[rosemary sea]
2016年6月 9日 14:00
『ギフト、そして自分も楽しむ』をカノンとして取材します、rosemary seaです。
初回に引き続き、職場のOさんの情報提供により取材しました。
今日の取材先はギフトというカノンに当てはまらないようにも思えますが、商品を『家庭への新鮮なギフト』、また『自分への美味しいご褒美』と捉え、築地中島水産 日本橋店さんにお伺いしました。
築地中島水産さんは創業大正14年。水産物、同加工品の小売・卸として新たな魚食文化の普及と発展に取り組まれています。
例えば鮨ではあの『1個売りのラップ鮨』。これは築地中島水産さんが業界のさきがけとして開発されたとのこと。近頃ではセット鮨が中心となっているそうですが、関西ではまだ販売されているようです。
日本橋店は15年ほど前の開業。日本橋髙島屋地下1階にあります。
高橋サブチーフにお話を伺いました。
「売場は夕方が最もにぎわいます。グルメなご年配のお客様が多い印象です。おすすめは時さけ、いさき、この時期ですとかつおも美味しいです。」
拝見していると、おなじみのお客様が多いようで、店員さんに気軽に魚料理に関することを尋ねていらっしゃいました。
店員さんは皆、『気の置けないおさかなコンシェルジュ』のようでした。
↑ 日本橋髙島屋にて主に月末週に開催される『日本橋食料品大市』、①、ハモの湯引き
↑ 左、②、旬の刺身盛り合わせ、右、おすすめの貝類盛り合わせ
↑ 左は手前が鮎、右は左からかつお土佐造り刺身、あおやぎ、ほたて貝柱、ボイルほたるいか
どれもとても新鮮で美味しそうです。
築地中島水産さんのホームページはこちら ⇒ https://www.nakajimasuisan.co.jp/
ここでホットニュースを1つ。
築地中島水産さん直営の本格バル、旬の魚介とワインが楽しめる『築地 ナカシマルシェ 八重洲店』が6月1日、八重洲地下街にオープンしました。
八重洲2丁目1番、八重洲地下街南1号
03-6265-1717 営業時間11:00~23:00
年中無休(ただし1月1日を除く)です。
ちなみに、中央FMパーソナリティーのJUMIさんはお店のプレオープンに招かれ行かれたそうです。
【お詫び】
私、rosemary sea の事情により記事掲載が遅延しましたこと、ここに深くお詫び申し上げます。
申し訳ございませんでした。
[お江戸のマーシャ・堀内]
2016年6月 9日 12:00
室町小路といえば、日本橋三越さん背に中央通りを渡った処。
色々なお店があるが、六月になると、そこの街路樹が紫陽花で一杯になる。
七変化とはよく言ったもので、写真を撮るのも楽しかった。
首都高にあたってから、福徳神社にお参りに行く。
隣に建設中の福徳の森、これは今年の秋ぐらいには出来上がるのであろうか、楽しみである。
[ジミニー☆クリケット]
2016年6月 9日 09:00
京橋3丁目にあるLIXILギャラリー1で、「文字の博覧会 -旅して集めた"みんぱく"中西コレクション-展」が開催されています
開催期間は、6月2日(木)から8月27日(土)までです。
京都にある中西印刷株式会社の6代目、中西亮(あきら)氏(1928-1994)は、25年間に100を超える国々を旅して3,000点近くの文字資料を収集されました
亡くなるまでに集めた文字は95種類にも達し、現在、これらの資料は国立民族学博物館に「中西コレクション」として所蔵されています
本展では、そのコレクションを中心とした世界の文字資料約80点が、中東・欧州文字文化圏、インド・東南アジア文字文化圏、漢字文化圏(東アジア)などのコーナーに分けて展示されています
資料の保存状態がとてもよいことと、資料の文字が手書きであるのもかかわらず、あまりにも整然としていて芸術的であることに驚かされます
文字が書かれているものも、竹筒や椰子の葉、樹皮、布、紙、粘土板と多様です
LIXILギャラリーのHPはこちら ⇒
http://www1.lixil.co.jp/gallery/
[CAM]
2016年6月 8日 16:00
築地橋
「第三の橋は築地橋である。ここに来て気づいたのだが、都心の殺風景なこういう橋にも、袂には忠実に柳が植えてある。・・・・・・・・・・・
築地橋は風情のない橋である。橋詰の四本の石柱も風情のない形をしている。しかしここを渡るとき、はじめて汐の匂いに似たものが嗅がれ、汐風に似た風が吹き、南の川下に見える生命保険会社の赤いネオンも、おいおい近づく海の予告の標識のように眺められた。」(190-191)
入船橋
「第四の橋は入船橋である。それを、さっき築地橋を渡ったのと逆の方向へ渡るのである。・・・・・
入船橋の名は、橋詰の低い石柱の、緑か黒か夜目にわからぬ横長の鉄板に白字で読まれた。橋が明るく浮き上がってみえるのは、向う岸のカルテックスのガソリン・スタンドが抑揚のない明るい燈火を、ひろいコンクリートいっぱいにぶちまけている反映のためであるらしい。」(193)
暁橋
「川は入船橋の先でほとんど直角に右折している。第五の橋までは大分道のりがある。広いがらんとした川ぞいの道を、暁橋まで歩かなければならない。
右側は多く料亭である。・・・・・・やがて左方に、川むこうの聖路加病院の壮大な建築が見えてくる。
それは半透明の月かげに照らされて、鬱然と見えた。頂きの巨きな金の十字架があかあかと照らし出され、これに侍するように、航空標識の赤い燈が、点々と屋上と空とを劃して明滅しているのである。・・・・・・・・
第五の暁橋の、毒々しいほど白い柱がゆくてに見えた。奇抜な形にコンクリートで築いた柱に、白い塗料が塗ってあるのである。その袂で手を合わせるときに、満佐子は橋の上だけ裸かになって渡してある鉄管の、道から露わに抜き出た個所につまずいて危うくころびそうになった。・・・・・・・・その橋は長くない。」
堺橋
「第六の橋はすぐ前にある。緑に塗った鉄板を張っただけの小さな堺橋である。 満佐子は橋詰でする礼式もそこそこに、ほとんど駆けるようにして、堺橋を渡ってほっとした。 ・・・・・・・・・・
この道をまっすぐ行けば、いずれ暁橋に並行した橋のあることがわかっている。それを渡っていよいよ願が叶うのである。」(197)
一部の親柱のみが現存しているようであるが、工事のためフェンスが設置されており、今は見ることができない。
備前橋
「橋詰の小公園の砂場を、点々と黒く雨滴の穿っているのを、さきほどから遠く望んでいた街燈のあかりが直下に照らしている。果たして橋である。
三味線の箱みたいな形のコンクリートの柱に、備前橋と誌され、その柱の頂きに乏しい灯がついている。見ると、川向こうの左側は築地本願寺で、青い円屋根が夜空に聳えている。同じ道を戻らぬためには、この最後の橋を渡ってから、築地へ出て、東劇から演舞場の前を通って、家へかへればよいのである。」(199)
[巻渕彰/写楽さい]
2016年6月 8日 09:00
中央区立郷土天文館(タイムドーム明石)で、企画展「中央区近代建築物パネル展」が6月4日(土)からはじまった。中央区内の23棟の建物を対象に、写真とともに解説が加えられたパネルで紹介している。会期は7月3日(日)まで、月曜休館、入場無料。同館HP こちら>>
平成23年から3年間にわたり中央区近代建造物調査を行い、その中から特徴ある建物を「近代建築物調査100選」に選定した。建築期間は明治期から昭和40年までを対象としている。当該HP こちら>>
このパネル展では、100選の建物の中から展示許可を得た23棟の建物を取り上げている。年代は関東大震災後の昭和初期から昭和40年代までとなっている。
これら建物を「町家」「看板建築」「ビル建築」の3分野で区分している。町家は木造建築のよる伝統的工法の建物で5棟、看板建築は前面を看板状の銅板やモルタル・タイルなどで装飾を施した建物で9棟、ビル建築は鉄筋コンクリート造などで3階以上の建物が9棟――の23棟が紹介されている。
パネルには構造などの建築的解説のほかに、建物の特徴や豆知識もあって、まち歩きの際の参考になる展覧会である。@巻渕彰
[ジミニー☆クリケット]
2016年6月 7日 18:00
この通りのアジサイが、今年もきれいに咲いています
この時期、東京の各所で「アジサイ祭り」が催され、近くでは(近くもないか)、文京区の白山神社を中心に毎年行われる「文京あじさいまつり」(今年は、6月11日(土)~19日(日))が有名ですが、この通りのアジサイも、中央区の木であるヤナギとペアでこの時季、通りを華やかにしてくれており、私は大好きです
ガクアジサイ、ホンアジサイそれぞれ何種類もあり、美しいです
アジサイは、植えられている土の酸度で色が変わるそうで(アルカリ性で赤っぽく、酸性で青っぽくなる)、微妙な青色(藍色)の変化も楽しめます
そもそも、アジサイの名前は、藍色の花が集まるという意味の「あづさあい(集真藍)」が変化したものだそうです
中央区とアジサイの関係をかなり強引にこじつけますと、
江戸時代後期、長崎で西洋医学の普及に努めたシーボルトは、博物学者でもあり、アジサイにハイドランジア・オタクサという学名を付けましたが、このオタクサとは、シーボルトの愛人「楠本滝」、通称「お滝さん」の名前に由来するとのこと(牧野富太郎博士の推測)
そのシーボルトがお滝さんとの間にもうけた娘「いね」が、築地に産院を開業したこともあって、彼の胸像があかつき公園に建てられました。
シーボルトの像のまわりに植えられているのは、これから咲き始めるガクアジサイでした
ちなみに、ハイドランジアは、ギリシア語のハイドロ(水)とアンジェイオン(容器)からなっており、「水の器」「水がめ」と解釈されるそうです
じめじめうっとうしい梅雨の時期に入りますが、その期間、咲き続けてくれるアジサイの青色、藍色、ピンク色はさわやかです