下町トム プロフィール
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往年の街の景色をしのぶ
中央区の街並みは昔ながらの雰囲気を残しつつも、多くのエリアでは常に変化し続けています。新しいビルが完成すると「前はここは何だったかな?」と思い出せないことはありませんか。そんな中央区の街を歩いていると時折かつての街並みを彷彿とさせられることがあります。例として、築地本願寺の前に掲示されている案内板はおそらく昭和50年代後半に設置されたものかと思われます。図中の「西本願寺」という表記はかつて「西本願寺築地別院」というのが正式名称だったからです。(今は築地本願寺が正式です)ほかにも電電公社のマークがいくつか見られます。電電公社は昭和60年(1985年)に民営化されNTTになりました。「松竹会館」(現・銀座松竹スクエア)というのも懐かしいですね。映画館やボウリング場が併設されていました。
中央区百景歴史・文化銀座周辺築地・八丁堀周辺下町トム
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相撲稽古見学から学ぶ
中央区内に唯一存在する大相撲の部屋として、〔荒汐部屋〕は今やすっかり有名になりました。稽古場を見渡せる正面の一面のガラス張りを通じて誰でも朝稽古を見学できるので、公開される日には多くの見物客が集まります。私もたまにガイドとしてお客様を案内することがあります。皆さん多少の緊張感とともに、ワクワクしながら稽古をご覧になります。 外国人観光客の比率が高いことも、この部屋の特徴です。都心に近く交通も便利なので、各地から訪ねてくる人が後を絶ちません。特に欧米からの訪問客は事前に大相撲の勉強をしている方が多く、うっかりすると一般の日本人より詳しかったりします。それでも基本的な質問を受けることがあります。「なぜ彼らは裸同然の格好なのか?」「土俵はなぜ丸いのか?」「力士はなぜ塩を撒くのか?」等々。日本人にとっても意外とちゃんと分かっていないことも多いと気付かされます。大相撲は歴史的にも文化的にも多様な背景を持っていますので、その意味や蘊蓄を確かめるとさらに興味が広がっていくと思います。たまに早起きして是非稽古見学にお出かけください。 荒汐部屋 住 所:東京都中央区日本橋浜町2-47-2 最寄駅:都営新宿線「浜町駅」A2出口 都営浅草線「人形町駅」A3出口 東京メトロ日比谷線「人形町駅」A1出口
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