[銀造]
2015年10月19日 19:00
「ふるさとの訛りなつかし 停車場の 人ごみの中に そを 聞きにゆく」
この歌は、石川啄木が詠んだので有名ですが、最近では都内に沢山のアンテナショップが出来、各店での会話で、懐かしい方言が聞こえて、微笑ましく感じています。
最近では、まるごと高知の店先で、"あら、久しぶり! 15年ぶりやね。" などの会話も聞きました。
また、日本橋ふくしま館MIDETTEでは、隣り合わせた年配の女性客から、"民放TV局のアナウンサーは、〇〇酒造の娘だよ"とか、楽しい情報も聞くことができました。
各県のアンテナショップを巡る人の中には、東京の人々だけでなく、
故郷の方言、子供の時から慣れ親しんだ味を求めてお出でになる方々も多いのですね。
そんな事を考えながら歩いていると、外堀通りの銀座2丁目の交差点で、元気な"ユリカモメさん"と遭遇。
聞けば、アンテナショップ巡りで知り合ったお仲間と、今年も連れ立ってお買い物とスタンプラリーを楽しんだところとの事でした。
アンテナショップ巡りが心身共に、健康にしてくれるのですね。是非、続けて楽しみましょう。銀造
[ジミニー☆クリケット]
2015年10月19日 12:00
ぎんけいさろん&ギャラリー(銀座1-16-5銀座三田ビル3階)で、「異色の鉛筆画3人展」と題する作品展が始まりました
下の地図の〇印のところです
ビルの1階は、「くすりの福太郎」です。入口は、下の写真の左側矢印です
3人とは、中井結(むすぶ)、飴屋晶貴、西牧徹の鉛筆画家3名の方々です
中井氏は、「猫耳」をモチーフとした作品、飴屋氏は江戸川乱歩や夢野久作の小説にインスパイアされたという作品など、西牧氏は現在までに描きためたものに「大幅に加筆した」作品などを展示しています
実際に会場で作品を見ると、鉛筆による細かい描き込みに圧倒されます
また、3人3様のスタイルの違いに感動します
以前から、鉛筆画家による超絶技巧の作品(どう見てもモノクロの写真にしか見えない作品)に感動していた私としては、モチーフも作風も違う3名の鉛筆画家の方々の作品を、直に見られてとてもよかったです
期間は、10月14日(水)から10月22日(木)までで、時間は、13時から19時までです
日曜日は休廊日、入場は無料です
[CAM]
2015年10月18日 09:00
中央区立郷土天文館企画展「谷崎潤一郎と日本橋」--文豪のルーツをたどる‐-をのぞいてきました。
「谷崎潤一郎没後50年を記念し、今回の企画展では、文豪・谷崎が中央区で過ごした時期に焦点をあて、自筆原稿を中心に生い立ちや潤一郎が見た風景という視点から明治・大正期の日本橋を写真や錦絵を用いて、当時の街の様子を再現します。また、谷崎の書簡や資料等を多数借り受け、区ゆかりの作家原稿や写真とあわせて、谷崎文学の世界を中央区との関わりとともに紹介することで文豪のルーツをたどります。」というものです。
展示構成
1.谷崎潤一郎と日本橋
・生い立ち
・「幼少時代」を歩く
2.文学作品の世界
・生活の変化と創作-関東から関西へ-
・「細雪」の世界
・「源氏物語」へのまなざし
・晩年の夢
2015年10月14日、明石町・隅田川河岸から見た佃島です。ますます高層マンションが増えてきています。月島機械の旧本社跡も高層マンションになるのだろうか?
大正10(1921)年9月11日の断腸亭日乗に述べられた「掘割づたひに明石町の海岸を歩む。佃島の夜景銅版画の趣あり」という情趣は消えてきていますが、いよいよ「東京のマンハッタン島」のイメージに・・・・
[みのり]
2015年10月17日 18:00
こんにちは、みのりです。
今回は人形町の神社のお話です。
人形町には『日本橋七福神』である
小網神社(福禄寿・弁財天)、茶ノ木神社(布袋尊)、水天宮(弁財天)、松島神社(大国神)、末廣神社(毘沙門天)、笠間稲荷神社東京別社(寿老人)、椙森神社(恵比寿神)があります。
これに宝田恵比寿神社(恵比寿神)を加えると、八つの神社の中に恵比寿神が2つ入っていることから、商売繁盛に人気があります。
関連して、宝田恵比寿神社を中心にこれから10月19日(月)・20日(火)に行われる『べったら市』があります。
べったら漬けは、浅く塩漬けした大根を米麹の床に本漬けしたもので、
これを購入した客が持ち帰る際、麹がつかないようにべったらを持つ人を避けることをおもしろがり
わざとつけようとする人まで現れ、店の方も「べったら、べったら」と囃し立てたため
恵比寿講の前日の市が『べったら市』といわれるようになったそうです。
15代将軍徳川慶喜も好んで食べたといわれています。
【小網神社(福禄寿・弁財天)】
~小網神社のどぶろく祭り~
新穀豊作に感謝する新嘗祭に由来する行事で、どぶろくは神前に供えられた後、夕方まで無料でふるまわれる。
午後0時になると社殿で祭礼がおこなわれ、0時30分からは国の重要無形文化財に指定されている「里神楽舞」が奉納される。強運厄除けのお守りとして有名な「下町みみずく」の授与(有料)も行われる。
日時:11月28日(土曜の場合は27日、日曜の場合は29日)
※今年は、11月28日は土曜日です。
場所:小網神社
【茶ノ木神社(布袋尊)】
この地には、下総国佐倉藩(現在の千葉県佐倉)堀田家の中屋敷があり、その守護神として祀った。
神社の周囲にぐるちと植え込まれた茶の木が名称の由来と伝わる。
屋敷内はもとより、町方にも長年火災が起こらなかったため、火伏の神ともいわれる。
堀田家は、出羽山形から宝暦11年(1761)から佐倉藩11万石に。
火消には、江戸三火消といわれる町火消、定火消、大名火消があり
その中に下総佐倉藩の守備は江戸城西の丸があります。
以上、七福神めぐり(日本橋七福会)、茶ノ木神社掲示板(中央区教育委員会)、『歩いてわかる中央区ものしり百科(監修:中央区観光検定委員会)』より
[ジミニー☆クリケット]
2015年10月17日 12:00
銀座3丁目、松屋銀座の7階和の座ステージで、「小林広司作品展~木で作る懐かしいくるま達~」と題して、木で作られた、ちょっとレトロな車の作品展が開かれています
シトロエン2CVが、アルファロメオ1300GTAが、ジャガーが、ロータス・ヨーロッパが、ロータス・スーパー7が、ランチア・ストラトスが、ビートルが、BMW2002が、ポルシェ356Aがあります
懐かしい記憶の中のアメ車もあります
会場には、小林広司氏がおられ、直接お話をうかがうことができました。
そもそも、この車作りは、まったくの独学で始められたとのこと。使われる材は、ケヤキが多く、ナラや紫檀、神代タモ(土中に1000年以上()埋もれていたタモの埋れ木)など、パーツに合った色や木目の材を使われるそうです。車以外にも、プロペラの飛行機、潜水艦等を作られるとのこと。
なぜレトロな車なのかという質問には、最近の車は、ヘッドライトがボディの曲線と一体化しているからだそうです
小林氏は、私の稚拙な質問にも終始笑顔で丁寧に答えてくださいました
会場に並べられた車は、1台1台すべて、彫り出し、削り、磨きの手作業で、丁寧に作られており、それらはとても温かく、懐かしく、木目が優しかったです
開催期間は、10月14日(水)から10月20日(火)までです。
なお、会場での写真撮影は、ご本人に了解をいただきました
松屋銀座ギャラリーのご紹介のHPはこちら ⇒
http://www.matsuya.com/m_ginza/exhib_gal/details/index.html#gallery02
[ジミニー☆クリケット]
2015年10月17日 09:00
芸術の秋です
10月10日(土)から、日本橋蛎殻町1丁目にある「ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション」で、「パリの四ヵ月」と題して、写真家の秋山庄太郎氏と銅版画家の浜口陽三氏の作品の展覧会が開かれています
今回の展覧会では、秋山庄太郎氏がヨーロッパ外遊で撮影したパリやヴェネチアの写真が公開され、浜口陽三氏の銅版画については、ヴェネチア・ビエンナーレ出品作を中心に約30点が展示されています
秋山庄太郎氏は、日本を代表する写真家で、女性や花の写真が印象に残っていますが、この展覧会に展示されているパリやヴェネチアの写真は、氏が「リフレッシュ休暇」のような形で、パリに滞在した期間に撮ったものだそうです。そのためか、とてもわかりやすい作品が多いように思いました
浜口陽三氏は、カラーメゾチントという技法を開拓して世界的に知られる銅版画家です。作品は、空間を広く取った画面構成に、小さな果物や貝などを配して、立体感のある静寂な世界が表現されています。メゾチントの特徴である微妙な黒の濃淡もすばらしいです
また、会場の「ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション」は、浜口陽三氏の作品を収蔵・展示する美術館として、1998年11月にヤマサ醤油株式会社が開設したものです
これは、浜口陽三氏がヤマサ醤油第10代目社長の三男として生まれたことによります
期間は、2016年の1月24日(日)までです。
「ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション」のHPはこちら ⇒
http://www.yamasa.com/musee/info/