[巻渕彰/写楽さい]
2014年6月18日 09:00
日枝神社「山王祭」は日本三大祭(祇園祭、天神祭)や江戸三大祭(神田祭、深川八幡祭)の一つに数えられている。江戸期には天下祭として知られ、現在は神田祭と隔年で執り行われるが、今年は日枝神社が例大祭にあたる。
13日(金)の神幸祭は中央区中心部の八重洲、八丁堀、茅場町、兜町、摂社(御旅所)、日本橋、京橋、銀座の順路を約300mにわたる祭礼行列が練り歩いた。(写真下:中央通りの日本橋三丁目交差点付近を練り歩く鳳輦と干支山車)
15日(日)には下町連合神輿渡御が行われ、氏子町内の山車と神輿12基が京橋北詰から日本橋南詰までの中央通りに繰り出した。(写真下:日本橋橋上中央で折り返し、日本橋高島屋への神輿表敬訪問(日本橋丸善3階から見る))
@巻渕彰
[滅紫]
2014年6月17日 09:00
最近「新劇」をご覧になりましたか?かくいう私ももうウン十年も見ていません。若い人に「新劇」といっても「?」という顔をされて「劇団の名前」とTVに出ている俳優さんの所属先と言ってはじめてわかってもらうのが当たり前になってきました。現在も活動中の「文学座」「俳優座」「民芸」等の「戦後の新劇のすべての源」となった築地小劇場は90年前の本日6月13日に開場しました。
今、中央区民カレッジで「築地小劇場創設90周年から近代演劇を考える」という講座が開かれています。2回目の本日が丁度90年前の開場日に当たるという偶然。既に著名であった小山内薫が若い土方与志の熱に巻き込まれるように「演劇の実験室演劇の常設館、民衆の芝居小屋、」を目指して開場したのは皆様よくご存じのことと思います。第一回目の演目は「白鳥の歌」(チェーホフ)「海戦」(ゲーリング)「休みの日」(マゾオ)の3作です。プログラムには田村秋子や千田是也の名前が見えます。演出は小山内薫と土方与志です。近代演劇の実験場として新劇活動の拠点となりましたが、1928年の12月に小山内薫が急逝するとその3か月後には築地小劇場は分裂。築地小劇場としての活動はわずか5年で終わり、その後は離合集散を繰り返して劇場の建物も1945年の終戦で焼失してしまいます。しかしながら演劇界で活躍する多くの人材を輩出し、現存の劇団のルーツとなり「戦後の新劇のすべての源」がこの築地小劇場にあったのは言うまでもありません。早稲田の児玉先生も仰っていましたが日本の演劇の特徴は「ジャンルが積み重なっていく―積層性」にあるそうです。新しい演劇が誕生した時にそれ以前の演劇がなくなってしまうわけではなく、それぞれが生き続けていく―世界の中でも稀な現象とのこと。私たちが現在様々なジャンルの演劇を楽しめるのはこのためです。「断捨離」ができないのもこのためでしょうか?久しぶりに「築地小劇場跡の碑」を見に来て馬鹿なことを考えています。90周年に熱い情熱を劇団創設、演劇活動に捧げた演劇人たちに思いをはせてみるのは如何でしょう?
「築地小劇場跡の碑」築地2-11-17 NTTデータ築地ビルの壁面
[征ショーリュー☆]
2014年6月16日 09:00
以前にご紹介した 日本橋三井タワー アトリウムコンサート
あれからも隔週月曜日に開催しており 様々なジャンルのコンサートを楽しめました
写真は5月12日 三四郎さんのサックスコンサート後の様子です
ジャズの定番からビートルズ アナと雪の女王まで誰もが楽しめるすばらしい内容でした!
次回は 6月23日(月)18:30〜 『〜低音の魅力・魔力〜「黒木岩寿(東京フィル首席)コントラバスコンサート」』 です
6月16日(月)はコンサートはありませんが その分ラジオを楽しみませんか?
ご紹介するのは
中央区エフエム ラジオシティ 84.0MHz「Hello!RADIO CITY」という番組です
番組の中に「大好き中央区」という私たち中央区観光協会特派員がブログの内容をご紹介するというコーナーがあります。
そして私 16日の放送に出演します!!
初のラジオ出演であり 緊張してしまいお聞き苦しい点が多々あると思いますがよろしくお願いします
放送の様子はブログでご紹介したいと思います
☆放送日時:6月16日(月)12:00〜13:00 再放送18:00〜19:00
[橘]
2014年6月15日 14:00
江戸三大祭の一つである"山王祭"が斎行されていますが、京橋から日本橋迄の中央通りを日本橋、京橋、八丁堀等の神輿12基が巡幸する下町連合渡御が15日に行われました。
私は日本橋橘町(東日本橋3丁目)の育ちなので地元は神田祭なのですが、子供神輿を担げる様になる前から町会の山車に乗って太鼓を敲いていた位祭りには馴染んでいるので、山王祭の下町連合渡御を見に行ってきました。
各町の立派な神輿が次々にやってきます。神輿は休みなく担ぎ続けられるので、1台の神輿に大人数が控えていて、全体では大変な人数です。
そして、ハイライトは日本橋の真ん中の「日本国道路原標」付近で提灯を掲げて迎える神田明神の氏子(日本橋より北側は神田明神の氏子で、南側が今年本祭の日枝神社の氏子となる)の前で行われる"差し"(神様を差し上げる意味で、神輿を高々を差し上げる)です。
見物人も3重4重の取り巻いていて、神輿のリズムに合わせて2拍子の拍手を送っていました。
日本橋の神輿には付近にある有名な会社の法被を着た人達-三井不動産、高島屋、榮太郎、国分、野村証券、東京建物等-が沢山いました。さすがに江戸東京の中でも中心の祭りですね。
[杏葉牡丹]
2014年6月11日 14:00
病院の中に絵画が飾ってあるのは珍しいことではありませんが、聖路加国際病院の中には、日野原先生の提唱により、病院内に2つの画廊があります。
その中の第一画廊で開催されている、山上伸治さんによる『「動物などの」楽しいイラスト展』に行ってきました。
山上さんは、ドン・キホーテに登場する従者サンチョ・パンサをもじって「三朝亭半°左(さんちょうていぱんざ)」という高座名で落語会もやっていらっしゃるとのこと。
そうした雰囲気が随所に垣間見られる、タイトル通りの楽しいイラスト展です。
デフォルメされたユーモラスな姿の動物たちのイラストに、ウイットに富んだ文が添えられていて、思わずニャッとしてしまったり、苦笑いをしてしまったり。
気がついたら、作品の前で百面相をしている自分がいました。
展示されている作品の額縁は、木製で、ちょっと無骨でゴツゴツした感じが独特の暖かさを醸し出している、山上さん自身の手作りです。
「額縁のことばかり言われるんだよね~」と半ばボヤいていらっしゃいましたが、やはり山上さんの暖かでウイットに富んだ独特の作品と、雰囲気がぴったり合っているからこそではないでしょうか。
他にTシャツやポストカード等も販売さていましたので、「きまま そのまま ねこのまま」というポストカードのセットを買いました。
この中の『おっきょうも元気だね』というポストカードの文もイラストも、とても気に入ったので、早速、友人に送ってあげようかと思います。
山上伸治「動物などの」楽しいイラスト展
6月9日(月)~14日
朝9時~夕方5時
*土曜日は朝10時~夕方4時まで
聖路加第一画廊
(聖路加国際病院内)
[サム]
2014年6月11日 09:00
今年は5月31日、平年より7日早く、東京地方に、「紫陽花(アジサイ)の "真の花" の開花」宣言が出されました。
そして6月5日、梅雨入り。
「花のテラス」「緑のテラス」「水のテラス」の3つのテラスと「ノーストリトンパーク」「サウストリトンパーク」の2つの緑地から構成され、600種10万株以上の植物で彩られる、晴海トリトンスクエアにも、「ヤマアジサイ」「ガクアジサイ」「ツルアジサイ」の他、所謂「西洋アジサイ」(流通名ハイドランジア)、北米産系の「カシワバアジサイ」等、多くのアジサイが植栽されています。
アジサイは交配され改良された品種も多く、
①花冠の形状 (中心部の"真の花<両性花>"を覆って花弁状の萼片の"装飾花<単性花/中性花>"が球形の花序を形成している"手毬り咲き"、装飾花が両性花を取り囲む"ガク咲き")
②装飾花の咲き方 ("一重咲き" 、"八重咲き" )
③花弁<萼>の形状(丸弁、剣弁、細弁、キザミ弁、ヘラ弁・・・)
④変化に富む花色
等々、その多様性を楽しむことができます。
今回は「カシワバアジサイ」3種(一重咲き-①、八重咲き-②、八重"玉咲き"-③)、「ツルアジサイ」-⑥、「ハイドランジア」-⑦~⑩、「アメリカノリノキ」の園芸種 "アナベル"(白-④、ピンク-⑤) を取り上げてみました。
ツルアジサイがツタと共に壁面を這う様はユニークな情景です。
尚冒頭の画像は花のテラスの ハイドランジア"エンドレスサマー"。
通常のアジサイと違い、その年に伸びた枝に花をつけるので、秋まで長く楽しめる由。
① ② ③ ④ ⑤
⑥ ⑦ ⑧ ⑨ ⑩