滅紫 プロフィール
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襲名興行2ヶ月目ー親子の「連獅子」六月大歌舞伎
八代目尾上菊五郎・六代目尾上菊之助襲名興行が2ヶ月目に入りました。満員の客席です。夜の部で新・菊五郎と新・菊之助の親子が演じる「連獅子」が話題です。ご存知の通り、能の「石橋」を素材にした「連獅子」は歌舞伎の代表的な人気舞踊で親子、親・子供2人、孫との組み合わせで上演を重ねています。このお二人の組み合わせは2年前が最初ですが、その時はまだ9歳の丑之助時代で可愛いという印象だった新・菊之助さんが先月の「道成寺」に続いて懸命に勤めている姿に永年の音羽屋ファンという隣席の方はうるうるされていました。 夜の部は「暫」「口上」「芝浜」、昼の部は「元禄花見踊」「車引」「寺子屋」「お祭り」です。「元禄花見踊」で出雲阿国を演じる尾上右近が「お祭り」では清元栄寿太夫として歌舞伎座では初めての立唄を勤めるのも話題です。
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八代目尾上菊五郎・六代目尾上菊之助襲名披露ー「団菊祭五月大歌舞伎」始まる
八代目尾上菊五郎・六代目尾上菊之助襲名披露の「団菊祭」が始まっています。先ずは口上のある夜の部へ。満員の客席です。正面には襲名記念の祝幕。二階では祝幕の入った祝箱や贈られた鏡台が展示されています。今日は歌舞伎座デビューの方も加わりちょっとした団体でやってきました。訪問着姿の方が多く襲名公演らしい華やかさです。 「口上」で七代目菊五郎が「音羽屋300年の歴史の中で菊五郎が2人いるのは初めて」と言って客席の笑いを取っています。びっくりしたのは六代目菊之助さんでまだ11歳ですが、すっかり大人の俳優と感じさせる見事な挨拶で、「襲名」というのはすごいものだとあらためて感じます。 最後の幕は音羽屋の家の芸「弁天小僧」。「浜松屋」の店先でのせりふや姿の良さはうっとり。「稲瀬川勢揃い」は今回は11歳の菊之助さんの同世代が勤めます。新之助(11)、亀三郎(12)眞秀(12)梅枝(9)、子供世代の「勢揃い」は1989年以来、その時は丑之助(現 八代目菊五郎)新之助(現 團十郎)亀三郎(現彦三郎)と今回の子供達の父親が演じています。歴史はこうして続いていくのだとしみじみ感じさせられる幕でした。 昼の部は「寿式三番叟」「勧進帳」「三人吉三」「娘道成寺」です。「娘道成寺」を玉三郎さんが加わり八代目と六代目が3人で演じるのが話題となっています。 いすれも見逃せない狂言揃い。昼の部は来週のお楽しみです。
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「古式顔寄せ手打ち式」開かれる-八代目尾上菊五郎・六代目尾上菊之助襲名興行披露
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「木挽町のあだ打ち」ご当地に登場ー四月大歌舞伎
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松竹創業130周年「義太夫狂言三大名作一挙上演」第一弾「仮名手本忠臣蔵」ー三月大歌舞伎
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「築地の寺子屋で笑って学ぼう」-寄席演芸名作・名演劇場ーTERAKOYA法重寺
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蔦重ー歌舞伎座に参上ー「きらら浮世伝」猿若祭二月大歌舞伎
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「大富豪同心」歌舞伎座に登場ー寿初春大歌舞伎
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歌舞伎NEXT「朧の森に棲む鬼」ー新橋演舞場
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孝玉初の共演「婦系図」ー43年ぶりの歌舞伎座上演ー錦秋十月大歌舞伎
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二代目播磨屋八十路の夢「弁慶」を演じる幸四郎-「秀山祭九月大歌舞伎」
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読んでから観る京極歌舞伎第一弾「狐花ー葉不見冥府路行」ー八月納涼歌舞伎
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