[橘]
2014年5月 3日 09:00
風薫る5月。5日は子供の日ですが、子供の日といえば柏餅、季節感を大事にする和菓子の店"三廼舎(サンノヤ)"をご紹介します。
場所は、人形町A4出口を出て金座通りを久松町交差点に向かって歩いて、久松警察の一本手前の道を左折して2軒目です(小川橋の碑のすぐ裏、久松児童公園の横になります)。
三廼舎は昭和22年の開業ですから今年で67年の歴史があり、現在は2代目のご主人がお菓子を作られています。又、息子さんも手伝っておられるので今後共三廼舎のお菓子の味を楽しめそうです。
お菓子は全て手作りで主要な材料も国産品を使っていますし、上生菓子は季節感を大事にしているので1ケ月位で季節に合わせたお菓子に変えるそうです。
今、お店に並んでいるのは、空豆やあやめの生菓子です。
空豆などは本物と見紛う様な出来栄えです。味ももちろん美味しいです。
今の季節、5月10日頃迄はこしあんと味噌の柏餅があります。
柏餅の後は、水ようかん、みずまんじゅう、葛桜と続くそうです。
そして、6月になるとあじさいや水ばしょうの上生菓子が登場です。
おはぎもとてもおいしいですが、季節感を大事にする当店では、販売は春秋のお彼岸の頃の年2回だそうです。
その他にも、手で練り込んだ羊羹やつぶしあんのどら焼き(他店の物と比べると皮の色が薄いのが特徴)等店頭には並んでいます。
又、注文になりますが、お赤飯、小麦・じょうよ饅頭(冠婚葬祭用)、誕生餅も購入できます。
誕生餅とは、1歳になったお子さんに背負わせる「寿」の文字が紅色で書かれたお餅です。
店には喫茶室が併設されているので、ちょっと一休みも出来ます。
店はとっても風通しが良いので、夏(6月1日から)でもエアコン無しで、かき氷が美味しく頂けると評判です。
皆様も是非三廼舎の季節の味をお楽しみ下さい。
三廼舎
住所:中央区日本橋富沢町16-3
電話:03-3661-5891
休日:日・祝日は休業
平日:月~金 午前9時 ~ 午後5時30分
土 -"- ~ 午後3時
('14年の5月の連休中は3,4,5は開業予定ですが、念のため電話で御確認下さい)
[橘]
2014年4月16日 09:00
4月13日(日)春らしい日和の元、隅田川で第83回早慶レガッタが開催されました。
早慶レガッタは100年以上の歴史を持ち、オックスフォード対ケンブリッジ、ハーバード対イェール戦と並び世界3大レガッタの一つとして数えられるそうです。
早慶レガッタは第1回が明治38年に隅田川向島で開催されて以来、戦争等で2度の中断、
又、隅田川の汚染や橋梁工事による開催場所の変更を経て、昭和53年の第47回大会から
隅田川に戻って開催されているものです。
一昨年迄は両国橋の上流をスタート地点としていましたが、昨年からスタート地点が新大橋上流に変更となった為(レースの距離も3,000mから3,750mに伸長)中央区にも係わりが出てきたものです。
大会自体は朝から行われていますが、新大橋上流(浜町公園の辺り)をスタートとするのは、第二エイトと対抗エイトの2レースのみです。
第二エイトの開始が14時でしたが、何時まで待っても始まりません。どうも、艇を隅田川上流からスタート地点へ漕いで来る途中で一艘が転覆してしまったようです。
これは慶応大学の艇ですが、こんなに細長いです。ということで、水上バスやモーターボートの横からの波に弱く簡単に転覆してしまうのですね。結局第二エイトは別の日に改めて行われるそうです。
対抗エイトは定刻の15時半に始まりました。
さすが歴史のある早慶戦。スタート前に両校の応援団とチアに依る校歌、応援歌とエールの交換がありました。
スタート時間直前です。両校の艇を正しいスタート地点に留めるために、別の小舟に乗った人がしっかりと艇の後ろを掴んでいます。結構力が必要で大変そう。
スタートです。
そして、あっと言う間に目の前を通り過ぎて行きます。漕ぎ手の8人がそろった動きで見ていて美しいです。
本日の結果は、対抗エイトは慶応大学の勝ちでしたが、勝敗を超えた両校の気合を感じました。
過去には、嵐の様なコンディションで行われたレースでは慶応艇が沈没したとか、ボートレースでは珍しい同着があったとか、対抗意識むき出しの早慶レガッタならではの出来事があったようです。
[橘]
2014年3月14日 09:00
第一大学区第一中学区一番小学校の阪本小学校や泰明小学校は、中央区観光検定のテキスト「歩いてわかる 中央区ものしり百科」にも登場しますが、阪本小学校より1ケ月遅れで創立された中央区で2番目に古い久松小学校は(実は母校なのですが)余り知られていないので、紹介させて頂きたいと思います。
久松小学校は阪本小学校と同じ明治6年(1873年)創立なので、昨年(2013年)には創立140周年を迎えました。全国的に見てもかなり歴史のある小学校です。
(2012年に行われた周年関連行事の航空写真です)
「久松小学校内資料館より」
久松小学校の校名の由来は、伊予松山藩主の末裔・久松伯爵の献金を基に創られた学校なので、校名が久松と付けられました。
卒業生には各分野でご活躍された方々がおられます。
政治では、蜂須賀貴族院副議長、川島正次郎氏
建築家又詩人として有名な立原道造氏
テイジンやキャノンのポスター等グラフィックデザイン界をリードしてきた伊藤憲治氏
日本橋や浜町に近いので芸能関係も盛んでした。
山田五十鈴(女優、文化勲章)、芳村五次郎(歌舞伎長唄、人間国宝)、
鳥羽屋里長(歌舞伎長唄、重要無形文化財保持)、四代目江戸屋猫八(声
帯模写)
等色々な方が各分野で活躍されています。
久松小学校の特筆すべき点は、1963年の創立90周年式典に昭和天皇の行幸啓を仰いで以来、節目の10年毎の式典に皇族の行啓・お成りを仰いでいる点です。
100周年には皇太子同妃両殿下(平成天皇)
「久松小学校内資料館より」
110周年には浩宮徳仁親王殿下(皇太子殿下)
「久松小学校内資料館より」
120周年には秋篠宮同妃両殿下
「久松小学校内資料館より」
130周年には常陸宮同妃両殿下
「久松小学校内資料館より」
140周年には秋篠宮妃殿下及び内親王佳子殿下
以上の様に10年の節目ごとに此れだけの皇族方にお祝い頂ける小学校は大変貴重であるとともに、大変名誉なことと思われます。
私が卒業した1963年頃は1学年160人位いましたが、現在は60名~100名位だそうです。しかし、ここにきて中央区の夜間人口の回復努力が実って月島・晴海地区程ではないにしても、久松小学校の区域内でもマンションが増えてきたこと等もあり、本年の入学予定者は30人ほど卒業生より増加するそうで、校舎の建増しも予定されているようです。
"強く 正しく 豊かに"を教育目標としている久松小学校に光あり。
[橘]
2014年2月20日 14:00
中央区・江東区連携事業である「船上ガイド育成研修会」が行われた"東京みなと館"へ行ってきたのでご紹介します。
東京湾はかつて江戸湊と呼ばれていた頃から発展し1941年に国際港として開港し、時代の流れと共に在来船からコンテナ船への対応が功を奏し東京港は外貿コンテナ貿易額が日本一となりました。
(隅田川から新川への入口) (青海コンテナヤード)
そして、当地区は現在臨海副都心として開発が進められていますが、当館はその流れを大型模型や記録写真等で紹介しています。
当館は青海地区にあるビルの20階にあるので、360度とはいきませんが、とても見晴らしが良く周りの風景が楽しめます。
東京みなと館
江東区青海2-4-24 青海フロンティアビル20階(ゆりかもめ/テレコムセンター駅 1分)
TEL: 03-5500-2587
開館時間:9時半~17時
休館日: 月曜日
入場料: 200円
[橘]
2014年1月15日 14:00
寒さで家に籠りがちな毎日ですが、お天気の良い日にぶらりと散歩するなら「浜町緑道」辺りは如何でしょうか。
首都高の浜町清洲橋出口の向かいから「浜町緑道」が始まります。
アーチ型のトンネルを潜ると両側を道路に挟まれたほぼ真直ぐな緑道があります。
ここは、以前は浜町川(架かっていた橋の名前から"みどり川"とも言われる)が流れていた場所を埋め立てて造った緑道です。
北に向かって歩いていくと甘酒横丁とぶつかりますが、ここには、勧進帳で有名な武蔵坊弁慶の像が立っています(昨年の中央区宝探しの宝箱の一つがあった場所です)。
更に行くと北側の出入口付近には「漢方医学復興の地」の碑が立っています。
この口を出て日本橋消防署人形町出張所の脇を抜けると久松町交差点と人形町交差点を結ぶ「金座通り」に出ます。
「金座通り」が浜町川を渡るために架けられていたのが「小川橋」です。
そして、丁度「金座通り」の反対側、久松警察署の並びに「小川橋の由来」の碑が立てられています。
小川橋の由来は、明治19年12月に馬喰町でピストル強盗事件が発生し、駆けつける途中の久松警察署小川巡査が橘町(現東日本橋3丁目)付近で発見した犯人と格闘し重傷を負いながらも浜町河岸迄追跡しその男を捕えたものです。犯人は余罪が80件あり、5人も人を殺している凶悪犯でした。
しかし、小川警部補(逮捕の功績により2階級特進しました)は2年後にこの時の傷がもとで亡くなったそうです。そこで、警部補の尊い死を惜しみ、久松警察署横の橋を小川橋と命名し不滅の功績を後世に残すことにしたものです。
私は、明治生まれの祖父母から良くこの話を聞かされていましたが、明治時代にピストル強盗(更に刀迄持っていたそうですが)という凶悪な犯罪があったことにちょっと吃驚しますが、この凶悪犯に一人で立ち向かっていった小川巡査の勇敢さには、子供心にもなんて立派なお巡りさんだったのだろうという思いを持っていましたので、ここにご紹介した次第です。
[橘]
2013年12月 3日 14:00
問屋さん解放情報の第2弾はネクタイ等の製造卸販売をしている会社の素人さん向け販売
(ファミリーセール)のご紹介です。
会社は東日本橋一丁目にある堀越ネクタイ(株)です。
堀越さんは創業以来70年弱に亘り、クールビズの波も乗り越えてネクタイを一筋に扱ってきた会社です。ある大手スーパーのオリジナルブランドのネクタイは全て堀越製だそうです。
普段はプロのバイヤー向けのショールームを開放して、自社製のネクタイ・マフラー・ポケットチーフは勿論、
フェラガモ・アルマーニ等のインポートブランドも置いてあります。
インポートも含め価格は市価のほぼ半額とのことです
この様に、問屋さんが自分の店を開放しているセールは品質に問題は無いので、安心して買い物ができますね。
私は昨年に引き続き、今年もネクタイとポケットチーフを購入しました。
おしゃれなインポートブランドから毎日会社にしていけるネクタイ迄お買い得です。
取扱商品は男性用専門ですので、女性の方はプレゼントに如何ですか。
堀越ネクタイ(株)
中央区東日本橋1-4-2
03-3863-1601
ファミリーセール期間:12月14日(土)迄 <既に始まっています>
オープン時間 : 月~金) AM9:00~ PM6:00
土) AM9:00~ PM4:00
日) 休み
地図:
URL: http://www.horikoshi.co.jp/