[月島菜々子]
2016年1月 4日 14:00
青空の広がるお正月、諏訪流放鷹術の実演が行われた浜離宮恩賜庭園を訪ねました。
1月3日の14時の部を見るために、少し早めに出かけると、内堀広場では「合気道の演武」のパフォーマンスを披露中。後期高齢者の方の熟練技もあり、勝敗を争わずに技を鍛え、互いの人間性の向上に努めると言う身の引き締まる武道は見応えがありました。
出店で買った炭火で焼き立ての「三福だんご」を片手に鷹たちの出番を待っていると、昭和初期の鷹匠(たかじょう)衣装を身にまとった男性2名、女性5名の門下生の方々が登場。
手に乗せた鷹を慣れさせるため土俵入りのようにぐるぐると回り始めました。その後、鷹匠から鷹匠へ飛び移る「振替」、樹上にいる鷹を呼び戻す「渡り」、観客参加の「据替」。最後に白鳩を空中で捕獲する「振り鳩」が披露されました。(安心してください。白鳩は安全に配慮して飛ばすと言う説明あり。)
どれも、鷹の飛ぶ速さや高低差のあるダイナミックな飛び方を楽しむことが出来て素晴らしいものでした。
今日活躍の鷹たちはヨーロッパ生まれのハリスフォーク。
彼らもまた和の雰囲気満載の浜離宮庭園でのお正月を十分に楽しめたことでしょう。
上空には鷹たちを応援するかのように、トンビがたくさん飛んでいました。
本当に穏やかな清々しいお正月のイベントで、2016年の幕開けは幸せ気分で一杯になりました。
今年も中央区の気になる情報を少しずつお届けしますのでどうぞ宜しくお願いいたします。
諏訪流放鷹術・・・江戸時代の将軍家お抱えの2つの鷹匠集団の1つで、信州諏訪神社の神事に由来。
[メニイブックス]
2016年1月 4日 09:00
あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
1月3日箱根駅伝を応援しながらの日本橋の正月風景です。
日本橋の橋のたもとに獅子舞と大黒様がおりました。
恒例の箱根駅伝。三越前で応援しました。すごい応援団。青山学院大学 満面の笑みで目の前を疾走していきました。本当に「あっ」という間でした。
このあと、福徳神社をお参り。ここもお参りの人でいっぱいでした。
天気が良くて穏やかなお正月でした。
[之乎者也]
2016年1月 3日 14:00
前回の「平成の蔵屋敷 in 中央区」(/archive/2015/08/-in-5.html)では、中央区にある地方銀行についてご紹介しました。3回目となる今回はそれから5か月ぶりとなりますが、今回は中央区に進出している外資系金融機関としてHSBCグループ/香港上海銀行を取り上げたいと思います。
東京駅前から八重洲通りを真っ直ぐ歩き、昭和通りと交わるところに、16年4月に地銀最大手の横浜銀行と経営統合することが決まっている第二地銀、東日本銀行の本店があります。その昭和通り沿いの北隣には、ガラス張りのビルが屹立しており、上部に赤地の6角形(Hexagon)に白抜きの蝶ネクタイのような形を合わせたマークの隣に、大きくHSBCの4文字が描かれています。こちらは、その香港の本部と似たガラス張りのデザイン、そしてマークからわかるようにHSBCグループ/香港上海銀行の東京拠点です。
【HSBC東京支店ビル】⇒八重洲通りと昭和通りの交差点の近くにあります。
HSBCといえば、香港をはじめとするアジア地域、ロンドンやパリなど欧州では街中で普通に見かける銀行ですが、日本ではあまり見かけません。
日本ではもともとリテール事業を行っておらず、一時(2008年以降)展開したプレミアバンキング(プチ富裕層向けサービス)もプライベートバンキングとともに2012年に撤退しており、現在、日本においては貿易金融などをはじめとする法人向け商業金融サービス(香港上海銀行)、アセットマネジメント事業(HSBC投信)、証券会社ビジネス(HSBC証券)といった限定された範囲でのサービス提供となっています。
しかしこの銀行、実は日本とのゆかりは非常に深い銀行です。一般に、東京における外資系の銀行(投資銀行、商業銀行)は、赤坂や丸の内周辺に立地するケースが多く、中央区に拠点を設けている有力な銀行では、このHSBCのほかには、アメリカ銀行・メリルリンチ(@コレド日本橋)が有りますが、今回あえて香港上海銀行/HSBCグループをお題に選んだのは、日本とこの銀行のゆかりの深さによります。
【1930年頃の香港上海銀行上海支店】⇒現在は、上海浦東発展銀行の外灘12号ビルとして使われています。
香港上海銀行は、1865年にスコットランド人のトーマス・サザーランドにより、香港にて設立されましたが、香港上海銀行が最初に日本へ進出したのは、設立の翌年の1866年です。それは、今を遡ること150年前、明治維新の前ですが、既に居留地があった横浜に最初の拠点を設けたのを皮切りとして神戸(1869年)、大阪(1872年)、長崎(1896年)と支店を開設していきます。明治以降の日本政府の富国強兵政策にも対応し、日本国内の鉄道、水道、港湾等のインフラ整備のために、2億5千万ポンドを貸付け日本の経済成長を支えました。
1923年の関東大震災により、横浜支店が倒壊したのをきっかけに、翌年東京支店を開設し、第2次大戦後も1947年以降、東京と神戸で営業を再開し、その後も日本において貿易金融等の分野を中心に日英間のビジネスをサポートした、まさに英国の在東京蔵屋敷のような役割を果たしてきた金融機関といえるでしょう。【HSBC 香港本部ビル】
香港にあるHSBC本部ビルは、全面ガラス張りで更には風水を考慮した設計となっています。こちらについては預金、両替などのリテールバンキングも行っているので内部の見学も可能です。日本橋にある東京支店も、香港本部同様モダンなガラス張りのビル(1998年竣工)となっており興味をそそられますが、こちらについては、残念ながら現在リテールビジネスを行っていないため預金などこちらでは行うことはできず、従って一般には内部見学の機会は有りません。
なお、旧香港上海銀行長崎支店は、記念館として一般開放されており内部の見学も可能です。こちらはガラス張りではなく、明治の銀行建築ではありますが、長崎への旅行の際には見学のため訪れてみるのも一興です。
【旧香港上海銀行長崎支店記念館】
【香港上海銀行東京支店】
所在地:中央区日本橋3-11-1(昭和通り沿い)
*文中説明の通り、東京支店ではリテールビジネスは行っておらず、基本的にビル内部には入れません。見学の場合は外部から見ることに止めましょう。
[滅紫]
2016年1月 2日 16:00
「年越しの大祓―十二月三十一日午後五時より住吉神社境内で行います。」との案内が届いた。いつもなかなか参列できないので事前に「人形(ひとかた)」を納めているのだが、何とか時間がとれそうなので初めて参列してみることに。10分前くらいに到着すると神主さんの周りにまだ数名、5時近くに40名くらいになった。祝詞が終わると白布が八つに裂かれ参列者の災厄はチリジリになり祓式終了。ひとりずつお神酒をいただきお参り。今年の災厄はみんな去ってくれたようなすっきりした気分になる。
―「年越しの祓」は旧暦12月晦日に行われた神事で昔は宮中行事で万民の罪や穢れを祓うための行事だった。酉の刻(6時頃)になると身の災いをあがなう形代などの祓物が持ち出されて儀式が執り行われたという。―(「日本の暦と年中行事」新谷尚紀より)
「大祓」は年2回あり、6月30日に行われるのが茅の輪くぐりで知られている「夏越しの祓」。年2回各地の神社で行われていますのでよくご存じのことと思いますが、実際に参列してみるととてもいい気分で、気持ちよく新しい年が迎えられるような気がしてきます。
年齢を重ねるとともに昔からの行事にはやはり意味があるのだと感じることが多くなってきました。お近くの神社で「すっきり気分」を味わってみてください。
住吉神社は正保3年(1646)に佃村の漁師たちが摂津国佃村より住吉神社を分社したもの。境内にある水盤舎や陶製の扁額などもよく知られています。
[之乎者也]
2016年1月 2日 14:00
12月31日の夜、近くの築地本願寺の除夜会に行って来ました。
22時45分、正門前に到着すると既に構内には篝火が焚かれ古代インド様式建築、国の重要文化財でもある本堂(1934年竣工)は昼間のように明るくライトアップされています。わくわく感を押さえながら入っていくと「甘酒とココアは
いかがですか!」と温かい飲み物を無料でサービスしてくれます。しばし甘酒で温まりながら、築地本願寺のロゴマークと2016 PEACEの文字を描いたキャンドルアート・平和の灯を眺めます。
それまで流れていたパイプオルガンの穏やかな音楽が終わり、23:00「讃仏偈(さんぶつげ)」作法による法要が始まります。雅楽演奏と声明が30分ほど続いた後、宗務長(築地本願寺の事務部門の長)の安永雄玄(ゆうげん)さんからお話がありました。安永さんは今までずっと仏門にいらっしゃったわけではなく、大学卒業後、22年の都市銀行勤務と経営コンサルティング会社の立ち上げを経て、この2015年の7月に築地本願寺の宗務長に抜擢された方。実社会での経験も踏まえたわかりやすい法話を聞けました。
カウントダウンも終わりいよいよ2016年です。安永さんから今年の字「志(こころざし)」が披露されました。「小さな課題を『志(=目標)』をしっかりと持ちながら一つ一つたゆまず解決していくことで、気が付いたら大きな進歩が得られるようにしたい」というお話でした。【築地本願寺】
所在地:〒104-8435 中央区築地三丁目15番1号
電話:03-3541-1131
本堂参拝時間:6:00~17:00(4月から9月は~17:30)
[CAM]
2016年1月 2日 12:00
年末・年始は関西へ帰りたかったが、それを断念して東京中央区観光特派員の業務に精励することにし、大晦日の中央区内を散歩。
まずは、市場と一体の形としては今年が最後の歳末となる築地場外市場。写真は、13:00ごろ撮影したもので、閉まっている店もあったが、中心部ではかなりの人出でした。
次に銀座へ。 三越には、「初売りは2日10時から」という垂れ幕がかかっていました。撮影は13:30ごろです。
救世軍の社会鍋も。
京橋を過ぎて、日本橋を臨む。 撮影は14:00ごろ。
人形町の光景。撮影は15:00ごろ。
歌舞伎座。撮影は16:00ごろ。
夕暮れ前の佃・月島を勝どき橋上から臨む。 撮影は16:15ごろ。