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中央区観光協会実施の「中央区観光検定」に合格し、特派員登録をした観光ボランティアメンバーによる中央区の“旬な”情報をご紹介。

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まち歩き、江戸和菓子と出会う(人形町2・3、浜町、蛎殻町編)

[達磨] 2016年7月13日 09:00

人形町2、3丁目は明治座の浜町、水天宮の蛎殻町と全体化して、江戸時代から明治大正の遊興の歴史を残す町。昭和20年空襲から逃れた家屋も残り、「人形町通り」「甘酒横丁」この路地には、「人気商店」「老舗飲食店」「匠のお店」「甘味店」があって、昔を思わせます。「長谷川時雨の旧聞日本橋」に書かれている明治初めの江戸風景が、"今"に再現されたのでは...錯覚を覚える町並みです。

 

日本橋7福神の、建替えられた「水天宮」と茅の輪が残る2丁目「末広神社」にお参りしました。

new_水天宮.jpg new_末広神社.jpg

 

人形町2丁目(明治座側人形町通り)には生和菓子の老舗がいっぱいですが、蛎殻町は見当たらず、浜町には『銀座あけぼの浜町店』と『茂ち月』があります。今回は2丁目『玉英堂彦九郎』『板倉屋』『縫月堂』の味記録です。

 

人形町通りの和菓子『玉英堂彦九郎』さんは24代目が暖簾を守ります。天成4年(1576年)頃に京都で創業して戦後、人形町に出店との事。人気「虎家喜(とらやき)」は虎柄のふんわりした皮と餡の食感が良い銘菓、お奨めの「玉饅」は5色の層の餡で、お姫様のような姿と風味の名品です。京都では夏越祓に食べるという「水無月」が店頭にありました。↓

new_玉英堂.jpg玉英堂

 

人形町通りを歩くと香ばしい匂い!創業110年人形焼き『板倉屋』さん、お客様の笑顔を入れて七福神の「人形焼」は皮の焼き具合としっとりこし餡の江戸風味です。

new_板倉屋.jpg板倉屋

 

末廣神社に近い表通りの『縫月堂』さんは、昭和8年人形町2丁目に開店。代表銘菓「一粒栗まん」は、粒の栗が白餡にやさしく包み込まれた美味しい品。「どら焼き」は、しっかりした餡ですが、後味が残らない江戸風です。

new_縫月堂.jpg縫月堂

今回、おわり。

 

 

 

魚金ピッコロ 銀座1丁目店 カルパッチョの美味しいお店

[銀造] 2016年7月12日 18:00

こちらのお店は、大体3年前に開店されたのですが、ずいぶん秘密にしてきました。 

今日ブログ公開して良いですかと尋ねたら、ご覧の通りです。覚悟を決めての、レポートです。 

 初めに注文したのが、 鮮魚のカルパッチョ、お刺身大好きの銀造の定番です。新鮮さが伝わって来るでしょう。先ずは、ビールと表面張力を最大限利用して注いでくれた白ワイン。笑みがこぼれました。

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 美味い!友人も美味しい!と、にこやか! Bon appetito !

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 今日は、茄子とアンチョビのマリネも美味しかったです。次のソムリエも、波、波と注いでくれました。!こぼれる笑顔で、こぼれるワインを、あふれる若さで、オットッと! しっかり、3杯頂きました。

いつも、こうなのかは、WOG.( without guaranty )

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気の合う仲間なら、いつでもすっと気楽に入れるのが、この店の嬉しい所。

でも、最近は混んでいるようなので、予約していった方が、ベターです。

友が&美味しいワインが、また夜を楽しくしてくれました。お店の場所は、銀座1丁目、まるごと高知の背中側です。 

 

 

アール・ヌーヴォーの装飾磁器 ヨーロッパ名窯

[お江戸のマーシャ・堀内] 2016年7月12日 16:00

1889年と1900年のパリ万国博覧会に出品された仏蘭西、デンマーク、スウェーデン、ドイツの
装飾磁器作品、そして日本にもその影響が伝わったアール・ヌーヴォーの雰囲気を持つ作品群が
日本橋の三井記念美術館で展示されています。

 

磁器は、粘土質物や石英、長石などの陶土を原料として1300℃ぐらいで焼成されたもので、
特徴としては、軽くたたくと金属音がするというものだと思います。
ヨーロッパ磁気は、歴史的にアジアの技術が大きく影響して出来たものと思います、展示されているものは、
セーヴル、ロイヤル・コペンハーゲン、KPMベルリン、ビング・グレンダール、マイセン、
ロースト・ランドであり、各々お国をイメージさせるような特徴ある逸品ばかりだと思いました。
花をモチーフにした凛とした花瓶、夢を与える図柄のもの、自然動植物が多い食器類など、
北斎漫画から題材をとった絵柄もあり、心地よいひと時を過ごしました。

  

また、あの超絶技巧で有名な宮川香山作のアート・ヌーヴォーがあり、達人の何事にも挑戦をという
雰囲気を感じるものでした。

 

8/31まで展示されています。
http://www.mitsui-museum.jp/exhibition/index.html

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ロイヤル・コペンハーゲン《釉下彩眠り猫》

1898-1922年 塩川コレクション

 

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ロールストランド《釉下彩花文皿》

1897-1910年 塩川コレクション

 

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KPM ベルリン《上絵金彩エジプト女性センターピース》

1902年 岐阜県現代陶芸美術館蔵

 

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マイセン《釉下彩クロッカス文コーヒーサーヴィス》

1896-1910年 岐阜県現代陶芸美術館蔵

 

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ロイヤル・コペンハーゲン《結晶釉白熊トレイ》

1925年7月27日 リスティ蔵


※各画像は三井記念美術館様の所有となります。二次利用は固くお断り申し上げます。

 

 

お薦めの「こだわりのオムライス」(東銀座)

[みど] 2016年7月12日 14:00

この店の「オムライス」は個人の好みと独断で言わせて いただければ、

中央区でベスト3に入ろうかと思います。 銀座 歌舞伎座の近くにある

「ア・ヴォートル・サンテ・エンドー」 といい店名は長くて覚えづらいのですが、

場所はわかりやすい 所にあります。(東銀座徒歩1分)

 

もちろん料理は色々とありますが、何と言ってもこの店の お薦めは

「こだわりのオムライス」です。 お値段は1300円と少々高めですが、

後悔することはありません。 鶏は大山地鶏、ご飯は魚沼産コシヒカリの新米、

産地直送の新鮮な 卵、それをひと皿で4個も使用するという贅沢さ。

たっぷり入った玉葱はとても甘く、バターたっぷりのホワホワ たまごに

濃厚なトマトケチャップがマッチしています。 たまごの焼き具合は、とろっと

した感じではなく、固くもなく、 ふんわり加減がちょうど良いのです。 シンプル

ゆえに絶妙なオムライスの完成形だと思います。

ディナータイムにはエビやホタテを加え、磯の香りがたっぷりの 「海の幸の

オムライス」(1680円)も味わえます。

お近くお越しの際には、ぜひお立ち寄りいただければと思います。

 

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ア・ヴォートル・サンテ・エンドー

東京都中央区銀座4-12-20 松石ビル2F

TEL 03-3543-9576  

営業時間 [月~金]11:30~15:00 18:00~23:00

[土]11:30~23:00  [日・祝]11:30~23:00

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めんそーれー沖縄展〔日本橋三越本店〕

[ジミニー☆クリケット] 2016年7月12日 12:00

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日本橋三越本店本館7階催物会場で、「第11回 めんそーれー沖縄展」が開催されていました

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10日)、10時半の開店と同時に大混雑、大盛況でした

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マンゴーカフェでの、「マンゴー果実パフェ」(左)と「マンゴー果実スムージー」(右)です

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宮古島産マンゴーを満喫できました

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恩納村沖縄工芸村手作り琉球ガラス」です

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プレゼント用に4個購入

手作りのため、微妙に形が違うのが味になっています

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期間は、7月6日)から11日)まででした。

 

 

にんぎょう町草加屋 ~今だから言える『新参者』撮影秘話②

[rosemary sea] 2016年7月12日 09:00

『ギフト、そして自分も楽しむ』をテリトリーとして取材します、rosemary seaです。

 

DSC01211b.jpg本日は人形町甘酒横丁のおせんべいのお店、にんぎょう町草加屋さんにお邪魔しました。お店左端に当店ご主人がいらっしゃいます。

前回の日本橋ゆうまさんに引き続き、約5年前の東野圭吾さんの小説・TVドラマ『新参者』、小説・映画『麒麟の翼』のロケ地巡り第2弾です。

と言いましても、順序からしますと小説でもドラマでもこちら草加屋さんが第1話登場です。今後も順序を守らずロケ地巡りを続ける所存です。

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まず、商品のご紹介。

 

手焼きせんべい

DSC01199a.jpgDSC01213a.jpg煎餅屋『あまから』として「新参者」に登場したあの手焼きせんべい。

現在も創業当時の製法で、職人が1枚1枚心を込めて焼き上げています。

三代目・桂三木助師匠はこの手焼きせんべいが大の好物、弟子に食べられないよう金庫に隠していたそうです。

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歌舞伎の第十七世・中村勘三郎丈、若い頃この手焼きせんべいをもっと焦がしてくれと言われたのが「おこげ」の由来となっています。

 

ここでわが職場の食レポチーム登場。

I倉さん。「良い意味で軽く、堅すぎず後を引く美味しさ。何枚でも食べられます。」

F川さん。「とても香ばしい。お醤油感がたまりません。」

T山さん3号。「僕は堅すぎるのは苦手だけれど、これはいける。醤油の深い味わいが鼻から抜ける。お米と醤油のハーモニー。」

他にもおこげ・とうがらし・えび・青のり・ごま・鬼棒・あられ久助・あげせん・・・目移りしてしまいます。

 

DSC01212b.jpgDSC01205b.jpg進物コーナーも充実。売れ筋は手焼き詰合せ(右の写真の左)・手焼きとおかき詰合せ(右の写真の右)、どちらも2、000円です。

手焼きせんべいを包装紙に包むこともできます。ご主人にお持ちいただきました。

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さてお待たせしました、『新参者』撮影秘話です。

ここからはお店の娘さんに主にご説明いただきました。残念ながら写真にはご登場いただけませんでした。

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「『新参者』撮影のときですか?他のお店はセットが多かったのですが、うちはお店で撮りました。撮影が始まる前に主役の阿部寛さんと『あまから』のおばあちゃん役の市原悦子さんがお見えになり、事前に下準備をしていかれました。お二方ともとてもいいかたでした。もちろん主人役の小林隆さん、娘役の杏さんも。ただ、阿部さんは天然ぽいかた。うちの店は中に18cmほどの段差があります。ここで靴を脱ぐと演技が途切れちゃいますよね。撮影のときだけマットを引いて全部土足で上がれるようにしたんですね。その後番宣で同じテレビ局の他の番組収録のとき、阿部さんがいらして、他のスタッフさんは靴を脱いで上がられたのですが、阿部さんだけは土足でずずずーっと。・・・悪気はなかったようです。」

「撮影の約3か月間は人形町のそこここで撮影がありました。それでうちの撮影が終わっても、役者さんスタッフさんたちが『すみません、お手洗いを貸してください。』みたいな感じで・・・。アットホームな町中がみなさんを見守っている感じで。(私も同感です、この町大好きです。ロズマリ)」

「台湾での東野さん、ドラマが人気です。本も売れてて、阿部さんもすごく人気で。台湾のひと、アジアのパワーってすごいですね、今でも。だいたい朝一番のお客さんは台湾のかたです。(「午前中は半分が台湾のかた。」と、ご主人。)」

「『麒麟の翼』も撮ったのですが、放映されたのはお店に入ってくるところだけ。あとはカット。トラック3台でやって来て、持ってきた小道具とお店に中を入れ替えて。『あまから』の立派な看板にも付け替えて、1か月間毎週土曜日曜は引っ越しみたいな感じでしたけどね。映ったのは一瞬。」

「うちの家族は小説・ドラマのとおり、おばあちゃんとお父さんと私(娘)。でも小説・ドラマではおばあちゃんが病気になってしまうシーンがあって。他から『おばあちゃん大丈夫?』って、そこはドラマと違うのに、・・・困りました。」

「事前に東野さん、取材に来ました。名乗らなかったけれど、すごくいっぱい質問してきました。2004年に小説現代で『煎餅屋の娘』という題で1話が出てから2話が始まるまで約1年あいだが空いて、読み切りかなって思っていたんです。ある日講談社のかたから本になるって連絡があって、そのとき渡されたポスターがこれです(上の左)。その後今までと違った客層のひとたちがお店の外から写真を撮ってるんです。このひとたち何?って、東野さんの小説ファンでした。そのあとすぐドラマ化したい、撮影したいって・・・。」

 

日本橋人形町2-20-5

甘酒横丁の交差点を浜町公園・明治座方面に数十メートル進んだ右手にあります。右隣に瓦せんべいで有名な人形町亀井堂さんがあります。こちらは私の同期、HKさんが5月に紹介されました。HKさん、佃のうさこさん、達磨さん、コットンさん、ニューフェイスパワーで夏を乗り切りましょう。

 

03-3666-7378

営業時間  9:00~18:00(土曜17:00)

日曜定休