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中央区観光協会実施の「中央区観光検定」に合格し、特派員登録をした観光ボランティアメンバーによる中央区の“旬な”情報をご紹介。

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銀座マロニエゲートのクリスマスイルミネーション

[ジミニー☆クリケット] 2016年11月15日 14:00

銀座2丁目のマロニエゲートでは、11月11日から、「MERRY MARRONNIER CHRISTMAS 2016」と題して、クリスマスイルミネーション点灯しています

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LED26,000球を使用した華やかなクリスマスイルミネーションです

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実施期間は、クリスマスイルミネーションが、11月11日)から12月25日)までで、ウィンターイルミネーションが、12月26日)から来年2月19日)までだそうです

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点灯時間は、11:00から24:00までです

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ちなみに、現マロニエゲート隣の、プランタン銀座本館売りつくしセール開催中)及びプランタン銀座アネックスと併せて、来年1月1日より、「マロニエゲート銀座」は3館体制になります

マロニエゲートマロニエゲート銀座1に、プランタン銀座本館マロニエゲート銀座2に、そしてプランタン銀座アネックスマロニエゲート銀座3となります

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マロニエゲートのHPはこちら ⇒

http://www.marronniergate.com/pc/

 

 

小説やドラマに中央区を見つける

[中央小太郎] 2016年11月15日 09:00

 ドラマや小説の中に中央区の描写が出てくると、つい、場所当てをしたくなってしまいます。

 

江戸時代や明治時代等、ひと昔以上前の話なら「今の○○の辺りかな」、
現代の話なら、「ああ、あそこじゃん」という感じで、そこだけ何度も読み返したり、
勝手に興奮したりして、私が小説を読んだりドラマを見るときの楽しみの一つになっています。

 

 今、日経朝刊文化面で連載中の「琥珀の夢」。

サントリー創業者の鳥井信治郎の物語を小説にしたもので、

作者は伊集院静氏、時代は明治の中頃の話です。

第1話から面白くて読んでるのですが、舞台は思いっきり大阪で、全く東京都中央区には関係なかったのですが、11月1日の連載121~131回目(11/11)は、信治郎が奉公先の主人(小西儀助)のお供で東京に来ます(要するに"出張"ですね)。

東京の何処だろうと思っていると、思いっきり中央区でした。

 

場景の描写がすごく具体的です。
朝7時40分、新橋(今の位置ではなく旧新橋停車場と思いますが)に到着し、銀座の大通り(中央通りでしょうね。「大理石や赤煉瓦の造りで。。。」とあります。)を通って、日本橋まで歩きます。

 

泊まる場所は馬喰町で、「何十件という旅籠が通りの両脇に並んでいた」とあります。
今の江戸通りの二本南側が江戸時代の日光・奥州街道でメインの通りでしたので、おそらく、信治郎たちが泊ったのもこの通りにあった宿で、日本橋から見たら浜町川を越えたあたりではないかと想像します。

 

で、東京にはもちろん商売できているので、同業者と洋酒問屋を訪問します。
ちなみに、信治郎の奉公先は大阪の薬商で、主人の儀介は、洋酒の製造にも進出しようとしていました。ですので、訪問先とは薬屋や洋酒を扱う店となります。

 

薬屋の訪問先は伊勢町(日本橋本町2丁目、旧西堀留川の辺り)の薬種問屋とあります。
今のアステラス製薬のあたりでしょうか。あのあたりは、薬屋がおおかったので納得です。

 

それから、大伝馬町の"葡萄酒"と書いた看板の店(洋酒問屋)を訪問します。
この洋酒店では、電気ブランや"神谷"という(直接中央区ではありませんが)皆さんおなじみの名前もでてきます。

二人が歩く際には、日本銀行が"建設中"であったりしてついワクワクします。

 

それから、今回最大の訪問先は、"国分商店"です。間違いなく日本橋川沿いにある
国分ビルかと思います。商品(ビールや葡萄酒)を日本橋川から荷揚げする様子も描かれています。

 

この小説、いつも楽しみに読んでるのですが、この10日間は特にワクワクしてました。

こんな感じで、中央区探しをやって楽しんでいます。

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2016 銀座西並木通り "冬のイルミネーション"

[サム] 2016年11月14日 18:00

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DSC02875RSG.jpg 11月11日、銀座西並木通り(銀座5丁目~8丁目)で年末恒例の「GINZA NISHI NAMIKIDORI ILLUMINATION 2016 並木と時を刻む ~Timeless illumination~」がスタート。

会期:11月11日~2017年1月15日 16:30~24:00

今年も、街路樹のリンデンをモチーフにしたLED電飾のオブジェの街路灯への配(あしら)い、ゴボプロジェクターによるシンボルデザインの路面への投影等々が設えられています。

資生堂本社社屋「資生堂銀座ビル」(銀座7)の植栽には、「煌めきのルージュ」をテーマに、コーポレートカラーの赤色のLED電球38,000個を使用した、全長45mのダイナミックな「資生堂 冬のイルミネーション」が11月11日~12月29日まで点灯。

メインとなる仏レストラン「ロオジェ」のエントランスに佇む高さ約8.5mの2本の樹木(樹種:レイランディー)には、資生堂の頭文字である "S" を模(かたど)るよう電球が点滅するプログラムが施され、軽快なリズムを演出しています。

通りを挟んで向かいのノエビア銀座ビル前には、対照的にグリーンを基調としたイルミネーションに彩られた2本のツリー。

大勢の人出で賑わう年の瀬を控え、煌びやかな雰囲気に包まれています。

 

 

歌川広重@中央区

[月島菜々子] 2016年11月14日 14:00

芸術の秋、墨田区では11月22日にオープン予定の「すみだ北斎美術館」が話題になっています。そこで、北斎とライバルで中央区にも縁のある浮世絵師「歌川広重(1797~1858)」を取り上げてみることにしました。
 
「中央区ものしり百科」にも記載されている通り、歌川広重は1849年53歳から亡くなるまでの約10年間、大鋸町(おがちょう、現在の京橋)に住んでいました。
 
さて、歌川広重と聞くと、「東海道五拾三次」(アラフォー以上の方には最近20年振りに復活したお茶漬け海苔のおまけでお馴染み)を思い浮かべる方が多いと思いますが、生涯で最も多く手掛けたのは江戸の名所絵だそうです。
 
今回は集大成と言われる「名所江戸百景」を見ることにしました。
100枚を超える作品の中には中央区が舞台のものも多数ありますが、その中で、私の近所の佃を題材に1857年に制作された「永代橋佃しま」(左)と「佃しま住吉の祭」(右)をご披露します。
 
永代橋から眺めた佃の風景は約160年経ってすっかり変わってしまいましたが、3年に一度の住吉さんのお祭りの熱気は現代に引き継がれていると感じています。
 
歌川広重
については書籍等も多数ありますので、秋晴れのの1日、作品の舞台を回ってみるのもおすすめです。
 
ここで、トリビアを2つ。
・江戸の名所絵は、各地から江戸に来た人々への国元へのお土産として大人気で、値段は蕎麦(いわゆる二八蕎麦)2杯分の32文だったとか。
歌川広重は、江戸だけで10万人以上の死者が出た安政のコレラの大流行で亡くなったそうです。
(2つとも今年の江戸文化歴史検定の問題でした。)
 
最後に、先日京橋を歩いていると、老舗の薬屋さんに、歌川広重の「名所江戸百景」内の京橋3部作の写真が掲げられ、「歌川広重が魂を込めて愛した街 京橋を描いた一世一代の傑作です」と言うコメントを見つけました。街歩きって本当に楽しいですね。
  

(参考図書)
ちいさな美術館 歌川広重〔名所江戸百景〕(青幻舎)
秋葉薬局
 
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ヤマモミジの紅葉〔数寄屋橋公園〕

[ジミニー☆クリケット] 2016年11月14日 12:00

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銀座5丁目、晴海通りに面して、首都高速東急プラザ銀座にはさまれた数寄屋橋公園です

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この公園にあるヤマモミジが美しく紅葉しています

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数寄屋橋公園は、かつて数寄屋橋があったところで、川は埋め立てられて橋は撤去され、公園となりました

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今年、改修されて、きれいな公園になりました

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その数寄屋橋は、戦後、NHKのラジオドラマ君の名は」で全国的に有名になったところで、公園の通りに面したところに、原作者、菊田一夫氏の筆による「数寄屋橋此処にありき」の石碑があります

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この公園内の樹木で、気になる名前を発見しました

この名前は、戦国時代の頃から樹皮を煎じた汁を目薬として使用すると、眼病などに効用があるとする民間療法があったことに由来するそうです知らなかった

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「つくだ煮処 つくしん」 地元に人気の佃煮屋さん

[銀造] 2016年11月14日 09:00

 摂津の国、西成郡佃村の漁師達が隅田川の鉄砲洲東の干潟百間四方を埋め立てて佃に住み着き、江戸城にお魚を納め、その余剰分は日本橋の魚市場で販売する許可を得て、また余剰の魚を漁師の保存食として発展したのが、「佃煮」ですね。当初は、塩水で煮込む製造方法から、下総の国の野田から醤油が入ってくるようになり、醤油煮に進化しました。

そんな歴史のある佃島の佃煮。 ついこの間までは、佃には佃煮屋さんは、「本家佃煮 田中屋」、「元祖佃煮 天安」、「安政六年創業のつくだに 丸久」の三店だけだと思っていました。この三店の佃煮、それぞれ違いがあって大好きです。 そんな私に、友が貴重な情報を寄せてくれました。 

 

「先日、佃を散歩していたら、地元の人に勧められたのだけど、丸久さんに向かって右側の路地を入った所に、新しい佃煮屋さんがあるよ!」との情報です。

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早速、お店にお伺いし、お店の創業と他のお店との "違い" を調査して来ました。

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お店は、戦後から佃煮を製造しており、主に小売店や旅館に直接納品していて、70年以上の歴史があります。

現在、お店は御主人の小林信男さんから息子さんの良裕さんに代替わりして、4代目とのことです。

 

小売りのお店を構えたのは3年前だが、看板を路地の入口に見えるように置いたのは1年前ぐらいとのことです。 ずっと、地元の方のご愛顧が多いそうです。

 

製品は、防腐剤を使用していないので、冷蔵庫で3週間ほどの賞味期間だそうです。

他の3店との違いは、1、2品このお店だけの製品があるそうです。

 

ちょっと、ショー・ウインドウの中を拝見しました。

お店の中は、清潔に、整理整頓されて商品が陳列されています。

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個別の商品群、お手頃な値段の物もあります。

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というわけで、「角切り昆布」、「たらのスリミに醤油と砂糖を合わせて製造した田部(でんぶ)」を購入してきました。この二品、1千円でお釣りを頂きました。

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早速、朝ご飯に食べましたが、「これぞ、佃煮!」という角切り昆布。 

ちょっと甘めの田部(でんぶ)は、孫の好みみたいです。

 

御主人の小林信男さんから大変気さくにお話を頂けました。 だから地元のファンが多いのですね。

お店の住所は、中央区佃1-2-1. 電話:03-3531-7578 です。 

www.tsukushin.jp 他の三店も、同様に、ご愛顧下さい。