[橘]
2013年11月26日 14:00
12月1日(日) 9時~16時 日本橋横山町馬喰町の「新道通り」で、問屋さんの素人さん向けのセールが"大江戸問屋祭り"として1日だけ行われます。
参加している問屋さんは横山町馬喰町の75店です。
URL: http://tonyamatsuri.com/#tab3
今回゙は"大江戸問屋祭り"にも参加している、袋物(バッグや財布)・鞄を扱う"フクモト"をご紹介します。フクモトは大正9年(1920年)の開店ですから、以来95年に亘り袋物・鞄の卸売販売を続けてきた会社です。かつてはデパート、現在は専門店等への卸売りが中心の様です。
フクモトは「新道通り」で参加すると共に、写真の本社ビルを当日は開放して、素人でも中に入ってバンドバッグ・財布等を市価の4割引きで購入できます。
私は、昨年偶々通りかかってこのセールを知り、札入れや娘の鞄を購入しました。本社ビルは総武線及び都営浅草線の浅草橋、総武快速線の馬喰町、都営新宿線の馬喰横山の各駅から5分以内の所です。
ご興味のある方は、12月1日(日)だけなので、是非この日に行ってみて下さい。
所在地: 中央区日本橋馬喰町2-1-4
TEL: 03-3663-8541
地図: http://www4.ocn.ne.jp/~fortner/map.html
[橘]
2013年11月12日 15:00
11月9日の まち歩きツアー "潮におう隅田川の分岐点" に行ってきました。
11月にしては生憎肌寒い日でしたが、中央区文化財サポーター協会会員の方の 説明を聞きながら佃島一帯を1時間半-歩数にすると6千歩弱-歩いてきました。
まず行ったのは「佃天台地蔵尊」です。普通の民家と民家の間の、人が一人通るのがやっとという狭~い横丁の中ほどに、これまた 人一人が入るのがやっとという小さな敷地に、地蔵尊がありました。横丁に看板や幟が出ていなければ全く通り過ぎて しまう所です。敷地内には立派な銀杏があるのですが、これが住居にぴったり囲まれていてビックリです。
佃波除稲荷神社を通り、「中央区宝探し」の宝箱の一つがあった佃小橋を渡り、「佃島の盆踊り」会場となる広場を越えた突当りに、 「佃祭りの龍虎・黒駒」が一対づつある大獅子頭が飾られている建物へ到着(ここに飾られる様になったのは、2,3年前とのこと)。 佃祭りで最初にこの大獅子頭の鼻先を触ると縁起が良いとされることで有名な大獅子頭ですね。
住吉神社で八角形の御神輿をガラス越に眺めてから石川島灯台跡へ出ました。
ここからは、隅田川沿いにテラスを散策です。 隅田川対岸の亀島水門の真上に何と日本橋の三井タワーが真正面に見えていました。此処からだと日本橋まで一直線なのですね。
又、本日は通りませんでしたが、佃大橋には東京タワーとスカイツリーが右と左に見える場所があるとのお話でした。
その後隅田川の分岐点迄行き、晴海運河に沿ってパリ広場経由、海水館跡迄行って解散でした。
今日は抽選で15人が参加予定だったそうですが、気候が寒かったせいか6人がキャンセルされたそうです。確かに、この辺りを 歩くには半月位遅かったかもしれませんが、それでも隅田川を見ながらゆっくりと気持ちよく散策できました。 皆様も気候の良い日を選んで歩いてみては如何ですか。
[橘]
2013年10月13日 10:16
「切り山椒」、最近は食べていませんが、私は子供の頃は「べったら市」の時期になると、親が買ってきてくれたのでよく食べていました。江戸時代、大伝馬町にある寶田恵比寿神社の門前で恵比寿講が10月20日に開かれ、商売繁盛を祈願しました。その時に供えられた縁起物のひとつが「切り山椒」です。
「切り山椒」は上新粉に砂糖と山椒の汁(又は粉)を混ぜたものを蒸してから搗き、拍子木形に切った素朴なお菓子です。色は、紅、白、薄青、薄緑等です。ぎゅうひの様な感触で、丁度すあまに山椒が入った様な大人の味です。
季節的にふと「切り山椒」が懐かしくなり、小伝馬町の"梅花亭"さんに問い合わせてみると
「べったら市」の期間中だけ店頭に並ぶそうです。
今年の「べったら市」は10月19日(土)、20日(日)です。
町では既に「べったら市」の準備が進んでいます。
小伝馬町の「梅花亭」は通常の土日はお休みですが、この両日は特別に朝8時から夜まで(6時か7時頃迄)オープンしているそうです。そして、この2日間だけ「切り山椒」と「喜利羊肝(栗むし羊かん)」を店頭で販売するそうです。「べったら市」に屋台は出さないそうです。もしかしたら、18日(金)に売り出す可能性もあるそうです。
"梅花亭"の本店は現在は新川(旧霊岸島)ですが、発祥の地は大伝馬町-現在のお店の横を通っている一方通行の人形町通りを1ブロック人形町寄りに行った所にある三菱東京UFJ銀行大伝馬町支店がある場所-なので現在の場所に支店が残されているものと思われます。
「切り山椒」や「喜利羊肝(栗むし羊かん)」の製造・販売は「べったら市」の期間だけなので、残念ながら今年の実物の写真は未だありません。
写真はお店に並んでいるお菓子の一部です。
ドラヤキ アメリカマンジュウ フランスマンジュウ
左から、大福、銅鑼焼、三笠山 梅もなか、亜墨利加万頭、仏蘭西万頭
皆様も「べったら市」に行かれたら、縁起物ですから是非「切り山椒」や「喜利羊肝(栗むし羊かん)」をお試し下さい。
"梅花亭"小伝馬町店
住所:中央区日本橋小伝馬町12-5
TEL:03-3661-7604
*日比谷線小伝馬町駅1番出口すぐ横ですが、間口が1間位の小さなお店なので
見逃さない様ご注意下さい。
本店(霊岸島)
住所:中央区新川2-1-4
TEL:03-3551-4660/4039
[橘]
2013年9月 9日 09:00
これらの写真と似た様な場面をテレビドラマでご覧になったことはありませんか?
そうです、高視聴率をキープしているTVドラマ「半沢直樹」が勤める「東京中央銀行」の本店として時々登場するビルです。
後ろの高層ビルは三井タワー、前のビルは三井本館です。
三井本館は重要文化財に指定されている、外装の柱に非常に特徴ある建物で歴史もあり、格調も高いのでドラマの登場銀行の本店のロケ地として使うのにもってこいだったのでしょう。
今回は、国指定重要文化財の三井本館のご紹介です。
当ビルは旧三井本館が関東大震災で被災したため、三井合名理事長・團琢磨が関東大震災の2倍の地震にも耐えられるビルを建てるということで、米国トローブリッジ&リヴィングストン事務所の設計、ジェームス・スチュワート社の施工で総工費21百万円(現在価値では約1千億円)をかけ1929年に竣工した7階建のビルです。
ビルのコンセプトは「壮麗」「品位」「簡素」で、アメリカの新古典主義的なデザインが取り入れられ、
外側の柱はローマ風のコリント式大オーダー列柱(オーダーとは階を貫いて聳える柱)となっています。
このコリント式オーダー列柱が当ビルの最大の特徴で、格調の高さを生み出していると思います。
内部にも外部と同様のコリント式列柱があり、高い天井を支えて広々とした空間を醸し出しています。又、内装も大変豪華で格調高く一見の価値があります。
更に、当ビルに入っている信託銀行の地下には米国モスラー社製の金庫があり、この扉は重さ50t、厚さ55cmで現在は貸金庫として使われています。
当時金庫の扉を搬入するに当たり、重量制限の為日本橋上を運ぶ許可が出ずに、船で日本橋川を新常盤橋際迄運んで陸揚げしたそうです。
当ビルの近くには、やはり重要文化財の日本銀行、東京都選定歴史的建造物の三越があります。三越やコレド室町などにお買い物・お仕事で来られた際には是非これらの歴史的建物をご覧下さい。
[橘]
2013年9月 2日 11:00
"スポーツ祭東京2013" が9月28日~10月14日に開催されます。スポーツ祭東京とは"第68回国民体育大会"と"第13回全国障害者スポーツ大会"をひとつの祭典とし東京都で行うスポーツイベントです。東京都で国体が開催されるのは、昭和34年の第14回大会以来、54年ぶり3回目だそうです。
国体の本競技は残念ながら中央区では実施されませんが、デモンストレーションのスポーツ競技として、"ボールルームダンス"が9月1日に浜町公園内の中央区立総合スポーツセンターで開催されました。
"ボールルームダンス"とは「舞踏室(BALL-ROOM)で踊られるダンス」のことで、日本では「社交ダンス」として知られています。そうです、役所広司と草刈民代主演の映画「Shall We ダンス?」でお馴染みですね。
本日は、460組(920名)のシニアからジュニアの選手の方々が集まりダンスを競い合いました。
本番開始前の会場は、選手の皆さんの気合と熱気が充満していましたが、いざダンスを踊り始めると、皆さん優雅に気持ち良さそうに踊っていました。
スポーツ祭東京のマスコットキャラクターの"ユリート"(アスリートなゆりかもめ)君も応援に来ていました。
中央区では、今後9月29日に"キンボール"、10月6日に"武術太極拳"のデモスポ行事が総合スポーツセンターで行われますので、興味のある方は見に行かれては如何でしょう。
[橘]
2013年8月 5日 09:00
"港屋繪草紙店"--何処かで聞いたことのある名前ですね。
そうです、竹久夢二が大正3年に日本橋呉服町(現在の八重洲一丁目)に開いた店の名前ですね。
現在八重洲一丁目のみずほ信託銀行本店の敷地内に碑が立っています-上段左側には夢二が描いた「港屋」 のポスターを陶板にしてはめ込み、右側には「宵待草」の歌詞が刻まれています。下段には碑の 由来が説明されています
何と明治座の向かいの水天宮の仮宮の前の清洲橋通りを挟んだ反対側に"港屋繪草紙店"という店があるのです。 間口は1間位のお店ですが、中は竹久夢二の描いた版画やポストカードを始めして、夢二のサインの入ったうちわ、レターセット等の 和雑貨が所狭しと並んでいます。
このお店は竹久夢二作品を専門に扱っている"GALLERY 港屋"さんが、竹久夢二氏のご遺族の了承を取って20年以上前から "港屋繪草紙店"として、和雑貨を扱っているお店なのです。
女性が入ったら、色々な雑貨があって目移りしてしまいそうな、又、可愛くて何か買わずにはいられなくなりそうなお店です。 明治座や水天宮仮宮にお越しの折には是非覗いてみて下さい。
GALLERY 港屋 URL:www.yumeji-minatoya.co.jp