パンちゃん プロフィール
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住吉神社の陶製扁額
住吉神社にある石造の鳥居に掲げている陶製扁額を書かれた有栖川宮幟仁(たかひと)親王とは誰なのか、ふと疑問に思って調べました。 そもそも有栖川宮がなぜ陶製扁額を書いたのか、それは有栖川宮は代々書道・歌道の師範で皇室との信頼関係が強かったからです。また子女を徳川家などの大名に嫁がせて武家とも密接な関係がありました。 この有栖川宮幟仁親王は家学である書道の有栖川流を大成した人物で、明治天皇の書道の先生でした。また幕末に公武一和を目指すため徳川家茂の正室となった皇女和宮の元婚約者の有栖川宮熾仁(たるひと)親王の父親です。 中央区観光検定の試験には出ないかもしれませんが、テキストを読んで疑問に思ったことを調べると新たな知識が分かり試験勉強が楽しくなります。
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岡本玄冶の墓
第17回中央区観光検定の申込みが10月21日から開始されます。中央区観光検定の公式テキストに登場する徳川家光の痘瘡を治した御典医岡本玄冶の屋敷は中央区日本橋人形町にありましたが(玄冶店跡)、岡本玄冶の墓はどこにあるのか確認しました。 岡本玄冶の墓は渋谷区広尾にある祥雲寺にある瑞泉山墓地にあります。写真の真ん中にある墓石が岡本玄冶の墓です。日比谷線広尾駅から祥雲寺までの参道は今も飲食店や銭湯がある賑やかなところです。瑞泉山墓地は福岡藩初代藩主黒田長政の墓など黒田家にゆかりのある墓があるので有名です。その中に岡本玄冶の墓はあって、その存在が薄くなっています。 岡本玄冶の墓は江戸時代の墓ではなく、ご子孫の方が大正12年の関東大震災で壊れたので昭和17年に再建されたと書いていました。 中央区観光検定のテキストに登場することが偶然地図上に現れるとつい伺いたくなります。試験勉強の一息に現地に行くのはいかがでしょうか。
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