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中央区観光協会実施の「中央区観光検定」に合格し、特派員登録をした観光ボランティアメンバーによる中央区の“旬な”情報をご紹介。

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カリグラフィー作品展〔ギャラリー銀座〕

[ジミニー☆クリケット] 2014年4月16日 14:00

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銀座2丁目の画廊「ギャラリー銀座」では、4月15日(火)から、「カリグラフィー松田圭子作品展」が開催されています開催初日の夕方、画廊を訪ねました

入った瞬間、パステルカラーの優しい雰囲気に包まれました

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「カリグラフィー」とは、ギリシャ語で"美しい書きもの"という意味があり、アルファベットの文字を手書きで美しく表現していく西洋書道だそうです

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西欧手書き文字工房主宰の松田圭子さんの作品は、手書きとは思えないほど精巧でち密、その一方で、手書きならではの温かさも感じられます

書かれている文字の内容は、聖書のことばあり、有名な作家の作品の抜粋ありで、絵画として鑑賞することもできますし、そのことばをゆっくり味わうこともできます(作品の下に、日本語訳が付けられています)

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文字の色が作品ごとに違っており、うかがったところ、インクではなく、水彩絵の具で書かれているとのこと芸術だからでしょうか、絵と文字の色のバランスが絶妙です

書体もたくさんあるそうで、書体が違うと、雰囲気も変わります

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この作品展の期間は20日()までで、時間は午前11時から午後7時(最終日は、午後5時)までです

季節もよくなりました優美な西洋書道の世界を味わいに、銀座にお出ましください

*なお、ご了解をいただいて、会場の写真を撮らせていただきました。ありがとうございました。

 

 

隅田川春の風物詩 "早慶レガッタ"

[橘] 2014年4月16日 09:00

4月13日(日)春らしい日和の元、隅田川で第83回早慶レガッタが開催されました。
 

早慶レガッタは100年以上の歴史を持ち、オックスフォード対ケンブリッジ、ハーバード対イェール戦と並び世界3大レガッタの一つとして数えられるそうです。
 

早慶レガッタは第1回が明治38年に隅田川向島で開催されて以来、戦争等で2度の中断、
又、隅田川の汚染や橋梁工事による開催場所の変更を経て、昭和53年の第47回大会から
隅田川に戻って開催されているものです。

一昨年迄は両国橋の上流をスタート地点としていましたが、昨年からスタート地点が新大橋上流に変更となった為(レースの距離も3,000mから3,750mに伸長)中央区にも係わりが出てきたものです。
 

大会自体は朝から行われていますが、新大橋上流(浜町公園の辺り)をスタートとするのは、第二エイトと対抗エイトの2レースのみです。

第二エイトの開始が14時でしたが、何時まで待っても始まりません。どうも、艇を隅田川上流からスタート地点へ漕いで来る途中で一艘が転覆してしまったようです。

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これは慶応大学の艇ですが、こんなに細長いです。ということで、水上バスやモーターボートの横からの波に弱く簡単に転覆してしまうのですね。結局第二エイトは別の日に改めて行われるそうです。

 

対抗エイトは定刻の15時半に始まりました。
 

さすが歴史のある早慶戦。スタート前に両校の応援団とチアに依る校歌、応援歌とエールの交換がありました。

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スタート時間直前です。両校の艇を正しいスタート地点に留めるために、別の小舟に乗った人がしっかりと艇の後ろを掴んでいます。結構力が必要で大変そう。

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スタートです。

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そして、あっと言う間に目の前を通り過ぎて行きます。漕ぎ手の8人がそろった動きで見ていて美しいです。

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本日の結果は、対抗エイトは慶応大学の勝ちでしたが、勝敗を超えた両校の気合を感じました。

過去には、嵐の様なコンディションで行われたレースでは慶応艇が沈没したとか、ボートレースでは珍しい同着があったとか、対抗意識むき出しの早慶レガッタならではの出来事があったようです。

 

 

100歳になりました!(日本橋三越のライオン像)

[じいちゃん] 2014年4月15日 14:00

                  

コレド室町2・3のオープンで益々賑わう日本橋界隈。

そのコレド室町から中央通りを挟んで向かいにあるのが、日本橋三越本店です。
 

こちらの本館の建物は、今年でなんと竣工100周年を迎えるそうで、

今年(2014年)3月にオープンほやほやのコレド室町さんと

100年前(1914年)に竣工した三越さんが同じ場所で向き合っているのです。

そういうのなんかいいですよねー。

 
そして、三越さんといえば、そうですライオン像です。

日本橋三越本店の正面入口では、いつでも2匹のライオンさん達が私達を出迎えてくれます。

そして、そのライオンさん達も今年で100歳になったそうですよ。

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※ライオンさんの両手はみんなとの握手でツルツル
 

この日はライオンさん達の100歳をお祝いして、

着ぐるみのライオンさんや、金色のライオン像まで登場して、

盛大に催しが行われていました。

ライオンさん達、おめでとう!

これからもよろしくね!

 

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◆春の中央区歴史散歩2014 「江戸前島を歩く」 ~前編第1回 銀座・旧木挽町編~

[巻渕彰/写楽さい] 2014年4月15日 09:00

春の中央区歴史散歩2014「江戸前島を歩く」の前編第1回が4月12日(土)開催された。この歴史散歩は中央区の原型とされる「江戸前島」といわれる江戸初期の地形をたどりながら、周縁の名所旧跡を巡ろうと企画されたもので、2回にわたって実施される。区報「区のおしらせ中央」で応募した皆さんが参加した。関連記事 ら>>

 

第1回のこの日、好天のもと新芽がほころび始めた数寄屋橋公園(泰明小学校側)には50人ほどの参加者が集まり出発した。この付近はかつて外堀があったところで、西に向かうと日比谷入江に近い。JR高架線に沿って南に歩く道は江戸前島の西縁辺と思われる一帯である。新橋寄りの土橋跡付近は堀割の交差点であった。西に虎の門・溜池方面へ外堀が、東へは汐留川が流れていた。中央通りを越え東に行くと三十間堀跡がある。蓬莱橋跡付近が前島の南縁部辺りだろう。

 

昭和通りを北上すると、旧木挽町の「森田座跡」説明板がある。江戸前期の芝居町跡である。歌舞伎座(写真)を見ながら、明治会堂跡を経て、築地川跡(現首都高)を東に渡った辺りは前島の東縁辺付近とされる。解散場所の中央区役所前で約2時間の歴史散歩は終了となった。

 

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今回の歴史散歩は「江戸前島」という砂州の地形を生かした江戸の都市形成・町づくりが今もって体感できるようである。国土地理院「土地条件図」と照らし合わせて歩くと、より理解が深まってくる。@巻渕彰

 

◇後編の第2回は4月20日(日)、区役所前から楓川沿いに江戸橋までのコースで開催される(申込締切済)。

 

 

 

 

復帰の三津五郎さん―鳳凰祭四月大歌舞伎―歌舞伎座新開場一周年記念

[滅紫] 2014年4月13日 09:00

新開場から1年を迎えた歌舞伎座は変わらぬ賑わいを見せています。今月の話題は何といっても「三津五郎さんの復帰」です。病に倒れてから7か月振りに歌舞伎座に戻ってきました。八月納涼歌舞伎以来です。演しものは「壽靭猿」。花道に三津五郎さんが登場すると満員の客席から大拍手。少し細くなった三津五郎さんとこの大拍手を聞いているとウルウルしてきました。隣の席の方もハンカチを取り出しています。一段と立派になった息子の巳之助さんが奴を、女大名を又五郎さん、そして動きの度に拍手が起きる子役が演じるお猿さんの可愛いこと。歌舞伎界屈指の踊りの名手三津五郎さんの病後とは思えない切れの良いお元気な姿を見ることができるのは本当に幸せです。今月は昼の部だけで大事をとってしばらくお休みとのこと。他の演し物は開場一周年記念の舞踊「壽春鳳凰祭」鳳凰祭を記念して新しく作られた華やかな舞踊で舞台美術は松尾敏男先生という豪華版です。最後に坂田藤十郎さんが「一世一代」で勤める「曽根崎心中」。お初上演を1300回以上という藤十郎さんのお初を舞台で見られるのもこれで最後かと思うと感慨深いものがあります。それにしても82歳の藤十郎さんの若さといったら。・・・・

  

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100_1378.JPG松竹が歌舞伎座の経営を始めたのは第2期歌舞伎座となった大正3年(1914)。座紋の鳳凰丸のアイデアは第一期の座主であった福地桜痴ですが、彼は池之端の邸宅を新築した折、座敷の釘隠しとして使われた法隆寺ゆかりの鳳凰丸を気に入って転用して座紋に定めた(「歌舞伎座五代})のだそうです。

夜の部は「一條大蔵譚」「女伊達」「髪結新三」です。

仁左衛門さんの6月復帰も発表されました。あとは襲名が延びている福助さんの回復を待つのみです。

4月歌舞伎は26日まで 

お問い合わせはチケットホン松竹0570-000-489(10:00~18:00)

夜の部の開演は16:40です。

 

 

日本橋から東海道へ 土日の銀座は歩行者天国です

[銀造] 2014年4月12日 17:00

 

 

 今日は、日本橋から東海道を楽しく歩きましょう。

おっと、その前に、日本橋でのお土産はお求めになりましたか?

日本銀行、貨幣博物館、煕代照覧などはご覧になりましたか?

名店でのお食事は楽しまれましたか?

それでは、五街道の始発点日本橋から、京橋、銀座を通って品川宿に向かいましょう。

東海道は、中央区にある間は、中央通り、京橋から新橋までの間は銀座通りとも呼ばれます。

そうこうお話しているうちに、もうコレド日本橋まで来ました。

コレドとは、造語で、「東京の中心」という意味の"Core of Edo"を縮めて、Coredo と呼ぶ様に命名されたそうです。

玉露を発見した老舗の山本山さん、百貨店建築としては初めて重要文化財に指定された髙島屋さんに寄る時間が持てれば良いですね。

 

 八重洲通りの真ん中には、中央区が平和宣言をした記念の、「平和の鐘」が置かれています。

http://www.city.chuo.lg.jp/heiwa/monument/kane/index.html

この鐘がオランダ製ということ、そして手前にはオランダ船「リーフデ号」に乗船して、

英国人ウイリアム・アダムスともに豊後に漂着したヤン・ヨーステンの碑があるのも興味深いです。

ヤン・ヨーステンは徳川家康の厚い信任を受けて、貿易、外交、防衛などのコンサルタントとして

江戸城近くに住み、その地は八代洲河岸と呼ばれたとのこと。地名と場所の変更についての説明は割愛しますが、「八重洲」という地名は、彼に由来しているのですね。

さて、贈答用の果物だけでなく、フルーツ・バイキングでも有名な京橋千疋屋さんの前を通り、Tokyo Square Garden をすぎると、

首都高速の手前右手に、江戸歌舞伎発祥の地碑、京橋大根河岸の碑があります。

警察博物館と京橋交番の辺りを一周してみましょう。明治の大火により建設された「煉瓦銀座の碑」など、どれも、江戸時代からの歴史を感じさせてくれる案内碑です。

大正時代の京橋の石柱と京橋交番を見比べてみましょう。 交番を設計した方の美的センスに敬服します。おっ、ガス燈も点灯していますね。

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ほどなくして、「カバンのタニザワ」さんのお店があります。鞄という漢字、実は、こちらの先代が考案したとのこと。

その鞄という字が明治天皇のお目にとまって、質問を受けたとの話はあまりにも有名です。

ちなみに、中国語では、カバンの事を「 包 」と書くそうです。 

 

 銀座2丁目では、銀座発祥の地碑を読むと、銀座の発祥の由来が興味深いです。

http://www.chuo-kanko.or.jp/guide/spot/ginza/ginza_05.html

 

 中央区初めて物語で紹介されるお店を探訪しながら、ゆったりと街歩き気分で、東海道をゆっくりとお楽しみ下さい。土日は、正午から始まる銀座の歩行者天国をお楽しみ下さい。

銀座八丁目、もう、ブラジルコーヒーのカフェ・パウリスタまで来ました。こちらで、美味しいコーヒーを召し上がり、「銀ブラ証明書」をもらっていきませんか?

 何か、忘れ物? 銀座を歌った沢山の歌謡曲があります。 「銀恋の碑」を見て、歌って行こうという方は、銀座教会の向かいの銀座インズの植え込みへ。素敵な恋の思い出がよみがえることでしょう。

それでは、品川宿そして以降の52次をお楽しみ下さい。 Boa viagem !