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中央区観光協会実施の「中央区観光検定」に合格し、特派員登録をした観光ボランティアメンバーによる中央区の“旬な”情報をご紹介。

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日本の伝統芸能展

[お江戸のマーシャ・堀内] 2016年12月 2日 09:00

千代田区にある国立劇場の開場50周年を記念して、

日本橋の三井記念美術館で、日本の伝統芸能展が開かれています。

 
その伝統芸能とは、1500年以上前に大陸からの音楽や舞が日本固有の芸能と合わさったものといわれている世界最古のオーケストラである雅楽、そして、室町時代あたりから始まり600年以上の歴史を持つ能楽(能と狂言)、次に大坂を発祥の地とする文楽(人形浄瑠璃)、また、江戸の昔から庶民に愛されてきた京都が発祥といわれる歌舞伎(傾く、奇抜ななりをして踊ったことが起源という)..をメインとしています。

 

多くのお面が展示されています。

昔の人々が敬い、或いはそのカッコよさに惹かれた人物の浮世絵や人形の衣装の豪華さに驚かされます。

(いずれも、ユネスコ無形文化遺産に登録されています)

 

※以下画像はクリックすると大きくなります。

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1 舞楽面 陵王江戸時代熱田神宮蔵

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2 雅楽器 篳篥 銘「蘭」鎌倉時代国立劇場蔵

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3 重要文化財 能面 翁 伝春日 作室町時代三井記念美術館蔵

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4 能楽器 楽器蒔絵小鼓胴 伝千種 作江戸時代三井記念美術館蔵

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5 四条河原遊楽図屏風(右隻) 江戸時代個人蔵(西尾市岩瀬文庫寄託)

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6 桐座場内図 初代歌川豊国画江戸時代国立劇場蔵

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7 文楽人形 初菊現代国立文楽劇場蔵

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8 文楽人形首 文七 大江巳之助作現代国立劇場蔵

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9 曲枕の芸 花桐繁十郎 鳥居清長画江戸時代国立劇場蔵

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10 追儺の鬼面(赤鬼) 室町時代長田神社蔵

 

来年1月末まで開かれています。

三井記念美術館→最寄駅は地下鉄銀座線の三越前駅

 

詳細はこちら URL http://www.mitsui-museum.jp/

各画像は三井記念美術館様の所有となります。二次利用は固くお断り申し上げます。

 

 

さて この緑の木々はどこでしょうか?

[お江戸のマーシャ・堀内] 2016年11月12日 14:00

既にご存知の方も多いと思いますが、COREDO室町にあります。

 

福徳神社の「福徳の杜」にある木々です。

この立冬の季節の緑をしばしお楽しみいただければと思います。

 

最近は、お参りがてらここを歩いておられる方をよく見かけます。

 

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中央区・国際文化交流「和菓子作り」

[お江戸のマーシャ・堀内] 2016年10月20日 14:00

10/15 中央区・国際文化交流振興協会主催のサロン「和菓子作り」にボランティア支援として参加してきました。

 

日本橋の「榮太樓總本鋪」さんから毎年ご協力をいただいており、

区内在住・在勤の外国人、欧米、中東、中国、韓国からの20人が参加、

日本の伝統的和菓子作りを体験できるとても貴重な経験でした

(練り切りから、一人、2個の和菓子を作りました)。

 

みなさん、我々日本人自身も、日本のものつくりへの奥の深さ、手先の器用さなど

伝統文化に触れた一日でした。

 

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松島 瑞巌寺と伊達政宗

[お江戸のマーシャ・堀内] 2016年9月16日 09:00

松島といえば、厳島、天橋立とともに日本三景の一つですが、松に覆われた数多くの小さな島々で有名です。

 

先ずは、三井記念美術館の左手前にあるビデオルームで20分ほど、「今年が生誕450年となる伊達政宗、松島、瑞巌寺」について鑑賞しました。瑞巌寺というのは桃山文化(京都、豊臣秀吉)を髣髴とさせる芸術的なお寺だということを初めて知りました。

 

伊達政宗は関が原の戦いで勝ち組、仙台の松島(元々、霊場だったということ)の地に、1603年から5年の歳月をかけて、豊かな穀倉地帯へとその国造りへの思いを胸に、木材は紀伊から取り寄せて建立したお寺である。

 

展示会場に入ると、国宝の本堂にあるという釈迦生誕の地であるインドの孔雀が極楽浄土として描かれた障壁画、禅宗の寒山拾得の図、平安時代からの不動明王など五大明王、中国周の文王と太公望の絵図など、政宗の達筆の直筆と甲冑など政宗の多芸多才ぶりが伺える。

政宗はこの江戸初期に慶長の遣欧使節をヨーロッパに派遣している、世界に眼を向けていた武将の一人である。

 

瑞巌寺の庭には、政宗が植樹したという紅白の梅が、毎年、花を咲かせているそうである。

東日本大震災で被災された方たちの地に、この瑞巌寺があることは、なにかの"救い"なのだろうと思えてくきます、一歩ずつの歩みです。

 

11/13まで展示されています。
http://www.mitsui-museum.jp/exhibition/index.html

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重要文化財 黒漆五枚胴具足 伊達政宗所用 桃山時代 仙台市博物館蔵

( 9/10~9/30 展示)

 

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図3 重要美術品 吉野懐紙 伊達政宗詠
文禄3年(1594)2月29日 仙台市博物館蔵(前期 9/10~10/10 展示)

 

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図6 重要文化財 五大明王像(不動明王)
平安時代 瑞巌寺蔵

 

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図7 重要文化財 瑞巌寺本堂障壁画
江戸時代 瑞巌寺蔵(前期 9/10~10/10 展示)

 

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図10 伊達政宗甲冑倚像
江戸時代・慶安5年(1652)瑞巌寺蔵

 

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図14 重要文化財 黒羅紗地裾緋羅紗 山形文様陣羽織 伊達政宗所用
桃山時代 仙台市博物館蔵(10/1~10/14 展示)

 

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図15 仙台市指定文化財 紫羅背板地 五色水玉模様陣羽織
江戸時代 仙台市博物館蔵 (9/10~9/23 展示)

 

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図16 伊達政宗書状
天正18年(1590)6月14日(小田原参陣)仙台市博物館蔵

 

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図19 梅小禽図 伊達政宗筆
江戸時代個人蔵(新発見)

 

 

白鶴銀座天空農園で秋の収穫

[お江戸のマーシャ・堀内] 2016年9月13日 12:00

今年の春(5月)、銀座で茄子や生姜などを植えつけましたが、

この9月の秋、その野菜類の収穫に行って来ました。

 

場所は、銀座五丁目の日本酒の白鶴さんの天空農園です。
http://www.hakutsuru.co.jp/g-nouen/about.shtml

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農園長の小田さんから、土を手にする自然な喜び、また清酒の核である"お米"造りや
これらの野菜造りなどのお話を聞きながら20名ほどのボランティアーで賑やか
な土曜日の朝の一時を過ごしました。

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"土いじり"、なんかやってみたいと思うようになっています、みなさんも如何ですか?

 

(銀座五丁目の交差点には、サッポロさんの斬新なデザインのGINZA PLACEが聳えています、
地下のビアホールはオープン、9月24日からはソニーさんなどがオープンするようで、
楽しそうです)

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~超絶技巧~ 明治期の工芸展

[お江戸のマーシャ・堀内] 2016年8月18日 09:00

日本橋三越本店6階で、「~超絶技巧~ 明治期の工芸展」が開催されています。

 

明治時代以前の平和な江戸時代に育まれた日本独自の芸術が、
今、世界各国から評価を受けています。

 

欧州・仏蘭西のジャポニズムの浮世絵、陶磁器などが頭に浮かぶかと思いますが、
茲では、金属での工芸品が8/22まで展示されています(無料)。

  

精緻に創られた鳥、龍などが香炉の蓋にある、

人間の感性に訴えかける空間芸術である、

今の人を以っても同じものは創れないのではないかと思わせる。

今まで自分たちでも気づいていなかった日本人らしさの凄さに一つではないかと思う。

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