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百花繚乱、東京マラソン2018

[小江戸板橋] 2018年3月 3日 18:00

東京の春の一大イベント、2月25日の東京マラソンについて、次のブログに書こう。

そう思いながらも、固まってしまったまま、時間を過ごしていました。

連日報道される冬季オリンピックの激情、その高揚した波の中から、自分の現実の活動としての東京マラソンボランティアに身を移し、思い切り声を出して応援しました。

3万6千の人の流れに声をかけ、走りすぎるランナーの姿を目で追い続けていると、焦点をずらしたときに街角のビルが揺れて見えました。

眼振(がんしん)。眼球の不随意的往復運動です。

あっやばい。興奮しすぎたかな。

 

その酔ったような興奮状態が継続していたのでしょうか。

「東京マラソンの感動を、早く伝えたい」と思いながら、文字に表すことが手つかずでいたのです。

次々に伝わるオリンピックの関連情報に心惹かれ、選手たちの技術、芸術性、精神力と、その背景や道のりを表現した映像や言葉に触れるだけで、そのたびに涙があふれてきました。お腹がいっぱいになるくらい。

選手一人ひとりの姿を繰り返す必要はないでしょう。

ただ、日本選手団の主将を務めた小平奈緒選手の、圧倒的なオトコマエの姿は強く胸を打ちました。

彼女の言葉にあった「百花繚乱」。

相手に敬意を払い、フェアに戦う選手たちは、きれいな花をたくさん咲かせた。

ああ。東京の街を走るマラソンランナーの流れは、「百花繚乱」という言葉に合っていたな。

各々が全力で競い合い、かつ、カラフルな衣装だけでなく、ランを楽しむ姿。沿道の応援の人たちとの掛け合い、ボランティアの献身的な活動。

とても華やかだった。

 

今回のボランティアは、日本橋周辺で行ってみたい。

絵になるシーンで、ということで「神田・日本橋ブロック」を第一希望に登録しました。

担当の割振りなどは、VOLUNTAINER事務局が行います。

当日は神田駿河台下交差点での給水担当。

六差路の交差点で、青のボランティアウエアです。

警備車両が、ガードストーンのように道路を封鎖します。

リーダーが「交差点の真ん中の位置なんですが、『そだねー』精神で明るく頑張りましょう。」と挨拶。

すかさずメンバーからも「そだねー」の反応。

メンバーの半数以上が経験者で、作業はサクサクと進みます。

使用する水は、フランスのミネラルウォターなのです。

将来、名水「東京水」が使われるようになると面白いな。

高度浄水処理された世界に誇る水道水。

これは、東京都水道局がスポンサーにならないと叶わないことなのかな。

 

タイムアウトになったランナーを運ぶ、収容バス2台が通り過ぎると、撤収作業はピークを迎えます。

ゴミ回収車、備品回収車にみんなで素早く運び込みます。

大会前よりももっときれいにします。

担当していた班が解散すると、ランナーの後を追って、日本橋へ移動。

コースは、浅草や門前仲町を巡ってきますから、まだまだ市民ランナーの応援ができる地点なのです。

「マラソン応援は日本橋で」が、私の定番です。

そのころには、スマホニュースなどで、日本新記録が更新されたことを知っていましたので、盛り上がりも一層華やかになっていました。

 

前日、東京ビックサイト国際会議場でのボランティア説明会時に手首に巻いたセキュリティバンド。

その役目も無事終わりました。

同じ会議場で行われていたエキスポの中央区ブース。観光協会の皆さんの元気な笑顔にもお会いできました。

2019年3月3日に行われる第13回東京マラソンでは、私は何をしているでしょう。

応援しているかな。

それとも、声援に応えながら、走っているかな。

 

 

 

「事始め」の日に、取材空振り。

[小江戸板橋] 2018年2月12日 14:00

えっ、そうなの。

今年はもう終わっちゃったの。

2月8日は、針供養。

その取材をしたいと思って、湊1丁目の鐵砲洲稲荷神社に行きました。

平安時代初期にまでさかのぼる、京橋地域一帯の産土神です。

神社は、平成の大改修が終了して、清々しいたたずまいを見せていました。

 

「昼ごはんは、湯豆腐がいいかな。」なんてイメージだけで、針供養は昼前後に行われるだろうと思い込み、11時過ぎに到着しました。

なんと静かな境内。

午後に行われるのかもしれないと、近くの豆腐料理店でランチをしながら時間を過ごしました。

再び、境内に足を進めたのですが、とても静かです。

社務所にいた若いお兄さんに、「今日の針供養は、何時ころに行われるのですか。」

「今朝、10時から行われましたよ。氏子さんの行事というより、近くのファッション専門学校の行事の一環という感じです。」

「はァそうでしたか。10時に来ていれば、美しい学生さんたちにもお会いできたのですね。残念。」

 

充分な事前調査をせずに動くと、とんだ空振りに見舞われてしまうものです。

私、見かけによらず?行き当たりばったりに歩き回るので、ポイントを外してしまうことがしばしばあります。

逆に、想定外のことに出会う幸運にも遇ったりするのですが。

冬晴れの空の青さに誘われて、陽だまりを散策する贅沢な時間をいただいたと考えることにしました。

 

「針供養」って何かですって。

折れたり、曲がったり、さびたりした縫い針を、豆腐やこんにゃくに刺して供養し、近くの神社に納めて、裁縫の上達を祈る行事です。

私が遠い幼少のみぎり、母に手を添えてもらい針を豆腐に刺して、チクチクが怖いと思った記憶があるのです。

 

稲荷社の主祭神である宇迦之御魂神(ウカノミタマノカミ)は、五穀豊穣、商売繁盛、産業興隆、家内安全、芸能上達に御利益があるといわれます。

ほぼ、オールマイティの無敵の存在。

農耕神であるお稲荷様は、立春前後は殊のほか忙しく行事が続きます。

立春前日が節分で、年男・年女による豆まきが行われます。

立春の2月4日は、鐵砲洲稲荷神社では「新富座こども歌舞伎」の節分公演がありました。

2月7日は、お稲荷様のお祭りの初午(はつうま)。2月の最初の午の日で、いなり寿司を食べて無病息災を祈ります。

2月8日は、道具に感謝の心を込めて針供養。「事始め」の日であり、つつしみを持って過ごし、一年の農作業が始まります。

 

記録的な寒波の襲来。冬季五輪の開催。緊迫した国際情勢・・・。

気ぜわしさ続く今日この頃ですが、

うん、空を見上げながら、心穏やかに慎みを持って、新しいことにチャレンジする瑞々しい心を失うことなく過ごしてみようと思います。

母の作る、甘めのおいなりさん、好きだったなァ。

 

 

 

新春の空に響くカレッジソング

[小江戸板橋] 2018年1月 6日 12:00

 『 紫匂う 西郊の森

  夢さめやらぬ 緑ヶ岡の

  霞にそびゆ わが白亜城

  春光うららに 今さしそめて ・・

 

2018年、関東の三が日は、冬晴れの陽射しに恵まれました。

TVニュースは、富士から昇る朝日、青空を背景にそびえる冠雪の富士と、新春にふさわしい風景を映し出します。

 

日本橋交差点。

その北西の位置からだと、ゴールに向かい走ってくる選手を、はっきりととらえることができるのです。

第94回東京箱根間往復大学駅伝競走。

日本橋界隈での箱根駅伝10区応援は、孫たちが帰った後の恒例行事になっています。

ビル風は強く冷たいのですが、東京日本橋タワーの壁面、日本橋高島屋の上空から顔をのぞかせる太陽に照らされると、上着のファスナーを下したくなるほどです。

選手たちが走りすぎる予定時間には、まだ1時間以上もあるのですが、昂揚感はすでに高まっています。

たなびく各大学の幟旗。

各所で行われる応援パフォーマンス。

元気の良いおじさまが、「さあみんなでカレッジソングを歌いましょう。」とリードします。

歌えてしまうんですよね。

卒業から数十年が経っているのに。

 

私は体育会剣道部に入部したのですが、入部早々、「次の月曜日までに、カレッジソング、校歌、応援歌を覚えること」と上級生から指示を受けました。

当時はユーチューブもCDもない時期でしたから、2年生の歌を頭に叩き込み、学生手帳の音符を必死で追いました。

月曜日の稽古終了後、「1年!」との幹部の声を合図に、道場で一列に並び、表情をこわばらせながら歌ったものです。

グリークラブでも通用しそうな歌声?

 

交差点の交通整理がなされ、通過予告車が通ります。

パトカー、白バイの姿が見えると、風に髪をなびかせ先頭を行く選手が視野に入ってきます。

沿道の人々は選手の名前を連呼します。

「がんばれー。がんばれー。」

目の前を飛ぶように過ぎる選手。

みんなの思いを込めての力走です。

襷をつないだ9人分だけでなく、走ることのできなかった者の分までつなぎます。

当日の朝、エントリー変更で外れた選手もいます。

襷が途切れた繰り上げスタート。

熾烈なシード権争い。

 

「いま、ゴールしました。」

 オオッ!

「大会新記録がでました。」

 オオッ。 おめでとう!

10年前までは、出場することが夢。襷をつなげれば。シード権内に入ってくれれば・・。

新しい夢を叶える、強い選手が育っているんだね。

選手たちに負けないように、今年も頑張りたい。

新しいことに挑戦し続ける1年にしたい。

胸を張って、カレッジソングを歌おう。

 

  常盤木の色 映ゆる

  われらが母校 青山 』

  

 

 

来年は、笑いに満ちた戌年です。

[小江戸板橋] 2017年12月18日 09:00

私は、犬が少し苦手だ。

いやいや、けして犬が嫌いなわけではない。

とても賢い動物だし、人間のパートナーとして忠実でかわいい存在である。

正確に言えば、犬に服を着せている人が苦手だ。

服を着せられてスムーズに動きが取れない姿を見ると、なんだか気の毒に思うのだ。

犬をかわいがるのなら、もっと自由にしてあげればよいのに。

ましてや、乳母車に乗せられている姿を見た日には、「犬は喜び、庭駆け回るだろう。」って、駆け回れない姿をかわいそうに思う。

レストランのバルコニー席で、人間と一緒にお食事をしている様子には、目を合わせないようにして通り過ぎている。

「ワンちゃんは、もう家族と同様なんだから、変なこと言っちゃだめだよ。」と、妻にたしなめられる。

 

もしかすると私には、5代将軍徳川綱吉の「生類憐みの令」を実践した役人に、ひどい目にあわされたご先祖様がいるのかもしれない。

都市の環境においては厳しい制限があるのだが、犬と一緒に野山を駆け回り、農道を疾駆する姿などは、遠い昔のことになってしまった。

 

さて、中央区で有名な犬というと、誰になるのだろう。

築地川銀座公園には、名犬チロリ記念碑が建っている。セラピードッグとして活躍した犬たちだ。

日本橋小学校は、かつての西郷隆盛の屋敷跡に建てられている。上野の西郷さんの銅像のように、屋敷には数匹の猟犬が飼われていたという。

 

中央区内ナンバーワンは、何といっても水天宮様の「子宝いぬ」ではないだろうか。

元気に跳ねまわる子犬を、いとおしそうに見守る母犬。寝そべってはいるものの、耳がピンと立っている。子犬に異変があれば、さっと飛び上がりそうな、凛とした気迫も感じる。

親子の犬の周囲を、子・丑・寅・卯・・と十二支の文字が刻まれた石が囲んでいる。

自分の干支を撫でると、安産、子授け、子供の健やかな成長などの御利益があるのだそうだ。

どの干支も「なでなで効果」で、金色に輝いていた。

願い事を書く福絵馬は、もちろん親子の犬の絵柄。

縁起物の福犬は、竹籠(たけかご)をかぶっている。

「神様のご加護がありますように。」との意味が込められている。

そして、犬という字に竹冠を付けると、笑いになる。

「笑いが絶えないように」という思いもあるようだ。

 

さあ、クリスマス、年末・年始と忙しい日々が続く。

来年も、笑いに満ちた戌年にしたいものだ。

ワンちゃんかわいいですね。

あっこれ、「aibo」なんですか。AIを搭載した犬型ロボット!

 

 

 

昨年、ゴジラと戦った場所でございます。

[小江戸板橋] 2017年11月16日 09:00

「進行左手に見えてきましたのは、東京駅東口でございます。

2016年、鎌倉の由比ヶ浜から上陸したゴジラが、凍結作戦により動きを止めたのが、この周辺でした。

本日は雨のため、グランルーフの上空が見えにくいのですが、その体長118.5m。

第4形態に進化したゴジラの、なんと恐ろしい姿でしょうか。」

 

10月29日、「中央区まるごとミュージアム2017」の巡回バスのガイドを担当させていただきました。

バスは銀座六丁目バス停から外堀通りを北上、呉服橋交差点を右折して日本橋バス停へ向かいます。

今走っている外堀通りが、千代田区との区境界です。

東京駅西側には赤レンガ造りの丸の内駅舎があり、100年前の辰野金吾博士による設計当時の姿が復元されています。

東側八重洲口には、帆船の帆をイメージした大屋根、グランルーフがあるのですが、雨のためにくもるバスの窓越しには、全体像がはっきりと見えにくくなっています。

見えないならば、見えない話をしましょう。

(シン・ゴジラは、すでに地上波でも放送されましたが、ネタバレ注意です。)

 

東京湾から現れ、各地に甚大な被害を与えてきたゴジラ。

口から吐き出す熱線で、銀座四丁目の和光ビルを、一瞬で斜めに切り裂いてしまった。

首都圏に壊滅的な被害を与え、巨大化、狂暴化する、破壊神ゴジラ。

自衛隊、警察、消防、技術者、様々な部署で人々の決死の行動が続く。

ゴジラ凍結作戦。ヤシオリ作戦だ。総力戦となる。

「宇宙大戦争マーチ」に乗り、品川で待機していた東海道新幹線N700系2編成が、ゴジラの足元に突入する。無人新幹線爆弾だ。

八重洲通りから、または鍛冶橋通りから接近を試みたのが、特殊建築重機群第1部隊。

コンクリートポンプ車、タンクローリー群が、ゴジラの口中に血液凝固剤を投入する。

そして、荒れるゴジラを押さえるために、一気に全速力で突入する、山手線、京浜東北線、東海道本線、中央線快速の各列車。E231系及びE233系からなる無人在来線爆弾である。

すげーッ。

チェーンのように巻き付き、ゴジラの動きを制御する。

きっときっと、次の作戦に備え、地下を走る総武線や横須賀線、東京メトロの各車両も攻撃態勢を整えていたに違いない。

ゴジラは、東京駅八重洲側寄りの線路上で、その活動を停止させた。

 

「今では、東京駅でゴジラを見ることはできません。

もし、その姿をご覧になりたいのなら、そうですね。新宿歌舞伎町に行ってみてください。

新宿東宝ビルの上から、先代のゴジラが顔をのぞかせていますよ。

ちなみに、新宿区からは特別住民票が交付され、新宿観光特使に任じられているとか。

すごいですね。」

こんなこと言って、はしゃいでいました。

 

 

水天宮様へのご報告

[小江戸板橋] 2017年10月10日 14:00

人形町通りを水天宮に向けて、時々、横丁に入りながら歩きます。

10月三連休の中日8日、人形町界隈の出店の周りには、子供たちがあふれていました。

親子連れで、子供たち同士で。

 

祭り・縁日に来るたび、中央区内に子供たちの姿が多く見られるようになったことが実感できます。

7日までの三日間、人形市が開かれ、華やかな風情ある街並みを見せてくれたエリアです。

10月8日は「てんてん祭り」。

「てんてん」は、出産までの十月十日(とつきとおか)の掛けことばで、10月10日前後の休日に行われる、子供たちを中心にした行事です。

 

子供が大好きな、はしご消防車、ポンプ車、白バイなどの実車が揃っています。

おや、胸に「119」を付けた、東京消防庁のマスコット、「キュータ」くんもいました。

ヘルメットの大きさで、アンパンマンに出てくるキャラクター「てんどんまん」や「かまめしどん」を思い起こすのは私だけでしょうか。

荒汐部屋のお相撲さんのコーナーは、毎年大盛況です。

力士と対戦できる「わんぱく大相撲」で、子供たちの気分は最高潮になります。

お相撲さんたちは、写真うつりがとても素敵なんですよ。

縁台将棋のコーナーもありました。

史上最年少棋士の藤井聡太四段の活躍もあり、子供たちは大人相手に真剣に盤に向かっていました。

そうそう、先日、藤井君グッズを求めて千駄ヶ谷の将棋会館に言った知人の話。

売り切れで手に入らなかったのが、加藤一二三さんのクリアファイルだったとか。

77歳で歌手デビューも果たした「ひふみん」って、思っていた以上の人気なのですね。

 

てんてん祭りの名のゆかりともなっている水天宮様に到着。

初参りの赤ちゃんや着飾った子供、パパ・ママ・じいじ・ばあばに囲まれて。

赤ちゃんを抱っこする、どのお母さんも美しい。

日々の子育ては本当に大変なのですが、すくすく育つわが子を見る目が優しく喜びに満ちています。

 

先月、生まれた孫を抱きあげるために、博多へ行きました。

ひどいつわりで、ほとんど食べることも飲むことさえできず、逆子の状態で、医師は帝王切開を選択。

入院が続くかなと思っていました。

お母さんは体がぼろぼろになるまで、赤ちゃんに力を注ぎ込み、生んでくれました。

抱きあげると、パッチリと目を開けて、私を見つめてきます。

生まれたばかりの赤子の目は、まだ映像を映し出す能力はないといいます。

でもすべてを見透かされているような心地さえしました。

時折、乳房を求めてか、右・左に大きく口を突き出してきます。

このいたいけな体は、小さな宇宙にまでたとえられます。

絶対的な愛おしさは、星にさえ比べうる重量を持っていました。

水天宮様、おかげさまで元気に育っています。

 

 

 
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