中央区観光協会オフィシャルブログ

中央区観光協会特派員ブログ

中央区観光協会実施の「中央区観光検定」に合格し、特派員登録をした観光ボランティアメンバーによる中央区の“旬な”情報をご紹介。

執筆者一覧

>>このブログについて

最近のブログ記事

下町の気軽なフレンチーシェ・アンドレ・ドゥ・サクレクール

[滅紫] 2014年4月 5日 09:00

満開の桜が気の毒な朝からの雨の中、やってきました。「どこかカジュアルで美味しいランチが食べられるお店はない?」と尋ねたところ、人形町の住民の友人2人が推奨してくれたのがここです。CHEZ ANDRE DU SACRE-COEUR。「いつも列ができているのですぐわかる」との説明で少し時間をずらして13時少し前に到着。「玉ひで」さんの斜向かいの一軒家です。強い雨のせいか並んでいる人もなくすぐに入れました。ラッキー。明るい店内にはお子様連れの家族の姿も何組か見かけられアトホームな印象です。さあ何にしましょう。「キッシュロレーヌ・ランチ」「クロックムッシュ・サラダ」「グラタンランチ」等いろいろ、探訪仲間の友人と選んだのは「今日のランチ」。「豚ヒレロースト黒胡椒ソース≫(サラダ、パン付1,、050円)です。

 

100_1371.JPGたっぷりとしたマッシュポテトが添えられています。ロメインレタスのドレッシングも美味。食いしん坊の友人は「このマッシュポテトが添え物じゃなくてどっさりあるのが嬉しいですね」と感激しています。きれいに裏ごしされたポテトはほんのりとした甘みがあってどこか懐かしい味がします。仰天したのはフランスパンの美味しさで、「自家製ですか?」とお尋ねしたところ、パリで作ったものを冷凍で空輸、お店で焼き上げているのだそうです。中身はもちもち、皮はパリ!という理想的なスタイルです。「よくお褒めをいただきます」とお店の方もちょっと自慢げでしたが、お土産にわけていただきたいほどです。たっぷりとしたコーヒーをいただいてお店を後にしました。次回はグラタンランチ(このマッシュポテトのグラタンだそうです)挑戦したいと思います。

お店の名前のアンドレはマダムのお父様の名前でお店がモンマルトルのサクレクール寺院のそばにあったのに因んで付けたとのこと。2008年創業。

100_1370.JPG

 

 

営業時間 11:00~20:30 日休み ランチは14:30まで。デイナーは17:00より、カフェのみの利用可。

TEL 6228-1053 地下鉄人形町駅A2出口から2分

 

 

三原橋地下街

[佐平次] 2014年4月 4日 14:00

入り口.jpg階段.jpg地下街.jpg

三原橋地下街(みはらばしちかがい)は、東京都中央区の東銀座駅と銀座駅間の晴海通りにある地下街である。
銀座4丁目の交差点から5分も歩かないところに昭和レトロを感じさせる場所があるのです。

 
 昭和27年12月に三十間堀川を埋め立てられたが三原橋の橋桁を残したまま晴海通りの下に造られた地下街であり、映画館、パチンコ屋、飲食街など娯楽施設として賑わってきた。
地権者である東京都は耐震性への不安などから閉鎖取り壊しをを決定し多くの店も立ち退いて現在も営業している二店舗も今月閉鎖されるという。
 ところが、現存する日本最古の地下街ということで保存、再生しようという活動が専門家や学生の間に広まり、その動きに呼応した建築家や研究者らが「三原橋の将来を考える会」を発足し地下街を残した街づくりを検討するという。
 地下街を設計したのが帝国ホテルを設計したフランク・ロイド・ライトの直弟子の土浦亀城氏であり「江戸からの水の都の歴史や庶民文化の生き証人であり過去のものとして忘れ去ってしまうのはもったいない」...ということらしい。

 晴海通りから数十メートルのところに地下街の入口があり、降りていくと両側にピンク映画の看板や一杯飲み屋、アダルトグッズの店にパチンコ屋、ラーメン屋など少し怪しげな店が立ち並び高校生の頃にはドキドキしながら用もないのに地下街を横断したものだった。
 その後数十年、近くには行っても別に立ち寄ることもなく、何となく「まだ映画館なんかやっているんだ?...」とは思っていたけど、華やかなビルや高級ブランドショップの集まる天下の銀座の、そのまたど真ん中からほんの数分のところに、このような猥雑な場所が未だ残されていたほうが不思議なくらいである。
近代的な美しいビルもイイし清潔な街の銀座もイイ、でも、近くに、かって三十間堀川があった場所に造られた古びた地下街があるなんて無機質の街の中で人の存在がかんじられて楽しい。
 是非とも三原橋地下街は残して欲しい。 それも昭和レトロを感じさせる雰囲気を残したまま、イヤ、江戸小説のファンとすれば、かつてのお江戸三十間堀川をも感じさせるものに出来ないだろうか?...。
(東京新聞3月26日夕刊から抜粋、写真はWikipediaより著作権放棄によるパブリックドメイン画像をお借りしました)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E5%8E%9F%E6%A9%8B%E5%9C%B0%E4%B8%8B%E8%A1%97


 昭和40年代の初め頃まで銀座メトロの京橋駅の構内の改札口の脇を通り過ぎるとメトロホテルというラブホ?があったし、もっと前だが銀座メトロ新橋駅の構内には新橋メトロという映画館があり(今は壁になって分らないが銀座八丁目側の階段を降りて左側にあった)、JRの新橋駅に通じる構内にはクリーニング屋、床屋、おもちゃ屋など小さな店数十店が集まったアーケードがあったのですよ。

 銀座は八丁目までなのに銀座9があります。 ここは汐留川を埋め立てて高速道路を通し下をショッピング街としたものです。
埋め立て前はボート屋があり、浅草行きの水上バスの乗船場があり、夜になると、おでん屋やラーメン屋などの屋台が連ねていました。

 そうそう、「銀座九丁目は水の上...」っていう歌が流行りましたっけ。 そのころの銀座は、間違えなく人の息吹を感じさせる街でありました。

 

 

銀座の猫専門の画廊~シャトンdeミュー

[杏葉牡丹] 2014年4月 4日 09:00

世界中の一流ブランドや、グルメが集まるお店が並ぶ「銀座」。

様々な顔を持つこの街ですが、実は「画廊の街」でもあるのをご存知でしょうか?

ちょっと気をつけて歩いてみれば、国宝級や億単位の価格のつく美術品を扱う画廊もあれば、雑居ビルの小さな一画で開催されている個展やカフェギャラリー等、様々な画廊が目に入ります。

毎年恒例の、観光協会特派員がご案内するまち歩きにも、「銀座の画廊めぐり」というコースがあって、たくさんのご応募をいただいています。

 

ck1203_20140401 (5).jpgそんな中で、一年中『猫』をテーマにした作品だけを展示しているのが、銀座7丁目の「シャトンdeミュー」です。

オープンしたのは昨年9月ですが、もともとこの場所は「ボザール・ミュー」と言って、美有さんという方がやっていた、銀座で初めての「猫専門」の画廊。

約30年も続いた歴史に一段落つけようとしたところ、この画廊を「故郷」とも慕っている作家さんたちが、閉廊するのを惜しみ、そのうちの有志が引き継いで営業する事になったものです。

その為、新しい画廊の名前は、ミューの子供たち、という意味で「シャトンdeミュー」と名付けられたのだそうです。

 

新しくなって少し変わったのは、バックヤードの一部が猫グッズのショップになったこと。

個展を開いている作家さん以外の方の、小物やポストカード等も販売されています。

ck1203_20140401 (4).jpg ck1203_20140401 (3).jpg

 

それ以外は何も変わらず。

作家さんと来廊した人だけでなく、たまたま居合わせた人同士で、猫談義に花が咲く温かい雰囲気は相変わらずです。

 

3月31日~4月8日(2日は休)までは、花の中に遊ぶ猫や妖精を描いた作品を揃えた『花と猫と妖精展』が行われています。

 

ck1203_20140401 (2).jpg

そしてその次の4月10日~19日は、中央区出身の山中翔之郎さんの個展『光の中へ...再び』が行われます。

山中さんは、特別に専門的な勉強をしたわけではなく、リハビリの為に自宅の飼い猫をモデルに描き始めたのがきっかけで才能が認められ、40才を過ぎてからプロの画家になった人。

今は亡き愛猫「元さん」を初め、彼の作品に登場する猫たちは、本当に見る人の心を癒してくれます。

 

このシャトンdeミューを立ち上げた有志の一人でもある山中さん、今回は15年前の初心に戻って、自分を絵の世界に導いてくれた「光の中で...」というシリーズの新たな作品に挑戦しているのだそうです。

 

「ボザール・ミュー」のオーナー美有さんも、しょっちゅういらしているとの事なので、生まれ変わった「シャトンdeミュー」で、山中さんの新作と共に、沢山の猫好きの方たちにまたお目にかかって、猫談義で温かな気持ちになるのが、楽しみです。

 

シャトンdeミュー

銀座7-5-15 銀座蒲田ビル4F

電話(6228)5667

ck1203_20140401 (1).jpg


山中翔之郎 個展

「光の中へ...再び」

4月10日(木)~19(土)

12時~18時30分(最終日は17時まで)

会期中は無休

ck1203_20140401 (6).jpg

 

 

 

江戸バスで 楽しく巡る 花見かな

[銀造] 2014年4月 3日 18:00

 4月2日朝、清々しい朝です。
思い立って、江戸バス南循環で、お花見に出かけました。
中央区役所前の築地川亀井橋公園、祝橋公園の桜が見事です。
20140402 001.JPG20140402 002.JPG20140402 005.JPG

 
ほどなく、京橋築地小学校、築地本願寺横を通りましたが、

こちらの桜も待ちに待った温かい春の訪れを歓迎するかのように、満開です。
20140402 006.JPG20140402 007.JPG
 
聖路加国際病院前でも、鉄砲洲児童公園でも朝の光を浴びて、ソメイヨシノが微笑んでいるようです。
20140402 010.JPG20140402 021.JPG
 
バスは、南高橋を渡り、新川、中央大橋を渡り、佃島小学校の前に差し掛かりました。
20140402 022.JPG20140402 025.JPG
 晴月橋周辺の桜も見事です。晴海トリトン、勝どき駅前、豊海町を経由して、勝鬨橋を通過しました。

勝どき橋西(ニチレイ本社前)で下車して、隅田川テラスの桜を満喫することにしました。

 外国からのお客様も、こちらの桜を撮影していました。Ouh! Beautiful !

20140402 036.JPG20140402 038.JPG

 

 江戸バスが区民の足として利用できるようになり、早や4年。
料金は消費税込100円で、一日乗車券は300円。

乗り換え指定場所で、乗換券をもらうと100円だけで、お安く移動できます。
 さあ、あなたも江戸バスで花見に出かけませんか?
北循環の花見は、こちらの以前のご報告をご覧ください。
/archive/2010/04/post-307.html

おっと、昼食、お散歩の前後のお食事は、美味しものがいっぱいの、築地でどうぞ

 

 

源平桃 <石川島公園南端>

[サム] 2014年4月 3日 16:00

      R0010107CLLS.JPG   R0028303LLS.JPG

 

R0010106RSG.JPG 隅田川は河口部の中央大橋上流の佃2丁目地先で東に分流し、佃2・3丁目と江東区越中島1・2丁目の間を流れ、豊洲貯木場で東西に分かれ、それぞれ豊洲運河と春(晴)海運河に繋がる。

大川端リバーシティ21開発の際、中央大橋~相生橋の "隅田川派川" 沿いにつくられた石川島公園は、平成19年に相生橋南まで拡張整備され、近隣住民の憩いの場として親しまれている。

スーパー堤防の採用により、水と触れ合えるように親水性が確保され、堤防上には桜が植栽され、ジョギングや散歩をする人で賑わう。

今回取り上げるのは、その石川島公園南端の相生橋南の複合施設「相生の里」前広場に植栽されている、観賞用に改良されたバラ科落葉低木のハナモモの1品種「源平桃」。

命名の由来は、1本の木に紅・白(加えて薄紅・中間の斑《絞り》)の花を咲き分ける様を、源氏の旗の色<白>と平家の旗の色<紅>が入り乱れて戦った「源平の合戦」に譬えたとされている。

年によって、紅・薄紅・白・斑の花がどう混じり合って咲くか、特定されず、毎年様相を異にすると云われる。

自然の神秘性を秘めた艶やかな八重の花姿、春爛漫の風情を醸し出している。

 

R0028321RRS.JPG   R0028313RRS.JPG   R0028339RRS.JPG   R0028346RRS.JPG

 

 

 

4月1日・桜五題

[江戸旅太郎] 2014年4月 3日 14:00

4月より中央区観光協会特派員になりました江戸 旅太郎(えど たびたろう)です。

中央区を歩き、目に触れたいろいろな光景をお知らせしていきたいと思っています。よろしくお願いします。

 

今回は、4月1日(火)午後、銀座から日本橋に歩いた時の五箇所の桜をご紹介します。

 

■荘川桜(しょうかわざくら)二世(電源開発本店 東銀座6-15-1  2010年に植樹) 

今年も桜の花を見ることはできなかった(一年でも早く咲いてくれ!)。

 

荘川桜とは、岐阜県高山市荘川町にある樹齢四百五十余年の桜の古木二本のこと。 この桜は、御母衣(みぼろ)ダム建設の為に水底へ没する運命にあった。

ダム建設計画を行ったのは電源開発。初代総裁高碕達之助は、「御母衣ダム絶対反対期成同盟死守会」との7年間にわたる交渉が終わった後、この桜を惜しみ

日本随一とされた桜研究家の笹部新太郎に移植を頼み込んだ。

重量合わせて73トン。移動距離600m。高低差50m。

移植された幹だけの桜に対し、地元の方々、植物研究者、マスコミなどから「桜伐(き)る馬鹿(むやみに枝を伐採すると枯れる)」と叩かれた。

その老桜が再び咲いた。まさに奇跡であった。

 

荘川桜二世については、電源開発のHPに次のようにあります。

電源開発(J-POWER)創立50周年を機として、2002年度以降、荘川桜二世植樹プロジェクトを実施。(中略)この活動の趣旨は、高碕達之助が残した魂である「人間の営みをしていく上で開発は必要であるが、できる限り自然環境に配慮し、大切にする精神」を荘川桜を通じて子供たちのこころの中に育もうとしたのです。具体的な内容は、荘川桜の種を実際に拾い発芽させた実生を1メートル程度の苗木まで育てポットに入れた上で、荘川桜のいわれを綴った銘板とともに寄贈するという活動であり、荘川桜の苗木が育っている所には、銘板が一本立てられており、荘川桜の説明がされています。

ck1404_2014040203.jpg

 

■阿国桜(歌舞伎座5階屋上庭園)

昨年落成なった歌舞伎座。5階屋上庭園の阿国桜は、まだ蕾が多かった。

ck1404_2014040202.jpg ck1406_20140402.jpg

 

■銀座桜通りの桜

高速脇の桜、満開。

ck1404_2014040204.jpg

 

ck1404_2014040205.jpg

 

■日本橋2丁目さくら通りの桜

街の満開の桜トンネル(見事!)。

ck1404_2014040209.jpg

 

ck1404_2014040206.jpg

 

■日本橋の桜

乙姫広場と滝の広場の桜、満開。

ck1404_2014040207.jpg

 

ck1404_2014040208.jpg

 

皆さんも街の中にある桜を満喫して頂けたらと思っています。