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2015年11月 1日 09:00
本日(2015年10月28日)は、「タイムドーム明石」(明石町12-1)から出発しました。「タイムドーム明石」(中央区立郷土天文館)は、中央区の郷土資料を観覧できる展示室、個人や団体の創作活動を発表する区民ギャラリー、本格的なプラネタリウムなどを備えた複合施設です(ものしり百科;73頁)。「まるごとミュージアム」では、「タイムドーム明石 まるごと体験デー'15」のほか、5階の視聴覚ホールで「リリ・レイが贈るフランス原語シャンソンコンサート」、3階の福祉センターで「福祉センター作品展」が開かれます。
次は、明石町を離れて、「佃大橋」を渡ります。昭和39(1964)年、「佃の渡し」に代わって架けられた橋で、長さは約220m、幅は約25mです(ものしり百科;104頁)。 橋の上からリバーシティ、中央大橋を臨みます。中央大橋は、佃地区の再開発に伴い平成6(1994)年に架けられました(ものしり百科;58頁)。
橋を越えると、佃・月島へ入ります。佃大橋建設に伴って、かつて佃島と月島の間に流れていた佃川が埋め立てられ、二つの島は地続きになり、渡し船も廃止されました(ものしり百科;104頁)。
そのまま進むと、左側の晴海運河の向こうに豊洲の高層ビル群が見えます。
左に「春海橋」があり、晴海橋とは書かず「春海橋」と書いて(はるみばし)と読みます。 ここは昔、仮面ライダーV3がライダーマンと出会った場面の撮影場所として使われたため、一部のマニアには聖地化され、有名なスポットとなっています。
下は、「春海橋」の上から佃方面を臨んだものです。
春海橋を渡ると豊洲になるのですが、バスはここで右折し晴海方面へ向かいます。
晴海は、明治中期から昭和初期にかけて行われた東京湾澪浚(みおさらい)工事および隅田川改良工事でその大部分が完成した埋立地で、地名が命名される前は月島4号地と呼ばれました。
さらに、晴海は、1940年に開催が予定されていた紀元2600年記念日本万国博覧会の会場地として整備されましたが、万国博覧会は戦争のために、同時に開催が予定されていたオリンピックとともに中止されました。戦後は、東京国際見本市会場がおかれ、多くの見本市やモーターショー、エレクトロニクスショー等のイベントの会場となるとともに、旧日本住宅公団が晴海団地等多くの集合住宅を建設しました。
その後、平成8(1996)年に東京国際見本市会場が閉場され、晴海1丁目地区再開発により、晴海アイランドトリトンスクエアのような大型商業施設等の高層ビルやマンションが建設されてきています。
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2015年11月 1日 09:00
さらに晴海1丁目、2丁目の晴海通りを進むと、勝鬨橋から来る晴海通りと交差します。この勝鬨橋から来た晴海通りの延伸部分は「有明通り」と表示されているようです。交差点の交番で、警官に聞いて確かめたのですが、警官も通りの名称については必ずしも知識が十分ではないように見受けられました。
左側の建物が、2003年に閉鎖されたホテル浦島で、現在の晴海センタービルです。右に見えるのが「有明通りです」。
晴海通りをさらに進むと、紀元2600年記念日本万国博覧会事務局棟跡を示す標示板があります。
月島警察署の新庁舎です。同署は、月島・佃・豊海・晴海の各地区を管轄しています。勝どき6-7からこの晴海3-16-14に移転し、2014年7月7日(月)からこの地で業務を開始しました。
築地大橋から伸びて来る新しい道路です。
「ほっとプラザはるみ」です。清掃工場の排熱を利用して、地域住民の健康増進とコミュニティ育成を目的として平成13年(2001)年にオープンした施設です(ものしり百科;112頁)。
晴海埠頭(客船ターミナル)です。平成3(1991)年に東京港開港50周年を記念してオープンしました(ものしり百科;113頁)。「まるごとミュージアム2015」では、「春海 Autumn Festival」が開かれます。
晴海3~5丁目の晴海通りを戻り、左折し、黎明橋で朝潮運河を渡ります。
勝鬨橋へ向かう晴海通りを進むと清澄通りと交差し「勝どき」の交差点に至ります。 この近辺はビジネスビル、マンションが増え、利用人口の急増に対処するため、大江戸線勝どき駅は拡張工事中です。
勝どき交差点を過ぎてさらに進むと、左側に月島第二小学校が見え、勝鬨橋はもう目の前です。
勝鬨橋近くから見た築地市場です。大正12年(1923)の関東大震災を契機に日本橋から移転し、昭和10年(1935)に開場し、都内に11か所ある東京都中央卸売市場の中で最も古い歴史を持つのですが、豊洲への移転が決定しています。その経過ではいろいろな議論もあったのですが、最終的には2016年11月7日に豊洲市場を開場する方向で正式に決定したようです。
勝どき橋際には、海軍経理学校跡などの記念碑が設置されていますが、下記は勝鬨橋の記念碑です。
勝鬨橋から臨む佃・月島の光景です。
これで、もう終着点(出発点)は間近となりました。 本日のバスは、このコースを1時間程度で運行する予定ですが、私は日曜日(10月25日)から水曜日(10月28日)まで4日間、最初の3日間は徒歩、最終日は自転車で、計10時間以上をかけました。
にわか勉強ではありましたが、今までは系統的に知ることがなかった中央区内の通り等の様子を、整理して理解できました。