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中央区観光協会実施の「中央区観光検定」に合格し、特派員登録をした観光ボランティアメンバーによる中央区の“旬な”情報をご紹介。

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最近のブログ記事

茶花 七選花の山法師

[あすなろ] 2018年5月 9日 14:00

千利休が愛したとされる七種の花木、

「利休七選花」の1つ山法師は、

落ち着いた印象のある白い花をつけます。

 山法師_450.jpg

中央の丸い花の部分を「僧侶の頭」に、

4枚の白い総苞片を「頭巾」に

見立てたのが花名の由来です。

 ヤマボウシ_450.jpg

何気ない日常の中で見かける、

そして控え目な花を

千利休は茶花として価値をもたらしました。

 この時期、中央区の街路樹として

触れ合うことができます。

◆京橋大根河岸おもてなしの庭(
 東京都中央区京橋3丁目4番地先、京橋北西橋詰

中央区:水とみどりのふれあいマップ

 

 

古流 神楽殿奉納演武

[あすなろ] 2018年5月 7日 18:00

 立夏、気持ちいい五月晴れとともに

夏祭りの季節がやってきましたね。

御鎮座1178年を迎えた鐵砲洲稲荷神社の本祭りです。

 鉄砲洲稲荷_450.jpg

 神楽殿では日々の感謝を伝える「神楽」を

奉納します。雅楽や巫女さんが笛や太鼓、鈴の音

に合わせて舞を踊るなど、神社ごとにさまざまな

「神楽」が奏されます。

 5日午前、鐵砲洲稲荷神社の神楽殿では、

居合道・杖道の演武奉納が執り行われました。

 神楽殿_450.jpg

足や体の捌き、鞘放れの一瞬の緊張感、

静と動の微妙なバランス、研ぎ澄まされた技が

拝見できました。


◆鐵砲洲稲荷神社
東京都中央区湊1-6-7

 

 

新茶 養生の仙薬なり

[あすなろ] 2018年5月 5日 14:00

茶摘みといえば、歌にも歌われる八十八夜。

立春から八十八日を数えたこの頃、

冬の間に、しっかりと栄養をたくわえてきた

みずみずしい新芽を摘みます。

 新茶_450.jpg

八十八夜に摘んだ新茶を飲めば、この一年

を無病息災で過ごせると言われます。

お茶屋さんから漂ってくる香ばしい

おいしそうな香りに誘われました。

 新茶1_450.jpg

且座喫茶、いかがでしょう。

◆茶・銀座
東京都中央区銀座5-5-6

 

 

七五 春の味覚、「筍」

[あすなろ] 2018年4月30日 09:00

この時期美味しい初物と言えば、タケノコ。

竹の芽なので「竹の子」と呼びますね。

 筍_450.jpg

 芽が出てからわずか十日で竹に成長することから

十日間を意味する「旬」を使い、「筍」とも書きます。

風味豊かな生の筍が手に入るのは、

この時期の十日間ほどでしょうか。。。


 古くは、「苦竹」といわれ、食用には不向きでしたが

江戸時代に中国から孟宗竹が伝わり、その筍は

柔らかく、苦みも少ないため、好んで食べられるように

なりました。

「初物七十五日」ということにもあやかって

ぜひ味わいたい春の味覚の一つです。


築地場外市場店舗検索

 

 

利休 花は野にあるように

[あすなろ] 2018年4月23日 12:00

利久梅が咲き始めました。

 利久梅_450.jpg

花ことばは、「控えめな美」「気品」。

控えめな感じで、品のある花は、主張しすぎず
茶花としてよく利用されるようです。

 そのため、「利休梅」の字をあてることもありますが、
明治時代に渡来した花なので、茶人の千利休とは
関係はないようです。

 リキュウバイ_450.jpg

 芽吹きと開花が同じぐらいなので、
新緑の葉に白い花のコントラスト良く、
清々しい印象を与えてくれます。

    

 利休のことばで、「花は野にあるように」があります。

    

自然体のままで美しく、今の季節感を表すのに
ピッタリの花ですね。

    

◆晴海トリトン/花のテラス
東京都中央区晴海1-8-16

 

 

音韻 にほんばしの「ン」

[あすなろ] 2018年4月16日 12:00

「日本橋」をローマ字表記する場合、

日本がNihonであるならば、「Nihonbashi」になる

のでしょう。それでも、ローマ字表記が掲示場所に

よって違いますね。例えば、歩道の案内看板では、

 標識450.jpg

一方、駅名表示は

 メトロ450.jpg

ローマ字の表記では、撥音「ン」は n で表しますが、

b、m、pの前の撥音は m にする書式があります。

日本橋の場合、次に「バ」が続くので、m になります。

バ行は両唇音で、唇を閉じた形で発音するので、

その直前の「ン」は m になる考え方です。

Nihombashi

実際の発音に沿った表記で、英語圏の人には読みやすい

らしいです。日本語では撥音をとくに区別しませんから、

この書きわけは不自然なのかもしれません。

誰のために表示をしているのかを考え、

選ばなければなりませんね。