滅紫

スーパー歌舞伎誕生の名作「ヤマトタケル」2ヶ月公演幕開けー新橋演舞場

昭和61年(1986)2月4日「スーパー歌舞伎」を演劇界の新たなジャンルに打ち立てた(パンフより)「ヤマトタケル」が初演された。三代目市川猿之助が哲学者梅原猛に脚本を依頼、「古事記」のヤマトタケルを素材に創り上げた第一作目。その後も「オグリ」「オオクニヌシ」とこの二人によるスーパー歌舞伎も続くことになる。

派手な立ち回りやセリや宙乗り、大がかりな舞台装置、きらびやかな衣裳と斬新な舞台は当時の観客を驚かせそして夢中にさせた。それから演じる役者を代え何回となく上演されてきた「ヤマトタケル」は、今回「初心に立ち返り、壮大なストーリーを丹念に描き出す」(パンフより)。中村隼人と市川團子のダブルキャストです。

今日のタケルは中村隼人です。兄橘姫・弟橘姫の2役は中村米吉。花道傍だったので豪華な衣裳にじっくり見入ってしまいました。ラストの「天翔る」タケルの宙乗りの時、羽根が落ちてきて、近くの数人が腕を伸ばしていました。動きが激しいのでこれは衣裳のメンテも大変。

3月は市川團子が一人でタケルを演じます。

スーパー歌舞伎「ヤマトタケル」新橋演舞場 3月20日千穐楽(休演日、午前午後のみ公演日ありご注意ください)

昼の部11時、夜の部16:30開演 

お問い合わせはチケットホン松竹0570-000-489(10-17)チケットWEB松竹へ