松屋通りの花の装い
銀座には多くの街路樹が植えられており、散策する際の視線を優しく彩ってくれます。東京で最初に街路樹が植えられたのは〔銀座〕エリアだそうです。1874年(明治7年)のことです。この年には〔銀座煉瓦街〕にヨーロッパ形式の道路が完成し、文明開化の波が確実に広がり始めた頃にあたります。当時の人々は街路樹の木陰で新しい文化の香りを楽しんだでしょうか。
現在、銀座エリアには街路樹が13種類あり、道路の広さや状況に応じて配置が工夫されています。
〔松屋通り」には"サツキ"が鮮やかに咲き、頭上には"ハナミズキ"の可憐な花びらが広がっています。目にも心にも優しい花々の彩りに癒されながら、〔銀座〕散策も気持ちのいい季節になりました。