[佃のうさこ]
2016年7月20日 16:00
梅雨の晴れ間に佃公園、石川島公園をお散歩していると、子育てに大忙しのツバメさんとスズメさんに出会いました。
大都会の東京中央区にツバメの巣はあるのかしら?と5月あたりから気に掛けていましたが、
見つけられずにいました。
なんと佃公園付近の電線に、子ツバメ4羽がいるではありませんか!
ツバメは、巣立ちをすると巣には戻らず、近くの電線などに止まってさらに飛行訓練、エサの捕獲訓練をします。
9月、10月に台湾やオーストラリアに渡って行くためです。
佃公園近くのどこかのお家の軒下を借りて巣を作っていたのでしょうか?
卵から巣立つ確率は50%、さらに、渡るまで成長できるのは12%です。
まだまだ、親ツバメにエサをねだって大きな口を開けて待っていますが、空高く舞う日も もうすぐです。
最近、石川島公園の隅田川テラスでは、茶色い帽子がまだまだ淡い色の子スズメを多く目にします。
チュンチュンとしきりに鳴いている草むらを見てみると、、、
親スズメのあとをくっついて トントン歩く姿も なんと可愛いことでしょう。
こちらのスズメも、巣立つ確率は50%とか。
命をつなぐ鳥たちの子育てが、私たちの目の前で繰り広げられています。
彼らを育む自然を守りながら、そっと見守りたいですね。
[佃のうさこ]
2016年7月 5日 09:00
先日、中央区民カレッジ老舗めぐりの講座で、日本橋小舟町にある江戸小紋の老舗「竺仙」にお伺いしました。
ご説明くださったのは、
5代目当主の小川文男さんです。
竺仙は、1842年(天保13年)歌舞伎江戸三座が浅草猿若町に移転した同年、同地に創業されました。174年もの間脈々と手彫りの型紙で一反ごとに手染めをする「型染め」をつづけられています。
その染めは、明治34年の東京名物志にも取り上げられ、浴衣から江戸小紋へと名を馳せ
戦後、有名百貨店や高級呉服店からのお声がかかり日本橋に移転されました。
竺仙のこだわりは「江戸」との信念から、初代からの技術と色合いを継承されて、江戸の持ち味を今に伝えられています。
「型紙があってこその商売。何があっても一番に型紙を守るように」との教えから
関東大震災・東京大空襲の難を逃れられたとのことです。
二反の浴衣をご披露くださいました。
燕と鴎
江戸の人々が自然を愛でながら、それらを日々の生活の中で豊かに楽しんだ心模様が鮮やかに蘇ります。
江戸の人たちが好んだ大胆にあらわされた鳥のデザイン。
今にも21世紀の空を飛び回りそうです。
4月より特派員ブログで中央区で出会う野鳥をご紹介する回数が増えるにつれて、
江戸からの時空を越えて変わらない風物は野鳥ではないかしらと思うようになっていました。
みなさんは、どうお感じになりますか?
代々受け継ぐ型の中に、ほかの野鳥としては「鶴・雀・千鳥・鷹」があるそうです。
私たちも、平成の自然を愛でる余裕を持ちたいものですね。
小川さんのお見立てによると、鴎の反物は40代の方に、燕の反物は60代の方に似合うとのことでした。
日本浴衣・小紋 竺仙 東京都中央区日本橋小舟町2番3号
URL:http://www.chikusen.co.jp/
[佃のうさこ]
2016年6月20日 18:00
先月5月下旬のこと
地下鉄月島駅に向かう途中、「佃二北」の横断歩道の信号待ちをしていると
向かい側で、わざわざ自転車を降りて上を見上げているおじさまが。
ピーピーピーとかなり大きな声が、こちら側でも聞こえます。
、、、早速その声を探すと、、、マンションの植え込みに、、、
カワラヒワの雛が、手を伸ばせば届きそうな細い枝にしがみついているではありませんか!
親が2羽 忙しく実をついばんでいます。
車もバスも往来して、東京駅の八重洲口につながるところ。
ずいぶん都会派子育てですね~。
カワラヒワさんの育雛期間は2週間と早く短いそうですが、
安心して元気に育てて欲しいですね。
[佃のうさこ]
2016年6月20日 12:00
小鳥さん達のさえずりに目覚める今日のはじまり
かわいらしく少しばかりのにぎやかさと、隅田川の川面がきらめく時間です。
そんな中ひときわ大きなギューイギュイギュイ、、、
眠気も吹き飛ぶ野太い声の持ち主は・・・オナガさんです。
黒いキャップに水色の長い尾羽 先っぽの白いアクセントが素敵です!
一年中見られる鳥さんで、人の生活の近くが好きらしく本当の自然林には住んでいないとか。
だから、私たちの都内の公園にも来てくれるんですね。
そして不思議なことに、1980年からこっち西日本では姿を見ることが出来なくなったそうで、
関西のバードウオッチャーにとっては、是非お目にかかりたい鳥の一つだとか!
こんな貴重なオナガさんが、私たちの周りで見ることが出来るんですね~。
皆さんも、ギューイギュイギュイって聞こえたら、
オナガさんを探してみられたらいかがでしょう。
[佃のうさこ]
2016年6月 6日 18:00
石川島公園パリ広場から中央大橋を見上げたら、澄んだ青空が広がっていました。
こんな日は、みんなでお弁当ランチタイムとしましょう。
おっ!ウミネコさんが、大きなお魚ゲットです。
喉を通るかな?大丈夫?
あれ!!アオサギさんだ。
通常アオサギさんは、この近辺では
浜離宮恩賜庭園・日比谷公園・清澄庭園で見かけますが、
今日は珍しく隅田川テラス常連のコサギさんとご一緒にお食事中です。
この時期、隅田川河口にはハゼの幼魚が群でやってくるので、
それをお目当てに食欲旺盛なサギさん達。
アオサギさん1羽、コサギさん7羽と隅田川の干潮タイムに大集合ですね。
みなさんも、青空ランチを隅田川テラスで鳥さん達とご一緒にいかがですか?
[佃のうさこ]
2016年5月 7日 18:00
今日5月6日は中潮で、午前中の隅田川テラスはかなり潮が引いていました。
あれれ、、見慣れない鳥さんが、浮島の住人カルガモさんとお食事中です。
なんと、旅鳥のキョウジョシギさんですよ!!
旅鳥とは、東南アジアやオーストラリアで冬を過ごして、夏には家族を作るために
シベリア方面に渡って行き、日本へは休憩しに春と秋に寄る鳥たちです。
ここ東京近辺では葛西臨海公園の野鳥園がその観察ポイントです。
でも今日は、こんな目の前でキョウジョシギさんたち6羽と出会えるなんて感激!!
隅田川の美味しい獲物でお腹を満たして、元気にシベリアに旅立って欲しいなあ。
隅田川テラスのお散歩は、潮の満ち引きで違う風景が見れるのも魅力ですね。