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【隅田川夜散歩】両国橋→勝鬨橋 ~その2~

[隅田の花火] 2014年8月19日 08:10

隅田川テラスの夜の散歩風景。前回は両国橋から豊海橋・永代橋までの風景でしたが、今回はその続きで勝鬨橋まで下ります。

永代橋を過ぎるとまずは新川地区のテラスにさしかかり、ここでは美しい夜景を眺めながら下っていくことになります。


その場所を過ぎると現れるのは比較的新しい橋「中央大橋」。
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隅田川の橋は絵になる橋が多いですが、この橋も白い支柱の形が美しい橋です。支柱が非常に高いので、離れた場所からでないと全体は写真に納まりません。

写真は下流側からみたところ。右側の建物は対岸の「大川端リバーシティ21」と呼ばれる高層マンション群で夜景も非常に美しいところです。



下流側に振り返ってみると「霊岸島水位観測所」が。
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夜に見てみると宇宙ステーションのよう。真ん中の立体の観測室は、斜方十二面体という形。見る場所により正方形・正六角形・八角形と変化して見えるらしいです。



ここでまた隅田川に亀島川が合流するので 隅田テラスは中断。亀島川に架かる「南高橋」を渡ります。
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この橋は昔の両国橋の部材の一部ををそのまま使用しているため、結果的に明治時代の姿を今日に伝える橋となっています。橋を渡る、とうよりは、くぐるという感じもします。




再びテラスに出て対岸に見えてくるのは佃島界隈。石川島灯台のモニュメントが輝きます。
s_hanabi7-4.jpg灯台はやはり夜に見るのがいい。



このあと佃大橋の下をくぐりテラスは聖路加タワーの真下にさしかかります。この場所から佃大橋と対岸の佃島方面の風景です。
s_hanabi7-5.jpg佃大橋の向こうには佃島の古いノスタルジックな街並みがあるのですが、こうして見ると、巨人のような高層ビルたちがそれを取り囲んで見下ろしていることがわかります。



そして最後のゴール地点の勝鬨橋付近。対岸に見える勝どきの街は高層マンションが立ち並び、非常に明るい場所です。
s_hanabi7-6.jpgこの勝どきあたりは今いろいろな所で工事をしていて、今後も高層タワーマンションがまだまだできるようです。夜の風景も刻々と変わっていくだろうと思います。



以上、2回にわたって夜の隅田川テラスからの風景のご紹介でした。

昼の風景も素晴らしいですが、夜になるとまた違った絵になる世界があります。銀座や日本橋も同様です。ぜひ夜の中央区も楽しんでいただけたらと思います。

 

 

【隅田川夜散歩】 両国橋→勝鬨橋 ~その1~

[隅田の花火] 2014年8月12日 09:00

暑い。暑い日が続いています。
散歩をするのが好きな僕ですが、さすがに日中帯に歩くのは身の危険を感じるこの頃、夏場は夜景を楽しみながら歩くのが多くなります。

 
今回は隅田川の両国橋から勝鬨橋までの夜の散歩風景を回を分けてご紹介させていただきます。

 
まずは中央区の最北に位置する「両国橋」界隈です。

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この橋は派手なライトアップはございませんが、
土俵をイメージした丸いバルコニーや、相撲の軍配や花火がデザインされたガードレールなどがあったり、まるで大きな花火玉のような物体が親柱上に鎮座していたり・・・ 
橋上でいろいろ楽しめる橋と言えそうです。
この両国橋からは神田川が隅田川に注ぎ込んでいる所に架かる「柳橋」のライトアップを見ることができます。

 
 
この「柳橋」界隈はかつて、花街として栄えていた場所とか・・・。その名残なのか、下町情緒が今でも感じられる場所で夜の風景もなかなかのもの。

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ここから隅田川テラスを川沿いに下っていきます。すると首都高の橋が・・・見えてきます。

ここは赤・青・黄の光が水辺に映る場所となっていますが、何やら意味不明のオブジェが。

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遊覧船乗船場の両脇に2つあるのですが何をモチーフにしているのか・・・。宇宙人?

 
 
さらに下流に進むと次に現れるのはライトアップが非常に明るい「新大橋」。水に映る光がとても鮮やか。

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横から見ても縦から見てもフォルムそのものが優美な「清洲橋」です。橋を隅田川テラスから見上げることができるのでそれなりの迫力があります。

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僕は二年ほど前に他県からこの清洲橋付近に引越してきたのですが、驚いたのは隅田川は歩ける川であったということ。
隅田川といえば私が子供の頃・30年くらい前に学校で教えられていたのは、公害の代名詞といったような感じでしたので、そのイメージがずっと今まで残っていました。
しかし実際には、親水テラスが整備され、憩いの場として人々が水辺を楽しめる空間になっていた・・・。今までのイメージが間違っていることに気づかされました。

 
 
 
その下流に現れるのは二層構造の「隅田川大橋」。

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国の重要文化財「清洲橋」と「永代橋」の間にある橋ですが、この付近の隅田川テラスは夜でも明るく夜景も綺麗なのでジョギングやウォーキングを楽しんでいる方々が沢山いらっしゃいます。歩きやすいです。

 
 
さらに歩くと隅田川に日本橋川が合流する場所で一旦隅田川テラスが途切れますので、日本橋川に架かる「豊海橋」を渡ってテラスに戻ることになります。

s_hanabi6-7.jpgこの「豊海橋」は、はしごを横にしたようなユニークなデザインで小さいながらも重厚感があります。奥に見えるのは「永代橋」の水色。ここから見ると永代橋も脇役に見えてきます。



以上、今回は両国橋から豊海橋までの隅田川の夜の風景でした。
夜の散歩も、昼には無い隅田川の違う一面が見えてきたりしてなかなか面白いです。


この続きは次の回とさせていただきます。。。

 

 

NHKの連続テレビ小説「花子とアン」 ~カフェー文化と教文館~

[隅田の花火] 2014年7月 1日 14:00

NHKの連続テレビ小説「花子とアン」。翻訳家の村岡花子さんの生涯を描くこの物語、なかなか視聴率も好調なようです。6月中旬・第12週目のサブタイトルは「銀座のカフェーで会いましょう」。物語の舞台が甲府から東京に移ってきました。s_hanabi5-1.jpg

時は1919年(大正8年)春 東京銀座。夢をかなえるため東京の出版社・聡文堂で働くことにした主人公の安東はな(吉高由里子)は、妹のかよ(黒木華)を頼り、銀座にある「カフェードミンゴ」にやってきます。

カフェの女給として働いていたかよに驚くはな。
「ご注文は『ブラジル珈琲』でよろしいですか?ここのお客さんは皆ほれを飲みに来るだよ。」
「ほれじゃあ、それを。」
と薦められて初めてコーヒーを飲むはな。そんなシーンから銀座の物語が始まりました。

 

華やかな文化が花開いた大正時代、ドラマでも髪型やファッション・カフェーなどから当時の華やかさが伝わってきます。
当時の銀座のあたりではカフェーが大流行していたようで、このシーンはまさしく「銀ブラ」の語源とも言われている、「銀座にあるカフェーパウリスタでブラジル珈琲を飲む」といったようなシーンでした。

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この「銀ブラ」で有名なカフェーパウリスタ。当時は銀座6丁目にあったようですが現在のパウリスタは銀座8丁目・中央通り沿いにあります。

 

 
このドラマのもう一つの銀座の舞台、出版社の「聡文堂」。ここで安東はなは編集者としての仕事を行い、恋の相手と出会います。
モデルとなっているのは、銀座のど真ん中・銀座4丁目にある「教文館」。実際の村岡花子もここで編集者としての仕事を行い、夫・村岡敬三と出会ったようです。

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今この教文館では、「村岡花子 出会いとはじまりの教文館」と題し、展覧会が開催されています。

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この展覧会では、幼少から学生時代、敬三との出会い、教文館での仕事、赤毛のアンとの出会い、花子が訳した本などが紹介・展示されています。
特に直筆「赤毛のアン」原稿や、夫となった敬三とのラブレターなど、なかなか見ることができないものが多く必見です。
また、この教文館のビル自体も何だか、その当時の雰囲気が伝わってくる感じです。

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今後、ドラマで村岡花子の生涯がどのように描かれるのか興味深々ですが、
この展覧会、来ておくとドラマを見るうえで楽しみが倍増するかもしれません。

  

  

 
●教文館(銀座中央通り・銀座三丁目交差点)
「村岡花子 出会いとはじまりの教文館」

7月14日(月)まで・会期中無休
11:00~19:00  最終日は17:00閉場

入場料:大人700円

 

 

首都高ウォッチング 箱崎JCT~隅田川大橋~木場

[隅田の花火] 2014年6月 9日 09:00

「首都高ウォッチング」というイベントに参加してきました(5/29)。
これは首都高速が実施している施設安全に関する取り組みのひとつで、首都高速道路に沿って高架下を歩き道路施設全般をモニターに観察してもらい、日頃の保全業務を理解してもらうと同時に安全面やサービスなどについての意見を集める、というものです。

日本橋箱崎町にある首都高管理局ビルに集合、箱崎ジャンクション(JCT)から首都高9号深川線の下の道を歩き、江東区木場までの約2キロのコース。
高架下の道から上を見上げて構造物を見て歩くのですが、今までこういった構造物をまじまじと真剣に見ることはなかったので、ある意味新鮮な体験でした。

s_hanabi4-1.jpg出発地点の「箱崎JCT」は6号向島線・9号深川線が接続する車の分岐点、さらにJCT直後の「隅田川大橋」はJCTと直結していることもあり、かなり複雑な構造物であることがわかります。

s_hanabi4-2.jpg隅田川を渡ると江東区の深川エリアに入り、深川不動堂や富岡八幡宮の裏を通り木場でゴール。
途中、鳥の巣や落下しそうなものがあるか確認したり、橋の構造や素材などのお話を聞いたり......貴重な時間でした。

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首都高は江戸・明治時代から水運として利用されてきた川や水路の場所を多く利用し作られました。
今回の歩いた首都高コースも中央区側では箱崎川、江東区側では油堀川だったところに作られたことが古地図と比較するとわかります。
こういった事情もあり高架となっているところが多く、その下を通行する車・人・船の安全をより配慮する必要があるわけです。
作ったエンジニアも大変だったと思いますが、これを保全維持していくのも大変な作業であることが実感できました。

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ウォッチング後、そのまま帰るのももったいないので元の道を戻り散策。

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富岡八幡宮の東にある「八幡橋」。

この橋はかつて中央区にあった「三ツ橋」のひとつ「弾正橋」が移設されたもので、明治11年に作られました。鉄を原料としたものでは日本で一番古い橋、国の重要文化財です。大震災後にここに移設されましたが今も現役で使用されています。
橋の一部に菊の紋章があしらわれていたりして、趣のある橋です。


最後に「隅田川大橋」。

s_hanabi4-6.jpgこの橋は下段が一般道・上段が首都高の二層構造の橋で、景観的には今後の知恵や工夫がほしいところ。しかしこの橋から眺める景色は見ごたえがあります。
上流の清洲橋方面はスカイツリーが隅田川の真ん中に見える数少ないスポット、下流の永代橋方面は後方のマンション群が橋の景色とよく合います。

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個人的に気に入っている景色としては
清洲橋方面は、特に年に数回あるスカイツリーがピンク色になった時。たまたま当日はピンク色でした。清洲橋のピンク色のライトアップと調和します。
永代橋方面は日没後に空がやや青みがかった時でしょうか。永代橋の水色の光がより綺麗に感じられます。

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清州橋や永代橋のライトアップは夕方から21時まで。隅田川大橋の最寄り駅は水天宮前駅で、人形町駅も徒歩圏です。

 

 

隅田川橋りょう(仮称)名前募集中

[隅田の花火] 2014年5月13日 16:00

隅田川河口部の新しい橋ですが、私も架橋の様子を見てきました。5月8日(木)の朝6時半頃に大型クレーン船が長さ120mもの橋げた中央部をつりさげたまま現れた姿は圧巻でした。

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隅田川は運行する船の数が多いので、運行中止期間を短くするために橋げたを別の場所で作りこの場所まで持ってきて設置する方法にしたようです。

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いやいや架橋後の姿も、なかなか良いですね。

s_hanabi3-3.jpgこの架橋作業と並行して橋の名前も募集中となっています。

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中央区役所などで応募用紙が配られているほか、下記中央区URLからもダウンロードが可能です。
応募資格は中央区に関係のある方(在住・勤務・在学)となってしまっていますが、応募できる方は、ぜひいい名前をつけてみてください。5月20日(火)までとなっています。
http://www.city.chuo.lg.jp/kankyo/dorokyoryo/kan2kyoumeibosyuu.html

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東京タワーの風景 ~勝どき~

[隅田の花火] 2014年5月 3日 14:00

隅田川テラスの最下流・最南端の場所は勝どきになるのですが、この勝どきのテラスからは東京タワーが見える場所となっています。
東京スカイツリーはいろいろなところから見えますが、東京タワーが見える場所は意外と少ないので希少価値が高い??場所と言えます。

s_hanabi2-1.jpgスマホアプリ「東京中央区まち歩きマップ」でも紹介されています。

s_hanabi2-2.jpg見えるのは浜離宮恩賜庭園の広大な空間があるおかげなのですが、タワーの脇に六本木ヒルズも見えたり築地市場が目の前にあったりするので、ここからの景色を私は結構気に入っています。特に夜景は贅沢すぎます。

s_hanabi2-3.jpg今ここに新しい橋を作っていてゴールデンウィーク前に両岸からの橋げたの設置工事が終わりました。ゴールデンウィーク明けにいよいよ真ん中部分が設置される模様です。

s_hanabi2-4.jpgこの設置工事が終わると今まで見えていた東京タワーの風景が変わり、橋の風景が加わって新しい風景になることになります。楽しみであると同時に今までの風景が無くなってしまうのは少々寂しい気もします。逆に言えばこのゴールデンウィークが橋のない風景を見ることができる最後のチャンスとなります。
このゴールデンウィークに近くにお越しになるようでしたら、勝どきまで足をのばして東京タワーや橋の風景をご覧になってみてはいかがでしょうか。

 

 
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