[橘]
2015年11月27日 09:00
今年も問屋さんで買い物が出来る日が近付いてきました
12月6日(日) 9:00~16:00
場所は、横山町馬喰町新道通りでJR総武快速線「馬喰町」、都営新宿線「馬喰横山」、都営浅草線「東日本橋」の各駅から直ぐです。
毎年書いていますが、この開放日は問屋さんが自分の店を開放して問屋価格で販売しているので、品質は安心して購入できます。又、新道通り会に属していない近所の問屋さんもお店を開放しているので、思わぬところでお買い得を見つけることも出来ます
ご都合の付く方は一度見に来られては如何ですか
参加の問屋さんはこちらで見られます。
http://tonyamatsuri.com/sanka_map.htm
[橘]
2015年10月16日 09:00
例年通り10月19日(月)、20日(火)にべったら市が開催されます。日本橋大伝馬町の辺りでは
着々と市の準備が進められています。
べったら市と言えば"切り山椒"ですね。
"切り山椒"は"ぎゅうひ"の様な感触で、丁度"すあま"に山椒が入った様な大人の味です。
"切り山椒"はべったら市の期間だけ「梅花亭」小伝馬町店で販売されます(霊巖島の本店でも
買えるはずです)。又、「梅花亭」ではこの期間だけ"喜利羊肝"(栗蒸し羊羹)も販売されます。
べったら市に行かれたら、べったら漬けだけでは無く、是非ともとっても美味しい"喜利羊肝"と
縁起物の"切り山椒"をお試し下さい。
"梅花亭"小伝馬町店
住所:中央区日本橋小伝馬町12-5
TEL:03-3661-7604
*日比谷線小伝馬町駅1番出口すぐ横ですが、間口が1間位の小さなお店なので
見逃さない様ご注意下さい。
**"切り山椒"と"喜利羊肝"の写真は以前のものです。
[橘]
2015年10月 2日 18:00
三菱と言えば"丸の内"ですが、三井と言えば"室町"ですね。三越も三井系ですし、現在"コレド室町1"のある場所には東レの本社がありましたね。現在は日本橋三井タワーに本社を移しましたが,東レも三井という名前は付いていませんが三井系です。
実は私が勤めていた会社も戦前は三井本館に本社がありました、というご縁で紹介させて頂きます。
現在の三井本館は、明治35年竣工の旧三井本館が関東大震災で被災した後、三井合名理事であった團琢磨氏の主導で、耐震性の高い建造物を建てるという意向でアメリカのジェームス・スチュアート社に建築を発注したものです。竣工は昭和4年。国の重要文化財に指定されています。
意匠は「壮麗」「品位」「簡素」を旨とし、アメリカの新古典主義的なデザインにローマ風のコリント式大オーダー列柱をビルの3面に加味することに依って表現しています。
外装には花崗岩を用い、デザインには大理石をふんだんに使っています。
又、内装も豪華で階段や廊下には赤絨毯が敷かれています。
又、1階のドリス式円柱群のある吹き抜けの大空間も大変豪華です。
そして、地下には幅90cm、重さ50tの扉を備えた大金庫が設置されています。
これでは金庫破りは難しそうですね。
実はこの金庫の扉は重すぎて、日本橋の上を通ることが許可されずに、船で運ばれたという
エピソードが残っています。
現在の三井本館は竣工後90年以上経っており、團琢磨が玄関前で血盟団員に撃たれたり、
第二次世界大戦後はGHQに接収されたりと悲しい出来事も見てきています。
現在室町近辺はコレド室町が開業したり、福徳神社は立派に建て替えられる等賑わいを見せています。
これからも三井本館は室町の変遷を見守ってくれることでしょう。
(尚、内部の写真は三井住友信託銀行さんから提供頂きました)
[橘]
2015年8月11日 14:00
日本橋では<ECO EDO日本橋2015~五感で楽しむ、江戸の涼~>が開催されていますが、山本海苔店でも街を盛り上げるべく専属イメージキャラクター山本陽子さんがトークショーを行いました。
左におられるのは、山本海苔店の3代目社長の山本様です。
女優の山本陽子さんは、
1967年に山本海苔店とモデル契約を締結して以来、
毎年契約を更新し
2009年にモデル契約継続年数世界最長ということで
キネス記録に認定されました。
今年で48年目となり記録更新中です。
この写真は1967年当時の山本陽子さんです。
トークショーは山本陽子さんと山本社長の対談の形で進められ、映画・TV・舞台の話から若さの秘訣、趣味の日本画等について、楽しく聞かせて頂きました。
又、最後には海苔に関するクイズに勝ち残った方とじゃんけんをして、勝ったお客さん3人が山本陽子さんと記念撮影をしてもらえるということで、立ち上がってじゃんけんをしているところです。
※ブログ掲載にあたり、撮影をご許可いただきありがとうございました。
[橘]
2015年7月 4日 09:00
「特別産業コース」の第一弾として6月30日にガイドを行ってきました。
これまでの「産業コース」は、特派員が指定されたお店にお客様をお連れして、お店の方に説明をお願いしていましたが、「特別産業コース」は特派員2人がコースを設定し、説明も自分達でするというところが初めての試みでした。
今回設定したコースは建設中の「水天宮」前に集合、人形町通りを「大観音寺」迄行き、末廣神社から浜町緑道を抜けて、甘酒横丁に入り、最後に板倉屋さんで話を聞くというものでした。
始めてのケースということで中央区の広報から、カメラマンとTVカメラマンのお二人が同行されました。
放映は15分番組の"こんにちは 中央区です"の中で1分半されるそうです。7月13日からは"YouTube"からでも視聴出来るそうです(詳細は中央区のHPご参照下さい)。
お客様は10人で当選された方は全員参加されました。
自分達で全部説明しなければならないので緊張感はありましたが、今回ご案内するコースが地元の人形町ということで、「まあ、何とかなるだろう」と軽い気持ちで臨むことにしました。
「まるごとミュージアム」でのバスガイドの経験が随分役に立ってくれたと思います。
末廣神社では6月晦日の「夏越しの祓」の日で「茅の輪」が設えられていたので、皆さんにお参りして頂きました。
その後は甘酒横丁で何件かをご説明しながら、最終目的地の「板倉屋」にお連れしました。
「板倉屋」さんでは、熱々の焼きたての人形焼を頂きながら、色々なご説明を頂きました。
人形焼は一遍に6個焼ける約3Kgの焼き型を使い、小麦粉にみりんとコンデンスミルクと卵(白身と黄身は分ける)を混ぜ合わせた生地の間に餡を挟んで、焼くそうです。
1日に1,500個~2,000個を熱いガスの前に座って焼き続けるそうなので、重労働ですね。
何はともあれ、予定のコースを事故無く周り、11時半に無事解散することが出来てほっとしました。
大変良い経験をさせて頂けたと思います。
[橘]
2015年6月16日 09:00
小説「祈りの幕が下りる時」に出てくる橋を小説中でカレンダーにメモされた月の順にご紹介していますが、今回は5月のカレンダーに書かれていた"一石橋"近辺のご紹介です。
一石橋です。橋の名前の由来は、橋の北に金座頭の後藤家(五斗)、南に呉服頭の後藤家(五斗)があって、二つのゴトウ(五斗)を合わせて一石と名付けられたそうです。
現在の橋は大正11年に架け替えられ平成9年に大改修されたものですが、大正11年当時の親柱が一本だけ残されています。
橋の袂には「まよひ子のしるべ」と記された迷子しらせ石標が残されています。
石標の左側面には「たづぬる方」と刻まれており、迷子の特徴を書いた紙を貼るようになっており、右側面には「志らする方」と刻まれており、迷子の所在に関する情報を貼るようになっています。
江戸時代には迷子が多く出たため、情報を開示する掲示板の役目をする様に、地元の町人が資金を出し合って建てたものです。
現在は東京都の指定有形文化財に指定されています。
昭和24年に埋め立てられる迄は外堀川が中央区と千代田区の境を南に流れ土橋で汐留川に合流していましたが、外堀川が日本橋川から分岐していたのが、一石橋の辺りです。
埋め立てられた外堀川の上には、呉服橋の辺りにはパソナ(以前は大和証券)、新ビルを建設中の鉄鋼ビル、大丸デパート等が現在は並んでいます。鍛冶橋以南には西銀座デパート、銀座インズ等が並び、その上を高速度道路が走っています。
又、明治43年に埋め立てられた道三掘(内堀の和田倉門から外堀川を結ぶ堀)が外堀川と合流していたのもこの辺りの様です。