[杏葉牡丹]
2012年9月 4日 17:00
先日「銀造」さんが紹介された銀座のオリジナルアクセサリーのお店『A.C.T.Y.plains』は、
月・木と日曜・祝日が定休日なのですが、その内の月・木を使い、ピアス専門店をオープンしています。
謂わば、今流行りのお店の『シェア』ですね。
プロデュースしているのは、A.C.T.Yでは、職人の田村さんのパートナーをしている原智江子さん。
智江子さんがデザインしたり、可愛いと思ったピアスが取り揃えられていますが、お値段の方はぐっと身近になって、数千円台からで、特別限定品のK18オニキスのピアスはなんと1000円!
ピアス初心者にも嬉しい値段です。
とても気さくな智江子さんは、この界隈のアイドル的存在。
色々なコーディネートや、アクセサリーのお手入れ方法など、様々なアドバイスをしてくださいますが「いつでも気軽に寄ってくださいね」と言ってくださるので、ついつい足が向いてしまいます。
まるで昔の下町の様な、あたたかい雰囲気のお店です。
『mimiya(ミミヤ)』さんの時は、お店のドアも解放されたままで、入りやすいので、是非一度覗いてあげて下さい。
ピアス専門店 mimiya(ミミヤ)
銀座3-13-18 (ホテルダイエーの横の路地)
03(3543)3362
営業日は月・木曜のみ
11:30~19:00
※銀造さんの記事はこちら 『A.C.T.Y. plains 銀座 は、小さな宝石屋さん』
[杏葉牡丹]
2012年8月24日 08:30
開店当時から噂に聞いていたものの、ドツボにはまってしまうのが恐くて、ずっと行かずにいました。
でも、でも、やっぱり、行ってしまったのです。
その店とは、歌舞伎・映画・演劇専門の古書店『木挽堂書店』。
歌舞伎座と文明堂の間の道に入り、茜屋珈琲店のドアの横の階段を上がれば、そこは宝の山!
歌舞伎や演劇、昔の日本映画が大好きな人にとっては、何時間いても飽きることのない場所です。
店主の小林さんは、松屋の裏にあった「奥村書店」にいらした方。
戦後の銀座の夜店から始めて、歌舞伎・古典芸能・演劇関係の品揃えが豊富で有名だった奥村書店は、著名人のエッセイ等にも登場しますが、歌舞伎座の帰りに寄ったという方もいらっしゃるかと思います。
奥村書店は古書が中心でしたが、こちらは、ポスター・チラシ・ブロマイド・色紙等の品揃えも豊富。
棚に入りきれずに、床から山積みになっている中を捜すのはちょっと勇気がいりますが、チラッと表面を見るだけでも、あっ!あんなのがある、こんなのもあると、ついつい時のたつのを忘れてしまいそうです。
ただ、古書独特の紙の匂いが余りしないので聞いてみたら、店主の小林さんが、独立して自分の自由になるのだったら、2つの事がしたかったとのことで、1つはお香を焚くことで、もう1つは音楽をかけること。
というわけで、微かにお香の匂いが漂い、流れるBGMは坂本龍一でした。
店主の小林さんに「こちらにオープンされたのは知っていたのですが、行けば欲しいものが沢山あって目の毒なので、今まで来ませんでした」と言ったら、「そういう話はよく聞きます。
でも、お気軽にいらしてくださっていいんですよ」と言って、他愛もない芝居談義にも付き合ってくださいました。
比較的お若いこともあって、昔ながらの「寡黙で取っつきにくい古本屋の店主」というイメージとはちょっと違う、気さくな感じの方です。
定休日をうかがったら、「歌舞伎公演をやっている時は原則として無休です。
だから猿之助さんの襲名の時は大変でした(笑)」とのことですが、詳細についてはホームページに出しているので、そちらを見て欲しいとのことでした。
【木挽堂書店】
中央区銀座4ー13ー14
銀座メイフラワーハウス2階
03(6426)1362
http://homepage3.nifty.com/kobikido_shoten/
[杏葉牡丹]
2012年8月16日 08:30
先日、機会があって、戦前から築地に住んでいた方に、昔の写真を見せていただくことが出来ました。
中でも興味深かったのが、『終戦直後』に「海軍軍医学校(現在のがんセンター)」の屋上から撮影したものです。
当時この建物は進駐軍に接収されていて、一般の日本人は入れなかったので、このアングルでの写真は、大変珍しいのだそうですが、たまたま知り合った進駐軍の兵士が「キミの家の近くを撮ったヨ」と言ってくれたものだそうです。
一枚目は、屋上から左側に銀座方面を写したものです。
左端の像は、有栖川宮の銅像で、かなり大きかったようです。
築地川はまだ埋め立てられておらず、右下の方には、今は無くなってしまった「北門橋」があり、真ん中の橋が「采女橋」です。
現在でしたら、その先には、時事通信社をはじめ、沢山のビルがあるのですが、この写真では、高い建物はほとんどなく、更地になっている所もあり、その先の昭和通りどころか、銀座4丁目交差点の「和光の時計台」まで見渡す事ができます!
これは、空襲で焼けたと言うよりは、延焼を防ぐ為に、『強制疎開』ということで、事前に取り壊された建物もかなりあったのだそうです。
左:終戦直後の采女橋から銀座方面 右:現在の采女橋から銀座方面
二枚目は、今の「築地社会教育会館」の玄関辺りから、晴海通り方面を見ているアングルで、左を真っ直ぐ行くと銀座になります。
手前にある川は、その後に埋め立てられ、その場所に築地社会教育会館が建ったわけです。
『築地は、聖路加病院があったので、空襲から免れた』と言われていますが、銀座方面を狙った焼夷弾が、狙いがそれたり、風に流されたりして、かなり落ちてきたようで、『この通りを、シュルシュルと火が走っていったのが忘れられない』と、写真を見せてくださった方がおっしゃっていました。
左:終戦直後の築地社会教育会館前 右:現在の築地社会教育会館前
戦争が終わって67年。
こうしたお話をしていただける方も、高齢になられてしまいましたが、自分達の住む街の歴史を、しっかりと、受け継いでいかなければならないと思った次第です。
[杏葉牡丹]
2012年8月12日 08:30
おでんの具材に欠かせない、はんぺんやさつま揚げ等の練り製品や、様々な食品でお馴染みの『紀文』が、築地が発祥の地だというのをご存知でしたか?
今も場外市場にあるお店は、いつもお客さんで賑わっていますが、ただ今は改装工事の為に休業中。
これまでも、作りたてのアツアツのさつま揚げ等を売っていたのですが、リニューアル後は、それが更に進化するようで、今からとっても楽しみです!
9月19日(水)のリニューアルオープンの日には、絶対に行かなくっちゃ!!
[杏葉牡丹]
2012年8月 1日 08:30
28日(土)に、築地場外市場の総合案内所として『ぷらっと築地』がオープンしました。
場所は、新大橋通りから波除神社に向かって右側の、千社札が並んでいる建物の中です。
「テレビや雑誌で見た築地の市場に来てみたけれど、あまりにも沢山お店があって、どこに何があるのか分からない」とか、「築地のお土産って何がいいの?」等という声を聞くことがありますが、こうした人たちにとっては、願ってもない場所です。
名前の『ぷらっと』には、築地場外市場の情報発信の基盤(プラットホーム)ということと、築地に気軽に(ぷらっと)来て欲しいという、二つの意味が込められているそうで、沢山の応募の中から選ばれたのだそうです。
中に入ると、壁面には大きな地図が貼ってあり、その横のインフォメーションデスクでは、問い合わせをしたり、地図を貰ったりする事ができますが、外国人向けのパンフレットもあります。
グッズ等も販売しているので、これをお土産にしてもいいですよね。
他にもトイレ・休憩所に、完全分煙の為の喫煙所(リラックスラウンジ)があり、買い物で疲れた後に、ゆっくりと休むことができます。
ちなみに、「場内市場」は、原則として日曜祝日と、月に数回水曜日が【休市日】となるのですが、「場外市場」は常に営業している店もあるので、この『ぷらっと築地』も、平日は8時~14時迄、休市日は10時~14時迄オープンしているのだそうです。(年末年始は休業の予定)
盛大に行われたオープニングセレモニーでは、抽選で500人に保冷用バックをプレゼント。
私も当選して、いただくことができました。
かなり大きくて、これから築地に行くのが、ますます楽しみになりそうです。
[杏葉牡丹]
2012年7月27日 13:30
1953年に創業して、今では銀座名所の一つにもなっている
バー「TARU」は、
昭和初期の建物(なんとエレベーターは手動式!)に昔のままのインテリアで、昭和遺産と言ってもいいくらいの、雰囲気のあるお店です。
チャージ・サービス料がなく、カウンター席もあるので、気軽にお酒を楽しむ女性客も多いとのことですが、個人的には『憧れの上司に連れて行ってもらうお店』として思い浮かぶのが、この「TARU」でした。
ところが、そんな「TARU」が、平成25年2月28日で閉店する事になってしまいました!
本当に残念です。
ただ、閉店まではまだ時間がありますので、かつての同僚たちを誘って、久しぶりに行ってみようかと思います。
一度もいらしたことのない方、建物とインテリアだけでも一見の価値はありますので、是非いらしてみて下さい。
最近は、夜だけではなく、14時まではランチ、16時30分まではカフェタイムとしても営業しています。
Bar「TARU」
銀座6-11-10(三原通り)