[杏葉牡丹]
2013年8月14日 09:00
銀座5丁目、歌舞伎座の正面が一番よく見える路地に、スペイン料理の「エル マタドール」がオープンしました。
オープンエア風の1階は、カウンター席と、ちょっと高めのイス・テーブル席で、気軽なバールという感じですが、地下に降りてみれば40人は入りそうな広さで、スペイン貴族の邸の食堂のような、重厚で落ち着いた雰囲気です。
平日のランチのメインは6種類。
「メロッソ」というバレンシアを代表するお米料理、カネロニ、本日のお肉料理が、それぞれ2種類ずつあって、その中から選びます。
それに前菜とパン・飲み物がついて、1000円です。
(左写真をクリックすると大きな画像がご覧いただけます)
前菜は
グリーンサラダにクリーミーなマッシュポテト、
モルタデッラハムにスペイン風オムレツと
盛りだくさん。
スペイン風オムレツは、これだけをメインでいただきたいほどの美味しさでした。
この日は、国産豚肩肉のローストや大きなミートボールのスペイン風煮込み等があったのですが、私が選んだのは「大アサリと小柱とトマトのメロッソ」。
ちょっとリゾットみたいな感じで、アサリも小柱もたっぷり入っていましたが、サッパリしていて、あっという間に食べてしまいました。
スタッフはキビキビと明るくて気持ちよく、中でも、
とても可愛いけれどしっかりしている「キョンちゃん」から、
「メニューに『豪快なシェフの料理』と書いてあるんですよ」と言われ、
「豪快なのは『料理』?それとも『シェフ』?」と聞いたら、「両方ですよ~」とのお答え。
この日がちょうど誕生日だったシェフは、一見チャーミングなイケメンなのですが、『豪快』という一面もあったのね~と思いつつ、次回は是非『豪快なシェフの豪快な肉料理』をいただこうと、思ったのでした。
エル マタドール
銀座5-14-17
電話03(6278)8518
ランチ11:55~14:00(ラストオーダー)
ディナー17:30~25:00(ラストオーダー)
日曜定休
営業時間等は変更になる場合があるので、お問い合わせ下さい。
[杏葉牡丹]
2013年8月 4日 09:00
夏に欠かせないイベントといえば、なんと言っても、花火大会に盆踊り。
なかでも中央区の盆踊りは、大規模な「中央区大江戸まつり盆おどり大会」に、『食のまち築地』らしく周囲の美味しい店が屋台で出て、『日本一美味しい盆踊り(?)』と関係者が自負される「築地本願寺」の盆踊り(仮装大会もあります)、東京都の無形文化財に指定されている「佃島」の盆踊り等、バラエティーに富んでいますが、「銀座」にも盆踊り大会があるのをご存知ですか?
今年は、銀座1丁目東町会と新富町の合同盆踊り大会が7月26日・27日に京橋公園で、銀座3丁目東町会では7月23日・24日に祝橋公園で行われました。
この盆踊り大会、鉄砲洲神社が本祭りの時にはお休みになるのですが、銀座3丁目東町会では、回を重ねて、今年でナンと41回目。
バブルで地価が高騰し、多くの人達が土地から離れていった時でも、町会の方々が頑張ってきて、ずっと続いてきました。
3丁目東町会の会場となった祝橋公園は、歌舞伎座から歩いて1分。
祝橋が架かっていた川は埋め立てられて、現在は首都高が走っているので、下に車を見ながら、晴海通り方面には汐留の高層ビル群、反対側には区役所、横には歌舞伎座タワー、向こうには旧電通本社と、まさに『ビルの谷間』での盆踊り大会です。
会場には、町会の方たちによる、焼きそばやフランク、飲み物や氷等の屋台が出ていましたが、浴衣姿の人たちに混って、近所のサラリーマンやOLさん達も見受けらるのは、いかにもこの土地ならでは、といった感じです。
[杏葉牡丹]
2013年7月28日 09:00
銀座と築地に隣接する新富町は、新橋と同様に、かつてはたくさんの料亭があった、粋な町。
知る人ぞ知る、隠れ家的な美味しいお店が、幾つもあるエリアです。
その新富町につい最近オープンしたフレンチが、Sensibilite(サンシビリテ)です。
小さな肩のこらない居酒屋、という意味の『ビストロ』という呼び名がぴったりのお店で、席はテーブルが4つとカウンターが4席。
カウンター席の前はガラス張りになっていて、シェフが料理を作っている姿を見ることができます。
今作っているのが私のかしらとか、へぇーあんな風に盛付けるんだとか、飽きずに見入ってしまいます。
ランチは、前菜とメインにパンと飲み物が付いて、1200円。
デザートはプラス200円です。
前菜もメインも、魚系と肉系の二種類の中から選びます。
私は、前菜には魚貝のマリネ バジリコ風味、メインは白身魚のグリエ 静岡産有機野菜添えに、コーヒーを選びました。
マリネはイカ、蛸、小海老、アサリがたっぷり。
ソースはマイルドでちょうど良い感じ。
添えられた生野菜も新鮮でしゃきしゃきしていましたが、びっくりしたのは、キュウリの輪切りが、星型やハート型になっていたこと。
これは型抜きをした訳ではなく、そうした形になるように作っている、農家があるのだそうです。
そして出てきたメインは、あっさりとした白身魚にきれいに焼き目がつき、さりげなくソースがかかっていましたが、こちらも添えられた野菜の美味しいのに感激。
グリーンアスパラ、かぶ、オクラ、インゲン、モロッコインゲンは軽くボイルされていて、とても鮮やかな色合いで、甘さと野菜本来の味がしっかり出ています。
これは、静岡から毎日送ってもらっているのだそうです。
最後はたっぷりのコーヒーをいただいて、大満足でした。
この後に用事があったので、ワインは頼まなかったのですが、やはり美味しい料理には美味しいワインは欠かせませんね。
今度は夜にもう一度行ってみたいお店です。
Sensibilite(サンシビリテ)
住所 中央区新富町1ー8ー7 新和ビル1階
電話 (6280)3481
営業時間 ランチ11:00~14:00、ディナー18:00~23:00
定休日 日曜日
[杏葉牡丹]
2013年7月11日 14:00
日比谷線築地駅から歩いて30秒、
聖路加看護大学2号館の、看護実践開発研究センター1階にある『るかなび』は、誰もが気軽に立ち寄って、看護師など医療の専門家に、健康などについての相談をしたり、必要な情報を得る手助けをしてもらったりする事ができる場所です。
自分自身の事だけでなく、家族や親の身体の事や心の事で、ちょっと気になってはいるものの、ついついそのままにしてしまっているとか、何処に聞いたら良いのかわからない、なんて言う事が、有りますよね。
もちろんインターネット等で様々な情報を得ることはできますが、それをどう判断して選択するかは、情報量が多ければ多いほど、かえって迷ったりするのではないでしょうか。
「るかなび」では、身長・体重・体脂肪・血圧等に、女性は特に気になる『骨密度』等を測定して、健康チェックをしてもらえると同時に、看護師などの医療の専門家が常駐して、そうした様々な相談にアドバイスをしてくれます。
骨密度測定だけは有料(500円)ですが、それ以外の測定・相談は、無料です。
入口を入ってすぐの図書コーナーには、これだけ揃っているのは珍しいという、約1500冊もの闘病記が病気ごとに並ぶ他、約400冊もの医療・健康に関する本やパンフレットもあります。
これらは自由に閲覧する事ができますが、何を読んだらいいか迷うような時には、専門スタッフからアドバイスしてもらう事もできますし、ボランティアの人たちが実際に読んで内容を紹介しているデータベースもあるので、これを参考にする事もできます。
月の第2水曜日11:30~13:30には、
椅子に座ってお抹茶とお菓子をいただきながら、健康などについて自由にお話しする「CHADO(ちゃどう)」、
第3木曜日12:30~13:10には「ランチタイムミニ講座&ミニコンサート」が行われます。
いずれも予約不要、参加無料です。
7月18日(木)は、花村睦先生の『家事ヨガ・介護予防』のお話と、フルートとギターの生演奏です。
「家事ヨガ」ってどんなものか、ちょっと見てみたい気がしませんか?
ハーブティーの無料サービスもあるのだそうで、お時間のある方は、いらしてみてはいかがでしょう。
なお『るかなび』がオープンしているのは、月曜から金曜の10時~16時(土日祝日を除く)ですが、聖路加看護大学の夏期および年末年始の休暇中は休みになりますので、ご注意下さい。
詳しくは『るかなび』のホームページを→http://rcdnp.slcn.ac.jp/lukanavi/
[杏葉牡丹]
2013年7月 3日 09:00
築地駅近くで「聖路加病院はどこですか?」と聞かれたら、「この道を真っ直ぐ行くと、十字架の塔のある建物があるので、それが旧館。
外来やお見舞いの受付は、その隣の新館の方になります」とお答えしています。
という具合に、明石町のランドマークである聖路加国際病院といえば、地元の人間にとってまず思い出されるのが、このチャペル。
正確には『聖路加国際病院 聖ルカ礼拝堂』といい、日本聖公会東京教区の教会としての役割も担っているのだそうです。
建物の前庭や、隣接する築地川公園は、さほど広くはありませんが、春は桜の並木が見事で、今はクチナシと、季節毎に 花々が咲き誇り、雨上がりには草の匂いがたちこめるくらいに緑が豊かなので、「閑静」と言っても良いくらい。
観光客で賑わう魚市場がすぐ隣にあるとは、信じられないくらいです。
十字架の塔からは、毎日8時30分、12時、18時にカリヨン・チャイム(鐘楽器)の美しい音色で、聖歌のメロディーが鳴り響きます。
奏でられる曲は季節毎に変わり、先日までは「アメイジンググレース」でしたが、クリスマスの時期には「もろびとこぞりて」になったりします。
そして、目を見張るほど素晴らしいのは、ライトアップされた夜の姿です!
建物正面からはもちろんですが、自宅ベランダから見る姿は、背景の高層ビルの灯りが宝石をちりばめたようです。
よく「良い場所に住んでいて羨ましい」と言われるのですが、その言葉を実感するのは、まさにこんな景色を見ている時です。
[杏葉牡丹]
2013年6月20日 14:00
江戸時代の京橋と言えば、初代中村勘三郎が櫓を上げた江戸歌舞伎発祥の地で、繁華街として賑わっていた場所。
ところが現在では、大きなビルが建ち並び、行き交う人たちのほとんどは、ネクタイにスーツ姿のビジネスマンかOLさんたち。
昼間は沢山いた人たちも、夜になるとサーっといなくなり、ちょっと味気無いビジネス街という感じです。
でも、スーツ姿のビジネスマンでも、学生時代は髪を伸ばしてギターを弾いていたとか、昔取った杵柄で最近『おやじバンド』を始めた、なんていう方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな方たちが、仕事帰りに気軽に寄って和めるライブハウスを、音楽プロデューサーのPaPa(牧田和男)さんが、京橋にオープンしました。
私が行った日は、シンガーソングライターの小林義孝さんにカホーン(パーカッション)の蜂谷さんが加わったアコースティックライブ。
ほとんどが小林さんのオリジナル曲でしたが、学生時代に作った曲から、還暦が見えてきた最近の曲(タイトルは『もうすぐレッドちゃんちゃんこ』)まで、その時その時に感じた素直な気持ちを綴った歌詞に、同世代として苦笑いしたり、分かる分かると頷いたり。
子供が小さかった時のこと、お母さんを介護している時に思ったこと、大好きなサッカーや海のこと、曲の前のコメントを想いながら聴いていると、本当に情景が浮かんできそうです。
小林さんの明るくて暖かい人柄に、会場もやさしい雰囲気に包まれ、あっという間に時間がたってしまいました。
小林さんは定期的に出演の予定とのことですが、他にも多彩な出演者が予定されているそうなので、仕事帰りにでも、いらしてみてはいかがでしょうか。
5月にプレオープンして、最近本格的に営業をスタートしたとのことで、
当面の営業時間は、月曜から金曜が17時頃~23時
土曜・日曜は12時~23時の予定だそうです。
ライブカフェ FANY FANY(パニパニ)
中央区京橋1-12-7小林ビル1F
電話 03(3561)0801