視点が面白い!初来日の友人による東京&中央区レビュー
こんにちは、Hanes(ハネス)です。
昨年、初来日の友人からお任せで都内を案内してもらいたいと依頼があり、一般公開中だった皇居乾通りを散策後、中央区を案内する機会に恵まれました。
今回は、いくつかの希望に沿ってご案内した半日の中央区観光ルートならびに友人の面白い視点をご紹介したいと思います!
老舗寿司店で特別なひととき
新鮮で美味しいお寿司が食べられる場所と言ったら、やはり築地場外市場ではないでしょうか!
この日は友人の誕生日ということもあり、約135年の歴史を誇るとある老舗寿司店へ。
お昼時でしたが平日だったため、予約なしでもほとんど待つことなく席へ案内していただけました。
店内の1階には日本の伝統工芸品が飾られており、目の前で職人さんがお寿司を握る様子を見ることができます。
訪日外国人としてネガティブな印象を残したくないという友人は、お店の方に「Sumimasen, picture OK?」とたずね、職人さんやショーケースに並べられた新鮮なネタの写真を撮っていました。
英国で回転寿司に行ったことはあるものの、本格的なお寿司は初めてだとか。
老舗店にも関わらず、9貫で良心的な価格のメニューから12貫で豪華なネタのメニューまであり、お祝いごとはもちろんちょっとしたご褒美にもぴったり。
苦手なネタを伝えると変更が可能なので、アレルギーをお持ちの方にも安心。
この日はお店のお客さんの8〜9割が日本人で、築地にいながらにして日本ならではの雰囲気を体験してもらうことができました。
築地場外市場には評判の良い老舗寿司店が何店かあります。
老若男女や国籍を問わず、そこで提供される握りたてのお寿司に思わず舌鼓を打つことでしょう。
神社で伝統行事を体験
昼食にお寿司をいただいた後は、波除稲荷神社へご案内。
ちょうど大祓の茅の輪があり、日本の伝統文化をご紹介する機会に恵まれました。
YouTubeやInstagramで日本の情報を収集していた友人ですが、この茅の輪はネット上でもまだ見たことがなかったらしく、「これは何?」と興味津々。
作法が分からず素通りしてしまう訪日外国人もいる中で、単なる参拝にとどまらず、貴重な経験ができて良かったと嬉しいコメントがありました。
また、鳥居のそばに植えられている立派な御神木の枝垂れ銀杏が、ちょうど見頃を迎えていました。
2025年10月に発売されたPlayStation5のゲーム『Ghost of Yōtei』には銀杏の木が登場するようで、英国にも銀杏はあるものの、ゲーム内で見かけるまで意識したことがなかったという友人。
ゲームの舞台(慶長8年(1603年)の蝦夷地)となっている日本で銀杏が見られて感激したそうです!
銀杏ひとつを取っても、私とは見方、感じ方、考え方が異なり、反応や感想が新鮮で面白かったです。
住宅街で日本人の日常に胸を打つ
訪日外国人のいない場所を訪れ、日本人の日常を見てみたいという要望に応えるべく、築地から徒歩でアクセスしやすい佃・月島エリアを案内しました。
西仲通り散策中に立ち寄ったチェーン店のメロンパン屋さんにて、2種類のメロンパンを購入。
英国人らしく紅茶好きということもあり、ミルクティー味のメロンパンの食感や風味を絶賛していました。
コンビニのたまごサンドや英国で昨年大きな話題を呼んだフルーツサンドは訪日外国人の間で広く知られていますが、日本でサンドイッチ以外のパンを試す初来日の人はあまりいないのではないでしょうか。
メロンパンを食べるのに佃小橋の近くのベンチを利用し、そこからは公園で遊ぶ子どもたち、立ち話をしたり、買い物から帰ってきたりする地元の方々の姿が見えました。
いつか日本に住んでみたいと話す友人にとって、日本人の何気ない日常を垣間見られた住宅街訪問は、予想以上に強い印象として記憶に残ったようです。
また、佃天台子育地蔵尊(佃天台地蔵尊とも)も案内。
人付き合いが少ないと思われがちの東京都心ですが、こうして地元の方々によって大事に守り、受け継がれているものもあると伝えることができて良かったです。
また、観光地として広く知られる神社仏閣と異なり、落ち着いた雰囲気の住吉神社をも訪れました。
境内を散策していると、本殿向かって左奥に煉瓦でできた建物を発見した友人が、「あれ、英国の建物みたいだね」とコメント。
案内板によると、こちらは「旧神輿庫」だそうです。
案内板をよく読んでみると、「形状・・煉瓦二階建(イギリス積み)」、「神社境内にレンガ造りの神輿庫は当時から珍しいものだったかも知れません。平成二十三年の震災で破損致しましたが、貴重な歴史的建築物として、補強工事を行い現在も使用されています」と書いてあるではありませんか。
思いがけない英国との接点に「Ohhhhhhhhhh, sugoiiiiiiii」と再び感激する友人の反応が面白く、自分自身では錆びついた記憶を新たにすることができました。
その後は隅田川テラスを散策し、東京の開放的な空間を楽しんでもらいました。
漫画、アニメ、映画『3月のライオン』に登場する中央大橋は、『3月のライオン』が「観たい映画リスト」に入っている友人に受けが良かったです。
隅田川テラスの清潔さを称賛し、川沿いで憩う地元の人々を見て、「東京なのに落ち着いた雰囲気の場所もあるなんて意外だった」と話していました。
ネット上からは知り得ない東京での日常は、帰国後も鮮明に記憶に残っているようで、空港や主要駅へのアクセスが良くも落ち着いた雰囲気の兜町・八丁堀エリア、佃・月島エリアは特に気に入ったようです。
情報の発信地でこれからのトレンドを先取り
中央区内で伝統や落ち着いた雰囲気にふれた後は、平日でも賑わう銀座4丁目へ。
友人がNissanの工場の近く出身ということで、当時大きな猫がお出迎えしていたNissan Crossingをご案内。
英国ではまだ出回っていない最新モデルの車を間近で見ることができ、たくさん写真を撮っていました。
都心では工場見学の機会は限られていますが、ショールームではそれに近い経験ができるかもしれませんね。
外観のインパクトはもちろん、どうしてこの場所が訪日外国人に人気なのか、なんとなくわかったような気がします。
歴史ある喫茶店でのティータイム
「チェーン店ではないカフェを利用してみたい」、「日本ならではのケーキも食べてみたい」という要望にお応えし、友人を創業1947年の洋菓子店が運営する喫茶店に連れて行きました。
英国と日本での紅茶の味わいの違いに気づきながらも、リラックスしたひとときを過ごすことができました。
ティータイムを終えお会計をしていると、友人が急に思い立ったかのようにお店の方に「今流れている曲って何ですか?」と質問。
お店の方が親切にも曲を調べてくださったところ、英国の愛国歌であるエドワード・エルガー作曲「Land of Hope and Glory(邦題:希望と栄光の国)」と判明しました。
有名な曲なので、耳にしたことがある方も多いのではないかと思います。
私たちが海外で日本語が使われているお店や商品、日本庭園などを見て興味深く思うのと同じように、こうして思いがけないところで「日本における英国」を発見できたことは、友人にとって予想外の驚きだったようです。
おわりに
中央区は面積の小さな区。しかし、小さいからと言ってデメリットがあるわけではありません。
小さいからこそ徒歩で巡れ、まさにまち歩きにぴったりの区と言えます!
他の区では、同じ区内でも電車で観光地から観光地へと移動することもありますが、中央区の場合、見所が連なっています。
そのため、歩いていても苦にならないばかりか、次から次へと興味深いものが目に飛び込んでくるため、訪問者を飽きさせない楽しさに満ちています。
今回は半日でしたが、中央区内に息づく様々な時代の歴史や文化、美味しいグルメをご紹介することができたほか、新たな視点に刮目することもあり、案内する側としても楽しい時間を過ごすことができました。
今年も友人やホストファミリーの家族が来日予定ということで、また中央区をご案内する機会があったらいいなと密かに思っています。
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