[kimitaku]
2015年4月20日 14:00
歌舞伎座を左に見て晴海通りを歩くと万年橋の交差点に行きます。
交差点の左に銀座公園。
通りから左手を見ると、可愛らしい犬の親子の像が見えます。
「名犬ちろり記念碑」です。
飼い主が犬に話しかけ、撫で、犬が飼い主を見つめると、
「オキシトキシン」:お互いの体内に安心を感じるホルモン:
が増加します。
それを利用して、精神の安定や認知症の改善、脳梗塞の
後遺症の回復を促すなど、セラピー犬は今では多く活躍しています。
捨て犬で右足に障害のあるチロリは、動物愛護センターで殺処分されるところをセラピードッグ協会に救い出されて、亡くなるまでの12年間、患者や高齢者の心身のケアに捧げました。
「セラピー犬」
この無償の愛情をささげる姿は人々に生きる勇気と病状回復への希望を与えました。
交差点を渡るとき、愛くるしい「チロリ」とその子供たちの像を、ご覧ください。
なにか心安らぐ気持ちにさせられますよ。
[ジミニー☆クリケット]
2015年4月20日 09:00
京橋3丁目、銀座と京橋を分ける高速道路の脇に、「江戸歌舞伎発祥の地」の碑が建っています
これは、江戸初期の寛永元年(1624年)に、中村座の始祖、猿若(中村)勘三郎が中橋南地(現在の京橋1丁目付近)で、歌舞伎興行の櫓(やぐら)を揚げたことに因むものです。これが江戸歌舞伎の発祥となりました
碑の中央上部、櫓を模して、中村屋の定紋、角切銀杏(すみきりいちょう)が見えます
その碑の建っている隣に、ブラザーの東京ショールームがあります
ブラザー工業株式会社は、ミシン製造でスタートし、現在は、ファクシミリ、コピー機(複合機)等において、強力なブランド力を誇る一部上場企業(本社は名古屋)です。1908年(明治41年)に安井兼吉氏が創業、「ブラザー」の商号の由来は、1925年に安井正義氏が事業を継承し、社名を「安井ミシン兄弟商会」と改めたことによるものだそうです
この東京ショールームの入り口に、イメージキャラクターを務める中村勘太郎、七之助兄弟(ブラザーズ)の写真が大きく貼られています。勘太郎、七之助兄弟は、言うまでもなく、3年前に亡くなられた十八世中村勘三郎丈のご子息たちで中村屋であり、以前から、この隣の碑との関係が気になっていました
で、「疑問は解決すべし」と、ブラザー東京ショールームの受付で、その点うかがってみたところ、江戸歌舞伎発祥の地と中村屋ブラザーズの起用は特に関係無いとのこと。ただ、お客様から同様の質問はあるとのことでした。ですよね
下の写真は、江戸東京博物館(墨田区)に再現された中村座です。
[皐月の鯉の吹き流し]
2015年4月18日 14:00
築地大橋、勝鬨橋、佃大橋、中央大橋、
永代橋、隅田川大橋、清洲橋、新大橋、両国橋
ガイドブック等にあるように、隅田川に架かる橋は美しいと思う。
それぞれ特徴があり、美しく古い橋には風格を感じる。
その中で、特に私のお気に入りは、清洲橋だ。
気品があり、エレガントさを感じる。
隅田川大橋を間に挟み、永代橋の力強さと対照的なのがまた良い。
隅田川に架かる橋で最も美しいと思う。
永代橋が架橋されたのは、元禄だそうで
その場所(現在よりやや上流の位置)には記念碑がある。
この道を通って対岸と行き来していたのだろう。
ということは、元禄赤穂討ち入りでは、その帰りは当時の永代橋を
渡りこの道(現在の箱崎町)を通り泉岳寺へ向かったのであろう。
話を転じるが、隅田川は私の子供の頃(50年以上前)とても汚い川で、
臭かったことをよく覚えている。
特に夏の風向きによってはとくにひどかった。
親戚が家に来た時「ここはずいぶん臭い」と言われたことがある。
私の父は築地魚河岸の岸壁からお台場まで泳いだことがあるらしいが
そこまではないにしろ数十年前より、隅田川はきれいになり
昼時には隅田川テラスでお弁当を広げる人も多く、歩いてこれらの橋を
眺めるのは楽しいものだ。
次回は勝鬨橋・佃大橋に触れたいと思う。
[ジミニー☆クリケット]
2015年4月17日 14:00
4月15日から、銀座3丁目にある松屋銀座で、誕生60周年記念の「ミッフィー展」が開催されています
松屋銀座の8階イベントスクエアです
ミッフィー(うさこちゃん)は、60年前、オランダ・ユトレヒト生まれの絵本作家ディック・ブルーナさんによって生み出されました。ちなみに、母国オランダでの名前は、「ナインチェ・プラウス」だそうです(意外)。
現在までに、120タイトルを超える絵本が刊行され、全世界で約50カ国語に翻訳され、8500万部以上のロングセラーとなっているそうです
本展では、ブルーナさんの初期作品や原画、スケッチなどが展示されています
ブルーナさんの創作風景も映像で流されていました。
また、1955年に初めて描かれた「ファースト・ミッフィー」(『ちいさなうさこちゃん』(第1版))の原画が、世界で初めて公開されていました
さらに、60周年企画「ミッフィー・アートパレード」から、日本人クリエーター15組が手がけた、高さ180センチのミッフィー像が初めてお披露目されています。入口に展示されているのも、そのうちの一つです
ミッフィー好きはもちろんのこと、だれもがほのぼのできるよい展示会だと思いますので、銀座にお越しの折は、是非お立ち寄りくださいグッズの販売コーナーも充実していますよ
本展の最終日は、5月10日(日)です。
松屋銀座「ミッフィー展」のHPは こちら ⇒ http://www.miffy60-exhibition.jp/
[四方の風]
2015年4月17日 09:00
新しい年度が始まり、中央区で行われる恒例のイベントが次々と実施されています。
そのひとつである第22回春の名橋「日本橋」まつりに先日足を運んで来ました。生憎の雨降りにもかかわらず、満開は過ぎたとはいえ桜の花はやはり気持ちを和やかにさせてくれました。とくに、35台の往年の名車が、日本銀行本店本館前庭から日本橋橋上及び江戸桜通りに華麗に揃った姿は新旧の景観と相まって素晴らしいものでした。
日本橋の上を行き交う人もいつも以上に華やかさを感じとったことだと思います。
とはいえ橋の上の高速道路、この日ばかりは名車たちを雨から守る傘替わりになってはいても、やはり橋の上は空が似合う。「日本橋に青空を、日本橋川に光を」と橋のたもとで「日本橋景観復興運動」に署名させてもらいました。「今は他県に住んでいますが、本籍は中央区日本橋ですから」と係りの人に答えたところ、署名してくださりありがとう以上の笑顔で応じていただいたのが印象に残りました。
この後、按針通り=今や有名店である天丼の'金子半之助'の長い行列を見て、昭和通りを渡り小網神社、人形町と歩き帰途につきました。
その途中、人形町「芳人町会祭」の掲示を発見!
椙森神社で大祭があると書かれていました。
椙森神社は皆様もよくご存じのように、江戸時代富くじ興行が行われたところ。境内にはそれを記念して「冨塚の碑」もあります。
三年ぶりに大祭だそうですので是非お出かけ下さい。
申し遅れましたが、今月からの新参者、四方の風です。思い入れ深い中央区のことを折に触れてお伝えしていきたいと考えております。
よろしくお願い致します。