネックスのHPはこちら ⇒

http://www.po-holdings.co.jp/m-annex/index.html

 

 

渥美清さんの映画〔東劇〕

[ジミニー☆クリケット] 2016年6月13日 18:00

今月、このブログでも紹介した「俳優・渥美清の軌跡 ―没後20年特集上映―」に行ってきました

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私が見たのは、6月12日)で、午前上映の「あゝ声なき友」と午後の「八つ墓村」でした

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八つ墓村」は封切り時に見たことがありましたが、「あゝ声なき友」は初めてでした

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あゝ声なき友」は、1972年に公開された映画で、原作を読んだ渥美清が映画化を熱望し、その実現のために渥美プロを設立して実現させたものです

あらすじは、終戦後、部隊で一人生き残った西山民次(渥美清)は、戦友12人の遺書を抱き日本へ帰国。家族全員が原爆で死亡し、身寄りの無くなった西山は、12通の遺書を配達するべく旅に出るというもの

原作は、有馬頼義の「遺書配達人」、監督は、巨匠今井正です。

あゝ声なき友」は、見終わった後、余韻が残る作品でした

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改めて、渥美清という俳優の偉大さ魅力を再確認できました

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期間は、6月24日)までで、8作品が上映されます

東劇のHPはこちら ⇒

http://www.smt-cinema.com/site/togeki/

 

 

ポーラ ミュージアム アネックス 「玉川堂200年展」

[ミル] 2016年6月13日 12:00

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印象的なポスターに惹かれて、銀座のポーラ ミュージアム アネックスの「玉川堂200年展」にお伺いしました。



何の予備知識もなく入ったので、どういった展示なのか、とても楽しみでした








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展示室に入ると、照明を落とした空間に、星のように輝く作品たちが。


一瞬で魅了されました。



玉川堂(ぎょくせんどう)は、日本を代表する金属加工製品の産地、新潟県燕(つばめ)市で、鎚起(ついき)銅器を制作されている会社なのだそうです。


鎚起銅器は、金槌で銅を打ち起こしながら、器を作り上げていく技法で、新潟県の無形文化財にも指定されているそう。




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会場では実演も拝見することができました。


銅を叩いて延ばすのではなく、叩きながら縮めたり、丸めたりして、形作っていく様子は、とても興味深いものでした。



この鎚起銅器の技法は、江戸時代後期、仙台の渡り職人によって燕に伝えられ、1816年(文化13年)に、玉川堂の祖、玉川覚兵衛によって受け継がれたのだそう。





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今回の展示では、初代・玉川覚兵衛から現在の七代目・玉川基行まで、200年間をつなぐ7人の作品を拝見することができます。


作品は、オイルを張った台の上に設置されているため、鏡面反射が美しく、しっとりとした質感の印象的な展示となっています。



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玉川堂は、1873年のウィーン万国博覧会をはじめ、戦前まで約30回の海外博覧会へ出品、受賞なさっているのだそう。


古き良き時代の香りと、日本の誇りが伝わってくるような、美しく見事な作品の数々です。



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幾世代を超え、静謐な時を刻み続ける、美の小宇宙。


200年という記念すべき年の作品展、ぜひお出かけください。




「玉川堂200年展 」

6月4日(土)〜 6月19日(日)

東京都中央区銀座1-7-7 ポーラ銀座ビル 3階

11:00〜20:00(入場は閉館の30分前まで)


実演などイベントの予定は、玉川堂ホームページをご覧ください。

http://www.gyokusendo.com/news/4680


 

 

平成28年 山王祭 日枝神社神幸祭 追っかけレポート2016

[銀造] 2016年6月13日 09:00

 平成28年6月10日午後、鍛冶橋の交差点から京橋、八丁堀、日本橋日枝神社(摂社)、日本橋一丁目から京橋、銀座、コリドー街を巡行する神幸祭を拝見してきました。

 

まずは、鍛冶橋の交差点を渡る先導車。藤色の飾りつけが華やかさを演出します。

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第一梯団は、先導神職、副宰領、御防講、竹棒持、そして諫鼓鳥(かんこどり)、太鼓持ち、日枝神社神幸祭の幟、馬に乗った祭典副委員長、金棒を持った者二人、日枝神社の高張提灯、朱傘、賛者が巡幸します。 写真は、諫鼓鳥(かんこどり)です。

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 その後ろには、錦旗、聖上無窮、天下泰平という旗を持った方たちが進みます。その他沢山の方々が続きます。

 

 第二梯団は、副宰領、権禰宜、御神馬、御弓、矢を持った方々、御鉾、御、御太刀、権宮司、権禰宜、舞姫、童女、笙を演奏する楽人、錦旗、菅蓋などをお運びする方々が進みます。

第三、第四梯団の方々の役割については、日枝神社の公式HPでご覧下さい。

 

 宝町駅前を進む山車、そしてそれに続く山車と巫女さん

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 八丁堀のすずらん通りでは、

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 日本橋日枝神社(摂社)は御旅所になっています。約1時間のご休憩です。

沢山の方々が、神輿三基を摂社に御奉安する神職に聴き入ります。

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 1時間後、摂社からお出でになる神輿三基。

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この日は、神奈川県、千葉県佐倉市など遠方からの方々がお出でになっていました。なんでも、民放の報道を見て、駆け付けて来られたとのことでした。佐倉市とは、山車のご縁があるのですね。

 

日本橋から京橋にかけての御巡幸のご一行。なんとも雅なご巡幸です。歴史絵巻を見ている様です。

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高島屋近辺で神幸祭を見守る人達、沢山の笑顔が見られました。

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 京橋では、(おそらく)坂本小学校の生徒さんから、泰明小学校の生徒さんにバトンタッチ。この子達が、山王祭を引き継いでいくのですね。

見守るお母さんたちのカメラ、連続シャッター音が響きました。

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銀座の街を行く神幸祭。山野楽器と木村家の前です。

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外国からの旅行客も予期せぬ出来事に大変喜んでおられました。

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 天國の前で。 この人形は上下に動いていました。

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コリドー街では、昼間ですが、"閑古鳥" は鳴いていません。沢山の見物人がいましたよ。商売も繁盛!

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それに続く、巫女さんたち。清楚で美しいですね。見ている私たちの心が洗われます。

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泰明小学校のあるみゆき通り。街灯のシンボルの鳳凰。神輿の鳳凰と重なって、両方が神々しく見えました。

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伝統ある日枝神社の神幸祭。 これからも氏子の皆様方のご尽力で永続して頂きたいと強く願いました。銀造

 

 

人間国宝「加藤孝造の世界展」始まる―日本橋三越

[滅紫] 2016年6月10日 16:00

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紅志野で知られる加藤孝造先生の新作展が始まりました。日本橋三越では2年ぶりです。会場に入るとまず目に飛び込んでくるのはやはり「紅志野」のお茶盌。たっぷりとした大きさですが、何ともいえず柔らかくて温かさを感じます(お人柄なのでしょうか)。ずらりと並んだ「紅志野」の茶盌はほとんど売約済みのシールが貼られています(ため息)。加藤孝造先生=紅志野というイメージが強いですが、2010年に重要無形文化財保持者認定となった「瀬戸黒」もやはり抜群の存在感。「黄瀬戸」も数点あってこれも素敵。簡単に購入できる価格ではありませんが、「買えるのなら、頂けるのならこれがいい」と展覧会では勝手に密かに思っているのですが、「あれも、これも」と決められません。今回は水指、花入の外にお若い頃は画家を目指していらしたという先生の絵画や書も展示されています。

1935年生まれの先生ですが、作品からはお変わりのない若さを感じてしまいます。十数年前、機会を得て窯場にお邪魔し、雪のちらつき始めたお庭を眺めながら紅志野のお茶盌で一服いただいた時のことを懐かしく思い出しています。

「人間国宝・加藤孝造の世界展」日本橋三越本店6階美術特選画廊14日(火)まで。最終日は17時閉場

 

●百貨店建築としてこの度重要文化財に認定された日本橋三越では「店内ツアー」を実施しています。

第2土曜日 11:30と14:30の2回 前日までに電話3241-3311(大代表)か店内受付に申し込む。

 

 

平成28年 山王祭 日枝神社下町連合 6月10日は神幸祭

[銀造] 2016年6月10日 09:00

 4、5月に「江戸まち塾」で開催して頂いた「天下祭り 山王祭を楽しむ」の講演で、山王祭の歴史、伝統などについてお聞きしたので、断然、応援と見物に出かけようと思っていました。

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 頂いた立派なご案内の本には、こう書かれています。

 

6月10日(金)は、神幸祭(じんこうさい)とは、「山王祭」最大の盛儀で隔で斎行されます。

御鳳輦二基・宮神輿一基・山車三基が、300㍍もの御列次を組み、総代役員や氏子青年に供奉されながら、都心の氏子地域を、丸一日かけて巡行します。

 

そして、6月10日(金)の神幸祭の御順路と時間は、(中央区だけ抜粋します)

鍛冶橋交差点12:30、八丁堀すずらん通り入り口12:50、日本橋日枝神社(摂社)13:10~14:10、

日本橋交差点14:30、京橋三丁目14:45、銀座一丁目14:50、銀座四丁目15:00、

新橋一丁目15:15~15:35、コリドー通り15:45、東京宝塚劇場前15:55、帝国ホテル角16:00とのご案内です。

 

詳細は、山王祭の公式HPでご覧ください。

http://tenkamatsuri.jp/nittei/index.html

 胸が躍ります。 是非、中央区内の御巡幸だけでもと、駆けつけるつもりです。 銀造