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6月限定 クラウンメロンのこだわりパフェ  ~ 資生堂パーラー 銀座本店 サロン・ド・カフェ ~

[rosemary sea] 2018年5月31日 18:00

『ギフト、そして自分も楽しむ』をテキストとして取材します、rosemary seaです。

 

資生堂パーラー 銀座本店 サロン・ド・カフェさん、6月1日(金)より、今が旬の静岡県産"クラウンメロン"、これを贅沢に使ったパフェなどが登場しました。

ジューシーでとろけるような食感と芳醇な香りをさまざまなかたちで楽しめるよう、カッティングや素材の組み合わせにもこだわりが。

丸くカットすることで、クラウンメロン本来の贅沢な味わいはもちろん、伝統のバニラアイスクリームや抹茶のソースなどとのマリアージュをより感じられるように仕立てられております。

薄焼きクッキーで造られた小さなメロンもキュートです。

さすが、資生堂パーラー サロン・ド・カフェさんです。

 

今回は3品、ご紹介させていただきます。

 

今回も株式会社資生堂パーラー 広報グループ 小番(こつがい)さんにお世話になりました。

それではお品のご紹介です。

 青字の語句は最下段で解説しています。

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静岡県袋井地区産 クラウンメロンのパフェ  1,980円(税込)

マスクメロンの王様と称される"クラウンメロン"をフレッシュ・ソルベピューレ・ゼリーなどのスタイルで贅沢に使用した珠玉のパフェです。

とろけるようなみずみずしい果肉からは芳醇な香り、濃厚な甘さが豊かに広がり、メロンの香りが口いっぱいに広がります。

更に静岡県産「霧の音」を使った別添えの抹茶ソースをかけると、きりっとした渋みを与え、ひとつで2度楽しめるパフェとなっております。

可愛らしい見た目もより甘さを際立たせます。

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北海道産 夕張メロンのババロア(コーヒーまたは紅茶付)  1,980円(税込)

 こちらのお品は6月初旬よりのご提供となります。

夕張メロンのムースに爽やかなヨーグルトのパルフェを合わせ、可愛らしいメロンをイメージしました。

可愛らしく清涼感のある一皿です。

ムースの中に入った甘酸っぱいアメリカンチェリーのコンポートとソースが、味わいのアクセントとなっています。

フルーツを煮出して作られたソースのゼリーや食感の楽しいメレンゲと一緒にお召し上がりください。

201806メロン1a.jpg

岡県袋井地区産 クラウンメロンのアイスクリームソーダ  1,130円(税込)

旬を迎えたクラウンメロン、そのシロップで仕上げてあります。

芳醇な甘さが広がる至高の一杯は絶品です。

 

・・・この時期ならではの爽やかで可愛らしい限定デザートを銀座でお楽しみください。

   お味・香りも素晴らしいのですが、どのお品もインスタ映えしますね。

 

 画像はイメージです。提供されるお品は画像と異なる場合がございます。

 フルーツの入荷状況により、メニュー内容やご提供期間が変更となる場合がございます。

 6月はフルーツサンドウィッチにもメロンが使われます。

3Fサロン・ド・カフェa.jpg

資生堂パーラー 銀座本店 サロン・ド・カフェ

銀座8-8-3 東京銀座資生堂ビル3階 

 03-5537-6231(予約不可です。)

営業時間  火~土曜日 11:30~21:00(ラストオーダー20:30)

      日曜日・祝日 11:30~20:00(ラストオーダー19:30)

定休日 月曜日(祝日の場合は営業いたします。)

資生堂パーラーさんのホームページはこちら

 ⇒ http://parlour.shiseido.co.jp/

 

ロズマリのスイーツ用語解説      

 ロズマリなりの解釈によります。

 

ソルベ

(sorbet)フランス語。

果汁やシロップ、リキュール・シャンパンなどのお酒を加えて作られた氷菓。やわらかく作られている。

対して英語のシャーベットは果汁やシロップだけでなく牛乳や卵白、ゼラチンなどを使用して作られている。

本来イタリア語のジェラートは原材料に果肉、牛乳、砂糖、コーヒーやミント、レモンなど、フレーバーとなる素材が使われる。見た目もカラフル。

フランス語のフラッペは氷を細かく砕いて洋酒やシロップをかけたもの。

フランス語のグラニテは「ざらざらした」という意味で、フラッペに近いもの。

リキュールなどの洋酒や果物、野菜なども使われる。

 

ピューレ

(purēe)フランス語。

すり潰して更に裏ごしなどをしてなめらかにしたもの。

ペーストはすり潰したまでのもの。

トマトペーストなど、煮詰めて濃縮してある場合もある。

 

パルフェ

(parfait)フランス語。英語ではパーフェクト(perfect)。

生クリームとアイスクリームを一緒にした「完全な」お菓子、という意味。

ちなみにパフェは和製語。

サンデー(sundae)は、安息日にも食べることができるというアメリカ生まれのスイーツ。

 

コンポート

(compote)フランス語。

フルーツをシロップで煮たもの。

ジャムはフルーツなどに砂糖を加えて焦がさないよう煮詰めたもの。保存食。英語。

コンフィチュールはフルーツをシロップで焦がさないよう煮詰めたもの。保存食。フランス語。ジャムにとても近い。

コンポートは煮詰めない。ジャムやコンフィチュールほど砂糖も入れないので保存食にならない。

 

メレンゲ

(meringue)英語。フランス語でも同じスペルだが読みはムラング。

卵白に砂糖を入れて泡立てたもの。

これを乾燥させて焼いたものもメレンゲという。

 

シロップ

(sirop)フランス語。読みは「シロ」。ちなみにオランダ語ではsiroop、英語ではsyrup。

砂糖を水に溶かして煮詰めたもの。

またはそれに香料などを添加したもの。

 

 

 

◆ 汐留川と築地川・建築ロマン街道

[隅田の花火] 2018年5月30日 12:00

築地にある波除神社の「つきじ獅子祭り」。今年は3年に1回の本祭りで、6月8日には江戸時代に行われていた「船渡御」が復興される。築地市場から隅田川に出て水鎮祭を行ったあと、浜離宮と築地市場の間を流れる「築地川」を進み、浜離宮の大手門橋まで渡御するのだそうだ。

 

大手門橋の真上にある、カレッタ汐留46階の無料展望スペース。右に浜離宮、左に築地市場、上に隅田川、そして真ん中には神輿が渡御する築地川を見下ろすことができた。

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46階から浜離宮の「大手門橋」まで下りて来た。築地川をまたぐこの橋は、「南門橋」ともいう。ここは昔、築地川と汐留川が接するような形で流れていたものの、それぞれの川の上流は埋め立てられてしまっている。水をたたえているのはこの浜離宮の周りだけなので、昔の名残が残る貴重な場所なのである。

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埋め立てられ、今は高速道路が走っているところには、どのような風景が広がっていたのだろうか。昔の川沿いを少し歩いてみて、かつての水辺付近にあった風景に思いを馳せてみることにする。

 

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【昔の汐留川沿い】
昔の鉄道の踏切信号機が残されている辺り(①)。ここの町名は銀座だが、昔は木挽町と呼ばれていた。現在、銀座郵便局があるこの場所には、明治から大正にかけて「逓信省」のルネサンス様式の大建築があった。

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汐留川に面し、新橋の方向を向いていたようで、建物の中には逓信博物館もあった。残念ながら関東大震災で焼失してしまったが、今の殺風景な高速道路沿いからは想像もできないような水辺の風景が、この時代にはあった。

 

 

 

【築地川の千代橋(せんだいばし)】
明治大正の時代には無かった橋のようで、関東大震災後に復興橋梁として架けられた。江戸時代に「仙台橋」という橋がこの辺りに架けられていたので、その名を踏襲して名付けられたのだろう。

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形は復興局が編み出した「復興局型橋梁」と言われる橋で、近隣の川にもいくつか架けられたタイプの橋だった。それらの中でもこの千代橋は特に美しかったのだろうと、残っている親柱や高欄を見ると感じられてしまう。実際、そうだったらしい。

今は残念ながら橋の両外側に公園のスペースができてしまい、それがアダとなってかつての千代橋の外観を眺めることができない。

 

なぜこの橋が特に美しく架けられたのかについては、またいつか考えてみたい。

 

 

 

【築地川跡の采女橋と万年橋の辺り】

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万年橋際の築地川銀座公園にある「名犬チロリ」の像。チロリが向いている「万年橋」と「采女(うねめ)橋」の方向には、絵になる建築風景が多く存在していた。築地の外国人居留地と銀座の煉瓦街に挟まれた辺りだったので、和洋混合の街並みが形成されたのだという。時代別に見てみたい。

 

《采女橋・関東大震災前》

築地側から采女橋越しに銀座(木挽町)側を眺めてみる。左にある建物は以前、日産自動車の本社が入っていた銀座六丁目スクエアビル(②)。そして、みゆき通りを挟んだ右側は時事通信ビル(③)で、以前には銀座東急ホテルの建物があった。

s_hanabi60-7.jpg大正時代、ここには「農商務省」の大きな庁舎(②)、そして右隣には「築地精養軒」が立ち並び(③)、築地川沿いは大正ロマンの様相を呈していた。

 

「農商務省」はフランス古典様式と言われる西洋建築で、1891(明治24)年の新家孝正の設計。建物の中には、農・工・商業を奨励する目的で見本品などを並べる商品陳列所もあったといい、殖産興業政策や官民協力の場としての役割を果たしている。

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一方、隣の築地精養軒の建っていた場所は当時「采女町」と言った。精養軒の歴史は古く、1872(明治5)年に皇居前の馬場先門で開業した。しかしその開業当日に「銀座大火」で類焼を受けたため、木挽町に移転。そして翌年に隣の采女町のこの地に新しい建物を建てて本格的にホテル・レストランの営業を開始したのだという。

 

築地精養軒は、本格的な西洋料理を提供する店として明治初年の文明開化に大きく貢献。その後の西洋料理の普及にも繋がったことを考えると、その歴史的意義は大きかった。

s_hanabi60-9.jpg建物はチェコのヤン・レッツェル(ヤン・レツル)の設計により、1909(明治42)年に建替られ、築地川沿いを華やかにした。この人は原爆ドームとなった「広島県物産陳列館」の設計者としても知られている。

 

残念ながら隣の「農商務省」とともに関東大震災により焼失する運命となってしまった。

 

 

 

《万年橋・関東大震災後》

万年橋際には、震災後の1930(昭和5)年に東京劇場が開業した。その重厚な姿は、この辺りでも威容を誇っていたという(④)。

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すぐ近くの歌舞伎座が太平洋戦争で焼失してしまったため、被災を免れたこの東劇が戦後に歌舞伎の中心地となった時代もあったが、1975(昭和50)に現在の建物に改築されている。

 

 

 

《采女橋・関東大震災後》

震災後、采女橋の隣には木挽町の新橋演舞場が1925(大正14)年に完成している(⑤)。

s_hanabi60-11.jpg震災前に着工したが、震災が影響して完成が延びてしまった。この場所は築地川がクランク状に屈折していたところで、建てられる前は鬱蒼とした木々が繁っていたという。こけら落としは、第1回の「東をどり」だったそうだ。

 

設計は、銀座ライオンの設計者としても知られている菅原栄蔵。外壁には震災復興期に流行ったテラコッタ装飾(やき物装飾)があり、この建物の特徴のひとつだった。

 

1982(昭和57)年に現在の建物に再建。正面入口からロビーに入ると、四角形の木製装飾壁に出迎えられる。これはテラコッタの文様を写して作られたものである。5月下旬は毎年「東をどり」の季節となっており、今年で94回目を迎えた。

 

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このように汐留川や築地川沿いには、当時の人々が絵葉書にしたいと思うような建築のある水辺風景が広がっていた。しかし現在はその風景を想像するしかない、というのが実に残念である。

 

今、築地川にはかつての川底を縫うように首都高速が走っているが、その上に蓋をして大きな公園にするという構想があるのだという。蓋をしてしまうと、僅かに残っている水辺の面影が無くなってしまうかもしれない。

 

しかし今よりも、後世の人に良い風景を残してあげられるのだとすれば、良いことなのだと前向きに考えたい。

 

 

 

平成30年6月下旬ー7月開催 セミナーのご紹介   ~ 白鶴 銀座スタイル ~

[rosemary sea] 2018年5月29日 09:00

『ギフト、そして自分も楽しむ』にエスプリを効かせて取材します、rosemary seaです。

白鶴 銀座スタイル(HAKUTSURU GINZA STYLE)さん、繰り返しのご説明となりますが、ここ銀座から日本酒のあるライフスタイルを発信することを目的として設けられました。

2006年以降、主に日本酒に関する様々なセミナーを開催されています。

教室がイメージできます過去記事、「セミナー教室はこのようになっております」はこちらです。

⇒ /archive/2017/05/post-4353.html

今回は現在募集中の6月下旬ー7月セミナーを6つご紹介します。

今回も白鶴酒造株式会社 白鶴 銀座スタイル 福本さんにお世話になりました。

それでは・・・

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日本酒と江戸風鈴で夏を先どり!

絵付け体験もできる夕涼み会

6月20日(水)開催

   講師:篠原風鈴本舗 篠原恵美(しのはら えみ)さん

   参加料:5,000円(お弁当・お酒・絵付けした風鈴・お土産付き)

   時間:18:45~20:15

   応募締切:6月6日(水)

江戸情緒を今に伝える江戸風鈴職人の方を招き、セミナーを開催します。

江戸風鈴の歴史や作り方などが学べます。

実際に風鈴の絵付け体験もできまして、お土産としてお持ち帰りできます。

江戸風鈴の音色を楽しみながら、季節のお弁当と日本酒で夕涼み、いかがですか?

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"MADE IN 銀座"の日本酒で乾杯!

6月29日(金)開催

   講師:白鶴酒造 研究室 大東功承(おおひがし こうしょう)さん

   参加料:4,000円(お弁当・お酒・お土産付き)

   時間:18:45~20:15

   応募締切:6月13日(水)

白鶴銀座ビル屋上で栽培された酒米「白鶴錦(はくつるにしき)」を使った、銀座仕込みのしぼりたての日本酒を味わえるセミナーを開催します。

日本酒造りの基礎知識を、醪(もろみ)の発酵過程を実際に観察しながら学べます。

白鶴銀座ビル屋上の「白鶴銀座天空農園」も特別見学できます。

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夏は冷やして爽やかに

日本酒で涼を感じる「夏酒」セミナー

7月5日(木)開催

   講師:白鶴酒造 研究室 藤原健太郎(ふじわら けんたろう)さん

   参加料:4,000円(お弁当・お酒・お土産付き)

   時間:18:45~20:15

   応募締切:6月20日(水)

ここ数年ブームになっています、夏に飲む日本酒「夏酒」をテーマにしたセミナーです。

日本酒は世界的にも珍しい「冷やして良し、燗して良し」のお酒です。

今回は冷酒に向くお酒やその特徴、選び方を日本酒の基礎知識とあわせて学べます。

暑い夏の季節におすすめの飲み方や、夏向けの日本酒カクテルをその場で楽しめます。

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白鶴の「杜氏」が語る「灘の酒」の魅力

7月12日(木)開催

   講師:白鶴酒造 杜氏 伴光博(ばん みつひろ)さん【製造部門統括部長】

   参加料:4,000円(お弁当・お酒・お土産付き)

   時間:18:45~20:15

   応募締切:6月27日(水)

日本酒造りの最高責任者である「杜氏(とうじ)」をお迎えし、酒造りの現場のお話や豆知識・苦労話など、普段なかなか聞けない貴重なお話を存分に披露していただきます。

奥深い日本酒の世界、扉が開いています。

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日本酒のシャーベット「みぞれ酒」を楽しむセミナー

7月19日(木)開催

   講師:白鶴酒造 研究室 圍彰吾(かこい しょうご)さん

   参加料:4,000円(お弁当・お酒・お土産付き)

   時間:18:45~20:15

   応募締切:7月4日(水)

「夏を楽しむ」をテーマにしました日本酒セミナーです。

グラスのなかでシャーベット状に凍る不思議なお酒"みぞれ酒"を体験できます。

ふわっと溶けて、口中に広がる新感覚のお酒を味わえる貴重な機会。

デザート感覚で飲みやすく、普段はあまり日本酒を飲まれないという女性からも大好評のセミナーです。

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【参加無料】<選べる2回(午前・午後)開催セミナー>

夏休み親子セミナー お米と水からできるものなあに?

7月27日(金)開催

   講師:白鶴酒造 研究室 農学博士 窪寺隆文(くぼでら たかふみ)さん

   参加料:無料(お土産付き)

   時間:午前 9:30~11:30

      午後 13:30~15:30

   参加対象:小学校4年生~6年生とその保護者

        (事前連絡にて同伴の兄弟の方も参加可です。)

   応募締切:7月1日(日)

「お米と水からできるものなあに」をテーマに、日本の伝統的な食文化についてわかりやすく学べる小学生向けのセミナーです。

身近な発酵食品や日本酒について、実験やクイズ、体験を通して楽しく学べます。

普段は公開されていない白鶴銀座ビル屋上の田んぼ「天空農園」も見学でき、都会の真ん中で自然に触れる良い機会です。

参加費無料でお土産付きです。

夏休みの自由研究にいかがでしょう?

 内容に若干の変更ができる場合があります。

 応募者多数の場合は抽選となります。

  (どのセミナーも人気です。抽選になる確率が高いです。)

  詳しくは文末に示しましたホームページをご覧ください。

白鶴ビル外観a.jpg白鶴 銀座スタイル

(HAKUTSURU GINZA STYLE)

銀座5-12-5 白鶴ビルディング7階

歌舞伎座の信号角、向かい側のビルです。

【お問い合わせ】

電話 03-3543-0776

9:00~12:00 ・ 13:00~17:00

(土日祝除く)

詳細・セミナー応募先はこちら

⇒ http://www.hakutsuru.co.jp/g-style/

 

 

中央区の「川と掘割」の歴史がよくわかる本

[ジミニー☆クリケット] 2018年5月27日 18:00

中央区の「川と掘割」の歴史がよくわかる本に出会いました

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PHP新書の「川と掘割"20の跡"を辿る江戸東京歴史散歩」です

著者は、岡本 哲志氏、昨年の11月に出た本です

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銀杏八幡宮、銀杏稲荷神社(日本橋蛎殻町1-7-7、かつての土井堀稲荷堀(とうかんぼり)に囲まれていた)(71ページ)

江戸東京歴史散歩」とありますが、「川と掘割を辿る」となると、内容は、ほぼ中央区内のことになります

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明星稲荷神社(日本橋小網町4-9、かつての稲荷堀参道が平行してあった)(73ページ)

ほぼ中央区内のことなので、とても興味深くておもしろく、しかも目からうろこ連続状態で、あっという間に読み切ってしまいました

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木挽町仲通り(かつての三十間堀川の近く)(80ページ)

銀座築地日本橋八丁堀人形町・・・明治以降も、もっと言えば太平洋戦争が終わった後においても、中央区は川と掘割が縦横にめぐらされた「東洋のヴェネツィア」だったんですね

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新富稲荷神社(新富2-9-4、かつての入船川の近く)(96ページ)

川と掘割にとどまらず、町の来歴通りの由来神社仏閣の縁起、などが、豊富な古地図古写真とともに語られます

古写真と、同じアングルから撮った現在の写真の対比がわかりやすいです

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区立あかつき公園(築地7-19-1、かつて三角形をした明石堀のあったところ)(113ページ)

東京メトロや都営地下鉄の最寄駅・出口からの詳細な「街歩きガイド」も付いていて、散歩のお供にもなりますよ

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鉄砲洲通り(かつて鉄砲洲川の流れていたところ)(113ページ)

次回の中央区観光検定副読本にしてもいいくらいのものではないかと思っております(あくまで個人的な意見です)

ご一読をお勧めします

 

 

【銀座一丁目】 佐賀牛レストラン 「Sagaya銀座」

[いのちゃん] 2018年5月27日 14:00

 

今日は日本を代表するブランド牛のひとつ「佐賀牛」についてのお話です。

 

佐賀牛佐賀県産黒毛和牛のうち最高級のものだけに名付けられ、その品質は全国の

数あるブランド牛のなかでもトップクラスを誇ります。

 

佐賀県は九州で最も小さな県ですが、そこにはあふれるほどの魅力がぎゅぎゅっと

詰まっており、温泉、名勝、古代遺跡など見どころもたいへん多く、以前に訪れた

短い旅行の間では県内でゆっくりと佐賀牛をいただくことは叶いませんでした。

このたび、われらが中央区で存分に味わってまいりましたのでご報告します。

 

銀座一丁目駅5番出口直結の PUZZLE GINZAパズル銀座)。

テナントの半数以上が肉料理を主軸とするレストランという銀座随一の肉肉しいスポットとして、いま静かに界隈に棲息する肉食動物たちの熱いまなざしを集めています。

 

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そのパズル銀座の6階にあるのが 佐賀牛レストラン Sagaya銀座

国内外の調理法を用い、旬の素材を織りまぜ佐賀牛をさまざまなスタイルで提供して

います。

 

この日は「佐賀牛おまかせコース」に「ワインペアリング」をオーダーしました。

コース料理にあわせて厳選されたワインがタイミングよくサーブされるので、銘柄や

品種に頭を悩ませることなく、気軽にマリアージュを愉しむことができます。

 

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それではコースの全容をたっぷりとご紹介します。

 

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夏野菜のテリーヌ

美しい"まり"のようなお碗には はまぐりのフラン

 

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シェフ厳選佐賀牛の焼肉をロースターで
タン、ネクタイ、サーロインの3種をそれぞれのソースでいただきました。
サーロインは春トリュフと唐津産のごぼう入りサバイヨンソースですき焼き風に。

個室の利用でもお肉は目の前でシェフが焼いてくださいます。

 

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自家製担々麺 肉味噌に佐賀牛が使われています。

 

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佐賀牛のステーキ(ランプ肉)

レフォール(西洋わさび)を使ったトランスペアレントなソースで。

 

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〆のご飯 イイダコと菜の花の土鍋の炊き込み。

 

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上段左:ホワイトアスパラガスをあしらった佐賀牛のタルタルを有明産の海苔に巻いて

上段右:佐賀牛とたらの芽のフライを自家製トリュフソースで

下段左:〆のご飯を鰹の一番だし、香の物とともに

下段右:パティシエによる季節のデザート

    メレンゲの中には甘酸っぱいトロピカルフルーツのコンポート。

    スウィートなマスカットのデザートワインがペアリングされました。

  

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佐賀嬉野茶 玉露 水出し

お茶の水出しに使われていたのは、中央区に本社のあるHARIOのウォーター

ドリッパー。一滴一滴、水を滴下することができる装置です。実際にレストラン

で使われているところは初めて見ました。長い時間をかけて抽出された嬉野茶

口あたりが極めてまろく、ありがたい甘みがしました。

 

佐賀の思い出を呼び起こす有田焼の器に彩られた料理を味わっているうちに、

きらめく銀座の街にあって心はすっかり彼の地を旅していました。

 

佐賀の地酒をはじめとする日本酒も多数取りそろえるこちらのお店では、近頃は

香港や台湾、シンガポールなど海外からのお客様が増えているそうです。

 

イタリア修業のご経験がある料理長は、外国語でのコミュニケーションはあまり得意

ではないと謙遜していらっしゃいましたが、目も心も愉しませる趣向を凝らした料理

おもてなしは言葉などなくとも訪れる人に十二分に伝わることと思います。

 

また Sagaya銀座 では世界で活躍する ウルトラテクノロジスト集団「チーム

ラボ」とのコラボレーションによる デジタルアート が融合する新しい食空間、

『MoonFlower Sagaya Ginza, Art by teamLab』を季節ごとに展開しています。

それはまさに言葉を必要としない世界。今までにない食体験にご興味のある方はぜひ

そちらもご注目ください。

 

 

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佐賀牛 Sagaya銀座(さがぎゅう さがや ぎんざ)

中央区銀座2-5-19 PUZZLE GINZA(パズル銀座)6F
03-6263-0782

銀座一丁目駅・銀座駅・有楽町駅

休業日はホームページでご確認ください。 http://sagaya-ginza.com/info/#holiday

 

 

 

わいんの窓

[王冠とあざみ] 2018年5月26日 18:00

築地に住んでいると『銀座は庭』なので、気候が穏やかになると

晴海通りか、松屋通りか、マロニエ通りを歩いて向かうことが多い。

先日も、築地警察署からヤマト運輸本社前を過ぎ

ナチュラルローソンの辺りで、向かいにオープンしてから

ずっと気になっていたワインショップに立ち寄った。

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わたしは、ひいお婆ちゃんと父から

酒飲みのDNAをしかと受け継いだために

「バッカス(酒の神)に愛された女」と自称するほど

生活のあらゆるシーンで、酒と薔薇の日々を堪能している。

ワイン資格も取得、ワインインポーターに勤務し、

旅行なら、酒蔵・カーヴ・蒸留所抜きに巡ることはまず無い。

  

その日も、神様からの粋な計らいが用意されていた。

ワインショップの運営責任者が

旧知の仲の、小林ソムリエではないですか!

耳元でベートーベンの「運命」が鳴り響く。(嗚呼、神様)

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小林成好氏は

バーテンダー&ソムリエとして44年のキャリアを持つ重鎮。

「高卒でホテルに入社した時、

出来れば配属されたくないのがコックとバーテンダーだった。

うぶな若者にとって、酒と女が身近なバーテンダーは

なんとなくダークなイメージがあって嫌だった。」と振り返る。

1980年(昭和55年)開業のセンチュリーハイアット

(現:ハイアットリージェンシー東京)に永らく勤務。

「でも、いま想えば運命だったのでしょうね。

配属先にいい人がいて、周りの環境が良かった。恵まれて来ました。」

 

銀座 赤坂離宮のオープンに伴い、転職。

周富徳さんから赤坂璃宮を引き継いだ譚彦彬シェフが

2004年10月、銀座交詢ビルに

万感の思いをこめて開店したのが「赤坂璃宮 銀座店」

 

*シェフへの当時のインタビュー記事があったので抜粋*

「銀座ではワインにこだわりたい、と考えました。

それで小林ソムリエを招集したんですが、

大型ワインセラーを、2台も入れることになってしまってビックリ。

店に入ってすぐに目につきますからインパクトがあるでしょう。

でも、結果としてソムリエの知識や接客は

他のスタッフにも大変いい影響を与えましたから

とても良かったなと思っています。」

 

次にオファーされたのが

国内有数を誇る「酒類食品卸」日本酒類販売

インポーター直輸入ワインのリアル店舗運営。

2012年10月、直輸入商品のPR・広告宣伝を目的とした、

ショールーム兼ワインショップ<わいんの窓>オープン。

東京駅八重洲南口、徒歩1分の好立地な場所だったが、

2017年、再開発のため移転を余儀なくされる。

 

しかし、常連のお客様からの「遠くへ行かないで!」

「せめてタクシーでワンメーター以内の距離に!」

という熱望の声に、2017年9月、東銀座での再出発となった。

 

ショップのコンセプトを伺うと

●毎日、日替わりで、泡1種、白3種、赤3種、

グラスワイン(120m)の用意があるので、

ミニBarコーナーで味を確認してから安価で購入して頂けます。

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●地域密着。

セラーでは、すぐ飲めるように、冷やして販売もしているので

働く人、住んでいる人、地元の人に

お家の延長のワインセラーとして、気楽に使って欲しい。

「上手く抜栓出来ないから、コルク抜いて!」だけでもOK。

   

●J.S.A.ソムリエ・J.S.A.ワインエキスパート呼称資格認定試験に

出題されそうなワイン品種のセット販売もあり。

  

また、非常に驚いたのが、

小林氏と再会したのが12ぶりぐらいにも関わらず

「最後にお会いしたのはデパートの催事で、

ヴーヴ・クリコをお飲みいただきましたよね」と

驚くべきお言葉。!

言われるまで綺麗さっぱり忘れていましたが、

確かに。。。そうでした。。。

記憶が鮮やかに甦ります。。。

恐るべしバーテンダーの記憶力。

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小林氏の円熟に達した接客と、その人生経験の豊かさから

会話の糸が繋がって、ワインショップなのに、長居して

つい、人生相談までしちゃいそうになる、懐の深さ。

「ワインを購入する」以外の何かが必ず得られる場所です。

 

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<わいんの窓>

所在地:〒104-0061 

東京都中央区銀座3丁目14-1

電話番号:03-3541-6420

営業日 毎週火曜日~土曜日

定休日 日曜・月曜・祝祭日

営業時間 10:00~21:00

 

 

 
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