[サム]
2015年7月17日 09:00
本年度の中央区観光協会主催「まち歩き」ツアーが先月末よりスタート。
今回は、7月14日に開催された新コース「 特別産業コース」<観光協会特派員と歩く築地周辺>のご紹介。
当日の日本列島は高気圧に覆われ、南から暖かく湿った空気も流れ込み、全国的に気温が上昇。東京の最高気温も34.3℃を記録。
定刻の10:00前に当日の参加者6名が集合場所の「タイムドーム明石」に揃ったところで早速スタート。
まずは、公使/ 領事をはじめ、伝道・医療・教育関係といった、所謂知識人層が多く居住し、文教地区の様相を呈した築地居留地の特徴的な足跡を巡り、次いで異国文化の隣接地、家並みに昭和の面影が色濃く残り、隠れたグルメスポットとも称される築地7・6丁目界隈 "裏築地" を散策した後、お目当ての築地場外市場へ。
創建350余年の波除稲荷神社の建つ一角は、時代のうねりのなかで大変遷を遂げながら、神社は一貫して築地の氏神であり続けています。
最後に場外市場の老舗のひとつ「玉子焼き大定」さんを訪ね、お店の歴史や商品の話を伺い、伝統を継承する商いのこころに触れさせていただきました。
(集合地点)~聖ルカ通り~居留地中央通り~築地7・6丁目"裏通り"~波除通り~(解散地点)
「大定」さんは、創業80余年。
「味」「素材(地養卵<漢方処方の特殊飼料で蓄養した鶏の卵>を厳選して100%使用)」「技」の3つの粋を極めた玉子焼がセールスポイントとの由。
寿司店向きの定番「つきじ野」、創業当時宮内庁御用達の味の復刻版「江戸前」、出汁を効かせた日本料理店向きの「江戸だし焼」、砂糖に代え蜂蜜使用の「小粋なハニー」を始めとして、具材のバラエティ等々を合わせると、その数はなんと30種以上‼。
出汁や甘味が違う <旨み四品~かおり~> 、彩りと食感が違う<風味四品~ゆたか~> の "お楽しみパック" もあります。
店奥には22台もの玉子焼器が並び、職人さんが次々と焼き上げる姿は壮観です。
11:30、ツアー終了。
大定 石井課長、お忙しい中、貴重なお話有難うございました。
ご参加の皆さん、お疲れ様でした。
[ジミニー☆クリケット]
2015年7月16日 18:00
「ギャラリー八重洲・東京」をご存知でしょうか
八重洲地下街の外堀地下3番通りにある、とてもオープンな雰囲気のギャラリーです
現在、ここで、「八重洲・パリ祭展」が開催されています
この企画展は、2008年に日仏友好150周年を祝って始められたもので、今年で8回目を迎えます
40名近い作家の方々がパリにちなんだ作品を出品されており、風景画あり、人物画あり、心象風景を描いた作品ありと、盛りだくさんで、きっとお気に入りの作品に出会えることでしょう
ちなみに、八重洲地下街は、今年でちょうど50周年、「ギャラリー八重洲・東京」は今年でちょうど20周年だそうです
週替わりで、展示会が開かれています
開催期間は、7月13日(月)から19日(日)まで、開催時間は午前10時から午後7時までです(最終日は午後3時半まで)。
場所は、下の地図で赤枠の部分です。
「ヤエチカ」にお越しの際は、是非立ち寄ってみてください
「ギャラリー八重洲・東京」のHPはこちら ⇒
http://www.yaechika.com/gallery.php
[お江戸のマーシャ・堀内]
2015年7月16日 16:00
私は、時々、幕末から明治、西郷隆盛屋敷跡に立つ日本橋小学校へ
図書館やプールのために寄っています。
まずは、半蔵門線の水天宮前駅、8番出口を出ると、学校帰りに
とっておきのような "揚げたてコロッケの今半" がみえます。
そこら辺りはいくつもの昔ながらの路地があり、それぞれ食べ物屋さんが
沢山あります。そんな中、てんぷらで有名な "中山" というこじんまりとした
お店があります。ご夫婦でカウンターの内側と外側で、
ユルリとした雰囲気を醸し出しながら、幾分黒めで甘辛いタレがかかった天丼が
ここの御馳走です、夜は常連さんが多いのも頷けます。
それからその路地辺りを見ていると、道端にクジラの置物があります、
これは江戸時代、ここは葺屋町、堺町と言われ、庶民に人気の
操り人形のメッカだったようです。その時に使う人形の操り糸
としてはクジラの髭が一番しなやかな動きを出せるという事で、
このクジラへの感謝の標だそうです。
そして、親子丼といえば "玉ひで" ですね、私もお休みの日のお昼に頂いています。
そして、人形町、水天宮の地下鉄駅の通りに聳える二つの櫓、
"江戸落語からくり櫓" と "江戸火消しからくり櫓" が見えます。
(江戸落語からくり櫓)
人形町は、なにか昔の大阪の面影が残っているような場所にも思えます。
[CAM]
2015年7月16日 09:00
平成27年の「佃島の盆踊り」は、7月13日(月)から始まりましたが、7月15日(水)の21:00で終了しました。
その終了直前、少しのぞいてみました。
『中央区ものしり百科』では、「江戸以来の歴史を継承する佃島の盆踊りは、・・・単調なリズムの櫓太鼓と、念仏のような口説き唄に合わせてゆったりと静かに櫓の回りで踊るもの」「古きよき時代の素朴な風情を伝える一見の価値がある踊りである」と紹介されています。
[CAM]
2015年7月15日 14:00
日本橋の振興計画もいろいろと進んでいるようですね。最近の新聞情報では、以下のようなものが目に留まりました。
日本橋の再開発計画については、2015年5月29日の 日経産業新聞 が「東京大手町・日本橋、オフィス街、変貌の連鎖」と題する記事で取り上げています。この記事によると、
>日本橋の注目は、日本橋2丁目地区再開発だ。重要文化財である高島屋日本橋店を保存し、余剰容積を活用して東側のA街区と北側のC街区に超高層オフィスを建設する。
低層部が連続するように、高島屋日本橋店の屋上を中心とする緑の回遊空間を整備する計画で、完成は18年の予定だ。
その北側では、日本橋2丁目地区北地区計画が進行中だ。オフィス、店舗などが入る高さ約180メートルの超高層棟「東京日本橋タワー」は15年春に竣工。全体完成は17年を目指す。
日本橋の南西側の京橋エリアでは、京橋2丁目西地区再開発の工事が進んでいる。中央区の指定有形文化財である歴史的建築物棟を保存再生しながら複合ビルを建設する計画で、16年秋に竣工予定だ。
また、2015年6月25日の 日本経済新聞 は、「羽田―都心、航路を短縮、都、舟運を活性化」と題する記事で、以下のように報じています。
>東京都は2015年度末をめどに、羽田空港と都心部を結ぶ水上航路の"近道"を設ける。空港西側にある海老取川を掘り下げて、多くの船が通れるようにする。東京湾にせり出した空港を迂回する従来ルートに比べ、日本橋までの時間は最大30分短縮し、40分程度になる見込み。20年五輪に向けて観光用など定期航路化をめざすほか、災害時の物資輸送や救援活動の迅速化にもつなげる。
>東京モノレールを利用した場合、東京駅から羽田空港までは乗り換え時間を含めて30分ほど。国際自動車(東京・港)が運行するタクシーでは、日本橋―羽田間の所要時間は高速利用で40~50分程度かかる。水路の近道が機能すれば陸路と同程度の時間で移動が可能になる。
[サム]
2015年7月15日 09:00
7月13日、気象庁生物季節観測情報のひとつである、「東京地方 シオカラトンボ初見」の発表。
平年より13日遅く、昨年より4日遅いとの由。
近所の佃公園でも所謂 "シオカラトンボ" を目にするようになりました。
雄雌とも未熟な時は、体は淡い褐色に黒い斑紋、複眼は薄茶色ですが、成熟度合により体や複眼の色が変化。
雄は、成熟すると黒みが増し、腹部背面が灰白色の粉で覆われ、ツートンカラーの装い。この粉を塩に見立てたのが名前の由来とされます。
複眼は深みのある青色となり、童謡「とんぼのめがね」の歌詞 "とんぼのめがねはみずいろめがね・・・" のモデルと云われています。
雌は、成熟しても体色の基調は大きくは変わらず、俗に "ムギワラトンボ" と呼ばれています。
稀に雌でも粉に覆われてシオカラ型になるものもあるようですが、複眼の色と尾部先端の形状の違いで雌雄の区別が可とされています。
池・湿地・水田・溝・水溜り・人工の水場などに広く適応し生息しています。
東京の都心部でもトンボが比較的健在であることには、いくつかの理由が考えられています。
まず、餌場となる草はらやグランドの存在。即ち公園・庭園や河川敷、野球場/サッカー場の芝といった具合に、一定程度、トンボの餌となるような小さな昆虫が飛び回っている緑地が確保されていること。
そして、羽を休める木立・草むら、産卵をする水辺の存在。
都心部で見られるトンボの多くは、比較的浅く流れの少ない水域を産卵場所に選ぶ種類とされます。
浅い水溜まり、ビオソープの池、学校の田んぼ等も産卵並びにヤゴの生息場所と考えられていますが、もうひとつ挙げられるのが "平成のため池" 学校のプール。
野生の生き物は、実はなかなか強か。
もともとあった自然環境が失なわれても、人間がつくりだしたそれに近い環境をうまく利用して世代を繋いでいるようです。