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文久創業!日本橋清寿軒で年に一度の栗蒸しようかん

[柴犬] 2018年10月13日 18:00


日本橋堀留町にある老舗の和菓子屋・清寿軒。創業はなんと文久元年、高杉晋作や坂本龍馬が走り回った幕末真っ只中です!


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どら焼きや栗まんじゅうが大人気。取引先への手土産として購入するために、スーツ姿の行列ができているのも毎朝の光景です。どんな風に美味しいか?といえば、皆さんが思い浮かべる「最高に美味しいどら焼きの味」で合っていると思います!



そんな清寿軒さんが年に一度、体育の日前後に販売するのが


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栗蒸しようかんです。



年の一度の理由は、全ての工程を二人の職人さんが手作りで行うため、完全予約で少量しか作ることができないからです。予約は9月ごろから始まっています。


そしてその栗蒸しようかんがこちら!



9AF8488B-0775-43E1-B83E-0F5DE5F08355.jpgこの栗の存在感です。



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あんの密度は濃いのに食べ口はさらりとしていて、栗はふわふわです。


柔らかいため、丁寧に扱わないと形が崩れてしまいます。


これが「栗蒸しようかん」なのだなあ...と無言で食べ進めてしまいます。甘いものがお好きな方なら、是非とも食べて頂きたい...!!ゆっくりとお茶を飲みながら、来たる秋に想いを馳せる時間を持てます。


「日本橋和菓子屋 清寿軒」のHPはこちら


■年に一度の「栗蒸しようかん」についてはこちら




そして掘留町界隈では、まもなく「日本橋恵比寿講べったら市」が開催されます。


A0FDEB1E-6D7C-442C-BA5C-33A1EA32BCE6.jpg現在、準備中。


10月19日・20日の二日間です。べったら漬けに興味がない方でも大変楽しめる賑やかな街中のお祭りです。縦横に走る細い路地をうまく利用して、日が落ちていくとともに不思議な光景を生み出します。



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秋の中央区はお祭りやイベントが目白押しです。


どうぞ遊びにいらして下さい。




 

 

ふげん社ブックカフェのご紹介

[ジミニー☆クリケット] 2018年10月 7日 14:00

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以前からこのブログで、写真展落語会を紹介してきましたが、それらの会場である「ふげん社ブックカフェ」(築地1-8-4 築地ガーデンビル2階、下の地図赤〇の場所)のご紹介がまだでしたので、今回はブックカフェ中心にご紹介します

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こちらのふげん社ブックカフェには、アート・人文系の書籍を中心に、約5千冊)の本が置いてあります

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ここにある本はすべて購入可能で、購入前の本カフェスペース見る(読む)こともできます

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カフェスペースに着席する場合は、飲物の注文が必要で、すべて500円(税込)均一

メニューは5種コーヒーHot/Cold)、紅茶Hot/Cold)、オレンジジュースです

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ホットコーヒーホットティーを注文した場合は、好きなデザインのカップで入れてもらえます

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また、コーヒー紅茶には、ふげん社オリジナルサブレが付いています

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ゆったりとお茶を楽しみながら、を選ぶ、そんな豊かな時間をすごすことのできるスペースです

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ちなみに、上の2冊は、当日私がコーヒーを飲みながら試読して購入した本です

腰かけて試読できるというのは、本当にありがたい

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また、現在、こちらでは、写真評論家飯沢耕太郎さんの、絵とことばの本「月読み」刊行を記念して、原画展が開催されています

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飯沢さんの著作コーナー)

期間は、10月2日)から10月13日)までで、1011日の夕方には飯沢さんご自身が在廊されるそうですよ

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是非一度、お立ち寄りください

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営業時間は、火曜日から金曜日までが、12時から19時まで。土曜日は、12時から17時までです。

祝日はお休みです。

なお、店内での写真撮影については、ご了解をいただきました

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ふげん社さんのHPはこちら ⇒

http://fugensha.jp/

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今年7月、こちらで開催された鉄道落語会のブログ記事はこちら ⇒

/archive/2018/07/post-5395.html

 

 

中トロくらいトロトロ!?オススメの築地スイーツ@築地 さのきや

[Hanes] 2018年9月25日 09:00


こんにちは。新人特派員のHanes(ハネス)です
食欲の秋のため、中央区グルメを買ってから出勤する機会が増えてきました(笑)

先日、朝一で築地場内市場を見に行った帰りに購入したのが、
ラジオの収録でご一緒した先輩特派員あすなろさんもご紹介していた
築地 さのきやまぐろやき

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現在は、以下の2種類のまぐろやきが販売されています。
・サクサク生地+小倉あんの「本マグロ」
・モチモチ生地+あんず+小倉あんの「中トロ」

私はモチモチの生地の中にあんずと小倉あんの入った「中トロ」をチョイス!
店先からは作る過程を見ることができました

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開店とほぼ同時に注文したため、出来立てで熱々、
なおかつ中トロさながらトロっとした中身のものをいただくことができました
また、一見たい焼きのような見た目ではありますが、
鯛よりもしゅっとした鮪の特徴が忠実に再現されているのが分かりますでしょうか?

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こちら、見た目以上に非常にモチモチな仕上がりとなっているので、
紙袋ではなくパックに入れていただくことをオススメします

築地場外市場の公式HPには7時~15時営業とありますが、
現在は8時~15時頃(なくなり次第終了)となっておりますので、ご注意ください
(※日曜・終日・市場休業日は休業日)

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どこにでもありそうで、ない...
この秋は、そんな築地ならではのスイーツをぜひぜひご賞味ください

※本記事につきましては、築地 さのきやの方々より掲載許可をいただいております。

 

 

「茂ち月」(日本橋浜町)

[五月雨ジョージ] 2018年9月15日 18:00

【残したい名店シリーズ①】

今回は、和菓子の「茂ち月」さんを取材しました。

 
大きなどら焼きで有名な「茂ち月」さん。多くの人はこのお店を見過ごしてしまうかもしれません。ガラガラと開けるガラス戸の玄関に瓦屋根‥‥戦後間もなく建てられた日本の民家は皆こんな感じでした。

和菓子屋をイメージさせる暖簾や幟はなく、ガラス戸に「どら焼き」と書かれた紙が1枚、内側から貼ってあるだけ。季節になると、ここに「水ようかん」や「柏もち」の紙が加わるだけです。初めて訪れる人は入りづらいのでは? と心配になります。

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和菓子作りから販売まで、おひとりでやっているご主人・望月孝泰さん(75歳)にお話を伺いました。

 

孝泰さんの祖父は人形町で呉服関係の仕事をやっていました。しかし、お客さんの支払いが滞ることもあり、経営が苦しくなってやむなく廃業。終戦後、孝泰さんの父上は、上野の名店「岡埜栄泉」の主人と同郷だったこともあり、和菓子作りを学んだということです。そして昭和22年、ご自宅で和菓子店を開業。孝泰さんは2代目のご主人ということになります。

 
玄関を入ると正面にショーケースがあります。定番の商品は、超大判の「どら焼き」(160円)、小ぶりながら硬めに焼いてあって食べごたえのある「栗饅頭」(140円)、その場で餡を挟んでくれる「最中」(140円)の3種類、そして季節商品として、春の「桜もち」端午の節句時の「柏もち」、夏場の「水ようかん」の3種類が加わります。どれも北海道産大納言小豆にはこだわりを持って作られる逸品です。

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ショーケースの中には、小さなウサギの置物も入っています。そういえば、茂ち月さんの包装紙、ウサギをモチーフにしたとてもかわいいデザインです。なるほど、月で餅をついているウサギかぁ。実はこれ、孝泰さんの祖父がデザインしたものだそうです。呉服関連の商売をやられていただけに、和風のデザインセンスは抜群ですね。

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さて、茂ち月さんの一押しと言ったら、何といっても「どら焼き」でしょう。
袋いっぱいに入った大きなどら焼き。その大きさは直径約10.5センチ重さ150グラム強、袋が閉じられないほどで、留めているテープがどら焼き本体にくっ付きそうです。

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今回は、私がずっと疑問に思っていたことを思い切って聞いてみました。「このどら焼き、どうやって袋に入れるのか......」ということ。袋を破らないと中身を出して食べられないほどパンパンです。

実は、出来立てのどら焼きに風を当てて表面が渇いた瞬間を見逃さずに袋に入れ、軽くトントンと叩きつけて重みで入れるのだそうです。タイミングを外すともう入らないそうです。

茂ち月さんは、宣伝などは全くしていないそうですが、それでもうわさを聞きつけて、たまにテレビ取材等が来るようです。店内には何枚も芸能人のサインが貼られています。

ご近所に生家があった江戸家猫八さん、その猫八さんとの関係で緒形拳さんのサインもあります。他に車だん吉さん森公美子さんなど。そしてひと際新しいのが、今年の5月、やはりテレビ取材で来店したという藤吉久美子さんのサイン。やはりテレビの取材を受けた後はお客さんは増えるようです。

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浜町公園の南側にひっそりと佇む和菓子の「茂ち月」さん。孝泰さんにはいつまでもお元気で名物のどら焼きを作り続けてほしいものです。

 
最後に、このお店の跡継ぎについて伺いましたが、現在跡継ぎの方はいらっしゃらないとのことでした。実は孝泰さんには息子さんがいらっしゃいましたが、残念なことに難病を患い、数年前にお亡くなりになられたとのことです。改めましてご冥福をお祈りいたします。

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茂ち月(和菓子)

住所:東京都中央区日本橋浜町2-52-5
お問い合わせ:03-3666-59
営業時間:(月~金)9:30~18:00
定休日 :(土曜・日曜・祝日)

 

 

◆ 初秋・人形町辺りを歩く

[隅田の花火] 2018年9月13日 14:00

9月8日の土曜日、深川での用事を済ませ、隅田川大橋を中央区のほうに渡りました。まだ夏っぽい雲が風に流れていますが、スカイツリーの上空は少し秋っぽくなってきた感じ。もう少したてば涼しくなるのでしょうか。

今日は人形町の森乃園でほうじ茶を買って、そのあと出世稲荷神社のある堀留町の方へ歩こうと思っています。

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隅田川大橋が通るこの道は、水天宮の交差点から「人形町通り」と呼ばれ、人形町、堀留町、小伝馬町へと通じ、その先は秋葉原まで続いています(結局、今日は小伝馬町まで歩いてしまいました)。

 

橋を渡りきると、そこは高速のジャンクション。その構造は見るからに複雑すぎて、日本人って何十年も前によくこんなものを作ったなぁと、訪れる度に感心してしまいます。

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水天宮の前に来たので、階段を上って境内に立ち寄りました。みなさま安産祈願のためにいらしたのでしょうか、結構混んでいてビックリです。いいお天気で良かったと思います。

 

人形町では毎年秋に「てんてん祭り」が行われます。このイベントは、水天宮があるということで安産を願うお祭りとして「とつきとおか」に因んで名付けられました。平成の歴史と共に始まり30回目となった今年は10月7日(日)開催の予定になっていて、その前には「人形市」も10月4~6日にあるので、人形町の秋はイベントづくしとなっています。

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今日の目的の1つは、人形町の甘酒横丁にある森乃園で「極上ほうじ茶」を買うこと。この金色のパッケージのお茶はおふくろのお気に入りで、前に一度お土産で買っていったところ、そのまろやかな味の虜に。わざわざネットで取り寄せているというので、今度から帰省する時にはこのお茶をお土産に買っていくことにしました。

 

狭山茶の茶所で長年を過ごし、お茶にはうるさいおふくろが認めたお茶ですので、間違いなく美味しいお茶だと思います。

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お店の周りには、ほうじ茶を焙煎する癒しの香りが漂い、誰もが店先で足を止めます。まだ暑さが残っているので、ほうじ茶のソフトが人気です。二階には甘味処があって階段では少し並んでいるようでした。

 

 

そして今日行きたいもう一か所の「出世稲荷神社」を探しに堀留町へ。途中、道に迷ってしまい、小舟町の辺りをさまよい辿り着いたのは堀留児童公園。お祭りの準備中で仮小屋を建てていましたが、かなりの大きさに驚いてしまいました。

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近くに貼ってあったポスターを見ると、今週末に4年に1回の八雲神社の大祭が行われるようです。

  13日(木)夕方 遷座祭

  14日(金)午後 神幸祭

  15日(土)午後 本社神輿渡御

 

特派員ブログの左下にある検索ボックスで「八雲神社」と検索すると、いくつか他の特派員さんの記事がヒット。神社は神田明神にあるそうで、お祭りの時にこの堀留児童公園に仮小屋が建てられ、小舟町辺りでお神輿が担がれるようです。

 

4年に1回ということで行ってみたかったのですが、予定があって行けないのが残念です。

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さて出世稲荷神社ですが、少し探し回ってみたところ、堀留児童公園の少し人形町通り寄り、マンションの敷地の奥のわからなそうな所にありました。ですが赤い幟旗を何本か立てて案内はしているようなので、それなりに参拝される方もおられるようです。こういう場所ですので、幟旗が立てられていなければ多分、見つけられなかったかもしれません。

 

境内は狭いながらも小綺麗に整えられていて、こういう小さな神社を見守り続ける心遣いは、とてもありがたいものだと感じました。

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この神社は江戸時代初期、吉原遊郭の設置を幕府に願い出た庄司甚右衛門らによって建てられたそうなので、このあたりが遊郭だった時代を物語る神社なのかもしれません。その後この辺りが芝居街になって、初代市川團十郎がこの神社に日参して名を上げ、出世したこともあって、出世稲荷神社と名付けられたようです。

 

 

この神社を訪ねてみたいと思ったのは、昨年の夏にこのブログで「初代市川團十郎」の記事を書いた日に起きた出来事があまりに衝撃的だったからです。

 

それは昨年の6月21日夜のことでした。書きかけのブログ記事を何故か今日中に書き上げねばと思い、22日の朝3時までかかって観光協会様に承認依頼。普通だと公開まで2・3日かかるのに何故かその日の昼12時に公開されました。

 

まさかその夜に麻央さんが亡くなられてしまうとは。。。23日朝のニュースを見た時は、何故このタイミングでこのような記事を書いてしまったのだろうと、申しわけない気持ちでいっぱいでした。

 

なので機会があったら、初代市川團十郎にゆかりのあるこの神社に参拝してみたいとずっと思っていました。

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海老蔵さんと麻央さんの長男の勸玄(かんげん)くんが舞台に立った、というニュースを聞くと、少しほっとします。これからの歌舞伎役者としての成長を期待し、今日はお願いをしました。

 

 

もうひとつ神社をお参りしました。人形町通りを渡ったところにある堀留町・三光稲荷神社です。

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この神社にお参りすると、いなくなってしまった猫が見つかるということで、猫の置物がたくさん置いてありました。見つかった猫の飼い主がお礼に置いていくそうです。もしねこが見つかったら、置きに来ようかと思います。

 

この辺りはビジネス街なのか、土曜日の今日は物静かです。あまり訪れたことはないのですが穏やかに歩きたい時は良い街かもしれません。近くに古い建築の「ハリオグラスビル」があるのを思い出したので、初めてですが眺めに行ってみました。

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昔は金融機関が使っていたビルなので強固に建てられ、デザインも良いので残り続けることができたのでしょう。この辺りではこのような芸術的なビルはもう見当たらないので、この街のシンボルとしてずっと残り続けてほしいものだと思いました。

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今日は、神社を中心にゆるりと歩いてみましたが、もう少し食の秋を楽しめばよかったかな。今度はもう少し調べて食の街人形町を攻略してみようかと思います。

 

  ◆人形町商店街のホームページ  → こちら

 

 

 

八丁堀 盆踊り 〜京華スクエア

[東京ダンボ] 2018年9月 3日 18:00

夏休みも終わりとなる8月30日(木)、31日(金)の二日間に渡り、京華スクエアにて「八丁堀 盆踊り」が開催されました。

  

「八丁堀 盆踊り」京橋七の部連合町会(中央区八丁堀地区の町会)主催で、毎年大変な人気となっています。

   

  京橋地区 連合町会             京橋七の部連合町会

 

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おなじみの東京音頭、炭坑節、の他、ご当地音頭となる大江戸八丁堀音頭等数多くの曲がテンポよくかかっていきます。

  

東京ダンボママは慣れない手つきで踊っていましたが、この盆踊りに向けて練習会も開催されているとのことです。

   

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最終日の終了時間9時になると、京橋消防団による花火が打ち上げられ、フィナーレとなりました。

  

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下町風情を残す八丁堀地区の絆を深め、暑かった今年の夏を締めくくるにふさわしい催しで、主催の京橋七の部連合町会を始めとする関係者の皆様に感謝、感謝です。

 

今後もつづけられることを切に願うものです。

m(_ _)m

 

 

 
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