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中央区観光協会実施の「中央区観光検定」に合格し、特派員登録をした観光ボランティアメンバーによる中央区の“旬な”情報をご紹介。

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師走の黄葉・紅葉<日本橋蛎殻町・浜町周辺>

[whatever] 2015年12月15日 09:00

 今月10日から11日にかけて大雨になりましたが、止んだ後は一瞬にして青空が広がりましたね。その後少し強い風が吹き、街中(は大袈裟ですが)に黄色い絨毯が広がりました。

 つい先日までまだ緑色だったいちょうの葉も、すっかり黄葉していました。

<日本橋公会堂横>

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<銀杏八幡宮>

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<浜町界隈>

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 黄葉・紅葉とも、もう少し楽しめそうです

 

 

るかなび ランチタイム ミニコンサート&ミニ講座 Dec.17,2015

[銀造] 2015年12月11日 18:00

 毎年楽しみにしている12月のミニコンサート。

12月は聖路加国際大学の聖歌隊&手話部の方々が登場です。

今年は、12月17日(木)12時から開始されます。

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一昨年の様子は、こんな感じでとても可愛らしい聖路加国際大学の生徒さんが、澄んだ声で聖歌を歌ってくれました。

/archive/2013/12/post-1849.html

おっと、ミニコンサートの後のミニ講座は、「肝臓をいたわるために」です。

忘年会などが続き、暴飲暴食で疲れた肝臓には、どんなことが必要かを教えて頂けると思います。是非、お出かけ下さい。

 

 

銀杏小咄~蛎殻町にて~

[之乎者也] 2015年12月11日 12:00

日一日と寒くなるこの季節、目を愉しませてくれるのがイチョウ(銀杏)の黄葉。Ginkgo3.jpg中央区でも特派員サムさんの12月3日記事「イチョウ黄葉(

/archive/2015/12/post-2914.html)」で紹介された浜町公園入口緑道など各地で見頃を迎えています。

 

休日の土曜、京橋スクエアガーデンの中央エフエムスタジオで「大好き中央区」の収録を終えたあと、天気も良いので柳通りのポートから借りた中央区コミュニティサイクル(CCC )で街を流していると、蛎殻町の新大橋通り沿いで黄金色に染まる一角を見つけました。さっそく自転車を止めてみると、鳥居があり、左右に銀杏稲荷と銀杏八幡宮の文字。

 

Ginkgo1.jpg境内には大きなイチョウの木が聳え一面黄金色です。この八幡宮、正確な創建は不明だそうですが、江戸中期の1775年(安永4年)に、常盤橋の福井松平氏の邸内鎮守であったご祭神の誉田別尊(ほんだわけのみこと)を社殿にお祀りしたそうです。こちらは中央区では唯一の八幡宮だそうで、当時既に樹齢300~400年の大銀杏が境内にあったため、銀杏八幡宮と呼ばれたようです。残念ながら名前の由来となった大銀杏は1923年の関東大震災で焼けてしまったそうで、現在のイチョウの木はそれとは別のものです。

 

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ところで、イチョウといえば冒頭のサムさんブログ記事でも説明の通り、公害・病虫害、火などに強く、その生命力から東京でも神宮外苑など多くの場所で街路樹に使われ、「都の木」としても知られています(昭和41年の都民投票により選定)。Ginkgo5.jpg更には、東京大学のシンボルマーク(「東大マーク」)は黄色と淡青の2枚のイチョウの葉を組み合わせたものですが、そうなると気になるのが、都バスや大江戸線で見かけるあの緑色のマーク。

 

Ginkgo4.jpgイチョウの形に似ているので、そうなのかと思いきや、実はこちらはイチョウとは無関係なのだそうです。東京都の頭文字の「T」をデザインし、東京都の躍動、繁栄、潤い、安らぎを表現したもので、平成元年6月に東京都のシンボルマークとして制定されています。

 

【銀杏八幡宮・銀杏稲荷】

所在地:〒103-0014 中央区日本橋蛎殻町1-7-7

交通;都バス「錦11」蛎殻町停留所下車徒歩3分程度、半蔵門線水天宮駅から徒歩5分程度。

祭神:誉田別尊

境内社:銀杏稲荷神社

 

 

昭和、平成、大正、江戸???

[之乎者也] 2015年12月 9日 09:00

パソコンで12月4日付ブログ記事「中央区を貫く大動脈~昭和通り~(/archive/2015/12/post-2915.html)」を書いていたら、横で見ていた息子から「素朴な疑問」が出されました。

 

「中央区には昭和通りのほかにも平成通りってあるよね。そうしたら明治、大正、江戸もあるの?」

Avenue2.jpg~~息子の云う「平成通り」とは、晴海通り(築地2丁目15番)から鎧橋(日本橋兜町2番)までの通りで、途中桜橋や八丁堀2丁目を通ります。八重洲通りや鍜治橋通りを通って八重洲方面に買い物や食事に行ったりすることも多いので覚えていたのでしょう。この通りは、今でも築地から錦糸町へ行くバス(錦11)が走っていますが、昔は都電が走っていたことから「電車通り」とも呼ばれたそうです。~~

 

「明治、大正は中央区は通っていないけど、江戸通りはあるよね。ちょっとウチ(家)からは遠いけど、室町とか馬喰町のほうを通っていて、浅草まで行く道だよ。」

Avenue1.jpg【本町交差点:昭和通りと江戸通り】

 

 ~~「江戸通り」は丸の内(千代田区)からスタートして、新常盤橋から中央区に入り、室町3丁目、本町交差点、小伝馬町、馬喰町、浅草橋交差点と抜けて、浅草橋から台東区に入り、言問橋西詰(台東区)まで行く通りです。途中、長崎屋(オランダ商館長定宿)、石町時の鐘、伝馬町牢屋敷、郡代屋敷など江戸時代の歴史にも登場する場所を通るので、その名が相応しい通りです。~~

 

「ふう~ん、明治、大正は通っていないんだ。平成、昭和と江戸があるのにちょっと残念だね。」

「確かに明治通りは、中央区は通っていないけれど、この昭和通りとは三ノ輪(台東区大関横丁交差点)で交差しているから、あながち関係ないわけではないよね。地図を見てごらん、昭和通りは江戸通りとも本町で交差しているよ。ところで、地図には『大正通り』という名前は書いていないけれど、昔の名前が『大正通り』という名前の通りが、中央区を通っているけれど、どれのことか判るかな?」

~~息子も一通り悩んだのですが、とうとう判らず降参でした~~

 

「パパがこの前書いたブログで、関東郡代の伊奈忠順のお話(
/archive/2015/11/3-3.htmlって覚えているかい?あの郡代屋敷があった場所のあたりって、今は浅草橋交差点と言って、さっきも出てきた江戸通りと靖国通りが交わるところだよね。その靖国通りが実は『大正通り』なのさ。」Avenue3.jpg

【浅草橋交差点:江戸通りと靖国通り】

 

~~現在は、大正通りという名前ではありませんが、靖国通りは昭和通り同様に「震災復興道路(幹線第2号)」として作られた通りで、もともとは「大正通り」と言われたそうです。こちらは靖国神社の前を通ることから、戦後になって靖国通りに改名されたそうです。~~

 

こうして見ていくと、中央区には残念ながら明治通りは通っていませんでしたが、江戸、大正、昭和、平成と時代の名前を冠した通りがありました。たかが通りの名前ですが、それぞれ時代を映していて面白いと思い、息子をはじめとする読者の方の疑問にお答えするため、今回記事として取り上げることにしました。

 

通りの愛称の名づけ方について、中央区役所担当課の道路課工務係にお話を伺ってみました。

「江戸通り(都道407号線(国道4号線、6号線、14号線))などの都道については、東京都が昭和37年~38年、59年に愛称設定しています。中央区でも都に倣って昭和62年以降「道路愛称名選定委員会」を立ち上げて区道の名称の設定を進めて来ました(昭和63年「中央区道路愛称名設定要綱」により)区道である平成通りについては、昭和通りに並行していることや平成元年に元号が変わったばかりであり、おめでたい「平成」の名前を採用しています。愛称採用にあたっては区が勝手に決めるのではなく、地元の意見も聞きながら決めています。」

 

どうやら、通りの愛称も地元からの申請次第ということのよう。区内の「名無し通り」の沿道の商店街、住民の皆さん、素敵な名前を申請してみたら如何でしょうか。日本中、いや世界中からお客さんが見に来るかも!

 

 

 

問屋情報

[橘] 2015年12月 8日 14:00

"大江戸問屋祭り"は6日(日)に終わってしまいましたが、まだまだお店を開放して問屋値段で販売してくれているお店があります。

以前にもご紹介したことがありますが、東日本橋一丁目の「堀越ネクタイ」です。

horikosi1.jpgネクタイやマフラーの製造卸販売の会社です。

500円のネクタイからブランドネクタイ迄市価の半額位の値段で購入できます。

horikosi2.jpgバーゲンの期間は12日の土曜日までです。

horikosi3.jpgネクタイ・ポケットチーフ・マフラー等ご自分用やプレゼントにこの期間はお買い得ですよ。

 

堀越ネクタイ(株)

中央区東日本橋一丁目4-2

℡:03-3863-1601

最寄駅:都営新宿線「馬喰横山」、都営浅草線「東日本橋」

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しょうゆと小網町行徳河岸周辺

[之乎者也] 2015年12月 7日 14:00

2013年にユネスコの無形文化遺産にも登録された「和食」。旬を大切にし、食品そのものの味を引き出す特徴から、健康でオシャレな食文化として世界中の注目を集めています。そんな和食を支えるのが「しょうゆ」。単なる調味料としての味付けにとどまらず、「うまみ」と「香り」を演出する存在として、すし・づけ(まぐろ)、佃煮、蕎麦のかけ汁、おでん、鰻蒲焼のタレなど江戸食文化においても大活躍です。

ょうゆは、古来上方を中心に製造が行われてきましたが、徳川家康の開府に伴い人口が急増した江戸にも海路で「下りしょうゆ」が供給されるようになります。更に17世紀半ば以降、関東でも銚子、野田、佐原などでしょうゆ製造が盛んになり、江戸川、利根川の水運を利用して大消費地の江戸に直接輸送が可能であったことや品質の向上もあり、高級品である「下り物」とともにこれら「地回り物」の供給が活発になり、更にしょうゆの消費が拡大します。それらの江戸への輸送物資の物流施設として存在したのが、大川、日本橋川、箱崎川などの河川や水路・運河沿いの河岸でした。鮮魚は日本橋、米は蔵前、酒は新川、野菜は神田などと、物資によっては河岸が決まっていた場合もあるようですが、行徳の塩を揚げる行徳河岸を始めとして、醤油は箱崎川周辺で揚げることが多かったようです。Soy1.jpg行徳河岸から一歩横に入った稲荷(とうかん)堀。明治時代に埋め立てられ、現在はとうかんぼり通りになっていますが、こちらに醤油会館があります。日本醤油協会の山中さんにお話を伺いました。Soy2.jpg

醤油会館は、日本醤油協会、日本醤油技術センター、醤油業中央公正取引協議会など醤油関係の団体の事務所が入っているだけで、残念ながらしょうゆ博物館等の一般向けの公開はありませんが、会館の1階外側のウィンドウディスプレイには、全国の醤油会社の製造したしょうゆ、しょうゆ味レシピ&エピソードコンテストの入賞作品や今は使われなくなった醤油樽などの展示があります。Soy4.jpg

【全国醤油会社からのしょうゆ展示】

 

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【醤油樽】⇒ネギマの殿様が広小路の煮売り屋で「にゃ~」を食するために腰を掛けたのはこれでした。(/archive/2015/11/post-2812.html

 

また、日本醤油協会しょうゆ情報センターではしょうゆ食育プロジェクトとして、小学校等に対して「しょうゆもの知り博士の出前授業」を行っており、出前授業の様子はリンク(https://www.youtube.com/watch?v=nj9JZIYpD_U)で見ることが出来ます。

 

現在ではもちろん醤油樽を積んだ船が箱崎川を遡ることはありませんが、このような歴史もあり周辺には醤油会社の本社(ヒゲタ)、東京拠点(ヤマサ、ヒガシマル、キノエネ、盛田(JFLA)など)があるほか、中央区に本社がある酒・食品卸の国分(こくぶ)、ぬ利彦(ぬりひこ)も、それぞれ土浦の醤油醸造、醤油の仲買いと、しょうゆに縁の深いルーツを持っています。

 

Soy5.jpg【ヤマサ醤油・東京支社】

 

Soy6.jpg【キノエネ醤油・東京ビル】

 

特派員の滅紫さんが6月13日記事「ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション(/archive/2015/06/post-2514.html)」で紹介されている、箱崎TCATそばにあるCafé Musée H(カフェ・ミュゼ・アッシュ)では、マーブル醤油アイス(400円)を楽しめます。醤油会館の近くにありますので、こちらも是非ともお試しあれ!

 

【醤油会館】

所在地:〒103-0016 中央区日本橋小網町3-11(とうかん堀通り)

交通:地下鉄半蔵門線水天宮前駅下車徒歩7分程度、地下鉄日比谷線・東西線茅場町駅下車徒歩7分程度。

*ディスプレイは屋外にあるためいつでも観覧可。

 

【Café Musée H(カフェ・ミュゼ・アッシュ)】

所在地:〒103-0014 中央区日本橋蛎殻町1-35-7

交通:地下鉄半蔵門線水天宮前駅下車目の前

営業時間:11:00~17:00(土・日・祝 10:00~、月休)

電話:03-3665-0251