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中央区観光協会実施の「中央区観光検定」に合格し、特派員登録をした観光ボランティアメンバーによる中央区の“旬な”情報をご紹介。

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人形町の 元徳稲荷神社 綱敷天満神社

[銀造] 2016年1月 6日 16:00

 明治座から甘酒横丁に入って、藪蕎麦の角に、「初詣 元徳稲荷神社」のご案内の幟がありました。

左折して100mほど入ったところに、元徳稲荷神社が鎮座されていました。 この辺りには、入ったことがありませんでした。大発見です。

お参りして、ご由緒書きを拝見すると、

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「元徳稲荷神社と綱敷天満神社の由来記、

 江戸時代上期 千五百石を領した川村徳ェ衛門が伊勢神宮の外宮、豊受大神宮より分け御霊を受け、小石川の自分の屋敷内に祀った。

後に屋敷替えとなり今の墨田区立川三丁目の三ツ目通り三ノ橋の袂に遷宮して一般市民の参拝が出来るように開放しました。

豊受大神宮は瑞穂の神として国魂の神になって居たので庶民が豊作をもたらす神として祀る場合は稲荷神社の神名で祀るようになったようです。

 

川村徳ェ衛門が再度屋敷替えをした跡に民家が建ち、この町を「元徳ェ衛門町」と言い、稲荷神社は元徳稲荷神社と名づけられました。

細川公という大名屋敷が今の浜町二丁目西部町会(以前は元徳町会と呼ばれていた)内にあり、細川公が懇請して元徳稲荷神社の分け御霊を受けて祀ったのが、元徳稲荷神社の由来であります。

元徳稲荷神社に、同じ町内に祀ってあった学問の神である天神様(綱敷天満神社)を合社いたしました。進学の神、産業、商売繁盛、火伏の神としてもご利益も伝えられています。

神紋は稲荷神社の抱き稲紋と天神様の梅鉢紋を組み合わせた抱き稲に梅鉢です。

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天神様で合格祈願、綱敷天神 辨財天という幟がはためいています。私も、資格試験が成就するようにとお参りしました。

 

 

日本橋七福神めぐりー当日(1月4日)の情景

[クラさん] 2016年1月 6日 14:00

昨年の12月28日に「日本橋七福神めぐり」(日本橋三越 主催)をご紹介しましたが、その開催当日(1月4日)の情景を報告します。当日は暖かく好天に恵まれ、予定時刻より少し早く受付が始まり"参加リボン、参加用紙、順路地図"のセットを受取り、巡拝をスタートしました。主催者の話では、8000人程の参加者を予定しているとのことでした。

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小網神社から始まり寶田恵比寿神社までの8社を順路地図と要所に立つスタッフの道案内で約1時間半かけて廻りました。どの神社も参拝者の行列ができていました。途中の椙森神社では配布された記念品引換券(2枚)のそれぞれにスタンプを押してもらいました。また、8社の巡拝を終わり終点の日本橋三越までの間の小津和紙がお茶処と用紙の記入所となっており、多くの人が休憩所として利用していました。

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最後に、終点の日本橋三越の屋上にスタンプを押した参加用紙を持参し、干支の絵馬型手ぬぐいをいただきました。また、同じく参加用紙を三越の向かいの山本海苔店に持参し、干支小皿を記念品としていただきました。

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暖かい日差しのもと、「日本橋七福神めぐり」を楽しんできました。

 

 

Happy New Year from Tsukiji 2016

[銀造] 2016年1月 6日 12:00

 2016年1月5日、築地市場の仕事始めの日です。

この朝、東京メトロ築地駅にて掲示板の地図を覗いている家族連れにお逢いしました。

築地場外市場へ行きたいと言うので、お連れしました。門跡通りのお店を紹介しながら、会話を交わすと、

彼らはオーストラリア人で豪州の東海岸のBrisbane 近くの都市から日本に観光に来たとのことです。

 日本では、野沢温泉で温泉とスキーを満喫し、この朝初めての東京訪問との事でした。合計9日間の滞在とのことです。

 

「情報市場ぷらっと築地」で英語版の地図を頂きました。大変丁寧な応対で、親切なスタッフの女性二人でした。

そのプラット築地の前で記念写真。

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新しい場外市場の建物も完成ま近です。

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本年が皆様にとって最良の年となることを祈念しております。 銀造

 

 

 

"新春の空に、一富士、二鷹!! "

[お江戸のマーシャ・堀内] 2016年1月 6日 09:00

新春、明けましておめでとうございます。

 

一月二日、横浜で厄払いを兼ねた新年のお参りをした後、銀座線/新橋から15分ほど歩いた所にある
浜離宮恩賜庭園に行き、伝統ある鷹狩の技「放鷹術(ほうようじゅつ)」を見てきました。
ここは江戸時代将軍家の鷹場、明治時代には鷹匠を住まわせてこの伝統を保護、この鷹を放ちての実演は
今回で24年目、外国人含めて数百人の観衆が居た様に思います。松の木の木陰だったので少し寒かった~。
--少し宣伝ですが、ここは真向いに見える晴海(2020オリンピック選手村)との間の東京湾から海水を引いている珍しい庭園であること、
また三百年の松があること、吉宗の時代にはベトナムからの白象が暫く住んでいたことでも有名です。

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(浜離宮の説明版は、クリックすると大きく表示されます)

 

 

さて、メインイベントである210メートルの高さの電通ビル屋上から舞い降りる「オオタカの急降下」の前には、
輪回りといって、鷹に周辺環境に慣れさせるためのウォームアップです。
この日は晴天でしたが、オオタカの急降下時には、何故かトンビやカラスがたくさん集まってきて邪魔をされたり
して(縄張り争い、、)鷹匠の腕にはなかなか戻ってこないという自然ならではの微笑ましいハプニングでした。
一般の方の参加イベントで、鷹が数メートル飛んで腕に乗っかる!"鷹は、思ったよりも軽い"と言っておられたのは
わかるような気がします。
鷹が大空を風に乗って軽やかに飛ぶ姿は雄姿です、一富士、二鷹、三茄子、2016年、佳き年でありますように!

 

最後、この写真の緑の畑は菜の花です、二月以降には黄色一面になった風景がまた素晴らしい、自然を愛でる時として
お時間作って訪れられることをお勧めです。
浜離宮恩賜庭園 http://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index028.html

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合掌

 

 

日本橋の首都高高架、特区使い地下化

[CAM] 2016年1月 5日 18:00

下記のような記事が出ていますね。 着工は2020年のオリンピック閉幕後という計画のようです。
実現すれば、日本橋近辺の景観はかなり改善されるでしょう。
 
>東京・日本橋の首都高高架、特区使い地下化、国交省・都

2016/01/05 日本経済新聞 朝刊 5ページ 684文字

 東京・日本橋の真上を走る首都高速道路を地下に移す構想が動き出す。国土交通省や東京都は国家戦略特区の事業と位置づけ、3月にも周辺の再開発と一体で都市計画決定の手続きに入る。事業費は5000億円規模とみられ、2020年の東京五輪閉幕後の着工を目指し、財源を調整する。
 地下化するのは首都高都心環状線の竹橋―江戸橋両ジャンクション(JCT)間の約2・9キロの区間。現在、日本橋川の上を通る高架橋を、川の南側の再開発用地などの地下に移す案が有力だ。すでに官民で構成する連絡会などで協議を進めている。

 

 

すずらん通り小咄三題

[之乎者也] 2016年1月 5日 16:00

今日は、お題として「すずらん通り」を取り上げたいと思います。以前ある記事を書いたとき、この通り(「銀座すずらん通り」)について間違えてお伝えをしてしまいました(既にその箇所は修正済です)。中央区の観光情報を正しくお伝えする特派員として今後間違えないように、今回はこの通りについて更に深く掘り下げてみたいと思います

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銀座すずらん通りといえば、中央通りの一本西側の銀座5丁目から7丁目までのタテの通りです。メジャーな中央通りに比べ、人通りもあまり多くは無い通りですが、晴海通り沿いには「SUZURAN ST」と大きく書かれたゲートがあり、存在感があります。Majalis8.jpg

 さらには12月30日付記事「MMM~銀座にヨーロッパの風を感じて(/archive/2015/12/mmm.html)」でもご紹介の通り、素敵なお店が立ち並ぶ通りでもあります。Majalis2.jpg【銀座すずらん通りの銀座木の実ビル】⇒何だこれは。。。ゴリラが壁を登ってる!

 

さて、そんな銀座すずらん通りですが、実は同じ銀座の中でも場所(南北)によって道の名前が変わります。晴海通りをはさんだ4丁目から北は「銀座ガス灯通り」、そして8丁目は「金春(こんぱる)通り」となりますMajalis11.jpg【ガス灯通りにある復元ガス灯】 

 

Majalis10.jpg【金春通り】

 

1本の通りに3つも名前があって「ぶり はまち、元はいなだの出世魚」ではないですが「(スズ)ラン (金春)芸者、いちに(1、2丁目)はあかり(=ガス灯)出世みち(=通))」などと下手な川柳ができそうです。しかし、銀座には実は他にも「出世通り」(あずま⇒信楽、レンガ⇒西五番⇒見番)があって、お店などの紹介の際には気を付けたいところです!Majalis12.jpg【銀座地域通り地図(中央区道路課作成地図を改変)】⇒①あずま⇒信楽(黄)、②ガス灯⇒すずらん⇒金春(赤)、③レンガ⇒西五番⇒見番(青)

 

さて、一件落着と思いきや「すずらん通り」には、更にもう一つお題がありました。12月29日付記事の「二つのMIYUKI DORI(/archive/2015/12/post-2960.html)」では区内にある2つの御幸通りを紹介しましたが「SUZURAN DORI」はなんとつもありました。ーーー銀座の他に八丁堀の「鈴らん通り」、そして薬研堀(東日本橋)の「すずらん通り」です。Majalis7.jpg

【八丁堀の鈴らん通り】

 

銀座すずらん通りも、素敵な通りですが「(八丁堀)鈴らん通り」も、戦前は映画館、寄席、ダンスホールなどが立ち並んで「下町の銀座」とも云われたそうです。更には江戸時代に遡ればそこはかっこいい八丁堀の旦那(与力、同心)の住む粋なエリアでした。こちらには「八丁堀与力・同心組屋敷跡」の教育委員会による説明板があり、現在も8月18日付ブログで紹介した「コピティアム 新加坡小餐館(/archive/2015/08/kopi-tiam-in.html)」など魅力的なお店が多く立ち並ぶエリアです。Majalis5.jpg【薬研堀のすずらん通り】

そして「(薬研堀)すずらん通り」ですが、こちらは銀座や八丁堀と比べるとちょっと静かな通りですが、享保2年(1717年)創業というお茶屋さん「ほりつ茶舗」があるほか、「金鳥(キンチョ―)」のマークで知られる大日本除虫菊の東京支店があり、こちらの赤いマークもかなりインパクトがありますが、なんといってもこの通りの名物は、通りの中央、大川の向こうに聳える見事なスカイツリーの風景でしょう。Majalis9.jpg

【薬研堀 すずらん通り】

 

 「すずらん通り」は、その名の親しみやすさや清らかなイメージのためか非常に人気もあり、全国に同名さんはかなりの数がありそうです。その元祖は神田のすずらん通りのようですが、今では神田を中心に8つのすずらん通り(赤羽、阿佐ヶ谷、荻窪、経堂、銀座、立川、成増)が集まる「東京すずらん通りサミット」まで結成されているとか。

 

追記:ガス灯通りはこれまでの説明だけでもすでにややこしいのですが、更には、2丁目部分は以前は「観世(かんぜ)通り」と云ったそうです。江戸時代、ここに観世屋敷(猿楽(能楽)の家元観世太夫のお屋敷)があったことが名前の由来だったようですが、このあたりは8丁目の金春通りと同様な歴史的な経緯のようです。平成16年に地元からの改名申請もあり、1丁目から4丁目まで一緒に銀座ガス灯通りと改名された(中央区役所道路課工務係)そうです。Majalis13.jpg【区内3つの鈴らん通り(中央区道路課作成地図を改変)】

 

 

【銀座すずらん通り】

所在地:〒104-0061 中央区銀座5-6から7-8まで

【銀座ガス灯通り】

所在地:〒104-0061 中央区銀座1-7から4-4まで

【金春通り】

所在地:〒104-0061 中央区銀座8-7から8-8まで

【銀座 木の実ビル(ゴリラの壁登り)】

所在地:〒104-0061 中央区銀座6丁目8−6

【鈴らん通り】

所在地:〒104-0032 中央区八丁堀1-8から3-18まで

交通:地下鉄日比谷線・JR京葉線八丁堀駅下車

【八丁堀与力・同心組屋敷跡】

所在地:〒104-0032 中央区八丁堀3-17-9(京華スクエア目の前)

交通:地下鉄日比谷線・JR京葉線八丁堀駅下車30秒

【すずらん通り】

所在地:〒103‐0004 中央区東日本橋2‐4から2‐19まで

交通:地下鉄都営浅草線東日本橋駅下車