[滅紫]
2018年9月20日 14:00
「羽根付きたいやき」で人気の「神田達磨」の6号店が9月3日築地にオープンしました。本願寺の前です。以前はドトールがあったところです。夏前からずっと工事中でいつ出来るのかと楽しみに待っていました。焼き立てをその場でいただけるスペースもあります。たいやきだけではなく本わらびもち、かりんとうまんじゅう、くさもち、大福とお店のこだわりの「北海道小豆から直火銅釜を使用した昔ながらの製法で作っている自家製餡子」を活かした商品です。
ところで、「たいやきがいつ生まれたのか?」ご存知ですか?
神田達磨さんの受け売りですが、「たいやきが生まれたのは明治末期の1909年。この時代、鯛は高級魚の代名詞。そして縁起物の魚としても重宝され庶民の手に届かない代物だった。そこで本物の鯛を食べられなかった庶民が贅沢品として楽しんだのが薄皮のたい焼きだった。」そうです。確かに「鯛」の形にしたのは「そうかも」と思わされますね。
オーダーしてから一枚ずつ焼くので本当に焼き立て「パリパリ」です。
「数の多いときは電話してからお越し下さるとお待たせしません。」とのことです。
神田達磨築地店 中央区築地2-12-9 まるみビル1F TEL 03-6264-2406
月―土 9:30-21:00 日祝休み
[滅紫]
2018年9月18日 12:00
講座の後に友人たちとランチに行くのが恒例になっています。どちらがメインかわからないねと笑っていますが、気の置けない友人たちとの食事はいつでも楽しい。
今日はメンバーの一人が見つけた「WASHOKU錦繍楼」へ。地下鉄銀座1丁目のすぐそばというよりアンテナショップ「石川百万石」の入っているビルの3階です。伺ったところ、「石川百万石」と経営上の関係はないものの、「石川県の産直食材・郷土料理を石川県産の器で提供する」お店なので場所としては最適ですね。「錦繍」は美しいもの全般を指す言葉ですが、「錦秋」と同じ秋の紅葉も指します。これからの季節を先取りというのもなかなか。
予約してあった「料理長おまかせ御膳」、お品書きをみてびっくり。「前菜、お造り、小鉢、鰈の西京焼き、メインは能登豚と十種の食材を使用したとり野菜味噌鍋、白米に焼葱青唐辛子味噌、香の物、デザート」で2500円(込)。実は友人はネット予約していたので何とお料理2000円、さらに飲み物付き!私は初体験の骨折中で「アルコールはしばらく禁止」と言い渡されていてみんなが「冷酒、ビール、焼酎の水割り」などと言っているのを「我慢」の一字。
しかし、料理に箸をつけたところでニコニコに。九谷焼や輪島塗に盛り込まれたお料理は見ても勿論美しいのですが、美味しい。鰈の西京焼きは絶品だし、白いご飯の上に載っている「焼き葱味噌」は「これだけでお酒が飲める!」とみんな騒いでいます。(販売しています)雨にも拘わらず店内は満席。サービスの方も行き届いているし、ロケーションも抜群だし、お馴染さんになれるのもすぐかも。
WASHOKU 錦繍楼 銀座2-2-1TH銀座ビル3F TEL 03-3562-7632
ランチ:11:30-15:00 ディナー22:00:17:00
日祝定休 銀座1丁目4番出口すぐ
[滅紫]
2018年9月 8日 12:00
九月恒例の「秀山祭」が2日から幕を開けています。初代吉右衛門の俳名を冠して平成18年から開催されている「秀山祭」も今回で11回目を迎えました。当代の吉右衛門さんが初代の当たり役でご本人も得意とされている「河内山」「俊寛」を演じるのも話題です。また歌舞伎ファンにとって嬉しいのは福助さんが約5年ぶりに舞台復帰をされたことです。「歌右衛門襲名」が」発表されて間もなく「脳内出血による筋力低下」で2013年11月から休演、その間ほとんどマスコミ報道もなく、「一体病状はどうなのか?」とファンは心配していました。その福助さんが歌舞伎座の舞台に戻ってくる、しかも長男の児太郎さんが初役で雪姫を演じる「金閣寺」の舞台で。演目と配役が発表されてから「松竹さんもなかなか味なことをする」と話題になっていました。
「金閣寺」は「祇園祭礼信仰記(全五段)」の四段目で、金閣寺の大ゼリを使って上下する大道具の華麗さが初演以来の評判。福助さん演じる将軍足利義輝の母「慶寿院尼」はその金閣寺の二階に閉じ込められています。絶体絶命の雪姫が祖父雪舟の故事にならって爪先で桜の花びらを集め、鼠を描く、見せ場の「爪先鼠」が終わるといよいよ此下藤吉(実は真柴秀吉)が閉じ込められた慶寿院尼を救い出す場面。何と梅玉さん演じる藤吉が二階に達するとするするとセリが降りてきました。演出最高!福助さんがよく見えます、お肌の艶もよく、声も良く通る、立派な回復ぶり!同行の友人は大の福助ファンなので歌舞伎座に到着する前からウルウルしていたようで、目の前にみるともう感激最高潮。客席の拍手が鳴りやみません。謀反人の松永大膳を演じる松緑、雪姫の夫、狩野乃介直信役の幸四郎さんも初役。でも今回は申し訳ないのですが、福助さん出番の4分ばかりに集中してしまいました。
「鬼揃紅葉狩」は侍女も鬼女に変わる趣向、そして「河内山」の3本、夜は「操り三番叟」「俊寛」「幽玄(玉三郎の新作舞踊)
9月に入り朝夕少し涼しくなってきました。昼夜熱演の歌舞伎座にお出かけになりませんか。
「秀山祭九月大歌舞伎」千穐楽は26日、チケットのお問い合わせはチケットホン松竹0570-000-489 10時―18時
[滅紫]
2018年8月30日 09:00
8月も終わりに近づきました。二十四節気では処暑ですが、まだまだ「暑さ落ち着く」とはいかないものの、夕暮れ時は何となく涼しく感じるように(気のせいか・・)なってきました。それにしても「暑かったですねー。」熱中症(英語だとheatstrokeというそうです。成程)で運ばれもせず、よくぞ乗切った!と自分を誉めてやりたい気分です。というわけで食いしん坊の友人に教えてもらったハイアットセントリック銀座3階のNAMIKI667にやってきました。「ご褒美ランチ」です。ハイアットセントリック銀座は今年の1月に朝日銀座ビルにオープンしたハイアットホテルチェーンの新しいホテルです。
NAMIKI667ランチは「エクスプレスランチ」(2,000円+サービス料・税)と、
公式HP限定のグラスシャンパン付きランチ4,000円、4,800円,5,800円の3種。
前菜、スープ、メイン、デザート、コーヒーの組み合わせでグラスシャンパンが付いています。今日は予めHPで予約しておいた4,000円のコースで「前菜・メイン・デザート・コーヒー」です。友人は「シュクリーヌレタスのシーザーサラダパルメザンチーズ、知床斜里産 匠の豚麦王肩ロースのオーブンロースト 江戸甘味噌漬け 季節野菜 マッシュポテト、ヴェローナチョコレート"マカエ"とパッションフルーツオレンジのエッセンス」
私は「スモークしたサスティナブルサーモンのコンフィ 東京都産 自然海塩 クレソン イクラ、鮮魚のプレゼ"マリニエール"浅利 グリーンアスパラガス 蕪、クレームブリュレ 季節のフルーツラズベリーソルベ」です。
お料理の名前ってホントにイメージ浮かび難いですね。写真をご覧ください。嬉しいのはこのお値段、サービス料・税込です。お教えしたくないくらいのお値打ちランチです。13時の予約だったのでゆったりとしたダイニングルームで贅沢な時間を過ごせました。これで秋が迎えられそうです。ご馳走様。ご予約はハイアットセントリック銀座のHPから。
Ginza.centric@hyatt.com
ハイアットセントリック銀座 銀座6-6-7
ランチ:11:30-14:30 エクスプレスランチ:11:00-14:00
[滅紫]
2018年8月27日 12:00
熱闘甲子園が終わると今年の夏も終わりーとはいかず連日の真夏日です。松屋の入り口前に人だかりがしています。石原裕次郎の伝説の愛車、メルセデス・ベンツ300SLガルウイングが特別展示されているのです。傍には警備の人が。説明版がついていて「1958年に出演料の全てを投じて購入。世界で6台、日本で3台しかない車」とのこと。
会場に入ると、昔青年だった方々とお連れの方、あら今の若者たちも。
昨年2017年が没後30年、小樽の石原裕次郎記念館が閉館になり多くのファンが集まったという報道を見たのを思い出しました。この展覧会は石原裕次郎記念館に所蔵されていた作品を中心に、全国を縦断する初の展覧会で説明パンフによると「映画で使用されたドラムや小道具、テレビドラマで着用された衣裳、100着を超えるこだわりのスーツや靴などを一堂に展観」。他にもネクタイやカフスボタン、エンゲージリングやマリッジリング、結婚式のお二人の衣裳などたくさんの展示、懐かしい「銀座の恋の物語」の映像と主題歌も流れています。「銀座の恋の物語」には数寄屋橋だけではなく1962年当時の松屋や和光も登場するそうなのでちょっと借りてみてみたくなりました。(カラオケで主題歌だけは随分聞かされていますが、多分実際に映画をみた記憶がない・・・)昭和を駆け抜けたスーパースター、昭和風に言えば「カッコいい!」のひとことです。入り口のポスターの前で同じポーズを決めている来場者が何組もいました。
「石原裕次郎の軌跡」展 9月3日まで
松屋銀座8Fイベントスクエア 10時―20時最終日は17時閉場
入場料一般1,000円
[滅紫]
2018年8月25日 18:00
「江戸を学ぶ」をテーマにした企画を開催している銀座・三河屋さんのシリーズ第2回は「鬼平がうまいと言った江戸の味」展です。
これは「鬼平犯科帳」に出てくる料理を採りあげ、時代小説家の北原亞以子と逢坂剛のエッセイに江戸料理の第一人者なべ家の福田浩による四季折々の料理を再現した同名の本を元にした展示です。池波正太郎の小説は登場人物が食事するシーンが何とも美味しそうでストーリーとともに鮮やかな印象を与えることでも知られていますが、「一本饂飩」「軍鶏鍋」「天ぷらそば」など江戸時代に庶民に親しまれてきた江戸料理の数々は今の私たちにも「何か懐かしい記憶」を感じさせてくれます。五鉄で軍鶏鍋を囲む鬼平と配下、密偵たち、一本饂飩をすする木村忠吾など、「鬼平犯科帳」の各場面から立ち上がってくる江戸の味を感じるのは私だけではないと思います。
今回は本の中から春夏秋冬の代表的な料理の写真とレシピを展示、何とレシピはコピーがおいてあり自由にいただくことができます。私は今晩「蒟蒻と油揚げの白和え」に挑戦してみることにしました。乞うご期待。
23日と25日に福田浩さんの講演もあります。(要予約)
銀座・三河屋 銀座8-8-18 TEL 03-3571-0136 www.ginza-mikawaya.jp
三河屋さんは江戸の調味料「煎酒」や「煮ぬき汁」(江戸の麺つゆ)など江戸の味を伝える「江戸食」のお店です。
「鬼平がうまいと言った江戸の味」展 8月21日―26日
タチカワブラインド銀座ショールームB1 銀座8-8-15 TEL03-3571-1373