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中央区観光協会実施の「中央区観光検定」に合格し、特派員登録をした観光ボランティアメンバーによる中央区の“旬な”情報をご紹介。

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東京駅~日本橋 "昭和レトロめぐり"

[サム] 2015年10月24日 12:00

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 10月10日(土)~11月3日(火・祝)、東京駅~日本橋エリアでは、「東京駅~日本橋 "昭和レトロめぐり"」が開催中。

東京ステーションシティ運営協議会、大丸東京店、日本橋高島屋、日本橋三越本店、三井不動産、八重洲地下街の6者共同のイベント。

昨年は、東京駅開業100周年を記念した「あるこう!東京駅~日本橋 "百年散歩"」が開催されましたが、2015年は仮に昭和の元号に直すと "90年" の節目に当たり、界隈は歴史が息づき "昭和" にまつわるスポットも数多く点在することから、"昭和" をテーマに、過去と現在が交錯する東京駅~日本橋エリアを散策し、街の魅力を再発見して貰おうとの趣旨で企画されたもの。

昭和に建てられた建築など、各々エピソードが添えられた同エリアの「散策マップ」*を見ながら各ポイントを巡ると、かつて鉄道の切符として広く使われていた厚紙の乗車券の「記念レプリカ硬券」*が貰えます。

 *「散策マップ」「記念レプリカ硬券」配布場所

      東京駅八重洲口グランルーフ2階特設会場、大丸東京店1階案内所、

      日本橋高島屋1階正面案内所、日本橋三越本店1階ライオン口案内所、

      コレド室町1地下1階日本橋案内所、八重洲地下街案内所 

元駅員による入鋏実演イベントも期日限定で開催。

東京駅八重洲口グランルーフ2階デッキ上には昭和レトロな特設会場が出現。

昔懐かしい駄菓子屋、畳敷きに卓袱台が設えられ、6種の硬券が収納できるオリジナル台紙はこちらで手に入ります。フォトスポットも設置され、懐かしい改札と一緒に写真が撮れます。

期間中、期日限定(10月10日・12日・17日・18日・24日・31日、11月1日・3日、11:00~19:00)にて、都電全盛期の昭和30年代の "黄色に赤帯" の形式6000形、車号6012をモチーフにしたデザインの "都電ラッピングバス" がエリア内を巡回。

実際に都電が走っていた中央通りに懐かしい風景が甦ります。

「散策マップ」に掲載の昭和当時の写真と見比べ、街の景観の移り変わりに思いを馳せ、"昭和レトロ" に暫し浸ってみるのも一興です。

 

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みんなで 寶田恵比寿神社べったら市を楽しみました! (街めぐり その10)

[お江戸のマーシャ・堀内] 2015年10月24日 09:00

平日の10/20(火)の夕刻、協働ステーション中央さんが開催している十思カフェでのご案内で、"べったら市"を共に楽しみました。

   

この大伝馬町の寶田恵比寿神社は江戸開発の中心地、

"べったら市"は"恵比寿講"用に魚や野菜などのお供え物が並ぶ市として続いており、今では500近い露店が並ぶ伝統ある下町らしいお祭りです。 

新しい動きもあり、べったら市地域振興会ではカレーすいとんや鰻の串焼きなどがとても美味しかったです。

 

"べったら市"の名称は、若者により、浅漬大根(べったら)を混雑を利用し、参詣の婦人に「べったらだー、べったらだー」と呼びながら、着物の袖につけ婦人たちをからかったことから、べったらの呼び名になったと伝えられています。

 
ここでは、老舗、大小商社が軒を並べ、商売繁盛、家内安全を祈願し、頑張っておられます。夜の5時からは、懐かしの盆踊りの曲とその地域の方々の踊りの輪が広がっていました。

 

1)最初、江戸城建設のため立退きをしてこの大伝馬町に引っ越しておられた寶田恵比寿神社のご本尊を、
目前で拝まさせていただきました(この恵比寿さんは徳川家康から拝領されたもので、運慶の作との伝、一度修復)。
2)跡見女子大学の"べったら~"サークル、料理レシピいただきました、ありがとうございました。
3)大伝馬町一丁目町内会お立ち寄り所、神田祭、山王祭りで一番目の山車として、ここ大伝馬町の諫鼓鶏の御旗が
入り口に飾ってありました。そこで、おつまみ/べったら漬けで一休み、有難うございました。

熱気ムンムンの中、赤いかぶの"べったら漬"を買って帰途に着きました、来年も良き年でありますように。
温故知新

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新富座跡

[CAM] 2015年10月23日 18:00

「新富座跡」については、『ものしり百科』 61頁で述べられています。

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 新富座は万治3年(1660)木挽町5丁目(現在の銀座6丁目、昭和通り西側)に創建された「森田座」を引き継ぐ歌舞伎の劇場でした。
 森田座は代々森田勘弥(かんや)が座元で、天保14年(1843)浅草猿若町(現在の台東区浅草)に移り、安政5年(1858)に「守田座」と改めました。明治五年(1872)には、守田座十二代勘弥が新富町に移転進出し、同8年(1875)に「新富座」と改称しました。
新富座は市川団十郎・尾上菊五郎・市川左団次などの名優を集めて積極的な興行を行いました。劇場は近代的な様式を取り入れた大規模な建物で「東京第一の劇場」と称され、周辺には歌舞伎関係者が多く居住し、一帯は芝居町となっていました。
 明治22年(1889)に歌舞伎座が開場するまで芝居興行の中心的存在でしたが、大正12年(1923)の関東大震災で焼失しました。
 明治期の錦絵には海鼠壁(なまこかべ)の上に絵看板を並べた大劇場の様子が見え、往時の繁栄ぶりがうかがえます。

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(wikipediaからコピー、下の写真は明治15-16年頃。いずれもpublic domain 確認済)

 

 その母が大の芝居好きであった荷風も、しばしば訪れています。例えば、

 

大正7年10月9日、「三十間堀春日にて昼餉をなし夕刻新富座楽屋に松莚子を訪ふ」

大正7年10月13日、「新富町の妓両三人を携えて新富座を見る」

大正8年7月7日、「夜新富座に往き岡本綺堂君作雨夜の曲を観る」

大正9年3月23日、「新富座を立見して家に帰る」

 

 また、随筆「監獄署の裏」(明治42年)では、次のように書いています。

 

「(私の母は)江戸の生れで大の芝居好き、・・・・私は忘れません。母に連れられ、乳母に抱かれ、久松座、新富座、千歳座などの桟敷で、鰻飯の重詰を物珍しく食べた事、・・・」 (4-54)

 

 久松座、千歳座は、明治座の旧称、明治26年に明治座に改称しています(ものしり百科;91頁)。

 

 

月島 ハロウィン HALLOWEEN 2015 10月25日です

[銀造] 2015年10月23日 18:00

 日本でのハロウィン・パーティもすっかりお馴染みになり、各地で開催されています。

中央区では月島西仲通りでのハロウィンの催しが盛んです。

今日も西仲通り商店街を歩いていると、お知らせの幟などが目につきました。

 子供さんが参加の、"Trick or treaty" というお菓子を貰ってお店を巡る催しがあるそうです。

日時は10月25日、13時から16時までです。

要予約です。有料¥300 です。お申込みの電話は、03-3532-1990 です。

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 私が初めてハロウィンに行ったのは、2009年でした。

その時の模様を報告した記事はこちらですが、月島美人の写真が消えていますが、可愛い子供たちの写真がご覧になれ、楽しい催しの雰囲気が感じられると思います。

/archive/2009/10/post-189.html

美味しいもんじゃ焼きも、もあります。 是非、お出かけ下さい。 追伸「第63回中央区観光商業まつり」の一つ、

「ハッピーハロウィンウイーク」は10月23日から始まっています。

今朝、東京メトロ新富町駅で入手したチラシでは、各町の商店街、日本橋高島屋、日本橋三越本店、銀座三越、晴海トリトンなどで沢山のイベントがあるとのことです。

 

 

谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」

[CAM] 2015年10月23日 14:00

 

 谷崎潤一郎は「瘋癲老人日記」の中で、卯木督助の日記の一節として、次のように書いている。(原文カタカナをかなに変換)

 

・・・今の東京をこんな浅ましい乱脈な都会にしたのは誰の所業だ、みんな田舎者の、ぽっと出の、百姓上りの、昔の東京の好さを知らない政治家と称する人間共のしたことではないか。日本橋や、鎧橋や、築地橋や、柳橋の、あの綺麗だった河を、お歯黒溝のやうにしちまったのはみんな奴等ではないか。隅田川に白魚が泳いでた時代のあることを知らない奴等の仕種ではないか。死んでしまえば何処に埋められたって構はないやうなものだけれども、今の東京のやうな不愉快な、自分に何の因縁もなくなってしまつた土地に埋められるのはいやだ。・・・・・・さう云ふ点では何と云っても京都が一番安全である。・・・・兎に角京都に埋めて貰へば東京の人も始終遊びに来る。「あ、こゝにあの爺さんの墓があつたつけな」と、通りすがりに立ち寄つて線香の一本も手向けてくれる。(19-139

 

 これは、言うまでもなく谷崎自身の心情だろうが、谷崎は昭和401965)年730日、79歳で亡くなり、京都市左京区鹿ヶ谷法然院に葬られている。

 

 「瘋癲老人日記」は昭和36年月号から昭和375月号まで『中央公論』誌に発表されたものだから、まだ日本橋は高速道路で覆われてはいなかったはずである。上記では、川の水質汚染を嘆いてはいるものの、景観破壊については述べていない。

 

 昭和8年の日本橋(中央区観光協会・移りゆく町の姿)

 

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昭和32年の江戸川から日本橋(中央区観光協会・移りゆく町の姿) 

 

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 現在の日本橋と日本橋川(2015年10月18日撮影)

 

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べったら市に行ってきました!

[デ・ニーロ] 2015年10月23日 09:00

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 私は大根が苦手で、タクアンも食べられないのですが、今回べったら漬けに初挑戦です。

 


 様々な屋台が所せましとひしめく中、試食用のべったら漬けをひとつまみ 

 


 清水の舞台から飛び降りるような気持

 


 で口に放り込みました(>_<)

 


 う〜ん? 個人的にはなんとも、具体的なコメントはさし控えたいと思いますが、東京を代表する名産品と言われるだけのことはあるのかもしれないかも鴨川。少なくとも、タクアンのような味はしなかったのでオッケーです。

 


 私の目的はもちろんべったら漬けではなく、宝田恵比寿神社の門前やその界隈で繰り広げられるお祭りの雰囲気を味わうこと。このお祭りの隠れた特色は、日本橋では老舗の名店がこの時ばかりの限定メニューや商品でもてなしてくれる屋台群。ズラリと名並ぶ露店のラインナップには、カステラの「文明堂」、人形町の「小春軒」、鰻の老舗「伊勢定」、すき焼きの名店「今半」など、つまようじに刺さった試食用サンプルをかわりばんこにつまみ食いしていくだけで、全国的にもその名をとどろかせる一流グルメで今日の晩御飯を味わうことができるのです。

 


 それにしても江戸時代から続く伝統的なこの賑わい。これは世界記憶遺産に登録されてもよろしいのでは?と思えるほど、なんとも懐かしいムードです。どこの田舎でも見られる素朴な原風景は、ここ日本橋大伝馬町が起源だったのか・・・

 


 東京ではこの季節にもお祭りが数多く開催されますが、今年はやや肌寒いせいか北海道の夏祭りを思い出します(私は道産子)

 


 地元の人々に交じって海外からの観光客も大勢訪れており、私のようなアウトサイダーでも心地よくもてなしてくれる露店の皆さんの和やかな笑顔が印象的でした。

 


 江戸時代からの有名な老舗江戸屋さんで歯ブラシを買ってから、そのすぐ先にある「板前バル」で一休み。

 


 ここはもとお寿司屋さんだったそうで、そのままの店構えで創作料理の板前さんが開業。ちょっと敷居が高そうに見えますが、庶民的でリーズナブルな料金設定でおすすめです。

 


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 ワインや日本酒のメニューが充実しており、ちょっと無国籍風な雲丹のパスタとか、和牛の握り寿司(¥180)などユニークなお料理が楽しめます。

 


 べったら市に行ったのに、べったら漬けにはそっぽを向いて、気ままなグルナビになってしまい、失礼しました〜(>_<)

 


 実は来月、大江戸東京まんまん祭りで日本橋から神田にかけてのミニ・ツアーでガイドを担当させて頂くことになり、その下見も兼ねての散策なのでした。

 

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 このツアーでは中央区だけでなく、ギリギリ千代田区にも足を踏み入れ、神田界隈の下町情緒もご案内することになっています。

 


 区境いを越えるからといっても別世界が広がっているわけではありません。今の東京23区は明治期以来、何度となく増えたり減ったりし(昭和7年には35区もあったそうです!)統合などで各エリア仕切りは変更を繰り返してきました。そうした歴史なども見据えながら、グローバルなまち歩きをお楽しみ頂ければと願っております。

 

 

【このブログ特派員による過去記事リスト】

 


都市景観のフォトギャラリー in 銀座

 


観光検定クイズ大会 in 浜町公園

 


街歩きを快適に歩くために

 


引率者ガイド講習について(参加報告)

 


新時代のおもてなし施設「延遼館」

 

 

 
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