[ミル]
2016年5月31日 20:00
5月27日に開催された、「画廊の夜会」にお伺いしました
銀座4丁目から8丁目の24の画廊が夕方から夜にかけて開廊し、それぞれ多彩な展覧会でおもてなしされるという楽しい企画です。
わたしは今年初参加だったので、とても楽しみにしていました
参加画廊MAPを見ながら、夕暮れの銀座を歩きます。
参加画廊の前には、目印の提灯が灯されているので、とてもわかりやすいのです。
こちらは東京画廊+BTAP。
『吉村益信、篠原有司男、小島信明』展が開催されています。
真っ白な室内には、1960年代から80年代に制作された作品が展示され、当時のエネルギーが伝わってくるようでした。
懐かしい電子レンジをつかったものも
資生堂ギャラリーでは、「椿会展2016-初心-」が開催中。
ドローイングやインスタレーション、写真などさまざまな作品が展示されています。
内藤礼さんの小さく繊細な作品が、とても印象的でした。
このテーブルは、青木陵子さんの作品「zineテーブル」。
見に来た人が自由にページを組み替えて一冊のzine(小冊子)を作り、持ち帰るという作品です。
家に帰っても展覧会の余韻を楽しめて、とても素敵な試みだと思いました。
中央通りに面した黒田陶苑。
提灯の灯りがとても似合っていました。
[ジミニー☆クリケット]
2016年5月31日 18:00
今年3月にオープンした長崎県のアンテナショップ「日本橋 長崎館」です
日本橋2丁目のアーバンネット日本橋二丁目ビルの1階にあります。
ショップの中は、「物販ゾーン」「軽飲食ゾーン」「観光案内ゾーン」「イベントゾーン」の4つのゾーンで構成されています。
五島産のワイン(赤)がお薦めです
説明には、「果実感のある心地の良いやわらかな口あたり」とありましたが、しっかりとした赤です
「ワインに合います」と説明されて買った「あごんちょび」です
「あごんちょび」とは、「あご」のアンチョビからの命名だそうです
上五島産の「あご」(トビウオ)を、上五島産の「椿油」と「海塩ごとう」で漬け込んだものです
これもすばらしい
現地の特産物をベストマッチさせた逸品です
6月1日(水)から7日(火)までは、「五島フェア」が開催されます
日本橋 長崎館のHPはこちら ⇒
http://www.nagasakikan.jp/
[中央小太郎]
2016年5月31日 16:00
5月21日(土)に新橋演舞場にて東をどりを見てきました。
東をどりは、新橋花柳界が毎年1回行う伝統的な公演で、今年で92回目を迎えます。
普段は一見お断りの花柳界を垣間見ることができるということで、
大変楽しみにしていました。
感想を一言でいうと「華やかで、綺麗で、かっこよかった」ですね。
是非ともまた行きたいです。
今年の日程は5月19日(木)~21日(日)の4日間、
平日は2回、土日は3回の公演で、私が見たのは土曜の1回目のものでした。
ほぼ満席で、伝統文化への関心が如何に高いかを感じました。
公演は11時半からで、11時から入場可能です。地下から2階にかけてのロビーでは
関連の土産物が購入できる他、二階ではドンペリニヨンブース、点茶席があり
花柳界の雰囲気を楽しめます。私は、点茶席で芸者さんお点前の抹茶を
「とらや」製のお菓子とともに頂きました。
また、事前予約が必要ですが六料亭(東京吉兆、新喜楽、金田中、松山、米村、
やま祢、wanofu)の味を一度に楽しめる「松花堂弁当」(東京吉兆が献立)を、
地下の食堂「東」(新喜楽の装飾)で頂くこともできます。
(次回は、これも試してみたいですね)
ロビーでのこれら催しは、舞台の前30分と幕間の30分に楽しむことができます。
さて、舞台の方ですが、今年は「新橋ふぁんたじあ」というテーマで、
花柳壽輔先生が総合プロデュースを担当されました。
演目としては、前半は「梅の春」「傘尽くし」、幕間を挟んで後半は「組曲かさづくし」
「恋の辻占」と続き、口上を経てフィナーレとなります。
立方(たちかた/踊り)と地方(じかた/唄や三味線)にバックの装飾が調和した舞台は
見ごたえがあり、実際に見て感じると「また見たい」と思わせる魔力を持っています。
前半の演目は彩りを重視した「華やか」という印象で、後半の演目は黒や落ち着いた
色を基調とした「伝統」という印象で、どちらも素晴らしかったと思います。
今回初めて東をどりを見ましたが、本当によいものに触れることができたと感じてます。
充実した一日でした。
(↑クリックすると大きく表示されます)
それから、東をどりをより楽しむために、新橋花柳界について予備知識があった方が
いいと思います。例えば、
・新橋花柳界は江戸時代末の金春芸者に始まるだとか、
・幕末から明治期にかけて、要人が贔屓にしたことで新橋花街として大きく発展した。
特に芸事の向上に力を入れ「芸の新橋」と呼ばれた一流の花街だったとか、
・汐留川(旧)にかかる橋の名前が「新橋」だったので「新橋花柳界」だが、
場所としては銀座~築地にかけての一帯がそうだとか、
・花柳界を構成する料亭が演舞場の周りを中心に築地の方まで点在しており、
芸妓部の見番が銀座8丁目の見番通りにあるだとか、
・新橋芸者衆は、大正から昭和にかけて銀座のファッションリーダーで、
資生堂や銀座8丁目界隈に残る老舗の商品を彼女たちが積極的に使ったことで
知名度を得ただとか、
興味をそそる歴史やエピソードが沢山あります。
[デ・ニーロ]
2016年5月31日 14:00
観光案内の予習や街歩きでは、もっぱら昼間、お天道様の下で行ってきましたが、夜の銀座を私は知りません。
なにしろ恥ずかしがり屋さんなので、ほとんど夜遊びもしない地味な生活をしております。
しかし、観光協会特派員として2年目を迎える今年は、勇気を出して夜の街なみにも踏み込んで、たまには食べログならぬ「飲みログ」っぽい記事を書いてみたいと思いました(>_<)
© 林 忠彦 (ウイキペディア)
太宰を読んだことのない人も、この写真だけは見覚えがあるでしょう。
学校の教科書には今でも載っているのでしょうか?
日本を代表する写真家・林忠彦により撮影されたこの場所で、清水の舞台から飛び降りる覚悟で私も先日飲んできました〜!
太宰が飲んでいたこのお店は現在も営業している銀座のバー・ルパンです。
創業は昭和3年なので、いわゆる老舗というほど古くはないですが、そもそも「カフェー」という洋風形態のお店が普及するのは関東大震災以後のことで、ルパンの開店時は里見弴・泉鏡花・菊池寛など当時の文豪が集まり、川端康成や永井荷風なども常連だったそうです。太宰は戦後になってからですが、近代日本文学マニアの間では昔から全国的に有名なバーでした。
銀座のバーだけに、お値段も高いのだろうなと思ってましたが、そんなことはなくて2〜3杯程度なら5〜6千円ぐらいという価格破壊。お店の方もフレンドリーで、
初心者でも安心して遊べます、
でなくて、飲めます。
この界隈には当時、文藝春秋社や朝日新聞社があって、作家や雑誌の編集者がたむろするロケーションでした。
林忠彦の写真集「文士の時代」によれば、当時、新進気鋭の作家だった太宰が泥酔して
「おい、俺も撮れよ。織田作(織田作之助)ばっかり撮ってないで、俺も撮れよ。」
とからんできた。林は「うるさい酔っ払いだなあ」と思いつつも、撮影します。
この一年後に太宰治が自殺し、この写真は貴重な一枚となり注目され、注文が相次ぎ、林忠彦の出世作となったのでした。
1960年代にはサトウ・サンペイ・ 小松左京・星新一といった著名な作家たちも通ったバー・ルパン。
このバーは、いや銀座という街が、文豪や芸術家たちの心の栄養となる酒や会話を通して、人間関係と魂の交流を育み、その息づかいを、今でも読者である多くの日本人の心に伝えている。
そうした精神性、日本文化の豊かな心意気を、観光で訪れるお客さんにもお伝えしたい・・・
ルパンでウイスキーを飲みながら、そんなことを感じておりました。
銀座五丁目、並木通りの一本裏手の路地にちょっと入ったところにあるのですが、みゆき通りを歩いていると看板が見えますので、「観光スポット」的なご案内も可能です。(営業は開始は5時からです)
池澤章氏「銀座一隅」(掲載には画家本人の了解を頂いております)
偉そうに銀座で飲んできたからといって、調子こいてすみません(>_<)
こんなので、月に一度の貴重な特派員活動にしてしまいましたが、何か問題ありましたでしょうか?
【問題だらけのデニーロの過去記事リスト】
◆ 新たなる野望(2016年4月13日)
◆ おいしい観光(2016年 2月3日)
◆ 特派員交流オフ会速報!(2015年 11月16日)
◆ 「三井家伝世の至宝」展(2015年 11月13日)
◆ まんまん祭りでブラセンタ君?(2015年 11月5日)
[銀造]
2016年5月31日 12:00
東京みなと祭りは、今年も盛大に開催されました。
日頃お目にかかることが少ない艦船が披露されていました。こちらは掃海艇の「つしま」
既に他の特派員が記事を書いているので、今更と、気が引けるのですが、
お子様が楽しめる内容もありましたので、ちょっとご報告します。
「汽車ポッポに乗りたいよう」と、せがんでいる女の子。
ゴムで上下に動き、で宇宙遊泳に大変喜んでいるお子さん。
踊りが好きな子供たちは、こちら。
次のご参考にして下さい。
なお、当日15:30を過ぎる頃には、屋台の鶏の唐揚げなどの食品は、半値セールでした。
遅くお出でになったご家族には有り難いなと思いました。
お土産にしている夫婦もいらっしゃいました。
「来年も、晴海で開催してくれたら良いな」と思いました。
[銀造]
2016年5月31日 09:00
画廊の夜会は、2016年5月27日に盛大に開催されました。夜景と雰囲気をご報告します。
今年の画廊の夜会巡りは、東銀座の靖山画廊からスタートして、銀座5丁目の画廊まで、15の画廊の作品を堪能しました。(敬称は略させていただきます)
毎年、若手の作家の作品を紹介してくれる靖山画廊。今年も期待に応えてくれました。作家の知人達が作品をほめたたえていました。
至峰堂画廊では、パソコンゲームやおもちゃのピストルなどを描いた作品が懐かしく思いました。
銀座黒田陶苑では、「プロテア」という植物を陶器に仕立てました。隣に展示されている蕪などが、広い畳の上で、見事です。
植物のカラーの陶器も、そのまま花瓶に活けても良いようで、とても素敵でした。
花田美術の「黒岩善隆展~爽やかな風を描く」では、初夏の尾瀬を訪れた気持ちになりました。
ギャラリー林の、「坂口紀良 ガラス絵展」は、ガラスの裏に絵を描き、額縁に収めていました。色鮮やかで、昔見た恋愛小説の舞台の様でした。
小林画廊では、田中千智さんの作品をGINZA GALLERIES というトートバッグに貼り付けていました。銀座の街歩きが、もっと、楽しくなりますね。
この催しは、作家、画家が、ご自分の作品を説明して下さるので、作品に対する理解が深まります。
交詢社通りの「表玄」さんの店構えは、まるで額縁に納まった芸術作品の様です。
こちらのお店は、「絵画をひきたてる~光~考察」というコンセプトで、柔らかい~あかり~を用いた店内に、掛け軸や日本画を展覧。絵画を鑑賞するときの「光=証明」にスポットをあて、自宅でもギャラリーのように高級で美しく見せる照明のコツを教えてくれました。
ギャルリーためなが。外からだけ拝見しても素敵! ポール・アイズピリ追悼展が開催されていました。
銀座柳画廊では、「海老原露厳 展」が開催され、同氏から作品の紙、使用している墨など、書いたばかりの状態から変化していく様子などを写真を用いて説明して下さり、「ふむふむ」と納得されている方が多かったです。 美味しいワインとカナッペをご馳走さまでした。
日動画廊では、店先の紫陽花が美しく、画廊の夜会を祝っているように咲いていました。素敵な作品を拝見した後、美味しいワインをご馳走になりました。
画廊巡りをしていて、何度もお会いした方々の中には、はるばる大阪からお見えになっている上品な奥様方もいらっしゃいました。
素敵で気持ちが豊かになる"銀座の画廊巡り" 、"画廊の夜会"は、楽しいイベントです。