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中央区観光協会実施の「中央区観光検定」に合格し、特派員登録をした観光ボランティアメンバーによる中央区の“旬な”情報をご紹介。

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銀座一丁目の歴史的建造物とコーヒー専門店「らんぷ」

[ジミニー☆クリケット] 2011年9月 6日 11:00

ときどき前を通りながら、気になっていた「鈴木ビル」(中央区銀座1-28-15)は東京都指定の歴史的建造物でした。やっぱりなあと一人納得delicious

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正面の壁面に説明版があり、それによると、建築年は昭和4年とありますから、築82年ですsign01


もともとこのビルは、「甲子屋(きのえねや)倶楽部」という名前だったとのこと。


かつて新富町にあった「新富座」と関わりのある建物だそうで、公演やお稽古事に部屋が貸し出されていたそうです。


 

ファサードのデザインや装飾が非常に凝っていて、1階円柱のレリーフや銅版葺きの屋根に付けられた馬蹄形の窓もおしゃれです。

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その1階には、これまた由緒ありげなコーヒー専門店「らんぷ」があり、入ってみると、小じんまりしたお店ながら、優しそうなマスターが、1杯1杯サイフォンで丁寧にコーヒーを淹れてくれます。

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マスターは、25年間、ここでお店をやっておられるとのこと。コーヒー専門店ですが、食事もでき、メニューには、香川県(さぬき)出身のマスターの作ってくれる手打ちうどんもありますよsign03

このお店については、今年6月に出版された村松友視さんの「銀座の喫茶店ものがたり」(白水社)でも紹介されていますので、そちらでもどうぞ(188ページ~)book


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コーヒー専門店「らんぷ」中央区銀座1-28-15

営業時間7:30~18:00、土・日・祝祭日お休みcafe


 

 

九月の新橋演舞場ー秀山祭ー三代目中村又五郎襲名公演

[滅紫] 2011年9月 6日 10:30

9月の演舞場は初代中村吉右衛門丈を偲ぶ恒例の「秀山祭」ですが、今年は当代吉右衛門さんの人間国宝認定、昨年播磨屋一門に戻った中村歌昇さんの三代目中村又五郎襲名、種太郎さんの四代目歌昇襲名とおめでたいことが重なって初日から大入りの盛況ぶり。私が観た5日目の夜の部もぎっしり満員。


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劇場入り口の積樽前で「又五郎襲名」名入りの半纏を着た係りの方に入っていただきパチリ。


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楽しみにしていた襲名記念弁当(1800円)は私の前で無情にも売り切れ!写真だけ撮らせていただきました。お昼の部は早めに来てGETせねば。
食べられないと思うと余計に美味しそうに見えるのは何故?


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客席に入ると正面には「襲名祝い幕」がかかってお祝い気分を更に盛り立ててくれます。


新又五郎さんは「糒倉」で初役の豊臣秀頼と「車引」の梅王丸を演じます。淀君役の芝翫さんが残念なことに2日目から体調不良で休演、代役は福助さん。吉右衛門さんが氏家内膳、梅玉さんが大野修理。襲名口上は出演の幹部役者さんたちが舞台上にずらりと勢揃いの大迫力。襲名公演はこれだけでも、見ごたえ充分です。芝翫さんが休演なので最初に口上を述べることになった吉右衛門さんが「生まれて初めてで緊張」と説明して客席の笑いを誘っていました。

「車引」の桜丸は藤十郎さんですが、3兄弟の一番下の弟を演じてまるで違和感もなく、喜寿を過ぎたとはとても信じられない若々しさと美しさです。美容の秘訣を教えていただきたいくらいです。3兄弟が揃い後ろに歌六さん演じる時平が並ぶ幕切れは本当に錦絵のようでうっとりしてしまいます。


新歌昇さんが元気に杉王丸を演じ、「四代目」「播磨屋」と声がかかっています。 


最後の幕は染五郎さんが宙乗りでつづら抜けを勤めるのが評判の「石川五右衛門」、空中で「つづらしょったが可笑しいか。ばかめ」次の「南禅寺楼門の場」で満開の桜を足元に「絶景かな」の名セリフを聞くとぞくぞくしてきます。此下久吉は松緑さんです。

25日までですが日によってはまだ席もあるとのことなので

東京では一度しか機会のない記念の襲名公演、是非ご覧ください。

お問い合わせ:チケットホン松竹:0570-000-489(10:00-18:00)


 

 

中央区観光協会加盟店紹介14 ホテル龍名館東京 花ごよみ 

[銀造] 2011年9月 6日 08:30

 ホテル龍名館東京は中央区八重洲1-3-22にあり、東京駅八重洲口北口から八重洲通りをはさんで位置しています。 今日は、レストランの「花ごよみ」さんへ、昼食に行って来ました。

1階のエントランスから15階のフロントロビーとレストランへ向かいます。 1階のエレベータ乗り場の前には、創業時の「旅館 呉服橋 龍名館」の看板が立てかけられています。 創業より100年以上の歴史のある旅館だそうです。 


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 楽しみにしていたビュッフェは、にこやかに歓迎してくれるスタッフの笑顔に、和のおもてなしの心、和惣菜のお料理が丁寧に味付けされています。 こちら「花ごよみ」の昼食は和風ビュッフェで、四季食彩膳」と銘打って、平日は¥1,200です。もう一品銀鱈の西京漬けの焼き魚を加えても¥1,800


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CIMG8996.jpg最初のおかずは沢山とりすぎて、余り綺麗に盛り付けられていませんが、ばい貝の煮付け、すき焼き、

野菜の天麩羅、高野豆腐、玉子焼き、かぼちゃ、川海老のから揚など。

ご飯と味噌汁はお女中が配膳してくれます。

窓際に陣取って、八重洲通りの景色も楽しみます。

夜の待ち合わせ、食事も楽しみ。

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お代わりした次の盛り付けは、

ぜんまい、ひじき、煮玉子、青ねぎの卵とじ、玉子焼き、ポテトサラダ、真ん中に風呂吹き大根。とても丁寧で上品な味付けです。

お隣は日系と思しき若いカップルが食事と会話を楽しんでいました。

あー、美味しかったなぁhappy01 

今度は、誰かと一緒に来たいな。


龍名館さんとレストラン「花ごよみ」の詳細はこちらです。http://www.ryumeikan-tokyo.jp/

 

 

 

 

 

◆観光協会まち歩きツアー2011 ~文化コース「銀座はじめて物語」を歩く~ 

[巻渕彰/写楽さい] 2011年9月 5日 11:30

中央区新発見! 7月からはじまった観光協会主催のまち歩きツアーも、いよいよ秋の部に入った。その皮切りは9月3日(土)、「銀座はじめて物語をたずねて」として銀座めぐりが開催された。この日は台風12号の影響を受け、開催前から実施が危ぶまれたほか、突然の驟雨に見舞われたことでルート終盤で中止となった。

 

0913_321_110903 ginza_kabuki.jpgまち歩きツアーのルートを追ってみよう。案内役は公認ボランティアガイドの「中央区文化財サポーター協会」が担当した。午後1時半、警察博物館前(京橋跡北詰)に集まった参加者は抽選で選ばれた14人。旧東海道の街道筋だった中央通り(銀座通り)を京橋跡から新橋跡まで南下して、はじめて物語の足跡を歩くルート。

 

明治期・大正期の「京橋の親柱」、「煉瓦銀座の碑」などからはじまり、「江戸歌舞伎発祥の地碑」(写真)へ。明治初期の銀座煉瓦街の通りは、はじめて人道と車道が分離されたことでも知られる。「銀座発祥の地」は銀座役所が置かれ、銀座の原点である。電灯が灯ったところには「日本初の電気灯柱」がある。それ以前の銀座を照らした明治初期のガス灯は、銀座ガス灯通りに復元されている。近代文明の浸透ともに、食文化への新しい挑戦をした、いくつかの老舗をめぐり、銀座四丁目に達する。

 

いまは、銀座の中心地である四丁目交差点周辺は、かつては朝野新聞など新聞社が立ち並んでいたとは及びもつかない。そう、銀座は新聞社、出版社などが進出して、言論、情報の発信地だったのだ。いまでもその面影を探し出すことも銀座の楽しみである。

 

銀座六丁目に差し掛かったところで、突然の激しい雨になった。しばらく雨宿りをするが止む気配がないので、ここで中断になった。残りあと少しであったが、全ルートを回れなかったのが惜しまれる。

 

今回のコースを終え、参加者の声は、「いつも歩いている銀座だが、いろいろ歴史を知ることができた」など、銀座再発見の機会になったようだ。ただ、「雨で全部回れなかったのが残念だった!」との声が多かった。本年度の観光協会まち歩きツアー(文化コース)は、中央区まち歩きボランティアガイドの「中央区文化財サポーター協会」が全コースで協力実施している。●巻渕彰

 

中央区観協会 まち歩きツアーのご案内は こちら>>

 

 

 

銀座 瀬里奈

[鞠つき] 2011年9月 5日 11:00

ティファニービルにある、"銀座・瀬里奈"で、友人のお誕生会birthday 

このお店でいつも頂くのは、蟹しゃぶしゃぶcancer

季節の日本料理も堪能しましたrestaurant 

 

 

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      お通しの胡麻豆腐                鰹のたたき

 

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 ずわい蟹・松茸寿司・小柱と梨のみぞれ和え・ 南瓜包み揚・太刀魚香味焼

 

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     メインの蟹しゃぶしゃぶ             蟹は胡麻ダレで

 

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     お野菜はポン酢ダレで        蟹しゃぶのおだしで最後におうどん

 

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     抹茶アイスクリーム

 

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    カレンダー模様のケーキ               美味しいshine

  お誕生日の日は赤い印がcake

 

お誕生日の方にはシャンパン又はフルーツのプレゼントと

記念の写真も撮ってくれますwine 

 

今度はステーキが食べたいなheart04

 

銀座・瀬里奈のホームページ

 

 

 

 

「日本百街道展」~街道の数だけ日本がある~

[O傘] 2011年9月 2日 10:30

日本橋架橋100周年記念のイベントとして、「日本百街道展 特別展」(パネル展示)が、2011年8月20日~9月21日まで、日本橋室町の地下鉄銀座線と半蔵門線「三越前駅」の間の地下コンコースで開催されています。
IMG_1729coltcomp.JPGずっと遠い祖先が切り拓いた道。大名が参勤交代で通った道。そして地域の人たちの暮らしになくてはならない道。そんな地域に密着した街道や脇往還(脇街道)にスポットをあてています。

IMG_1659coltcomp.JPG展示してある百街道のマップには、奥州街道、東海道、木曽中山道、日光街道、羽州街道の他、塩の道、川越街道、北国街道、郡上街道、美濃街道、熊野古道、因幡街道、土佐街道、長崎街道などが地図上にそれぞれとぎれとぎれに表示されています。(すみません、上の写真は細かい字が見えません。実際会場に足を運んでご覧ください。)

次のように7つのコーナーがありました。
「江戸・五街道」(中央区)、「甲州街道」(千代田区)、「飛騨高山・歴史街道」(岐阜県高山市)、「萩往還」(山口県萩市)、「日本百街道」、そして「甦れみちのくの街道」、「東日本大震災と道路」です。
それぞれ、写真・図や言葉で特徴をコンパクトに表現しています。各コーナーにはパンフレットも用意してありますよ。

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IMG_1755coltcomp.JPG 「 中央区の展示コーナー」

では、日本橋を起点にする5街道の中央区内の街道地図や、震災や戦禍に耐えて人々に力になった日本橋などのパネルが展示されています。


IMG_1696coltcomp.JPG「甦れみちのくの街道」や「東日本大震災と道路」のコーナー

は、日本橋が、今回の大地震にみまわれた東北へのびる国道4号線(奥州街道)の起点であることから、東北の道路の被害状況や復興状況そして東北の街道について、大震災の犠牲者への追悼と復興を応援するための特別展示です。 


 

IMG_1554colcomp.JPG「日本百街道展 特別展」に合わせて


街道物産展「全国街道市」が開かれていて、萩往還の萩市の市(いち)が展示場の隣に並んでいました。


 

この「日本百街道展」は、12月までの4カ月で4つのテーマを展示します。

第1回 「日本百街道展 特別展」8/20~9/21
第2回 「木曽中山道展」9/23~10/23
第3回 「因幡(いなば)街道展」10/25~11/24
第4回 日本橋「しずおか東海道展(仮称)」11/26~12/25


合わせて街道物産展「全国街道市」が開かれます。(開催期間が短いのでご注意ください。)
「桑折・街道市」9/20~21
「萩往還・街道市」8/25~28
「飛騨高山・街道市」9/15~21
「みちのく街道復興市」未定

IMG_1727colcompt.JPG歴史や街道あるいは震災、物産展に興味のある方、是非この機会に足を運んでみてはいかがでしょうか。また、この展示会場(地下鉄メトロ「三越前駅」地下コンコース)の壁には、写真展示(日本橋周辺の航空写真)「熈代勝覧」が常設展示してあります。
IMG_1725coltcomp.JPG写真展示では、大きな写真パネルが二つ並んで展示してあります。1つは平成18年(2006年)のもの、もうひとつは東京大空襲前の昭和19年(1944年)のものです。昭和19年には千代田区と中央区の区境川「龍閑川」はありましたよね。探せますか?

IMG_1739colcomp.JPG「熈代勝覧」は、江戸時代、11代将軍徳川家斉の時代の文化2年(1805年)頃に描かれたそうで、神田今川橋から日本橋までの7町(760m)の賑わいを詳細に絵巻にしています。

この展示絵巻はベルリン国立アジア美術館所蔵のもののレプリカ(実際は長さ12.3mを1.4倍して約17mに拡大)です。

当時の江戸の町の様子を知る上で貴重な資料ですよね。

三越の前身の三井越後屋はじめ88の店舗と、行き交う人々は1671人、このほか20匹の犬、馬13頭、牛4頭、猿や鷹などの動物も描かれているそうです。見ていると当時の賑わいが伝わってきます。

翌年の文化3年(1806年)に牛町火事(丙寅の大火)にみまわれたそうで、その直前の絵ということで貴重な絵巻です。
もうご覧になった方も多いと思いますが、まだの方は、この「日本百街道展」を見るついでにこちらの方も是非ご覧下さいね。