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中央区観光協会実施の「中央区観光検定」に合格し、特派員登録をした観光ボランティアメンバーによる中央区の“旬な”情報をご紹介。

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うさこ、奥野ビル、初ガイドするの巻。

[佃のうさこ] 2016年11月20日 09:00

先月10月に開催された中央区観光協会のわくわくツアーの初ガイドで、奥野ビルを案内させていただきました。

案内は、以下のように。そして、事前にエントランスに入らせていただく許可を取っていましたので、当日は皆さんに

ビル内部の昭和のレトロな雰囲気を感じていただけました。

 

(案内内容)

奥野ビルは、昭和7(1932)年に建てられ、「銀座アパートメント」と呼ばれた銀座界隈でも屈指の高級アパートでした。また、日本初のエレベーターを備えた民間の住居用ビルで、当時、同潤会に所属していた川元良一さんが設計しています。

 

同潤会は、関東大震災で多くの建物が火災で燃えたことから、コンクリート造りで、当時の最先端の電気、都市ガス、水道、水洗式トイレ、ダストシュートなどを取り入れたアパートを東京、横浜に16か所建てた団体です。同潤会アパートの一つ青山アパートメントが2003年に解体され、表参道ヒルズになったことは、ニュースでよく取り上げられていたので記憶に残っています。

 

同潤会アパートメントとして現存する建物がなくなってしまった今、同潤会の川元良一さんが設計した奥野ビルは、その様式を残すビルとしても貴重な存在ではないでしょうか。

 

また、銀座に残る昭和初期のビルの一つ竹田ビルが、解体されホテルになろうとしている現状を見ると、益々その希少性が増しています。銀座に残る昭和初期のビルは、8棟になりました。

(以上です)

 

 

そして先日は、奥野ビル初見学の友人を案内しながら、じっくりとギャラリーを見て回りました。

6階にあるGalerie La ギャラリー ラーで伊藤亮さんの個展に出会いました。

 

 

奥野ビル.jpg伊藤亮個展 

 

屈折する星くず.jpg「屈折する星くず」

 

伊藤さんは、岐阜県中津川市在住のアニメ出身の画家です。精密画を得意として、苦痛と苦悩を表現しています。

 

i生きてやる.jpg「生きてやる」

 

生きてやるアップ.jpg「生きてやる」のアップ

 

こちらの作品は、完成までに5年を要したそうです。

苦悩と苦痛がテーマの伊藤さんの作品ですが、その先には光、強いエネルギーがあるように感じられました。

 

奥野ビルの各階のギャラリーでは、他にもフランスの刺繍だったり、写真の初個展だったり、新しい創造の世界が展開されていました。友人とあっという間の濃密な2時間を過ごしました。

 

どうぞ皆さんも、手動式エレベーターに乗って、各ギャラリーに起こしください。

 

 

 

 

 

 

冬鳥ヒドリガモ登場‼

[佃のうさこ] 2016年11月11日 14:00

10月中旬から冬鳥がやって来ています。先月は、オナガガモ、マガモ、ユリカモメをご報告しましたが、今回はやっとヒドリガモをご報告できます!!

春海運河の遠くにはやって来ていたヒドリガモですが、なかなかその姿を写真に撮ることはできませんでした。が、昨日の朝、石川島公園隅田川テラスの近くにやって来る10羽に遭遇することが出来ました。

 

みんなで.jpg 

朝食タイムなのでしょう。階段に付いた藻をついばんでいます。

 

エサ.jpg

 朝のマラソンを楽しむ人がスッといなくなる午前7時、穏やかなサークル内で穏やかな時間が流れます。あっ、藻の奪い合いもあるようですが、、。

 

ヒドリガモ内側に.jpg4羽.jpg 

突然、その穏やかな時間は終わりました。仕事が始まった船の波がザブン、ザブン。

 

波.jpg 

隅田川テラスで朝食を!ヒドリガモさん達、待ってるよ!!

 

 

 

 

 

 

 

冬鳥がやって来た!!マガモ・オナガガモ・ユリカモメ

[佃のうさこ] 2016年10月24日 14:00

先日テレビで、白鳥が飛来したニュースを耳にしました。例年より4日早かったとか、、。ここ隅田川の石川島公園でも、いつオナガガモやユリカモメがやって来るのか?今年からバードウォッチングが趣味になった私には、残念ながら過去のデータがありません。

 

10月12日、いつものカルガモたちとは違うシルエットが遠くに見えます!何でしょうか?

 

マガモ雄1羽とオナガガモ雌2羽です!! 3月に姿が見えなくなって以来7か月振りですね。

マガモ雄は、エクリプスと言って、繁殖期に入って綺麗な羽に生え換わる前の地味な色合いです。生え換わると頭部は真緑色になります。

 10月20日永代橋も.jpg

10gatu12hi.jpg左写真 エクリプスのマガモ雄    右写真 オナガガモの雌

 

10.jpgオナガガモ 雌

 

 

10月20日には、オナガガモ雄2羽も見ることが出来ました!! 雌とは随分、姿が違いますね。こちらの雄たちは、繁殖羽に生え換わっています。

 

雄2羽.jpg雄2羽と水面.jpg 

10月22日、とうとう東京都の都の鳥、ユリカモメがやって来ました!!5月に渡って行った以来5か月振りですね。ユリカモメの雄と雌は区別がつきません。

 

ゆりかもめ.jpg 

冬鳥は、シベリアから越冬のために日本にやって来ます。日本にいる間に、雄は結婚相手を見つけるために、羽が美しく生え換わっています。美しい姿が見れるなんて、嬉しいですね。

これからオナガガモもユリカモメもマガモも飛来する数も増えて、種類もヒドリガモやホシハジロ、キンクロハジロと加わって賑やかになるでしょう。楽しみです。

 

 

 

榮太樓總本鋪さんの和菓子教室

[佃のうさこ] 2016年10月19日 14:00

先日、特派員rosemary seaさんのブログ記事で、榮太樓總本鋪さんの和菓子教室開催を知りました。ケーキは作れても、和菓子となると材料もなかなかわからない私は、早速、申し込みさせていただきました。

 

当日は日本橋のたもと本店の喫茶室で、20人ばかりの方々とご一緒にご指導いただきました。本店の明るく広々とした空間と、どこか凛とした空気の流れる中で、日本の良き伝統を知れる経験は本当にまたとないものです。

 

3種類の生菓子を作りました。和菓子の数ある中でも、生菓子は季節、季節の移り行く自然を描写するもの。日本人ならではの感性と繊細な技術が、小さなお菓子に溢れんばかりです。

 

一つ目は、さざんか。

「花の少ない晩秋から初冬にかけて咲きだす山茶花の咲き誇る寸前の様子を表現しました」とのこと。

 

さざんか.jpg 

二つ目は、紅重ね。

「秋も深まり遠景の山の落葉樹も赤、黄、褐色に葉の色を変えている様を紅重ねとして表現しました」とのこと。

  

momiji.jpg 

三つ目は、実り。

「錦玉を塗り本紅色羊羹、黄色羊羹でグラデーションを作り紅葉の型で抜き飾りました」とのこと。

 

かのこ.jpg 

若い女性の職人の方の細い指からは、あっという間に繊細な花びらや紅葉が作り出されていきますが、私たちは片寄ったり崩れたり。でも1時間後には、秋の風情が詰まった三つの生菓子が出来上がりました。

 

生菓子.jpg 

和菓子は五穀つまり、あわ、ひえ、米、小豆、きびの数少ない材料と、伝統を守ることも相まって作り出すもの、、そこに苦労があるとの貴重なお話しも伺いました。

 

これからは今日の体験を思い出し、伝統を守りながら手から作り出される造形美の極み生菓子を愛でながら、一口、一口いただきたいと思います。

 

 

 

キジ鳩の雛が巣立つ

[佃のうさこ] 2016年10月 7日 14:00

9月のとある朝、いつものように石川島公園の隅田川テラスを散策していると、頭上からピーとなんともか細い鳥の声が。見上げると、

目の前をバタバタと何かが飛んで行きます。何ごと? よくよく探すとそこに、、、

 

きじ12日1.jpg 

キジ鳩の雛が2羽、こっちを見ています。親鳥のいなくなったのが不安なのか、初めて見る変な生き物に不安なのか、、

申し訳ないと思いつつ、巣立ちまでそっと見守ることにしました。

 

ここ石川島公園の隅田川テラス周辺では、普段から1組のキジ鳩を見ることが出来ていました。たぶん、その雛たちなのでしょう。

 

キジ鳩ペア.jpg 

出会って3日目 結構大きいですね。親と同じような羽になっています。キジ鳩は、一度に2個の卵を産むようです。

 

きじ14日2.jpg 

出会って6日目 

 

17日3.jpg17日2羽で4.jpg巣も狭くなってきているのでしょう、、2羽のフォーメイションも工夫して!

 

17日せまい?5.jpg 17日羽6.jpg 

出会って7日目 雛の巣立ちはふ化から2週間、、、もう、そろそろでしょうか?今日は親鳥と遭遇!巣立ちはまだですね。

 

18日親鳥も7.jpg 

出会って8日目 いない!!

 

巣立った巣19日8.jpg 

まわりを探すと、いました、いました!飛び立って間もない雛、、いいえ、幼鳥です。

 

19日木の上に9.jpg 

キジ鳩は、土鳩のように人がまく餌をついばみに来ることはありません。これから自分で餌を探さなければなりません。9月は台風も多く、この巣立ちの日も雨でしたが、きっとたくましく育っていくでしょう。

キジ鳩はペアでいることが多いので、見かけたら、是非もう一羽も探してみてくださいね。

 

 

 

自然野菜のお店 リムクラッソさん 築地本願寺裏

[佃のうさこ] 2016年9月27日 09:00

築地本願寺裏に4月にオープンした無農薬・無化学肥料で栽培された野菜のみを扱う八百屋、リムクラッソさんをご紹介します。

 

築地付近でゆっくりとランチ出来るお店を探していたところ、白い壁に紫の長暖簾、一見和食のお店かな?と思い立ち止まったお店。吸い込まれるように中に入ってみると、色鮮やかな野菜が目に飛び込んで来ました。

お店.jpg赤ピーマン.jpg 

「どうぞ」と差し出してくださったのは、塩とオリーブオイルを垂らし少し熱を加えただけのマッシュルーム。口の中があっという間に、マッシュルームの香りとジューシーな旨味で一杯です。こんな美味しいマッシュルームを食べたことがあったかしら?と、たちまち、このお店の野菜達の持つ力に興味津々になりました。

マッシュルーム.jpg 

リムクラッソさんで扱う野菜は、ズバリ、「自然野菜」!

自然野菜とは、農薬や除草剤を使わないで虫や微生物、草とも共存し、科学的な肥料も与えないで育てる方法です。

 

リムクラッソさんが扱うお野菜の中には、肥料をまったく与えずに育った野菜もあるそうです。肥料を与えなくても野菜が育つなんて、久々の目からウロコの発想です。でも、自然の草木や山草は肥料を与えなくても元気に育ちます。旬になれば、わらび、ぜんまい、たらの芽、みず等美味しくいただけます。それと同じことなんですね。

コリンキー450-350.jpgジャガイモ.jpg 

野菜達の力を信じて、環境を整えれば元気に育つ。そんな考えを持つ生産者さんと、安全で美味しい野菜を食べたい私たち消費者を結んでくれるリムクラッソの松島慶太朗さんと丸山陽子さんです。本物の老舗が集まる中央区だからこそ、農業も本物を届けてくださるリムクラッソさんの今後に期待しています。

お店の人.jpg案内.jpg 

ホームページ(Facebook)では毎日、販売しているお野菜の情報も掲載されています。

ご興味のある方は、リムクラッソさんのホームページをご覧ください。

http://lim.grandgreen.co.jp/

 

リムクラッソさんのお野菜を使ったレストラン、DG Fish&Shellfishさんが浜離宮恩賜庭園の近くにあります。浜離宮散策時に利用するのも良さそうですね。そちらのホームページです。

http://dg2.grandgreen.co.jp/