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中央区観光協会実施の「中央区観光検定」に合格し、特派員登録をした観光ボランティアメンバーによる中央区の“旬な”情報をご紹介。

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茅場町・新川界隈はカレー回廊

[下町トム] 2014年1月29日 14:00

中央区はグルメの町ですが、寒い時は辛いものが食べたくなります。中でも、日本人の大好きなカレーを食べに町に繰り出してみました。

 

新川デリー.jpg今日は茅場町・新川界隈のお薦めのカレーをご紹介します。

すでに有名な店も多いこの地域でまず思いつくのは〔新川デリー〕。
一瞬普通の喫茶店のような造りながら、味わい深い濃密な味は近隣のビジネスマン・OLの人気を集めています。時々無性に食べたくなる味でしょう。

カリーシュダ.jpg

次はそこからも近い〔カリーシュダ〕。
薬膳のようにスパイスをいくつも組み合わせて健康志向のカレーを提供します。キーマカレーがお薦めです。お昼しか営業していないので、ランチタイムに直行したいスポットです。

茅場町 アンナプルナ.jpg
インド・ネパール系の味を求めるなら
〔アンナプル・ダイニング〕はいかがでしょう。
"モモ"と呼ばれる餃子のような一品も試してみてください。ランチタイムはナンがお代わりできますのでお得です。

キュイボンヌ3.JPG

最もぼくがよく行くのは茅場町駅間近の〔キュイボンヌ〕です。
欧風カレーの名店で、いつも待ち行列ができています。ランチの場合は11時に開店なので、早めに訪れることをお薦めします。11:30までに入店するとポテトとサラダがサービスになります。いろんな種類のカレーがあって選ぶのに悩みますが、まずは牛スジの"キュイカレー"が今日のメニュー。福神漬とラッキョウも旨い!



キュイボンヌ1.jpg



〔キュイボンヌ〕とはどうやらフランス語らしいですが、多分「おいしい料理」とでもいう意味なんでしょうか。

入り口が地下に潜っていく感じなので分かりづらいので気を付けてください。

 

寒い季節に旨いカレーで体を温めて健康増進というのもなかなかいいんじゃないでしょうか。皆さんのお薦めのカレーのお店はどこでしょうか。こうして書いていると、またカレーが食べたくなってきます。

 

 

一年の納めは氏神様へ

[下町トム] 2013年12月27日 09:00

今年も残り少なくなってきましたね。中央区にゆかりのある方々にとっては、きっと様々な思い出が交錯していることでしょう。

 

年越し蕎麦見本.jpgクリスマスが終わると、お正月の準備ですね。大掃除をしたり、おせち料理の準備をしたり、忙しい年の瀬です。そして、大晦日は皆さんどのようにお過ごしになるでしょうか。最後まで慌しく新年の支度に追われる人、年末年始もお仕事の人、そしてのんびりと過ごされる人・・・・それぞれに一年を振り返る日です。

  

大晦日といえば、〝年越し蕎麦〟を食べる方も多いでしょう。もともと、〝年越し〟とは〝節分〟のことで、この日に無病息災を祈って縁起のいい蕎麦を食べたのが始まりということです。かつて旧暦では〝立春〟こそが新年だったので、前日の〝節分〟が重要視されたのでしょう。後に12月の最終日が〝年越し〟となり、太陽暦の導入とともに全国に定着しました。今では、〝除夜の鐘〟とともに、大晦日の風物詩ですね。

 

波除神社大祓2.jpg実は、大晦日にはもう一つ大事な伝統行事があります。神社で〝大祓〟(おおはらえ)のお参りをすることです。6月の晦日の〝夏越の祓〟(なごしのはらえ)とともに、日頃の穢れを落とし、新年に願を託す重要な儀式です。奈良・平安の時代から行われてきました。この日は、厄落としになるという〝茅の輪〟をくぐり、身を清めます。そして、自らに代わって穢れを落とすことを託して〝人形〟(ひとがた)を奉納するのです。

そもそも、神社にお参りする意味は、日頃の加護への感謝を奏上し身の過ちや穢れを払い落として反省することにあります。いきなりお願い事をするものではないとされています。

小網神社 形代.jpgその意味で、〝大祓〟(おおはらえ)はむしろ〝初詣〟よりも意味深いとも考えられます。

 

中央区にもこの儀式を執り行う神社がいくつもあります。ぼくの場合は、これまでに〔波除神社〕〔鐵砲洲稲荷神社〕〔小網神社〕などでこの行事に触れ合いました。いずれも歴史と伝統に培われた風格と厳かさに包まれ、何だか見の引き締まる思いがしました。

 

 

鉄砲洲2.jpg皆さんも是非、一年の締めくくりに近くの神社に参詣されてはいかがでしょうか。混雑する初詣の境内と異なり、ゆっくりとお参りすることができますよ。

では、今年一年お世話になりありがとうございました。どうぞよいお年をお迎えください。

 

 

 

『区内で出逢った素敵な人 第4回 ~中央区を愛する人々~』

[下町トム] 2013年11月27日 09:00

  区内の様々な立場の方にお会いしてお話をうかがうシリーズの4回目です。今回は「中央区区政モニター友の会」の活動に随行し、皆さんの活動の一端を取材してきました。

 

P1120441_R.JPG  「区政モニター制度」は中央区の広報課が所管しているしくみです。区政に関心を持つ区民の方が応募し、区政への意見や提言を行うものです。ぼく自身もかつてこの一員として参画し、いくつかの区政テーマについて意見を述べたことがあります。どなたも真面目に中央区のことを考えていらっしゃいます。

 

 「区政モニター友の会」はこのモニターを経験した人の交流組織です。モニターから離れても引き続き地域のことに深い関心と愛着を持ち、独自にテーマを見つけて自主研究したり意見交換したり、定期的に活動されています。ぼくも何年か前から仲間に入れていただいています。

P1120444_R.JPG この日、「区政モニター友の会」として、区内の公共施設を巡りその場所や設立趣旨を再確認するという企画があり同行させていただきました。多くの前向きな皆さんが20人ほど集まり、広報課のご案内で区内を廻りました。いくつかの施設のなかでも印象に残ったのは、今年6月に開設されたばかりの「中央区立環境情報センター」です。再開発中の京橋地区の中心地〔京橋スクエアガーデン〕の6階に設置されています。

http://eic-chuo.jp/

 区の環境対策の実情を知ることができるほか、歴史的な環境問題の変化や今後の課題についても学ぶことができます。銀座や東京駅からも歩いていける範囲ですので、皆さんも是非一度お訪ね下さい。

 

晴海こども園_R.JPG そのほか、〔晴海こども園〕や〔リハポート明石〕なども見て廻りました。中央区は人口増加に伴い、高齢者や若い世代も増えていますので、あちらこちらで公共施設の充実が図られています。区内を散策の折などにも、機会があったらこれらの施設をちょっと覗いてみるのもいかがでしょうか。中央区の普段の姿が浮かび上がってくくるかもしれません。

 

 

 区内見学後、「中央区区政モニター友の会」会長の浜野美代さんに少しお話を伺いました。何でもこの会は前身組織も含めると20年以上活動を継続しているとのことです。浜野さん自身は10年以上前に会長を引き受けてこの会を引っ張ってこられました。一時は会員の減少を心配したこともあったものの、最近は男性会員も含めて新しい会員も少しずつ増えてきているとのことです。地元のことの関心を持つ方が増えるというのは嬉しいことです。

 一方、会を抜けていく方もやはりあって、会長としては会員の定着を図ることと活動をいかに充実させるかということが最も重要な課題と考えていらっしゃるとのことでした。

P1120451_R.JPG 年間に概ね10回程度の例会を開催し、「中央区をもっとよい町にしたい」という真面目な思いに基づいて様々なテーマで話し合いをしたり、具体的な啓発活動を展開されたりしています。このような真剣な活動が実って中央区の魅力が高まれば、地元の方はもとより、区外から来られる方にとっても楽しみなことではないかと思います。

 

 最後に、浜野さんの当面の目標を伺いました。「区役所や関係機関とのコミュニケーションをもっと活発にし、会の意見をできるだけ届けていくことが大事だと思います。思うように伝わらないこともありますが諦めないで地道に取り組みたいと考えています。また、会員相互の交流をさらに深めるためにいろいろ工夫していきたいと思います。」

 けっこうご苦労も多いはずなのに、皆さんの笑顔と中央区の発展を楽しみにして張り切っていらっしゃる浜野さんの姿に触れて、ぼくも勇気づけられました。爽やかな気持ちになった一日でした。

 

 

雨の浜町公園

[下町トム] 2013年10月22日 09:00

10月20日(日)は朝から雨が降りしきりました。ちょうどこの日は、浜町公園ならびに浜町運動場、総合スポーツセンターを会場として「第34回中央区子どもフェスティバル」が開催されました。ぼくも地域のお手伝いで現地に参りました。

 

子どもフェスティバル1_R.JPGこの日を楽しみにしている子どもたちも多く、朝から続々と詰め掛けてきます。会場内では小学校ごとのPTAの皆さんがそれぞれにブースを設けて、模擬店やゲームコーナーなど、趣向を凝らして子どもたちを出迎えました。また、各地域からかけつけた青少年委員や町会の役員の皆さんが会場の警備や案内、誘導などスタッフとなって大会を支えるべく活躍されています。ぼくもその端くれとしてちょっと肌寒い空気の中をびしょ濡れになってあちらこちらと動いて役割をこなしました。

 

子どもフェスティバル2_R.JPGところが、雨は時間を追うごとに激しくなるばかり。とうとうお昼ごろに屋外の展示やアトラクションは中止になってしまいました。それでも、スポーツセンター内では午後2時まで子どもたちの元気な声がこだましていました。子どもたちの溌剌とした姿を見るのは何とも微笑ましいものです。

 

 

浜町公園は元は細川家のお屋敷だったということで、往時の雰囲気をとどめつつ、地域の公園として親しまれています。かつての面影は熊本から遷されたという「清正公堂」(加藤清正を祀るお堂)に辛うじて残されています。

園内には様々な草花が植えられていますが、ちょうどナンテンが赤い実をつけ始めていました。秋は深まりつつあるんですね。

 

浜町河岸_R.JPG浮世絵の「おおはし」.jpg公園の裏手から川辺に出てみると、隅田川は雨に煙って静かに流れていました。近代的フォルムの新大橋が正面に見えます。広重が「大はしあたけの夕立」という有名な浮世絵に描いたのはこの辺りです。ゴッホが模写したくらいの世界的名画の舞台は、今は都会の町並みに染まっています。

 

浜町近辺は歴史的にも文化的にも趣きのあるところです。皆様もどうぞお出かけ下さい。びしょ濡れになっても想い出深い一日でした。

 

 

築地本願寺『紫水』は安心の味!

[下町トム] 2013年9月24日 14:00

秋のお彼岸を迎えました。ようやく爽やかな季節の到来ですね。

本願寺彼岸2_R.JPG

 

ここ、築地本願寺は、浄土真宗本願寺派の東京での一大拠点であると同時に、伊東忠太氏の設計による独特のフォルムで知られる名建築、観光スポットでもあります。

 

本願寺彼岸1_R.JPG普段でも参詣客が後を絶ちませんが、お彼岸の最中は特に多くの方が訪れます。この日も本堂で焼香と拝礼を行うための列ができていました。堂内は荘厳でありながら、どこか親しみを感じさせてくれるのは、下町に長く根付いた雰囲気なのでしょうか。

築地本願寺のことは多くの方がよく知っていらっしゃいますし、この観光特派員のブログでも何度も取り上げられていますので、今回は寺院そのもののレポートはこのあたりにしておいて、境内のグルメをご紹介します。

 

本願寺紫水1_R.JPGぼくが地元の住民としてよくお世話になっているのが、境内の第一伝道会館の1階にある、日本料理レストラン『紫水』です。

ここの料理はしっかりとした味付けと上品な盛り付けで、多くのファンがいます。「門前そば」が人気の一品であり、これを目当てに訪れるお客様も多いようです。そばとご飯もののセットメニューもあるので、ランチには重宝な場所です。

また、朝のモーニングセットは一つひとつ定番の品がセットされており、人気のメニューです。座敷や宴会場も充実しており、法要やパーティーにもよく利用されています。

入口付近には「ティーラウンジ」もあって、地元の年配の方がここでお茶を飲みながら歓談されている姿をよく見かけます。落ち着いて談話できるサロンのような雰囲気は、大事にしたいスペースなんだろうと思います。

 

紫水カツサンド.jpg実はこの『紫水』でぼくや地元の青年たちに圧倒的に支持されているのが〝かつサンド〟なのです。一般のランチメニューなどにはなくて、宴会の席などで個別に注文すると作っていただけます。これが肉厚・ジューシーなとんかつを柔らかくパンにしっとりとはさみ、独特のソースで味付けした総合的な味の作品なのです。ついつい何枚も口に運んでしまいます。まさしく〝名品〟と言っていいでしょう。機会があれば是非お召し上がり下さい。

 

派手に宣伝もしないし特別な目玉企画もありませんが、こういった堅実で品のある店こそが〝名店〟なのではないでしょうか。これからも大切な〝行きつけの店〟にしたいと思います。

 

 

 

歌舞伎座界隈でランチ巡り

[下町トム] 2013年8月16日 14:00

歌舞伎座5月.JPG
「歌舞伎座」が新装オープンして5ヶ月が経とうとしてしています。

今でも連日のように、観劇だけではなく、記念写真を撮ろうとか、ちょっと立ち寄ってみようとかいう人々で劇場前は賑わっています。これまで歌舞伎に関心が無かった人までこの場所に引き寄せた効果は大きいと思います。

 

歌舞伎そば.JPG


芝居見物といえば、幕間の弁当や観劇前後の食事も楽しみの一つですね。お昼や夕方、周辺の有名飲食店はどこも行列ができています。

中でも、お蕎麦の『宮城野』『砂場』『歌舞伎そば』あたりは人気が高いですね。ほかにも、カフェの『文明堂』、洋食の『早川』、カレーの『蜂の家』、シチューの『銀の塔』もリピーターの多いお店です。

ランチのときには悩んでいるうちに時間を費やしてしまうなんてこともありそうです。そこで、今日はぼくの好きな行きつけのお店を紹介します。既にご存知の方も多いとは思いますが、未体験の方は是非一度お試しあれ。

 

ぺるしぃ.JPG
1軒めは、カジュアルフレンチのお店『ぺるしぃ』。こじんまりしたお店なので直ぐに満席になります。しかし味は保証つき。ランチで満足したら改めて夜に再訪したくなるお店です。お店のスタッフも明るくて元気。気持ちいい雰囲気が広がっています。

ぐーばーぐ.JPG
2軒めは、ハンバーグ専門店『ぐーばーぐ』。多彩な種類のハンバーグがメニューに並んでいて迷いますが、直感で選ぶのが最もいいでしょう。カウンター形式の席もあるので、一人でも気軽に入れます。比較的回転がいいので、ねらい目かも・・・。

 

ラヌイユ.JPG3軒めは、ラーメンの『ラ・ヌイユ』。店名も見た目もちょっとラーメン屋ぽくないんですが、提供されるのは自慢のあっさりスープの東京ラーメンです。店内には音楽関係のアイテムが壁にいくつも掲示されています。洋風酒場のような雰囲気ですが、常連さんの多い人気店です。

 

P1120391_R.JPGもう1軒。区内の素敵な人シリーズでも紹介しましたが、店長が元気で店内も活気のあるお店『Yagura』。焼肉が自慢ですが、ランチのときには、すき焼き定食もあってなかなか味わい深くおすすめです。座席もゆったりとしており、落ち着いて食事するのにはバッチリです。

 

ほかにもまだまだ紹介したいお店がありますが、今日はこの辺りで・・・。いずれにしても興味深いお店がいっぱいの歌舞伎座界隈。ランチタイムにお気に入りのお店を探して路地を歩いてみて下さい。きっと新たな発見があると思いますよ。