クヌート プロフィール
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150年前のインバウンド・ホテル——築地ホテル館
和洋折衷の新名所となった築地ホテル館の錦絵(中央区立京橋図書館所蔵) インバウンドによる宿泊需要を当て込み、中央区でも高級ホテルの開業が目立っています。昨年、八重洲に誕生した「ブルガリホテル東京」は、先ごろ新設・発表された「ミシュランガイド」のホテルセレクション(日本版)で早くも最上級(6軒)の1つにランクインしました。一方、日本橋1丁目の再開発地域では、米国でもトップクラスの格式を誇る「ウォルドーフ・アストリア」の進出が2年後に予定されています。こうした海外からの上級顧客を想定した本格ホテルの〝元祖〟といわれるのが、150年ほど前、当時の外国人居留地付近に出現した「築地ホテル館」。謎多きその姿を探ってみましょう。
歴史・文化築地・八丁堀周辺クヌート
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〝ナンバー銀行″ 今昔
百十四銀行、十六銀行、七十七銀行…。中央区内には数字を連ねた名前の銀行がいくつかありますが、はて、この数字の意味は? 日銀の金利政策の変更で、スズメの涙ほどにせよ預金金利が上がり始め、人々の銀行見直し機運も生まれそうな中、散歩がてら〝ナンバー銀行″の歴史を訪ねてみましょう。 株の街・日本橋兜町を歩くと、みずほ銀行兜町支店の壁にはめ込まれた「銀行発祥の地」のプレートが目に留まります。ご存じ渋沢栄一らが明治5年(1872)に設立した第一国立銀行がこの地にあったことを示すもので、その後、改組、合併などを重ね、現在のみずほ銀行がその末裔に当たるというわけです。
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